先日の三連休最終日に今年の登り初めとなる登山へと出かけてきました。
今回登るのは北八ヶ岳「蓼科山」。
雪山初心者向けと言われる山ですが果たして…?
ようやく私の2019年登山が始まります!
今回の登山ダイジェスト版
今回の登山をダイジェストでお送りするとこんな感じです。
【2019/01/14】蓼科山(長野県)
— ickw (@memo_1kawa) January 14, 2019
北八ヶ岳蓼科山で2019年登り初め。
積雪量は少なめ…とのことですががっつり12本爪アイゼンを使ってきました。
チェーンスパイクで登る方もいましたが下りは無理だと思います。
念願の八ヶ岳ブルーを拝めて大満足な登山でした。#蓼科山 #登山 #八ヶ岳 pic.twitter.com/cKrKID399d
大勝利!
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今回の行程
2019/1/14(月)※祝日
天気:快晴
登山人数:1人
すずらん峠園地駐車場
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蓼科山登山口
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蓼科山南西(※ここから12本爪アイゼン装着)
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幸徳平
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蓼科山頂ヒュッテ
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蓼科山山頂
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蓼科神社
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蓼科山南西少し下(※ここで12本爪アイゼン取外)
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(蓼科山登山口駐車場まで折り返し)
※今シーズンは積雪量が少ないとは言われていますが雪山登山に変わりありません。
十分な雪山装備と無理のない計画の上お出かけください。
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登山口に向かう時点で勝利を確信する
自宅のあるさわやか県を朝4時に出発、一路車を北に走らせます。
途中から中央道を使用しましたが逆に到着が早過ぎてしまいそうだったので韮崎にて途中下車。
ここからちんたらと一般道で目的地の「蓼科山登山口」を目指します。
道中、星が凄くきれいに見えたので今日はいい天気になるかも…!と期待していました。
思えば私が冬に登った山々はほとんど真っ白け…。
次こそは青く澄み渡った空を拝みながら山に登りたい!といつも思っていました。
そんな思いが通じたのでしょうか…
段々と明るくなる空には雲一つありません。
遠くには富士山の姿もくっきり。
そしてえぐいぐらいのグラデーションにびっくり。
しかし晴れ渡るこの天気…今日の登山は勝利の予感がプンプンします。
目的地に近づくにつれ、本日の目標である蓼科山の姿もだんだんと大きくなってきました。
山頂には…雲一つない!
絶景への期待と未だ慣れぬ雪山登山への不安を胸に感じながらも目的地へと向かいます。
すずらん峠園地駐車場
7時半ごろに登山口最寄りの「すずらん峠園地駐車場」に到着しました。
そんなに混んでいないだろうと思っていたのですが、第一駐車場は既に満車の状態。
ということでお向かいにある第二駐車場に車を停めました。
私が到着した時点では第二駐車場は誰も停まってませんでしたが、
おトイレを済ませた後に戻るといつの間にか3台に増えてました。
もう少し遅かったら停められなかったかも…。
最終的に登る前に私が確認したときには第一駐車場に約20台・第二駐車場に9台停まっていました。
停め方によってはもう少し停められなくもなさそうですが参考までに。
いずれにしろ土日祝日等は早めに到着していたほうがよさそうです。
ちなみに駐車場にはバイオトイレが設置されています。
水道もありますが飲料は不可&冬季は使用できませんのでご注意ください。
また自動販売機などもないので事前のご準備をお忘れなく。
登山届ポストもここに設置されています。
そんなバイオトイレのドアには私が大好きなアルクマちゃんがトイレ使用時はアイゼン外すようにと注意喚起してました。
みんな!アルクマのいうことは絶対だからな!ちゃんと守れよ!
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蓼科山登山口から登山開始
装備を整えて登山口へと向かいます。
駐車場から登山口までは非常に近く歩いて1分程度。
蓼科山登山口のバス停が目印です。
私が今回登る蓼科山に登るのは2度目。
昨年の夏に南北縦走したときに登った以来約半年ぶりです。
あ、縦走の模様も書いてますのでよかったらご覧くださいませ。
一番下にリンク張っときますね。
ちなみにこの日の登山口の気温は-6度。
しかしながら全く寒くありませんでした。
何故かといいますと…お正月に食べ過ぎて太ったからです。
だからお腹周りの蓄えが豊富なので寒さを感じないんだよ!
…なんてのは冗談でこの日は山頂でもほとんど風がなかったため、標高の低く樹林帯の中の登山口付近も無風の状態。
また段々と日が当たってきたこともあり寒さはほとんど感じませんでした。
結局山頂付近まではインナー2枚+フリースにて登ることが出来ました。
(とはいえたまに風が吹いたため山頂ではハードシェルを着用しました。)
ちなみに太ったのは残念ながら冗談ではありません…
半年前は夏場でしたが今回は雪のある冬。
果たして無事に山頂までたどり着けるのでしょうか…?
期待と不安を胸にいざ出発です。
行ってきます!
雪が…少ない!?
登山口からしばらくはクマザサ生い茂る道を進んでいきます。
朝日が暖かくそして眩しい。
ちなみに蓼科山登山口から蓼科山山頂まではほぼ一本道。
トレースもしっかりしていてほとんど迷うことはないかと思います。
登る前はたくさん積もっているんだろうなと思ったのですが…
あらら、あまり雪がありません。
やはり地球はおかしくなってきてるのでしょうか。
私、心配です。
なんて言っていたら段々と雪が増えてきました。
とはいえこれでも例年よりもだいぶ少ないのだそうです。
未だ雪山練習中の私ですらノーアイゼン・ノーストックで進むことが出来るのですから、
その少なさがお分かりになるかと思います。
そして段々と傾斜がきつくなってきました。
この蓼科山登山口から蓼科山までのルートの高低差は約900m。
しかしながらその距離は3㎞しかなくなかなかの急登となっています。
正直雪山初心者にうってつけ!なんていわれてるけどそれは失礼だと思う。
まぁこれは風の影響やら登山者数やらルートのわかりやすさなどからそう言われているらしいんですけどね。
ともあれ、正月太りした私にはなかなかきつかったです。
正直ですね、私。
久しぶりの登山にちょっとやられ気味な心でしたが振り返ってみるとすぐに回復。
うはー!ちょっぴり絶景が見えてるではありませんか。
やはりこんないい天気の山頂から見える景色を見てみたいぞ…再び先へと進み始めます。
この日は祝日ということもあってか登山者の数はなかなか多く安心して登れました。
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蓼科山南西
「蓼科山南西」という看板のある場所までやってきました。
この辺りは少しだけ平坦になっていて程よい休憩スペースとなっています。
ということで休憩しつつここでアイゼンを装着します。
今回も12本爪の「「GRIVEL Airtech Cramp-O-Matic SP」」を使用しました。
登りに関しては12本でなくともいいかなと思える積雪量でしたが、下りはかなり急なので12本爪は必須かと思います。
実際、チェーンスパイクで登頂されている方の姿もちらほら見かけました。
中にはなんと4本爪で登られている方もいて、ちゃんと12本持ってきてる…よね?
と少し不安になってしまいました。
こういうときって声かけようか悩みますよね、私は結局声をかけられないのですが…。
積雪量少ないとはいえきちんとした装備の上お出かけください。
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変わった形の岩の向こうにちらっと八ヶ岳の山々の姿が見えます。
この日は本当に登山日和。
きっと他の山々も登山者の姿で賑わっていたんでしょうね。
アイゼンも装着完了。
先へと進みます。
幸徳平
蓼科山南西を出てしばらくは樹林帯の中を少し下ります。
冬の樹林帯はとてもきれい。
特に人が足を踏み入れていないぬめーっとした感じの雪が私はお気に入りです。
そんな樹林帯を進んでいるとあっという間に「幸徳平」に到着です。
この辺りも平らですが先ほどの蓼科山南西のほうが広いので休憩するならそちらのほうがよさそうです。
私的にはこの辺りまでにアイゼンをつけることをおススメします。
何故なら…
ここからいよいよ最後の登りが始まるのですよ。
途中でつけるのは大変なので平らなこの辺りまでに履いておいたほうがよいかと思います。
この辺りはまだ大したことありませんが…
進むにつれ段々と傾斜がきつくなってきました。
さあ頑張りましょう。
この付近、夏場に下りを経験しましたがとにかく歩きずらかった印象があります。
というのも急斜面かつ岩がごつごつしていてなかなか足場もとりずらく、そのうえ岩一つ一つがそこそこデカい…
そんなこんなで正直あんまりいい印象はありませんでした。
しかし冬のこの時期岩は雪で隠れてしまっているため段差も少なく、夏場よりもだいぶ楽に登ることが出来ました。
まぁ代わりにアイゼンつけてるのでスイスイではありませんでしたが…。
早くも下山される方とすれ違いました。
お気をつけて!
止まっては歩きを繰り返しながら進んでいくと木々がなくなり岩の姿が見えてきました。
これはもしや…
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山頂直下からは岩ゾーン
やりました!ついに「山頂へ」の文字の登場です。
ここからは岩場ゾーン。
慣れぬ12本爪アイゼン装備ということもあるので気を抜かずに進みます。
少し上がったところでふと振り返ると…なんということでしょう。
そこには赤岳をはじめとする八ヶ岳連峰の山々や遠くには甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山などなど…
周辺の山々を一度に見渡すことが出来る絶景が広がっていました。
積雪量が多いとき一番気をつけなければならないのがここから山頂までのトラバースゾーンだそうです。
しかしながらこの日はご覧の状態、そこまで危険な感じはありませんでした。
空が本当に青くて、これが噂の八ヶ岳ブルーか…と何度も足を止めてしまいました。
山頂はすぐそこなのになかなか到着しません。
念願の八ヶ岳ブルーは本当に青かった pic.twitter.com/Pn3K03b5Rm
— ickw (@memo_1kawa) January 14, 2019
挙句の果てにはわけわからん事まで呟く始末。
八ヶ岳ブルーは本当に青かったってどういうことだろう…?
まあそうなんだけどさ…
とまぁこんな具合で発言がおかしくなるくらいきれいな空でした。
思い返すと恥ずかしいので先へと進みましょう。
蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山山頂付近にある山小屋が「蓼科山頂ヒュッテ」です。
現在は営業しておらず、2019年は4月29日から営業開始だそうです。
思えば夏に来た時もやってなかったな…。
なかなかタイミングが合いませんがいつかはお邪魔してみたいです。
ピアノがあるって本当なのかな?
いいかげん山頂へと向かいます。
山頂はもうすぐそこ。
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蓼科山山頂到着
そして「蓼科山山頂」に到着。
登頂しました!やったー!
私が一人自撮りをしようと四苦八苦していたのを見かねてか、イケメンのお兄さんが写真を撮ってくださりました。
お兄さんありがとう。
聞くところによるとお正月にも蓼科山に登られたそうでその時は今日よりも雪が多かったそうです。
とはいえそれでも例年よりだいぶ少ないですね…とおっしゃってました。
なるほど…やはり今回は難易度がかなり低めということですね。
私のような雪山初心者マークでも登れて当然だったのかもしれません…。
蓼科神社奥社で初詣しよう
蓼科山に登られたことがあるかたであればお分かりになられるかと思いますが、
ここの真ん中には「蓼科神社」の奥社が鎮座しています。
蓼科神社の里宮はここより北の北佐久郡立科町にあるそうです。
実は私、今年はまだ初詣に出かけていなかったのでこちらにお参りしていくことにしました。
山頂碑から少し進めばすぐに到着します。
立派な鳥居の奥にお社が鎮座しています。
手前にはお賽銭箱が用意されているのですが周りは雪があります。
あれ?埋まってるのかと思いきや…
なんかうまい具合に入れれるようにになってました。
ということで2019年の初詣のお参り。
今年も無事に登山が出来て写真もうまく撮れるようになって仕事はまぁそれなりに進んで宝くじが当たって長野に住めま…
100円のお賽銭でずいぶんお願いしてきちゃいました。
私がお参りを終えるとすぐに他の方がお参りされていました。
なかなか人気です。
方位盤
その後、西側にある「方位盤」へと行ってみました。
こちらからは北アルプスが一望できるため大人気でした。
お天気がよかったので槍ヶ岳もばっちり拝めました。
望遠を持っていかなかったので写真には残せませんでしたが…
八ヶ岳ブルーを満喫
一通り周り終えたら少し休憩することにしました。
この日は本当に風がなかったので山頂で休むことが出来ました。
今回は山専ボトルに紅茶を入れてきたのですが…まぁ美味しかった!
あまりのおいしさにがぶがぶ飲んでしまい帰りの後半はトイレに行きたくて仕方なかったのは内緒です。
とはいえそれもこの景色を見ながら飲んでいたからかもしれませんね。
手前は昨年末に登ってきた「北横岳」、奥には八ヶ岳連峰の山々が聳え立ちます。
そして上を向くと真っ青な空が一面に広がっていました。
雲一つない青空とはまさにこのこと。
iPhoneで撮ったら青を通り越して若干黒くなってました。
とにかくきれいな青空に大満足です。
下山も同じルート
なんだかんだでかなり山頂に長居してしまいました。
名残惜しいですがこの辺りで下山することに。
帰りも同じルートにて下山します。
独立峰ならではの高所感を味わいながら下山していきます。
山頂からしばらくの下りはなかなか急です。
12本爪アイゼンがないとかなり危険ですので着用をおススメします。
結局、下りでアイゼンを外したのは「蓼科山南西」より更に先へと進んだあたりでした。
蓼科山南西の少し下あたりは雪ではなく凍っている箇所が多く、今回この辺りが一番危なかったように感じました。
ちなみに私は少し外すのが早かったみたいで途中で足元を滑らせてしまいました…幸い転びませんでしたが危ない危ない。
下りは思い切ってクマザサエリアまで着用していてもいいかもしれません。
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念願の八ヶ岳ブルーに感動
ということで今回は蓼科山に登ってきました。
憧れの八ヶ岳ブルーを拝むことが出来たのが何よりうれしかったです。
本当にきれいな青空でした。
行程に関してはやはりまだ体力不足感が否めないですね。
登りで少しばててしまったのには大いに反省しなければと思います。
あと翌日、夏場と違って太ももの上の表側が少し痛くなりました。
歩き方が悪いのでしょうか?
この辺りも調べる必要がありそうです。
今回は無事に登れましたがは積雪量が少なく難易度が低めということも忘れてはいけません。
じゃあ積雪量多いときに登れたのか?と言われると…なんとも答えられる自信はありません。
やはりまだまだ練習と経験が必要だなと実感しました。
次も八ヶ岳にて雪山登山練習をするつもりです。
安全第一で冬を楽しみましょう!
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