風景を撮影する時に使う機会の多い機材といえば「レリーズ」。
今回は私がとても気に入っているNIKON純正レリーズ「MC-30A」という製品をご紹介します。
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私のお気に入り撮影アイテム
先日、ようやく撮り初めを迎えた私です。
久しぶりに写真に集中できたのでとても楽しかったです。
まあ成果はあれですが…。
やはり私は三脚を立ててダラダラと写真を撮るのが好きですね。
あ、ちなみに角型フィルターは無事に注文しました。
高かったけど以前からとても欲しかったものだけに、早く来ないかと久しぶりにとてもワクワクしています。
そんな先日の撮影時に思い出したのですが、実は私がとっても気に入っている撮影機材があるんです。
紹介しようと思いながらいつの間にか年も越してしまってました。
ということで今回はそんなお気に入りのアイテム、Nikon純正レリーズ「MC-30A」をご紹介します。
レリーズとは?
とその前にレリーズについて簡単に説明しておきますね。
レリーズの正式名称「リモートレリーズ」。
多くの場合で単に「レリーズ」って呼ぶことが多いみたいです。
この記事でも以下レリーズと呼ぶことにしますね。
そんなレリーズの使い方はとても単純で、「カメラと接続し操作するとシャッターを切る」ことができます。
要はカメラのシャッターボタンを拡張し、カメラに触らずともシャッターを切り撮影することが可能になる…これがレリーズという製品です。
実はレリーズにはいくつかの種類があります。
一番一般的なのがコードで接続するタイプ、この他にリモコンのように操作するリモート式なんてのもありますが、いろんな種類がありますがどれも機能的にはこのシャッターを切るということで変わりはありません。
ではこのレリーズ、一体どのような用途で使うのでしょうか?
レリーズが効果を発揮する撮影方法
長時間露光
「長時間露光」とはカメラのシャッターを1秒以上開けた状態で撮影する方法です。
夜などの暗いところでの撮影時などに利用するのが一般的ですが、それ以外にも動く物体に動きを与える表現をするときなどにも使用されます。
(1秒以上ってカメラでシャッタースピード変えればいいじゃん)
と思われるかたもいらっしゃるかと思いますが、Nikonのカメラの場合カメラ側で設定できる最長のシャッタースピードは30秒までとなっています。
多分他社もそうかな?
そのため、30秒以上の長時間露光を行う場合にはバルブモードを選択するのですが、このバルブモードというのはシャッターボタンを押している間だけシャッターを開くというもの。
つまり自分が設定したい時間が1分だったら1分間シャッターボタンを押し続けなければなりません。
これって…大変じゃないですか?
そんなときにレリーズを使えば簡単。
カメラに触らずともレリーズのボタンを押し続ければいいので体制や環境に縛られることが少なくなります。
また、寒い時期にはのでウェアのポケットに手を突っ込みながらレリーズを握っていれば手を出さずともシャッターを切ることが出来ます。
さらに大体のレリーズではホールド機能も用意されているので、これを使えば一度押してしまえばその状態を保持してくれるので押しっぱなしにする必要もなくなります。
ブレ防止
写真を撮るうちに注意しなくてはならないのがが撮影時の「ブレ」。
うまく撮れたかも!と思いわくわくしながら家に帰りPCでその写真を見たときにブレていた…こんな経験ありませんか?
私の場合、昔は撮影後にプレビューで確認なんてことを全くしなかったので家でブレブレに気が付くなんてことがよくありました。
今はその場で拡大して確認するのでそんなことも少なくなりました。
そんな「ブレ」ですが、一概にブレと言ってもその種類は多々あります。
その中でもレリーズを使って予防できるがシャッター操作時のブレ。
三脚を立ててカメラをセットしいざ撮影…するときにカメラのシャッターボタンを押しますよね?
実はそのシャッターボタンを押す力によってブレることがあるんです。
レリーズを使用すればより簡単にこのブレを防止することが可能です。
風景写真の場合や望遠レンズの望遠端での撮影などなど、ブレに対してシビアになる撮影の時にはその力を十分に発揮してくれます。
カメラ設置高さに関係なく好きな体勢でシャッターを切れる
例えば地面に咲く花を同じ高さで撮りたい!って思った場合、皆さんならどうしますか?
同じ高さになるように寝っ転がる…のはなかなか勇気いりますよね。
大体の方の場合、三脚などを使ってカメラを出来るだけローアングルに固定して撮影されるんじゃないかなと思います。
そんな時、縦構図を狙ってカメラを縦に構えていたらどうでしょう?
シャッターボタン押しずらくないですか?
こんな風に「カメラをどんな状態で設置していてもレリーズさえ繋いで手に持っておけば長さの足りる範囲で自由な体勢にて撮影する」ことが出来るんです。
夢中になってかがんで写真撮ってたら体も痛くなっちゃいますからなるべく楽な体勢を維持したいものです。
また撮影者がカメラに映りたい場合にもレリーズを使用すれば任意のタイミングでシャッターを切ることが可能です。
セルフタイマーだとシャッターの切れる時間に合わせて準備したりしなければならないため意図したようにうまく撮影できないことが多いですが、
レリーズは押した瞬間にシャッター操作を行うことが可能になるため、こういったことを防ぐことが可能となります。
今回紹介した使用方法以外にもレリーズを使用すると便利なことがたくさんあります。
指定枚数に到達するまで一定間隔でシャッターを切り続けてくれる多機能なものも発売されていたりととにかく撮影の幅が広がる機材なので、
まだ持っていないという方にはぜひとも導入を検討いただきたい撮影機材の一つです。
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Nikon純正レリーズ「MC-30A」を使おう
レリーズに関しての説明がだいぶ長くなってしまいましたが話を戻して…
そんな中でも私がおすすめしたいレリーズがニコン純正のリモートレリーズ「MC-30A」という製品です。
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
実はこれ以前に社外品の多機能タイプを使用していたのですが、甲斐駒ヶ岳でレリーズを忘れるという失態を犯し、登山専用のレリーズを買おうと思い立ち選んだものがこの「MC-30A」だったのです。
そんなこんなで手に入れたこのレリーズですがこれが大変使いやすくて気に入ってしまい、いつの間にかメインの座へと昇格しておりました。
安価な社外品もある中、このレリーズを使ってみたら…なるほど、やはり考えて作られているなと実感する部分も多かったです。
そのあたりを含めて使い勝手などを紹介します。
森の中の小川で長時間露光撮影してみた
ということでやってきたのは山梨県某所にあるこちら。
森の中を流れる小川へとやってきました。
今回はこちらで長時間露光撮影に挑戦します。
構図を決めて三脚をセットし取り出したのは、今回の主役であるNikon純正レリーズ「MC-30A」。
持った感じもかなりコンパクトです。
取り付けも簡単
早速カメラに取り付けます。
今回のレリーズはNIKON純正の10ピン端子にてカメラと接続します。
私の使用しているD850の場合、カメラ側の接続端子はレンズ側を正面としたとき右手のシンクロターミナル下に配置されています。
大体の場合、ゴムカバーで保護されているかと思います。
※非対応機種もありますのでお手持ちのカメラをご確認ください。
脱着操作しやすいように作られている
NIKON純正の良いところはこのコネクタを回すところが大き目で回しやすいところ。
丸いギザギザの金具が見えるかと思いますがこの先の部分はねじ溝が刻まれています。
対するコネクタ側もねじ溝が刻まれているため、差し込んだ後にこれを回してカメラと固定します。
社外品との違いはこのギザギザ金具の大きさとギザギザ間のピッチ。
純正は社外品と比べて金具が大きく、ピッチがやや広く作られています。
そのためとても回しやすく脱着が簡単です。
どのくらい脱着が簡単かというと登山手袋をはめた状態でも取り外しが出来ました。
すごく楽です。
社外品はこの部分についてあまり考えられていないようで、撮影終了後に外そうと思ってもなかなか外れない…!
なんてことが今まで何度かありました。
使い方は簡単
接続も完了、早速使ってみましょう。
と言っても使い方はとっても簡単です。
上の部分が押しボタン式のスイッチとなっているのでこれを押すとシャッターが切れます。
ただそれだけです。
ちなみに所々Rが付いていて手にフィットするような形状となっています。
なかなか持ちやすいです。
背面にはスライド式のスイッチがあります。
これをスライドさせるとボタンを押した状態を維持する「Lock」機能が使えるようになります。
バルブモードを使用して任意の秒数シャッターを開けて撮影したい場合など、押しっぱなしはちょっと面倒な時にこれを利用すると押した状態を保持してくれるので、
シャッターボタンを押し続ける必要がなくなります。
ちなみにLock状態にて撮影中、反対方向にスライドさせるとLockが解除されてシャッターボタンが戻り撮影終了となります。
そのほか、社外品と比較すると「ケーブルが非常に柔らかい」です。
社外品はかなり固く、くるくる丸めて収納する時など微妙に手間がかかりますが、このMC-30Aはケーブルが柔らかいため収納時も楽です。
ボタンはこの二つだけ、しかも押したときにシャッターを切る・スライドさせればシャッター開けっ放しでスライドさせればシャッター閉じる、というだけというシンプルさ。
でもあまり凝ったことをしないのであれば逆にこのくらいシンプルなほうが使いやすいですよね。
私がレリーズを使用したい時のほとんどは長時間露光、しかも時間は時計で計っているので多機能レリーズを使用していても結局はシャッターボタンばかりしか使っていませんでした。
また多機能タイプは大きさがそこそこ大きいので山などに持っていくときにちょっと邪魔になるんですよね。
あのサイズはちょっと微妙です。
シンプルかつコンパクトなレリーズが欲しい!という私のような人であればこのNIKON純正「MC-30A」はきっと気に入ってもらえるんじゃないかなと思います。
ということでこのレリーズとNDフィルターなどがあればこんな感じの写真を撮ることが出来ます。
すいません、作例としては微妙ですよね…。
なんとなくでも伝われば幸いです。
お粗末様でございました。
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シンプルかつ使いやすいレリーズなら純正がおススメ
ということで今回はNIKON「MC-30A」というレリーズをご紹介しました。
お値段はちょっと高いのですがシンプルでとっても使いやすい製品です。
あまり凝ったことをやらない方や、2つ目の予備用レリーズなどに持っておくといいかもしれません。
上にも書きましたが所々使いやすくなってますのでさすが純正…やるなと、
と実感出来るんじゃないかなと思います。
また非常にコンパクトなので登山される方にもいいかなと思います。
多機能タイプは大きくて微妙に収納しずらいしケーブルも硬いので、お悩みの方は一度この「MC-30A」を触っていただければと思います。
難点は社外品の価格を見てしまうと値段がちょっと高いように感じてしまうところ。
この辺りは…お財布と相談していただければと思います。
でもハマる人にはハマる製品だと思うので、ハマれば満足度は高いはずですよ。
私のお気にいりのNIKON純正レリーズ「MC-30A」のご紹介でした。
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
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ickw