昨年にご紹介した、リアレンズ挿入式フィルター「HAIDA リアレンズNDフィルターキット」。
前回の物はSIGMA 14-24㎜ F2.8 DG DN Artの専用品だったのですが、
その製品のSony FE 14㎜ F1.8GM用もあるよ!とのことでご提供いただいたしまいました。
国内ではあまりつけてる方もいないようなのでこれチャンスとばかりに記事にしてみます。
商品提供 : HAIDA PHOTO SUPPLIES CO., LTD.
- ブログまだやめへんで!
- HAIDAさんから色々とご提供いただきました
- HAIDA リアレンズNDフィルターキット(HD4762)を見てみよう
- 使い方は今までと変わらず
- とりあえず使ってみました
- 超広角レンズで気軽に安くフィルターを楽しめる製品
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ブログまだやめへんで!
お久しぶりです、カメラネタです。
いや~久々のブログ更新ですね。
時間が経つのが本当に早い。
もう年末とか信じられませんね、本当に。
前々回のカメラ携行記事がまだですが先に別ネタをお送りします。
いやね、なかなか記事用の写真を撮れなくて公開できないんですよ…すいません。
お待ちになられてる方がいるかはわかりませんが今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
HAIDAさんから色々とご提供いただきました
話変わって本題です。
昨年の夏ごろにHAIDAというメーカーのリア挿入式のNDフィルターについてご紹介させていただきました。
www.for-toru.com
www.for-toru.com
当時はまだ超広角域のレンズとして「SIGMA14-24㎜ F2.8 DG DN Art」を使用していたのですが、
このレンズ最近では珍しくリア(センサー側)にフィルターを取り付けることが可能となっています。
従来出目金形状の場合には角形フィルタ―を携行しなければならなかったわけなのですが、
リアに取り付けが可能とあれば大きなフィルターを持ち運ばなくてもいいし、
さらには動画撮影時にも活用できる!ということで購入してみました。
その時のことについては上の記事をご覧ください。
…で、あれから約一年が経過。
その後Sonyから「FE 14㎜ F1.8GM」という超軽量かつ明るい単焦点が発売となりました。
当初はSIGMAの方がズームだし、やはりこちらの方が使い勝手いいだろう…と、
スルーしていましたがいざ発売されるとその写りやら軽さやらがとても羨ましくなってしまいました。
何よりよくよく考えたらズーム使っていてもほとんどの写真は広角端である14㎜で撮影しています。
これなら単焦点でもよいのでは?軽くなるし。
ということで発売から少し遅れた9月頃にSIMGAをドナドナして私も純正を手に入れました。
以前所有していたHAIDAのリアフィルターはSIGMAのレンズに合わせた形でした。
一応純正にもそれっぽい形になっているのですが完全に一致するほどでもない為、
結局HAIDAのフィルターは継続して使うことが出来ません。
そのためレンズと同時期にこれを手放し今に至る、わけだったのですが…
色々あってこの度本国のHAIDAさまよりいろいろなものをご提供いただくことになりました。
その際に「FE14㎜ F1.8GM」でもリアフィルター使ったりすることって出来ないんすか?
と聞いてみたところなんと専用品が発売されているとのこと。
ホントに?(失礼)と思い調べてみるとなんとまぁ本当に発売されていました。
しかもよくよく見るとこれ純正のマウント内にあるパーツを交換するというなかなかギークな仕様、
これは機械いじり好きな男心をくすぐる製品だぞ、ということでこちらもご提供をいただきました。
今回はこの製品について簡単にご紹介していきたいと思います。
なお、今回の製品は日本でも購入可能です。
HAIDAの国内代理店であるハクバさんで売られてますのでよろしければそちらもご覧ください。
※本製品をご利用の際にはレンズの一部品を取り外す必要があります。
当ブログは本製品の取り付けにおいて発生したいかなる損傷や故障にも責任を負いません。
自己責任にてご使用いただきますようお願いいたします。
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HAIDA リアレンズNDフィルターキット(HD4762)を見てみよう
内容物を確認しよう
ということで製品見ていきます。
最近はこういうレビューもYoutubeでばかりやってるので文章でのご紹介はなんか新鮮すね。
そんな当ブログのYoutubeチャンネルもどうぞよろしくお願い致します。
どさくさに紛れて宣伝しちゃってすんません。
話戻ってこちらが今回ご紹介する、
HAIDA「リアレンズNDフィルターキット(ND0.9/1.2/1.8/3.0)SONY FE 14mm F1.8 GM 専用」。
ハクバさんだとFE 12-24㎜ F2.8 GMと共用品と書いてあるのですが、
本国の方は現在はそれぞれ別になっている的なことをおっしゃってた気がします。
(英語なのでちゃんと理解できていないだけかも)
気になる方はご購入前にお問合せいただいた方がいいかもしれません。
中はこんな感じ。
以前のSIGMA用の物と大体一緒に見えますがよく見ると内容物が少し多いです。
まずはフィルターから。
フィルタ―は計四枚が入ってます。
濃度はそれぞれ(ND0.9/1.2/1.8/3.0)となってます。
これはSIGMA用と一緒ですね。
そしてなにやら見慣れぬ工具とパーツ…。
見慣れぬ工具とかなんか不思議な雰囲気醸し出そうとしちゃいましたがただの+ドライバーですね。
ドライバーはただのドライバーなので割愛、
問題なのがこちらの部品です。
先に簡単に取り付け方お話しちゃうと、
先ほどのドライバーで純正レンズについているパーツを取り外し、
このパーツを代わりに取り付けることによりフィルターを取り付け出来るようにするというのが本キットです。
レンズに加工…する形になるといえばなるのかと思いますので、
もしかしたら何かしらサービス時に不都合が生じる場合もあります。
それ含めて自己責任にてお願いいたします。
(取り付けてしまっても元に戻すことは可能です。)
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取り付けてみよう
ということで取り付けてみます。
今回私のFE14㎜ F1.8GMが人柱となりますので皆様見ていてください。
まずはレンズをひっくり返します。
交換するパーツがあるのはマウント側です。
カバーを開ければ準備完了です。
早速交換していきます。
まずは純正のマウントパーツを取り外します。
赤丸ついている場所、計三か所の側面に+ネジがあります。
この部分のネジを付属するドライバーにて取り外します。
一か所…
二か所…
三か所という感じです。
実はこの三か所以外にも側面を留めているネジが何本かあります。
場合によっては間違えてしまうと大変なことになるかもしれません。
さほど難しい作業ではありませんが注意したほうがよさそうです。
あとネジが小さいのでご注意ください。
HAIDAの製品についてくるネジとは色が違うので、
ネジも変えないと交換したかがすぐに分かっちゃいます。
ネジを外したら内側の黒い部分をゆっくりと引き出します。
こんな感じで取れてしまいました。
で、そこにキットに付属する黒いこのパーツを入れてあげます。
取り付ける前の樹脂パーツには黒いネジが取り付けられていますので先に外しましょう。
接点部分に合うように切りかけがあるのでこの部分を目印に入れると入れやすいです。
あとは再び先ほど外した三か所のネジを締めてあげます。
あまり力任せに締めてしまうとナメてしまうかもしれませんのでご注意を。
…で、完成です。
作業自体はとても簡単、5分もあれば出来るのではないかなと思います。
なお交換した純正品はケースに入れて保管しておくことをおススメします。
失くすといざという時に大変かもしれません。
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使い方は今までと変わらず
あとは使いたいフィルターを入れてあげればOKです。
接点を下にしたときに上側にレバーがあるかと思いますが、
これはフィルターを取り付けた時にロックするレバー。
フィルタ―を挿入する際にはこれを左手に移動させます。
あとは形に合わせてフィルターを入れてあげます。
フィルターが入ったら必ずレバーを右に移動させます。
これやらないとレンズ取り付けた時に外れて最悪センサに傷がつくかと思います。
ご注意を。
ここまでさも偉そうに手順語ってきましたが、
実際にはすべて付属の取り扱い説明書に書いてあります。
英語や中国語のほか日本語も記載あるため当ブログ見ずとも交換可能です。
購入された際にはまずこちらをご覧ください。
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とりあえず使ってみました
取り付けてすぐに室内で試しに写真撮ってみました。
濃度は以前使った時に確認したので今回は簡単に。
ND0.9を使ってテストします。
フィルターなし
まずはフィルターなしの状態。
絞り優先モードにてシャッタースピードが1秒ちょうどとなるように設定してみました。
ゴミが乗ってますが気になさらないでください。
撮影した写真がこちら。
Lightroom Classic CCに取り込んで書き出しましたが編集などは一切行ってません。
ND0.9を取り付けて撮影した写真
そしてお次にND0.9を取り付けてみます。
設定は上記と全く同じです。
この場合のシャッタースピードは8秒となりました。
ND0.9は1/8(ND8)の減光効果があるため、
この結果から見るととりあえずは公称通りの減光性能があるかなと思います。
ただしn数が少ないのでより枚数撮影して確認したほうが良いですね。
私の場合は以前のSIGMAの際にある程度確認しましたので、
私はこの結果を信じて使用していきたいと思います。
撮影した写真がこちら。
HAIDAのフィルターはやや暖色寄りに色被りする傾向にあるようです。
これは以前使った時にも思いましたし、
その次に使わせていただいたマグネット式のNDフィルターでもそうでした。
そこまでがっつりというわけではありませんが、
Lightroomで多少調整したほうがいいのかなと私は思います。
参考までに、
上の写真に色被り補正を適用した写真がこちら。
初期値から-4ほど寒色に振ってます。
やはりちょっとだけ振ってあげるといい感じかなと思います。
超広角レンズで気軽に安くフィルターを楽しめる製品
速足ですが、
Sony FE 14㎜ F1.8GM用「HAIDA リアレンズNDフィルターキット(HD4762)」をご紹介しました。
取り付けややや色被りするなど少し気になる部分もありますが、
とはいえそれでもこのコンパクトさや携行性は魅力です。
何よりもお値段も非常にお安い。
通常であれば角形フィルタ―を導入しなければならないわけですが、
となるとホルダーに使いたいフィルターやケースなどなどを購入する必要があります。
今回のように4枚のフィルターをそろえるとなると…
おそらくこの製品の三倍くらいの予算が必要になるかと思います。
超広角でフィルターワーク試してみたいという方にはいい製品なのかなと思います。
また動画撮影される方にもよさそうです、
角形つけてカメラ振り回すのは辛いですからね…。
反面、重ね付けできなかったりハーフやリバースなどの特殊なフィルターが使えないので、
本格的な撮影となるとやはり角形フィルタ―が必要となります。
角型の完全な代わりにはなりかねますのでそこのところ理解しておくことが必要です。
とはいえ撮影によってはメリットも多い製品かと思います。
私も今後あれこれと使ってみたいと思います。
※本製品をご利用の際にはレンズの一部品を取り外す必要があります。
当ブログは本製品の取り付けにおいて発生したいかなる損傷や故障にも責任を負いません。
自己責任にてご使用いただきますようお願いいたします。
www.for-toru.com
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