iphone13ProのeSIMに副回線としてPOVOを入れてみました。
主回線のDocomoと合わせれば…これ登山に強いiPhoneの完成なのでは?
このPOVOが副回線としてなかなか良さげだったので記事にしてみます。
- iPhone13Proを購入して一ヶ月が経ちました
- iPhoneのデュアルSIMを活用しよう
- 副回線としてPOVOを入れるの巻
- 三キャリアの山域電波カバー状況について
- POVOのシステム&料金面
- POVOの契約について
- 使ってみました
- 登山やるiPhoneXS以降のユーザーならとりあえず副回線POVOしとくといいかも
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iPhone13Proを購入して一ヶ月が経ちました
iPhoneネタです。
前回のカメラネタは…?大丈夫だ、今書いてる。
先にこちら書きたくなったので公開順が前後しました、ご了承ください。
前回、登山に携行している機材について記事を書いた時に少しだけ触れていたのですが、
実は私もiPhone13Proを購入しました。
それまで使用していたiPhoneXのバッテリー持ちが悪くなり、
モバイルバッテリーなしでは生きられない体になってしまったのが主な原因です。
最近では登山時にYAMAPアプリを使ったり、
何よりもいざというときのライフラインとなる端末となるとこれは流石に厳しい。
そんな折、丁度新型iPhoneの発売となり購入に至りました。
iPhoneのデュアルSIMを活用しよう
そんなiPhoneですが、
私が知らない間にデュアルSIMに対応するようになっていました。
デュアルSIMとは文字通りSIMカードを2枚指すことができる構造のこと。
この文字だけ見るとてっきり物理的なSIMカード2枚を刺せるようにも見えますが、
日本国内販売モデルの場合には一枚は物理、
もう一枚はeSIMと呼ばれる電子式のものの計2枚での対応となっています。
海外の一部地域モデルでは物理SIM2枚刺しができるらしいのですが、
まぁ私としてはどちらでもよいかなという感じです。
そんなデュアルSIM、
せっかく使えるのであらばこれ活用してみたいやんなぁということで、
今回副回線としてauのMVMOことPOVOを入れてみました。
おそらく多数の方はお得な楽天モバイル入れているかと思いますが、
どうせ入れるなら金額よりも実用性、
今回は私がPOVOを選んだ理由と契約や設定について簡単にご紹介します。
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副回線としてPOVOを入れるの巻
POVOについて
ということでPOVO入れることにしました。
が…その前にPOVOについて。
POVOはauにより提供されている格安通信サービスの名称です。
2021年の春に話題となった携帯電話料金下げなさい運動にて誕生、
DocomoのahamoやソフトバンクのLinmoとほぼ一緒の頃にサービスを開始しました。
他社同様、店舗を構えず契約から手続き、
サポートまでは全てオンラインにて対応し低価格料金を実現しています。
そんなPOVOですが2021年に早くもPOVO2.0へと進化しました。
従来は定量定額制だったプランを基本料金0円+容量やサービスを選択するトッピングと呼ばれる方式となり、
より自分にあった携帯電話プランを作ることができるようになっています。
なぜPOVOにしたの?
上に書いた通り、現在大手3キャリアからはもちろんのこと、
それ以外の様々な会社が格安な通信事業を展開しています。
ではなぜ今回POVOを選んだかというとその理由は二つ、
「au回線だから」と「基本料金0円」そして「使いたいときに使いたい分だけ払える」というところでした。
au回線が欲しかったわけ
先に現在私が使っている主回線について簡単にお話ししておくと、
私は今IIJMIOのDocomo回線を「ギガプラン」というプランにて運用しています。
これは月々約2000円で20GBまで高速通信が可能というプラン、
当初は時折が大幅に低下する通信速度にに不満感じていたためahamoに乗り換えようと思っていたのですが、
Ahamoがサービス開始してからなぜかその頻度が大幅に少なくなったことからそのまま惰性でダラダラ使いづつけています。
正直普段の生活の中であればDocomoであろうがauであろうがどっちでもいいかなと思いますが、
問題なのが登山に出かけた時です。
登山されている方であればお分かりかと思いますが、
山に入って電波通ずる回線網となるとDocomoかauに限られる場合がほとんどです。
残るソフトバンクというのはどうも山岳域に弱い。
以前はソフトバンクを使用していたのですが、
登山に持ち出すようになってから電波拾えないことが多いと感じ、
結局今のDocomo回線使えるIIJMIOに移行したという経緯があります。
ただしたまにソフトバンクしか入らないという場合もあったりしますがなかなかレアな気がします。
登山中の通信可否が気になる理由はもちろん緊急時を考えてのこと。
山に出かける以上、いつ何時にトラブルや事故に遭うかわかりません。
自力での移動困難となった場合には携帯電話に縋ることになるでしょう。
緊急時以外にも例えば幕営地などについた時には身内や家族な連絡したかったりもします。
登山が危険伴うアクティビティだということは理解しているかと思いますので、
なるべくは連絡してあげたいとなぁと私は考えています。
まぁ、果たして相手が心配しているかは分かりませんが…。
ということで普段のDocomo回線に加えてau回線を使えるようになれば山で強そうだし、
またeSIMも活用できる!ということで今回のPOVO導入となったわけです。
三キャリアの山域電波カバー状況について
折角なので三キャリアの山域電波カバー状況がわかるリンク先を貼っときます。
余談ですが携帯電話とアンテナについてはこの記事がわかりやすかったです。
POVOのシステム&料金面
そんなわけでau回線を追加することにしたわけですが、
数ある中でも一番副回線として使いやすそうだったのがPOVOでした。
POVOの料金体系はとてもシンプル。
基本となるプランに自分の好きなトッピングと呼ばれるサービスを追加していきます。
基本料金について
まずは基本料金。
これ実は一種類しかありません。
それがこちら。
月額基本料 0円
月間データ容量 0GB
国内通話料 30秒あたり20円 (22円)
国内SMS利用料 送信: 1通あたり3円 (3.3円) [70文字まで]
受信 無料
基本料金は0円です。
お金払わずに電話番号を取得でき、さらにデータ容量0GBとは書いてありますが一応通信もできます。
しかしその場合の通信速度はは最高128kbpsと超低速、
0円のまま運用するというのはあまり現実的ではなさそうです。
とはいえ、0円でau回線にて電話番号を持てるというところは大きなメリット。
普段使わなくとも契約と設定さえしておけばいざというときにau回線で通話することが可能となるわけです。
特に登山時のいざというときとはすなわち命に係わる状況なわけで、
そんな時には一つでも多くの連絡手段があればそれだけ助かる可能性も高くなります。
これだけでもPOVO契約しておいて損はないんじゃないかなと思います。
お得やん!よっしゃさっそく契約や!0円で番号ゲットするで!
と思われた方、ちょいとお待ちを。
このPOVOを契約するにあたり気を付けなければならない点をお話しておきます。
一番に注意しなければならない点が「強制解約」です。
これ書き方ややこしいとこもあるので一番わかりやすいところから引用すると…
KDDIによれば、povoアカウントで最後に購入したトッピングの有効期限の翌日から180日間は、回線の利用を継続できる。その期間中にトッピングの購入がない場合は回線が順次停止されるが、期間内の通話料やSMSの利用料が660円(税込)を超えている場合は、停止の対象にならない。
(引用元:ケータイWatch)
つまり0円で携帯電話番号を持ったとしても、
半年間つかなければその電話番号は強制的に解約となってしまうんですね。
これは要注意です。
と使えるつもりでいたのに使えなくなっていたという状況に陥ることにもなりかねません。
契約される際には以内に660円以上使うということを頭に入れておきましょう。
トッピング
基本料金0円のPOVOはトッピングと呼ばれる各種プランを追加して使用していきます。
このトッピング、様々なデータ通信容量プランのほか、
通話し放題やオンデマンド配信なんてのも用意されています。
例えるならココイチみたいな感じでしょうか。
プレーンなカレーが基本料金でカツカレー食べたければカツをトッピング、
アサリカレーがいいならアサリトッピング…みたいな?
まぁココイチの場合、プレーンなカレーもお金払わないといけませんが…。
トッピングのメインとなるデータ通信を見てみると、
データ追加1GB 390円 (7日間)
データ追加3GB 990円 (30日間)
データ追加20GB 2700円(30日間)
データ追加60GB 6490円 (90日間)
データ追加150GB 1万2980円 (180日間)
データ使い放題 330円 (24時間)
という感じ。
正直他社と比較してもそこまで安くはないかなという印象です。
気を付けなければならないのがそれぞれには有効期間が設定されているところ。
最安のプランである1GBの場合には7日間の有効期限、
つまり1週間以内は1GBの範囲内で高速通信できるけどそれ超えたらたとえ容量使い切ってなくても無効となります。
ヘビーユーザーならまだしもあまり使わない方となるとこれは少々辛いすね。
30日間有効となる3GB付近からが一番利用頻度高そうです。
あと有効期限が一か月単位ではなく30日単位なのも注意したいところです。
毎月コンスタントに追加しているとだんだん更新日がずれていくことになります。
これはちょい不便ですよね。
外出先で通信をたくさんする人に朗報なのが「データ使い放題」。
なんとこれ330円払えば24時間以内はデータ使い放題となるトッピングです。
他社含め従来の使い放題プランというのは月額単位での利用のものがほとんとでした。
たまにデータ量気にせず使いたい人にはとてもよさげです。
かくいう私もこれを見つけてPOVOに決めた一人、
出張行ったときにWiFIが遅いホテルだったときとかにはよさそうだなと思ってます。
またYoutubeやってる人で外でYoutube Liveをやるときなどもよさそうですね。
私はやるつもりありませんが。
(※ただしあまりにも通信量多い場合には制限される可能性もあるそうです、注意)
データ通信以外にもトッピングは用意されています。
通話関係のトッピングはこの二つ。
5分以内通話かけ放題 月額550円
通話かけ放題 月額1650円
これは文字通りですね、
一か月間相手関係なしに5分以内の通話に関してかけ放題となるものと、
一か月間相手関係なしにかけ放題となるものが用意されています。
データ通信不要で通話端末だけほしい!という場合にはこのどちらかのプランをトッピングすればそれだけで完成です。
このほかにもコンテンツ系のトッピングがいくつかありましたがこちらは割愛します。
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POVOの契約について
そんなわけで基本料金0円でau回線を持てるPOVOを契約してみました。
契約はとても簡単でスマホアプリから手続きするだけで開通まで進めることができました。
詳細は他サイト様のほうがより詳しく乗ってるかと思いますのでここでは割愛します。
契約までの画面をスクショしたので大まかな流れの参考としてみてください。
なお本人確認書類と支払用のクレジットカードが必要となりますのでご用意お忘れなく。
印鑑は不要です。
eSIMの場合には物理的なSIMカードが不要となるため手続きが完了次第設定へと進むことができます。
それ以外の方は送付されてくるのを待ちましょう。
ただしeSIMの方も注意点が。
当日の21時以降は翌日の処理となるらしいのですぐに開通させたい方は要注意です。
また私は20時頃に済ませたのですがそれでも当日の開通はできず結局開通したのは翌日10時ごろでした。
急いでいる方は余裕持ったほうがよさそうです。
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使ってみました
最後に使ってみての感想です。
約一週間ほど田舎(私の住まい)や街中や登山にて使ってみました。
電波について
電波についてですがこれはどこで使用してもさほど不満ありませんでした。
田舎や街中であれば大体入りますしまた場所によっては5Gが入ることもありました。
とはいえ速度はそこまで早くなったのかは体感できませんでしたが、
それでも普段見慣れぬ5Gが表示されたときは少しうれしかったです。
登山工程についてですが今回は北アルプス燕岳に上りました。
中房温泉から燕山荘までの間でちょいちょい携帯取り出し電波確認しましたが、
おおよそほとんどの場面で電波つかんでたかなという印象です。
ただし小屋の中や時間帯によっては圏外表示となったりまた本数少なかったりしたことがありました。
この辺りはまぁ山ですから仕方ないですね。
通常であればこういう状況だと通信あきらめなければなりませんが、
今の私のiPhoneは二回線仕様、そんな時はDocomo回線に切り替えちゃえばOKです。
今回のルートではどちらも同時に圏外になるということはありませんでした。
どちらかというとDocomo回線のほうが安定して電波拾えていた印象もありますがこれは場所によりますよね。
ちなみに主回線・副回線の選択は設定欄から行えます。
またどちらか選択している状態で別方に電話がかかってきたとしても問題なく着信します。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応なので大丈夫です。
いずれにしろこうやって一端末で二回線を使えることはやはり登山時には便利だし安心だなと感じました。
半面、連絡可能範囲広がるので連絡とりたくないときには不便かもしれません。
そんな時は機内モードか電源切るしかないすね…。
操作について
POVOアプリの操作感について。
こちらも特に問題ないかと思います。
2.0サービス開始時には日本語がおかしかったり処理が進まない…
なんてのをTwitterで見ていたので少し不安だったのですが、
今現在は特に問題なさそうです。
気になるトッピングの追加もとても簡単です。
事前にクレジットカード情報を入力していることもあるため、
アプリ開いて自身が追加したいトッピングを選べばそれだけで購入完了となります。
あとは画面をスワイプすれば残量増えてる!という感じです。
使用者と支払人が同じ場合にはいいんですがお子さんとかに持たせるときは注意したほうがよさそうですね。
(※POVOは20才未満の契約不可です。)
なお追加したトッピングは即時使用可能。
使いたいときにすぐ使える、お金さえはらってくれればね…という潔さ、私は嫌いではありません。
データ通信し放題についてはまだ試せていません。
近々また出張があるのでその時にでも試してみようかなと考えています。
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登山やるiPhoneXS以降のユーザーならとりあえず副回線POVOしとくといいかも
ということで今回はiPhone13Proの副回線としてPOVOを入れましたという話でした。
やはり登山時に山に強い二回線を切り替えられるのはとても便利で安心です。
手続きや180日以内に660円以上の利用などの制限はありますが、
年間1360円で登山時のライフライン確保できるとなるとこれは全然ありなんじゃないかなと思います。
ちなみに私のように一台で二回線持てるのはiPhoneの場合にはXS以降の端末からとなります。
またキャリア購入の場合などにはSIMロックされてる場合などあるかと思いますので、
ご契約前にご確認いただくことをお勧めします。
今後も継続してPOVOして様子みたいと思います。
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