
良い感じです
(提供:Leofoto Japan)
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Leofoto AZ-204Cを使わせていただいてます

カメラネタ。
CPでの登壇にあたり、数ヶ月前からLeofoto AZ-204Cという三脚を使わせていただいておりました。
これは登壇に合わせて是非この製品を紹介してほしい!っていう先方からの要望があって使っているというわけではなく、現在のラインナップから登山用の三脚を選ぶとしたら何が良いか?という基準で私が選ばせていただきました。
実際この三脚を登山に持ち出してみているのですがなかなかに良い感じです。
ということで今回はこのAZ-204Cについて簡単にご紹介していきます。
Leofoto AZ-204Cについて
概要

まずはざっくり概要。
Leofotoというブランドに関してはもう散々当ブログで書いてますのでここでは省略。
ひとまず、良いも悪いも、昨今のカーボン三脚の普及についてLeofotoが市場に与えた影響が大きいことに間違いはないのかなと思います。昔はカーボンかつこだわった三脚なんてのは平気で10万円超えてましたからね。
そんなLeofotoから販売されているのがAZ-204C。
Leofotoの三脚にはシリーズ名称(レンジャーとかMr.Yとか)がつけられてるんだけど、今回のモデルは「アジュール」という名前がついてます。どういう意味なのか調べてみたところ、どうもフランス語で色を表す言葉っぽい。明るく鮮やかな青色という意味を持つらしく、もしかしたらLeofotoのロゴに入る青色を指しているのかも?勝手な想像ですが。
アジュール(以下AZ)の特徴をざっくり簡単に書くと、
・足部に楕円状のカーボンパイプ採用
・レバーロック式
・Y字型センターポール内蔵
こんな感じです。
これについてはまた後で見ていきます。
スペック

スペックを表にまとめてみました。
製品Webページでは雲台込重量の記載がなかったため、こちらを実測の上で追記してます。
| 製品名 | Leofoto AZ-204C |
|---|---|
| 素材 | カーボン |
| 段数 | 4段 |
| 重量(脚のみ) | 960g |
| 重量(雲台LH-25装着時) | 1162g |
| 耐荷重量 | 7kg |
| 全伸長 | 1330mm |
| 伸長 | 1085mm |
| 最低高 | 89mm |
| 収納高 | 405mm |
| 脚最大径 | 35mm |
| ベース径 | 40mm |
| JANコード | 4573620030208 |
| 希望小売価格(税込) | 59,400円 |
本三脚を選んだ理由について

先に本三脚を登山用として選んだ理由について簡単に書いときます。
実は今まで私が登山用にお勧めしていた三脚は別の三脚でした。
それは同じLeofotoの「LS-254C」というもの。Leofotoの一番ベーシックなLSシリーズのモデルです。
最大径25mmで4段式、小さくもなくかといってデカくもなくという大きさでありながら、重量約930gと軽め。登山時に携行しやすくとても気に入って使っていました。ザック横に刺して携行しても収納した高さがそこまで高くないので30-40Lとも合わせやすく、またザック以上に出っ張らないので岩場や危険箇所に行くときにもぶつける心配なくて安心です。
実際のところ今でもこの三脚は私的にお勧めです。では何故今回はこの三脚を紹介してないんだ?答えは簡単で、販売が終わってしまったのです。
どうもLeofoto的には今後LYや他の製品を拡販していきたいようでLSはだんだんと販売を終えていくようです。まぁ確かにある程度普及したわけで次に進まなければならないと考えるとそりゃそうかという感じもありますよね。
とまぁそんな具合で推してもその三脚が買えないという状況、私のところにも時折登山に携行するならどの三脚が良いですか?という問い合わせもあることから、これは今買える中からよさげなものを見つけないと私も困るぞ、ということで現ラインナップから選んだ結果、見つけたのがこの「AZ-204C」だったというわけなのです。
ちなみにLY-254Cもおススメです。ナットロック式が良いって方はLY-254Cが良いかもしれません。
じゃあなんでAZを選んだんだ?答えは単純で、せっかくの機会だから使ったことないものを使いたかったのです。とはいえそれ以外の部分、以下にあげる特徴についても登山で検証してみたかったというのも理由にあります。
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AZ-204Cのよいところと使用感
ここからはAZ-204Cの特徴と実際の使用感について書いていきます。
①楕円形カーボンパイプは小さくたためて良い感じ

まずは足の部分。
足の部分に採用されているカーボンポールの形状が今までのものとだいぶ異なります。というか、他社でも近年は丸以外のカーボンパイプを見るようになってきました、それのLeofoto版です。
過去のLeofoto製品の多くは丸型が採用されていましたが、本製品は楕円形が採用されています。昔流行った「たれぱんだ」の顔見たいな形です。この形状を採用することで、収納時の脚同士の隙間を小さく抑えることが可能となりました。
従来の丸型の脚の場合は、円形の脚が3本並ぶ構造になるため、どうしても脚と脚の間に隙間が生まれてしまいますが、一方でこの形状では脚同士がより密着するように収納できるため、無駄なスペースが少なく、全体としてコンパクトにまとまります。


登山でこれが生きるのはやはりザックへの収納の時かなと思います。
登山時に三脚を携行する際、ザック横のポッケに足をぶっ込んでベルトで止める、というのが一般的なのかなと勝手ながらに考えております。そんな時、今までの三脚の場合には収納してもその径が大きいために足の全てを入れ込むというのはなかなか難しく、大抵1本は外に出てしまっていました。

これが歩いているときに草木に当たったり、また伸縮部のロックが不十分な際には振動で知らんうちににゅーんと伸びてしまったりと、意外と少々気になる存在だったのですが、AZであらば足全部を入れることができるのでこういったお悩みも解消できるかなと思います。長距離移動の際など、こういった地味な煩わしさが結構効いてくるわけです。
ということで本製品であれば、写真のように40L程度でも足全部を丸っと入れることが可能、携行時も安心です。ただし多少レバーが邪魔に思う方もいるかもしれませんが、個人的にはそこまでではないかなという感じ、ザックによるかもしれませんが。
②レバーロックは使いやすいね

お次はそんなレバーについて。
レバーロック式、薄々勘づいていた通りで、使い易さはナットロックよりもこちらかなと思いました。
そもそもナットロックばかり使っていたのは、欲しいと思う三脚のほとんどがナットロックだったからなわけです。それ以前に購入したManfrottoの三脚は両方レバー式でした。とはいえレバー式は重たい(手持ちのものは)し、出っ張ってる部分がある故、これ登山となるとなかなかに携行もしづらそうという勝手なイメージもありました。
で、実際使ってみてどうだったかというと?別にそんなこともないですね。
上に書いた通り、携行時も思いの外そこまで気にならず、使用時にはむしろ使い易さを感じる場面もありました。これは上に書いた楕円形上のカーボンパイプ採用により収納時の径が細くなったことによる恩恵なのであります。これがもし従来形状の足であればより外に広がるわけなので、おそらくもっと不便さを感じていたのかなと思います。
一番いいなと思ったのは設営撤収時の伸縮時、やはりこういったときにはネジネジせずにレバー開くだけで伸ばせるのは便利です。またレバー式であれば全ての段を一度にロック解除する、なんてこともやろうと思えば可能です。まぁ手の大きさに左右されたり、なかなか力を入れることになるのであまり多用するようなことではなさそうですが、でも本当にすぐに設営したいなんてときに有利なのはレバー式なのかなと思います。
なにより手袋等していても操作性に影響しない点も良いところです。
薄手の手袋もまぁそうですが、オーバーなどしているときにもレバーの方が操作はしやすいかなと思います。ただしレバー式、ロック部分に隙間があり、開閉に合わせてこの部分が広がったり狭まったりします。こういう箇所、やはり手袋してるとちょっと挟みやすいかもしれませんので注意も必要です。慣れで解決できるかもしれませんが、急いでる時などはやらかすことがあるかもしれません。

また、レバー部の重量がそこそこあるので、ロック解除した状態で手を離すと、足が自重で自然と伸びていくのも地味に便利です。
伸ばす時はロック解除ののち、レバーを下に向ければにゅーんと自重で伸びていきます。反対に縮めたいときには、ロック解除ののちレバーを上(三脚自体を天に掲げるなど)すればにゅーんと足が収納されていきます。
近年、足の部分の伸縮をより楽にする三脚が多々出てきてます。これらは確かに便利なんですが、その部分ばかりを追っていくと足に特殊な機構を採用しなければならなくなります。特に最近は油圧式のものも出てきておりますが、流石にあれを登山に携行というのはいささかヤンチャが過ぎる気がします。そのほかにも様々な機構がありますが、やはりどうしても重くなるわけです。便利なのはいいんですが重たいとなるとやはり登山での使用は少々気が引けます。
本製品のレバーの重さで伸びるというのはおそらく思わぬ副産物的なものではありますが、近年のトレンドとなりつつある楽々伸縮っぽいことができちゃう点、個人的にはいいなと思ったポイントの一つでもあります。このくらいでちょうど良いです。
③センターポールはあればあったでいい

センターポール内蔵しています、Y字型です。
このY字センターポールはLeofotoだとLYシリーズが初採用だったかなと思います。従来のLSの場合にはセンターポールは非搭載、別体型が付属しており、使いたい場合にはそれを使ってねっていう形でした。
ただしこの場合、当たり前なのですが別体の長さ以下では調整することができなかったり、そもそも携行時に余計な荷物が増えるなど、あるのはいいけど使い勝手は…という感じでした。

それを解決したのがY字型センターポール。本形状であらば、収納時の隙間にうまく格納することが可能です。丸型の足を採用していてもうまいこと入れ込むことができます、よいアイディアですね。
ただしやはり全体的に細いために安定感という面に関しては少々不安残ります。そもそもセンターポールを使うのはやはりブレ揺れという面を考えるとあまり多用しない方がよい、とは個人的に考えています。
我々が三脚を使う理由の一つはこのブレ揺れを抑えたいという目的があるわけなので、せっかく三脚持ってったのにセンターポール使ってブレたなんていったら意味がないわけです。
とはいえ、あとちょい高さが欲しいなぁなんてときにセンターポールは助かる存在。個人的には少しだけ高さ方向に微調したいときに使うけど長秒やタイムラプスのときには使わないという運用方法で落ち着いてます。とはいえいざという時にあったら安心、心強いかなと思います。
ちなみにこのセンターポール、途中で分離することも可能です。センターポールがあると、ローアングル撮影の際に邪魔になるのですが、こういった場合にも途中で分離させることでいちいち全て取り外すことなくすぐにそれに対応することが可能です。一体ではないとなるとやや剛性が気になりますが、使った感じは問題なさそう。それ以上に利便性はだいぶ向上しているように思いました。
④細かな部分も考えられてます

そのほかにも石突部分はゴム足を外すとその中にスパイクが内蔵されています。
従来のLSシリーズなどではスパイクこそ付いてきていたものの別体になっており、必要に応じて交換しなければなりませんでした。AZであればそんな心配不要、ゴム足外すだけでOKです。忘れる心配もないし、気軽に切り替えられるこの構造はよいなと思います。
また足の開閉についても、従来の物は三段(23度/55度/85度)だったものが本製品では四段(23度/42度/62度/82度)となっています。
細かく設定できることで、設置場所にもより柔軟に対応できるようになりました。
気になる点

ここまで良いことばかり言ってますが気になる点もあります。
一番気になるのはやはり「高さ」です。
センターポールを伸ばさず足だけ全て伸ばした時の長さである伸長は1085mm、この部分、個人的には少し低いかなと感じてしまいました。冒頭にておススメだけど販売終了しちゃったというLS-254Cだと1205mm、その差は約200mmとこれ意外と結構差があるんですよね。
恐らくLeofoto的には「センターポールも付けたからより小っちゃくして携行性良くするぞ」的な感じで短くされたのかもしれません。センターポール内蔵してるわけだからまぁそりゃ確かにそういう考えも理解できるような、足伸ばしたら重量も重たくなるしね。
とはいえこれはセンターポールに対する考え方によって判断変わるところです。私的にはやはりセンターポール=補完的存在と考えてる身からするとやはり足だけで何とかしたい、そう考えるとやはりもう少し足の方が長かったらなと思ってしまいます。
そんなわけで、以前CPの感想を書いた時の話に戻るのですが、足が長いロングタイプが出たらいいなぁと言ってたのはこれが理由です。
無論、パイプ径無視して足をやみくもに伸ばしてしまうと、それはそれでブレ揺れの影響が出やすいわけですが、とはいえそれでもセンターポールよりはマシかと考えています。個人的には足が長くなったモデルがあれば嬉しい限りです。
以前書いた通りで多分本当に製品として出てくるみたいなので、またもし出た時には触らせていただければと考えています。
あとレバー式の場合、時折レバー部の効き具合などを確認する必要があるのかなと思います。
ナットロックとは違い、少々メカニカルな機構となってます。使用していくにつれ、緩みなどもでてくると思うのでそこの部分はナットロックよりもやや繊細なのかなと感じます。とはいえ別段難しいことするわけでもなく、毎度ながらに付属する工具を使えば問題なく出来るレベルです。杞憂かもしれませんが念のため。
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登山に持ち出しやすいレバー式三脚登場

簡単ではありますが、Leofoto AZ-204Cをご紹介させていただきました。
従来、登山に携行する際の三脚の殆どはナットロック式だったかなと思います。
これはやはり重量面もありますが、レバーの出っ張りなどが出し入れ等で邪魔になるなんてことも理由にあるのかなと思います。というか私はやはり従来のレバー式だったらこの部分を気にして選ばなかったと思います。
実際、以前LeofotoからLSRというレバー式のレンジャーシリーズが発売された際、(これは登山に持っていけないな)と思ったことがありました。その理由はやはりそのロック部分の形状がごっつくて出し入れ含む携行が不便そうと感じたからです。
ロック部分がプラでできているような、いわゆる安価なものはさておき、ある程度しっかりしたものはやはりこのロック部分の作りもしっかりしているわけです。しかし登山だとそれが裏目に出てしまいます。
反面、手袋している際の操作であったり、いちいちくるくる回さずにすぱっとロック出来る手軽さは魅力ではありました。まぁ要はレバー式が使えるものなら使いたいけど、それで携行不便になるくらいなら我慢してナットロックくるくる回すわ、言うほど不便ではないし、まぁそんな感じです。
本製品はそんなレバー式のお悩みを解決した新しい製品なのかなと今回使ってみて思いました。
収納時の全体径、実際に触ると大分細いのがお分かりになるかと思います。これはぜひ一度ご体感いただきたいなと思います。ヨドバシとかにも置かれてるかと思いますので機会あらば是非。
個人的にはこの三脚含め、レバー式にはまだまだ進化の余地があるように感じています。レバー形状や大きさ、位置等々、そもそも前面にレバーがある必要もないわけですし、またそれ以前にレバーでなくてもいいのかもしれません。こういったことを考え出すとなかなか面白いですね。考えるのは自由ですから。
ともあれ、とにかく軽くて操作しやすくそこそこの高さを備えた三脚が欲しいなって方にはこのAZ-204Cはおススメに思います。



