星撮ろうぜ!
- 星がよく見える場所の条件とは!?
- 「地上からの光が少ない」
- 「空気がきれい」
- 「標高が高い」
- 自分の身近で見つけてみよう!
- 私のおすすめ撮影スポット!
- 場所が決まったら月の満ち欠けを調べよう!
- 撮影場所の天気を詳しく調べよう!
- 次回いよいよ「撮影時」編!
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複数回に分けてお送りする予定?のこの記事。
第3回目の今回は星撮りに適した場所や撮影日選定の注意点など書いていきます。
なお、撮影方法に関しては普段私が撮影しているやり方をそこまま記載しております故、
多少おかしなところもあるかもしれませんがご了承ください。
とはいえとりあえず撮れてはいるので同じようにやっていただければ撮れるかと…
それじゃあ…みんな!星撮ってみようぜ!
【前回までの記事はこちら】
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星がよく見える場所の条件とは!?
前回までに星撮時の装備やカメラ操作について簡単に書いてみました。
さて、今回は撮影する場所や条件などについて考えてみたいと思います。
皆さんの住んでいるところでは星、見えますか?
私は静岡県というサイレントでヒルなところに住んでいる為、
天気さえよければそこそこの数の星を見ることが出来ます。
進学の為に東京に出たときはほんとに星が見えなくてびっくりしました。
(おらさ田舎じゃ星さ見えてあたりめぇだったのになぁ…)
なんて思ったり思わなかったり。
それはさておき、そもそも星を見るのに最適な条件って何なんでしょう?
皆さんご存知ですか?
ということでまずは星を見るのに適した場所について考えてみましょう。
今回も相変わらずざっくりとした知識をもとに書いておりますので、
詳細等はお調べいただけるとより深く知ることが出来るかと思います。
星が良く見える場所の条件を書き出してみると以下の3点が上がります。
・地上からの光が少ない
・空気がきれい
・標高が高い
ここからはそれぞれ順を追って細かく見ていきましょう!
「地上からの光が少ない」
地方や田舎などに出かけた際に夜空を見上げて星が綺麗だった!なんて記憶ありませんか?
その時、周りはどんなだったでしょうか?
もしかして、民家や建物の数が少なく人工的な灯りもあまりなかったのではないでしょうか?
星の明かりというのは実はとっても弱いものでして、
あまり地上の光が強かったりすると見えにくくなってしまうんです。
都市部で星が見えないのは、街が出す光が強くて星の光をかき消してしまってるからなんですね。
ちなみに東京の光ってかなり強くて、八ヶ岳から東京方面を撮影するとその光に影響されることもあるくらい。
ということで、まずは人工的な光から出来るだけ離れた場所を見つけてみましょう。
「空気がきれい」
「光」の次は空気です。
空気のきれいなところほど、星は見えやすくなります。
我々の肉眼では空気というのは目に見えませんが、実はその中にはチリやホコリなんてものも含まれているのです。
やはり人工的なものが多い都市部だとこの類のものは多く、それにより空気の透明度が低下してしまいます。
するとこの空気がフィルターのようになってしまい、星の光がさえぎられてしまうのです。
また、湿度が低い日、季節というのも重要な項目の一つです。
あまり湿度が高いと、空気中の水蒸気が星の光を遮ってしまい星が見えにくくなってしまいます。
かなり簡単に説明してしまいましたが、
より詳しく知りたい方は「Seeing(シーイング)」という天文用語をお調べください。
「湿度が低く」「空気のきれい」な場所というのがポイントです。
「標高が高い」
そして最後は「標高が高い」ところ。
これは上の空気がきれいにも関わってくることでして、
単純に標高が高くなればなるほど空気中の不純物が少なくなって空気がきれいになるからです。
山の上の空気がおいしいねー!っていうのは気分ではなくてこういう理由があるから感じているのかもしれません。
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自分の身近で見つけてみよう!
ということでここらでまとめてみると…
・人工的な光少ないところ
・空気がきれいで乾燥しているところ
・標高が高いところ
まずは身近でこの条件に当てはまるところを探してみましょう。
ただし…この条件すべて当てはまる場所を見つけるのって正直都内住みの方は厳しいですよね…。
そんな方々にこんなまとめサイト見つけてきましたのでよかったら参考にしてみてください。
私のおすすめ撮影スポット!
折角なので私おススメの撮影スポットをご紹介してみますね。
私のおススメ撮影スポットはずばり「朝霧高原エリア」です。
そう、最近話題の某キャンプ△アニメに登場するあの地です。
我が家や職場からも比較的近いこともあって、以前からこの辺りによく出没してました。
そんなエリアが舞台&Amazonビデオでも配信されているということもあって私もちょこちょこ見てるんですよね。
原付で高ボッチ高原まで行っちゃうなんて凄いですよねー!
あとあれですね、笑'sのB6君、私も欲しいなぁと思ってたですよ、キャンプやらないけど!
でもこの機会に始めちゃおうかな~登山用品で行けちゃうし~なんて思ったりしちゃったりして!
あれ?なんの話でしたっけ?ゆるくキャンプ…?じゃなかった、撮影スポットでしたね!
そんなわけで私的には朝霧高原エリアがおススメです。
この辺りは標高も約1000mあり、また人口建造物が少ないため夜も暗いです。
あれ?朝霧高原といえば?とお思いの方、
そうです。富士山も丸見えです。
もう見飽きちゃうくらいがっつり富士山を見ることが出来ますよ!
またこの辺りには道の駅「朝霧高原」や少し離れたところにコンビニもあるため、トイレや休憩などもしやすくなっています。
周辺には白糸の滝や焼きそばでおなじみの富士宮市、
さらには我ら静岡県民が誇る最強のハンバーグレストラン「さわやか」などもあるので、
星空撮影した後、日が登ってから観光するなんてのもよいのではないでしょうか?
あ、決して星がうまく撮れなかったときの保険をご用意したわけではありませんよ?
とはいえ、いきなりの遠征は何かと大変ですので、
まずは身近なところで星が見えやすそうなところを探して練習してみましょう。
場所が決まったら月の満ち欠けを調べよう!
さて、場所について説明しましたが、次に確認したいのが撮影日の「月の満ち欠け」です。
星がよく見える条件の中にもありましたが、光がない状態ほど星は見やすくなります。
人工的な光だけでなくそう、「月明り」も星の光に影響を与えるのです。
登山やる人や私のように田舎住まいの方はお分かりかと思いますが、満月の時ってかなーり明るいですよね。
人の目でもその明るさを感じられるほどとなると、やはり写真にもかなり影響が出てきます。
ということで、星を撮るなら「新月」の時期が一番おススメです。
これ以外にも場所によっては季節と時間で月が隠れることがあります。
とにかく月明りが少ないときが撮影に適していると覚えておきましょう。
そんな月の満ち欠けを簡単に調べられるアプリがあるんです。
その名も「Diana」!
日付を選択後、場所をGPSで取得するか任意で選択すればOK!
上の情報から月の満ち欠けを表示してくれるようになります。
表示は見やすいグラフィック表示となっています。
これなら知りたい時にすぐに調べることが出来るので便利ですね!
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撮影場所の天気を詳しく調べよう!
場所も決めて月経も調べました、さあ!あとは出かけるだけ!
ってちょっと待って!
行先の天気は調べましたか?
天気予報で調べるのもいいですが、一般的な天気予報では撮影に関する情報を知ることが出来ません。
折角なのでより詳しく調べてみることにしましょう!
星を撮りに出かける際の天気調べで一番気を付けなければならないもの…それは雲です!
天気予報では晴れだったのに実際に出かけてみたら雲がかかっていた…なんて嫌ですよね。
それを防ぐために出先の雲の状態を事前に確認しておきましょう。
雲の確認は「GPV気象予報」というサイトを使用します。
weather-gpv.info
このサイトはスーパーコンピュータを使用して39時間後までの雨雲の様子を予想してくれるというなんともハイテクなサイトです。
使い方はとても簡単でして、まずは見たい「地域」を選択します。
その後、「雨量・雲量」「気温・湿度」「気圧・風速」の三種類の中から見たい項目を選択します。
星撮りに関しては一番最初の雨量・雲量が一番参考になりますのでこちらがおススメです。
左側に地図が表示されたら左右ボタンで時間を移動させてあげると…それにつれて雲も動いていきます。
このように雲の流れの予想図を参考にお出かけ先の雲量を調べてみましょう。
ちなみにあくまでも予測なので、時間が近づくにつれより正確になっていきます。
出かけようとする半日前からこまめにチェックして、家を出る寸前にも確認したほうがいいかもしれません。
昼間見たときは大丈夫だったのに出かける前に見たら真っ白だった!なんてこともありますので注意が必要です。
また、昨年このGPV気象予報の進化版「SCW気象予報」なるものも登場しました。
こちらはスマホ表示に対応しているので外出先などで重宝しそうです。
また、有料会員となるとより詳しく様々な情報を得ることが出来るんだそう。
とはいえ無料会員でも十分その恩恵を授かることが出来ます。
基本的な使い方はほとんど同じなので一度試してみることをおススメします。
とはいえ、雲があればあったで形次第ではなかなかダイナミックな雰囲気になったりするので、
それはそれでいいような…。
いづれにしても星をメインとするならばきちんとお天気を確認してから出かけましょう!
また、実は撮影する時間にもあれこれあるのですが、
安全を考えて今回はひとまず置いておきます。
これでようやく撮影場所と撮影日を決めることが出来ましたね!
さあ!あとはお天気を見計らって撮影に出かけるだけです!
みんな!準備はいいか!?
次回いよいよ「撮影時」編!
ということで今回は星を撮るにあたっての事前準備についてお届けしました。
次回はいよいよ撮影編をお送りする予定でしたが…
結局天候や仕事の都合でなかなか撮影に出かけることができませんでした。
ということで今までの内容含めてまとめてみましたのでよろしければこちらをご覧ください。
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- 作者: 田中 達也
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