毎年10月初旬に紅葉の見ごろを迎える北アルプスの場所といえば…そう、涸沢カールですね。
おととし、昨年と続けて訪れている私。
今年はいいかなと思ったりもしたのですが不思議なことに時期が近付くにつれどんどん行きたさが増していく…。
ということで令和初の秋の涸沢カールへと出かけてきましたのでご紹介します。
- 今年も秋の涸沢カールへ出かけてきました!
- 【Day1】
- 涸沢ヒュッテ
- 【Day2】
- 相変わらず秋の涸沢カールはきれいでした、ただし…
- 動画もよかったら見てみてくださいね!
- 過去の涸沢カール登山記事はこちら
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今年も秋の涸沢カールへ出かけてきました!
毎年10月初旬になると紅葉が見ごろを迎える場所といえば北アルプス「涸沢カール」。
紅葉はもちろんのこと、差し込む朝日でカールがオレンジ色に輝く「モルゲンロート」という現象を見ることが出来ることもあり全国各地からたくさんの登山者が訪れます。
思い返せば昨年・一昨年と連続でこの時期の涸沢カールに出かけている私。
当初はさすがに今年はいいかな…なんて思っていたのですが、
10月が近づくにつれだんだんと行きたい欲が高まってしまい、結局有給使って出かけることにしました。
なお今年も昨年同様、お連れ様もご一緒です。
そのため全体的にペースは抑えめで進みました。
そして途中の横尾ではあのYoutubeでおなじみのお方とまさかの再会…
とまぁ今回の登山のあれこれは動画にもしてみましたのでよろしければこちらも見てくださるとうれしいです。
ちなみに動画ばかり撮っていたおかげで写真が撮れず結果枚数が少なくなってしまいました…。
そのため今回の記事中の写真は動画からの切り出しが多くなってます。
バランス考えないと…。
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【Day1】
始まりはさわんどターミナル
夜中に中央道を疾走してやってきたのは「さわんど第三駐車場」。
駐車代金は0時から発生するため0時1分に入場しました。
なお駐車代金は一日当たり600円です。
この日はすでにかなり多くの車が止まっており、
0時の段階で空きを探すのになかなか苦労しました。
無事に車を停めれたらしばし仮眠。
おやすみなさい…。
バス始発前にタクシーでの上高地入りを目論むも…
朝4時半に起床。
支度を済ませて5時半ごろ直結する「さわんどバスターミナル」まで上がってきました。
この日のバスの始発は6時。
お連れ様の歩くスピードを考慮し当初はこれより早くタクシーにて上高地入りを考えていたのですが、
なんとまぁタクシーが行列しているではありませんか。
しかもその長さまるで終電後のロータリーかよと思ってしまうくらいの列。
係の方に聞いてみるとこれからならバスに並んだほうが早いですよ…とのこと。
早々に目論見が外れましたが仕方ない、バスの列に並びます。
しかしまぁバスもすでにかなりの方が並んでます。
さらになぜか券売機が一台しか稼働しておらずなかなか前に進みません。
おいおいこれ乗れるのか!?果たして我々の運命は…
乗れました!
なんとまぁ最後の最後、我々が乗って満席となるとのこと。
ラッキーです。
その後バスは各停留場に止まりながら上高地を目指します。
最終的にはすべての補助席が埋まるほどの混雑ぶり。
しかしまぁ大正池とか途中で降りるなら後ろに座らずに前に座ればい…(ry
上高地バスターミナル
バスに揺られること約40分ほどで「上高地バスターミナル」に到着。
ここからいよいよ登山が始まります。
…といっても三時間くらいは平坦な道を歩くわけなのでお散歩気分で進んでいきます。
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徳澤
明神から大体40分くらいで「徳澤」に到着。
今年も徳澤園にて名物のソフトクリームを食べて休憩です。
日陰で食べたのですが思いのほか寒かった…。
折角温まった体が冷えてしまいましたがそれでも食べたいソフトクリーム。
横尾
徳澤からさらに40分くらいで「横尾」に到着。
ここまで危険個所はほぼ0です。
(台風19号の影響があるかもしれません、お出かけの際は最新情報をご確認ください。
ここまで二時間強くらいかけて進んできましたがここからが登山本番です。
気合入れていきましょう!…なんて言ってたところであのお方に遭遇。
それは…
Youtubeでご活躍のイタガキさんでした。
イタガキさんとは昨年の涸沢カールでお会いしたのがきっかけにその後いろいろお世話になっています。
春には同じくYoutubeにて活躍されているジンさんと三人で丹沢表尾根を縦走したり、
山以外にも蔵前橋でカレー食べたり鎌倉でカレー食べたり…なんか思い返すとカレーばかり食べてる気がする。
ともあれあれこれ相談に乗っていただいたりととてもよくしていただいております。
同じ日に涸沢に行かれているというお話を聞いていたのですが、まさかここでお会いするとは思っていませんでした。
そんなイタガキさんの動画はこちらから。
私のへっぽこ動画とは比べ物にならないくらい素敵動画ばかりなので皆様ぜひご覧になってみてくださいね。
ここからはイタガキさんと私、そしてお連れ様の三人で涸沢へと向かいます。
横尾から先は登山道。
先ほどまでの道とは打って変わって登山らしい道が続きます。
とはいえきちんと整備もされていて特別危険な場所もないかなと思います。
ただし秋の紅葉時期はとにかく人が多いのでご注意を。
団体さんも多いんですよね。
「屏風岩」と呼ばれる岩を回り込むように進んでいきます。
相変わらずお天気が良い。
三人でしりとりなどしつつ進むこと一時間ほどで橋が見えてきました。
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本谷橋
「本谷橋(ほんたにばし」に到着です。
多くの皆さんがこちらで休憩されていました。
ここから先はさらに登山道らしい道のりとなるので一息入れていくことをおススメします。
涸沢カールへ
本谷橋までくれば残りの行程は1/4程度なのですが…ここからがきつい。
勾配も今までとは異なり一気に上がっていく形となります。
こちらでいったんイタガキさんとはお別れ。
再びお連れ様と先へと進んでいきます。
数十分後、いつの間にかイタガキさんと再び合流。
人も多いしまた撮影どころも多いのでお互い追い抜いてもすぐに追いついちゃいます。
とはいえのんびりとやりたいことをやりつつ皆で進んでいきます。
先へ進むごとに色づいていく木々。
期待が高まります。
そしてだんだんと涸沢カールが見えてきました。
とはいえ見えてからが遠いんですよね…
涸沢小屋と涸沢ヒュッテの分岐に到着。
さああと一息です。
そしてこの辺りから絶景が始まります。
特に好きなのが涸沢ヒュッテ方面に進み、ヒュッテの看板があるあたりの手前の場所。
大体2mくらいの高さまで木々が生えている中を進んでいくそこはまさに紅葉のトンネル。
昨年も同じところで写真を撮りましたが今年もやっぱり撮影してしまいました。
ここまでくれば涸沢ヒュッテはもうすぐそこ。
頑張って!
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涸沢ヒュッテ
そして「涸沢ヒュッテ」に到着。
テラス席からよく見るこの景色を拝んだ後、まずはテント場へ移動します。
ちなみに動画でご紹介しておりますがこの時のテラスはとても混んでいました。
この混雑、とにかくおでんの有無が気になります。
まずはテント場へ!
涸沢カールのテント場、涸沢野営場は岩がごつごつとしているテント場です。
そのため下に敷いて平らにする「コンパネ」をレンタルすることが可能なのですが、
今年も遅かったので借りることが出来ませんでした。
…とはいえ、涸沢ヒュッテからそこそこ離れたあたりであればコンパネなくともそこそこ平坦な場所もあるため、
今年もそのあたりにテントを張ることにしました。
三年行ってますが一度も借りたことないけどなんとかなってるので大丈夫。
ということでいそいそとテントを設営します。
お近くにはイタガキさん。
二人とも早くビール飲みたいので巻きめで設営。
ちなみに今回は二人ということで、
一年ぶりに「アライテント トレックライズ2型」を持ってきました。
やはり一人で使っているステラリッジ1型よりも重く、また収納状態でも結構大きくなってしまいますね。
広くていいんですがやはりソロだとステラリッジ1型のほうがいいですね。
アライテント(ARAI TENT) トレックライズ1(TREK RAIZ1) 1?2人用 34224414
- 出版社/メーカー: アライテント(ARAITENT)
- メディア: その他
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ビールの前に受付!
テントの設営を終えたら涸沢ヒュッテ方面へ移動。
ビールを飲む…前にテント場中央付近にあるテント受付へ立ち寄り受付を済ませます。
受付の方法が毎年微妙に変わっているのですが、
今年は外にバインダーと用紙が出ていて書き次第中で受付をするスタイルでした。
必要事項を記入したら中に入り代金を支払います。
増税もありましたがお値段変わらず、一人1000円でした。
お目当てのおでんはあるのか!?
受付を終えたらそのまま涸沢ヒュッテへ。
先に移動していたイタガキさんと合流し売店へと進みます。
昨年はちくわと糸こんにゃくしか食べられなかった私とお連れさま。
果たしてお目当ての生ビールとおでんのセットは買えるのか?
緊張の一瞬です。
あっ…
ああああ!
なんということでしょう!今年はちくわと糸こんにゃくどころか全滅ではありませんか!
しかもなんと生ビールも売り切れ。
お連れ様がショックで死にそうです。
とはいえないものは仕方がない…。
幸いなことに缶ビールであれば購入可能ということでそれぞれ500㎖ビールを購入しそれをいただきます。
まぁ登山の後のビールはなんであろうと美味しいことに変わりはありません。
ところでこの飲みっぷりどうですか?アサヒさんCMのご依頼お待ちしております。
ちなみにおでんが売り切れというのは語弊があって、
正確には手作りおでんが売り切れの状態でした。
実は涸沢には手作りおでんが売り切れの時に登場するパックおでんというものがあるらしく、
我々が訪れた時にはそちらの販売はされている状態でした。
で、これがそのパックおでん。
確かにインスタント感あるけどこれはこれで全然OKでは?
お味も美味しかったです。
その後、Youtubeに動画を上げられているイタガキさんファンのマスターさんとお会いし、
みんなで話ながらお酒をいただきました。
おでんごちそうさまでした!
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涸沢小屋
その後、私とお連れ様は涸沢小屋へ。
お連れ様は「向こうにはまだ生ビールがあるかもしれないよ!」とまだ生ビールを諦めきれない様子。
私ももつ煮食べたかったのでお二人と別れて一緒に来てみました。
(涸沢ヒュッテになかったら小屋にも生ないんじゃないっすかね?)
な~んて思っていたのですが…
なんとあるではありませんか。
お連れ様も超ご機嫌、よかったね。
再びここでもダラダラと飲み始めてしまい結局涸沢着いてからほとんど飲んでいました。
まぁこうやってゆっくりするのも涸沢の楽しみ方の一つだよね。
結局テントに戻ったのは日が沈んだ後でした。
いそいそとテントに潜りこの日は就寝です。
満月近くということで星を撮ることも諦めました。
おやすみなさい…。
【Day2】
朝の三時に目が覚めてしまいました。
このまま寝るのも…と思いカメラを持って外へ出ます。
外はやや寒く、化繊のダウンを着てちょうどよいくらいでした。
テント場ではすでに起床されている方の姿が多く見受けられました。
食事をしている人やすでに撤収準備を終えた方がなどはこれから奥穂や北穂に進もうとされている方のようです。
私も行ってみたいんですがなかなか日程調整がうまくいかず…結局今年も登れずにおわりそうです。
写真やらトイレやらを済ませていると空がどんどん明るくなってきました。
いったんテントに戻ります。
モルゲンロートは拝めるか?
涸沢といえばおでん、ビールのほかに有名なのがモルゲンロート。
モルゲンロートというのは要はカールに朝日が当たって色づく現象です。
昨年、一昨年と残念ながら拝めていない我々。
果たして今年は?
今回はテント前からその瞬間を待ちます。
そして…
見れました!モルゲンロート!
…ですがちょっと想像と違うような?
どうもカール全体がちゃんと染まる日と染まらない日があるようで、この日は奥穂方面だけが染まるという微妙な日でした。
とはいえ昨年は全くダメだったからそれよりはよかったということでOKです。
来年?はさらにきれいにみられるといいですね。
その後、奥穂に旅立つイタガキさんをお見送り。
我々は下山ですがイタガキさんはこの日奥穂に登り翌日下山という行程でした。
今回は残念ながらこちらでお別れ。
お気をつけていってらっしゃい!
下山しよう
その後、食事を済ませて片付けを開始。
なかなか二人だと思うようにいきませんがそれでもそこまで時間かからずに終えることが出来ました。
ちなみに今回もザックはカリマーのクーガー75-95ℓです。
パッキング総重量は約23㎏でした。
二人用テントはやはり重たいですね。
- 出版社/メーカー: Karrimor(カリマー)
- メディア: ウェア&シューズ
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主不在のためイタガキ家に別れを伝え我々は下山を開始します。
今日もお天気はよさそうです。
途中、徳澤にて私が大好きなカレーうどんを食べたり、
コーヒーソフトをいただいたりしながら無事に河童橋へとたどり着きました。
私徳澤のカレーうどんがホントに好きなんです。
うどんというよりもカレーよりなんだけどでも麺ももちもちしてるし何よりお肉がごろっとしてるのがすごくいい。
皆さんもぜひご賞味あれ。
そんなこんなで無事に河童橋に到着。
少し進んだ上高地バスターミナルからさわんどへ移動し、無事にさわやか県へと帰宅しましたとさ。
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相変わらず秋の涸沢カールはきれいでした、ただし…
三年連続で秋の涸沢カールに出かけてきました。
やはり何度行っても綺麗な場所ですね。
とはいえなんだか毎年毎年訪れる人の数が多くなっているように感じました。
昨年はバスもそこまで混雑していなかったし、テント場ももっと人が少なかったように思います。
来年はもっと混雑するのかな?
併せて一番気になったのはマナーです。
昨今では涸沢でのテント泊のことを山キャンプと呼んだりもするそうなのですが、
あそこはあくまでも登山の幕営地です。
平地のキャンプ場とは違うことをお忘れなく。
というのも遠くのほうで焚き木?のように大きく火をおこしているグループを目撃したんですよね。
周りにはほかのテントも張ってある中で、です。
万が一燃え移った場合平地と違いすぐに水をかけて消化するなんてこともできないのは誰でもわかると思うのですが。
なんでも他の山では幕営地以外でのテント設営などもあるらしいです。
皆様ルールとマナーは必ず守りましょう。
今は山で当たり前にできていることが出来なくなる可能性もありますよ。
言ってる私ももしかしたら違反などしてる可能性もありますので自分自身の行動を見直してみたいと思います。
最後になりましたが今回の登山にでお会いした皆様、
またお声をおかけくださりました皆様本当にありがとうございました!
また何処かの山でお会いしましょう!