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登山やカメラなどなど

【登山用品】「Huawei Watch GT」を登山に連れて行って使用してみました

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昨年末に購入した「Huawei Watch GT」
当ブログでもそこそこアクセスいただいている記事なだけに続きを書こう書こうと思っていたのですが気が付けばもう4月…。
ということで今回はこの時計を使ってみた感想など書いていきます。




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Huawei Watch GTのその後…

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調子のよくないSuunto Traverse Alphaの代役として年末に購入した「Huawei Watch GT」

www.for-toru.com


「Huawei Watch GT」は比較的お求めやすい価格ながらも有機EL液晶や心拍数計などを備えた多機能スマートウォッチです。
それ故皆様の注目度も高いようで、当ブログの中でも意外とアクセス数の高い記事となっています。
皆さん折角来てくださったのに続きを書かなくてすいません。
実は実際に登山などに使用していたのですが…とあることからちょっと私の熱が冷めちゃったというのが一番の理由だったんです。
ということで今回は「Huawei Watch GT」を登山で使用してみた際の様子を簡単にご紹介してみます。
ご購入の参考になれば幸いです。



Huawei Watch GTと共に登山に出かけてみました

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ということでやってきたのは北八ヶ岳蓼科山
って実は蓼科山に登ったのは今年の1月なんですよね…。
だいぶ前になってしまいましたがご了承ください。
そんな蓼科山登山についてはこちらをご覧ください。

www.for-toru.com




登山がないので選択したアクティビティは「ハイキング」

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登山の支度を済ませ、いよいよ登山開始!
…の前にまずは「Huawei Watch GT」を操作します。
アクティビティを選択するにはまず左側にあるボタンの内下側のボタンを一度押してアクティビティ選択画面に入ります。
その後、画面を上下にフリックして使用するアクティビティを選択するというのが一連の流れです。
今回は登山なのですが、あいにく登山用のアクティビティがないため近いであろう「ハイキング」を選択しました。
ちなみに選択できるアクティビティはというと…

  • ランニングコース
  • ランニング
  • ランニングマシーン
  • ウォーキング
  • ハイキング
  • クロスカントリー
  • サイクリング
  • エアロバイク
  • プール
  • オープンウォーター
  • 自由訓練


の計11個。
とりあえず一通りのアクティビティには対応しているかなって感じですね。
個人的には登山がないのが不満なのですが、これってもしかして登山で使うことをを想定していないのかしら?




アクティビティの開始方法

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アクティビティを選択後、心拍数とGPS受信を行うのでしばらく待機時間が発生します。
とはいえこの時間も数秒です。
準備が完了したら写真の様に緑色となるので「開始」を押してロギングを開始します。
下側のボタンにて開始することも可能です。




ロギング時の画面

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振動と共に表示が切り替わったらロギング開始です。
今回選択したハイキングではメインとなる画面に「心拍数・速度(㎞/h)・距離・時間・現在時刻」が表示されていました。


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ちなみにロギング中に画面を上下にフリックするとこのように表示を切り替えることが可能です。
残念なのが各アクティビティごとに表示される項目が固定されている点。
こういったGPSウォッチの場合、ユーザー自身で表示する項目を選択してカスタマイズする機能があるのですが「Huawei Watch GT」には画面カスタマイズ機能がありません。
この辺りは使い勝手にも影響が出てくる可能性あるのでかなり好き嫌いが分かれそうですね。





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ともあれ早速登っていきましょう!


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行動時の注意点

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この「Huawei Watch GT」だけでなく静脈測定式の心拍数を内蔵している時計の場合、時計と肌が触れていないければ心拍数を測定することが出来ません。
冬季登山の場合は衣服の上から巻くことが多いのですが、この場合心拍数を図ることが出来ませんのでご注意ください。
とはいえ心拍数が測れないってだけあって別に使えないってわけではありませんよ。




精度について

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数時間後、無事に冬季蓼科山に登頂しました。
ここで時計の精度について観ていきたいと思います。
といっても確認できる項目は高度ぐらいしかないので、
そんな高度を実際の高さと比較してみましょう。
ちなみにここ蓼科山山頂の標高は「2530m」
まずは高度表示について確認していきましょう。
なおこの日は普段使用している「Suunto Traverse Alpha」も持参していましたので両方を比べてみます。







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左が「Huawei Watch GT」、表示を見ると「2580m」となっています。
右の「Suunto Traverse Alpha」はというと「2539m」です。


どちらも正しくはないのですが「Suunto Traverse Alpha」のほうが近似値を出してますね。
しかし「Huawei Watch GT」の誤差50mって結構大きいな…。
ちなみにこの後別の登山でも使用したときもこの標高の差は大きく表示されました。
標高に関して言うとあまり精度はよろしくない感じです。
やはり登山での使用は想定していないのかな?





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山頂を十分満喫した後は下山です。
ロギングしたままの状態で来た道を戻ります。




終了は上ボタンから

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そして無事に登山道入り口に到着。
お疲れさまでした。


ロギングの終了は右側上にあるボタンを短押しした後、
タッチパネルに表示される「停止」ボタンを押せば完了です。
誤操作防止の為か二段階の処理が必要となっています。




バッテリー持ちに関して

ちなみにバッテリーに関してですが、今回の登山開始から終了までの間で約20%ほど減少しました。
今回の行程は約5時間程度でしたので、登山であれば多く見積もっても約4日間くらい持つのかな?というのが個人的な印象です。
なお充電にはUSBケーブルと500円玉くらいのマグネット式専用充電台が必要となります。
大した荷物にはならないけどこういうものって無くしやすいのでできればケーブル直にて充電できるといいのにって思います。


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ロギング結果を見てみよう

ロギングして結果については専用アプリにて確認します。
スマホ「Huawei Watch GT」を接続することにより自動的にデータ転送が行われます。
この辺りのデータ送信速度は非常に早くて、スマホアプリ起動から約10秒以内で最新のアクティビティが表示されます。
この速度はとても早くてほとんど気にならないレベルです。


かなり細かな内容まで確認できる

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今回選択した「ハイキング」で見れる内容がこちら。
ページは「軌跡・速度・チャート・詳細」の計4ページに分かれています。
ちなみにここもアクティビティごと若干異なってます。


特に心拍数に関してはその時の運動状態が5つの内容にて分かれており詳細に記録されています。
私の場合だと無酸素運動状態が多いみたいですね。
心拍数はグラフでも表示されるので時間ごとに追いやすいです。


お楽しみの「軌跡」が表示されない…

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さてさて、アクティビティ後のお楽しみといえば自身が走破した経路を見ることですよね、って私だけ?
Suuntoの場合、走破したルートを動画にて表示してくれる「Suunto Movie」というニヤニヤ機能があるのですが、「Huawei Watch GT」にはそのような機能はありません。
とはいえ「軌跡」の確認はできるとのことなのでまぁいいかなって思っていたんですよ、ところが…。
上の写真を見てください、あれ?表示されてなくね?


そうなんです。今回「ハイキング」にてロギングを行ったのですが記録されているのはなんとスタート地点と終了地点のみ。
いくらピンチイン・アウトして探してみても結局もこの表示しかされませんでした。
これには超がっかりです。





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ちなみに別の日に「ウォーキング」を選択して登山してみた結果がこちら。
こちらはきちんと軌跡を確認することが出来ました。
どうやら「ハイキング」単体に原因があるみたいです。
もちろん私の時計だけの可能性もありますので、まずは一度近所などで試してみてからご利用されることをおススメします。
私の様にいきなり本番でこの結果だとちょっと悲しいですからね…。


またこの結果はスマホの専用アプリでのみ閲覧することが可能です。
やはりGPXなどのファイルとして外部に出力することが出来ないのでご注意ください。
私の場合、GPXファイルをGoogleMAPにインポートしてそれをブログに貼り付けるということをよく行うので、出力が出来ないというのはかなりのマイナスです。
まぁダメ元で購入したのである程度諦めはついてますが…


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Huewei Watch GTの感想

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ということで久しぶりに「Huawei Watch GT」について書いてみました。
熱が冷めてしまった理由はやはり軌跡表示が出来なかったことが原因です。
とはいえ今年に入り一度ファームアップウェアの更新があったのでもしかしたら改善されてるかも?とひそかに期待しています。
もう一度登山に連れて行って検証してみてもいいかもしれませんが…うーんどうしようかな。


使用してみた感じ、この端末はそハードなアクティビティを想定してないのかな?と感じるところもあります。
選択できるアクティビティも半数以上がランニング・ウォーキング・スイミングなどの項目となっている辺りからそんな気もしなくもありません。
例えば…


普段ジムに通っていて、自分の運動量をデータ化して効率よくトレーニングをしたい…
ランニングをしているのだけど自分のアクティビティを数値化して目標設定したい…


なんて使い方が一番良いように感じます。
機能的な面でも心拍数計やまた以前ご紹介した睡眠時のロギング等、生活や健康改善に役立つ機能を搭載しているため、
この時計があればトレーニングや普段の生活に役に立つことは間違いないかと思います。
実際のところ、別に登山で使えないということではありませんし別のアクティビティを選択すればロギングも出来ますからね。


ということで使用目的にさえマッチすればコスパよい魅力的な端末であることに変わりはないというのが私の結論です。
今後ご購入をお考えの方はまずはどんな用途に使用するかをお考えの上ご購入いただければと思います。
また、ご自身の生活の見えない部分まで記録してくれるのでデータの利用の仕方によっては大幅に生活環境を改善することが出来るかもしれません。
データ揃ったら後は使う人の努力…なのですがその努力が大変な訳なのですが…。


ともあれ今回はあまり突っ込んだ検証などが出来ず一連の流れなどについての紹介となりましたが、ご購入の参考となれば幸いです。