手軽にイメチェン!
相変わらず大活躍してくれている、
私の「Sunnto Traverse Alpha」。
山やアクティビティ中以外の時でも、
常に身に着けちゃうくらいお気に入り。
でもね、毎日身に着けているからこそ…
細かいところも気になっちゃうんですよね。
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やはりベルトがなぁ…
大分前に「Sunnto Traverse Alpha」のレビュー的なものをさせていただいたんですよ。
今思うと何故一か月半という中途半端な時期に記事を書いたのでしょうか…?
もうちょっと使い込めよって感じですね、まったく。
あれから約10か月くらい経ちますが、相変わらず気に入って使っております。
しかし、気になるのがこの「ナイロンベルト」。
端は引っかかるし、ちょっとごつい。
また本体も黒、ベルトも黒とその名の通りのステルス具合のこの時計。
良い言い方をすれば主張が少ない分、服装問わずつけられるのですが、
悪く言えば、あまり目立たない…。
時計はファッションの一部であります。
無論、時計をたくさん持っていればTPOに合わせて使い分けることができるのですが、
私は億万長者ではありませんのでホイホイと時計を買うこともできません。
登山&カメラというお金のかかる趣味もあるし…
せめてベルトの色くらい変えれたらいいのになぁ…。
たまにはステルスしなくてもいいんだよ、ここは戦場じゃないし。
あと、気に入ってるからこそもうちょっと目立たせて、
チラリズムできらりにさらっとアピールしたい。
そんな気持ちわかってもらえます?
というわけで、
購入当初はオプションで販売されている「ラバーベルト」を購入して交換してみようと考えていましたが、
実はこれ、日本では販売されてないんです。
よし、じゃあ輸入するかと思って調べてみると…
まあびっくり、これが結構いいお値段なんですよね。
例えばこの「Traverse」アンバーに付属の黄色いラバーバンド。
黒いボディに黄色いラバーバンドはいいアクセントになるかなと思い検討していたのですが…
なんとお値段約6000円!
高くないですか…?
このほかの色も軒並み同じくらいのお値段。
しかもなぜか日本に発送してくれるSellarさんが少ないんです。
時計本体は発送してくれるとこ多いのになんでなんや…。
とまあこんな風にベルトに対して不満はあったのですが、
機能的にはさほど問題はなかったのでそのままの状態で使用していました。
「NATOバンドを知ってるかい?」
そんな折、コメント欄にTraverse使いの「savannaRX8」さまから、
気になるコメントをいただきました。
私と同じようにベルトに不満があられたらしく「Natoバンド」なるものに交換されたそう。
Natoバンド…?
初めて聞くフレーズ。なんのことなのか全く見当もつきません。
しかし大満足されてらっしゃるとなると、これはいいものに違いない!
ということでネットの海にてあれこれ調べてみることにしました。
歴史ある腕時計用ベルトでした!
さすがはGoogle大先生。
私の質問にすぐに答えてくださいました。
普段教養のかけらもない当ブログ、
折角の良い機会なのでちょっと紹介させていただきますね。
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NATOバンドとは、
いわゆるナイロン素材で作られた引き出し式の腕時計用バンドのことです。
このバンドの歴史は意外と古く、
1970年代初めにイギリス国防省が兵士用に作り作り始めたのが最初だそうです。
いわゆるミリタリー系のストラップなんですね。
その後、北大西洋条約機構(NATO)軍にて採用されていたことから
「NATOバンド」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみにこのNATOバンドという呼び方は俗称であり、
正式には「G10バンド(ストラップ)」と呼ばれています。
このG10というのは、
NATO兵士がこれを支給してもらう際に申請するコードが「G1098」だったことに由来しているそう。
軍隊で使用されている正規品のみがこの名称で呼ばれているそうです。
なのでG10で検索するとそこそこのお値段のものが出てきます。
シンプルなデザインながらも、抜群の耐久性を備えたこのバンド。
TIMEXなどのアウトドアな時計ではもちろん、
最近ではApple Watch2にも同様の機構のものが採用されているそうです。
またシンプル故、デザインだけ真似たものもたくさん世に出回ってます。
しかしながら正規品以外はG10を名乗ることが出来ないので、
これらは俗称である「NATOバンド」と呼ばれています。
腕時計業界では比較的メジャーな存在らしく、
最近では高級腕時計のバンドをあえてG10に交換したりするのがお洒落みたい。
確かにかっこいいよね。
また、私も憧れる007のジェームズ・ボンドも一時期着用していたそうですよ。
1964年公開の「ゴールドフィンガー」にて黒とグレーのG10を着用して登場しているんだそう。
これは「JB」モデルと呼ばれ今でも愛されてるそうです。
ちなみに2015年に公開された「007スペクター」にて、
007ことダニエル・クレイグの腕にNATOバンドが復活しました!
この映画を記念して、
「SEAMASTER 300 OMEGA MASTER CO-AXIAL 41 MM "SPECTRE" Limited Edition」
作中と同様の仕様にて7007本限定で発売されたそうです。
発売当初は定価88万円だったものが、
今ではプレミアがついて約120万円にもなってるんですって!
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しかし、ダニエル・クレイグはかっこいいな。
…って話が脱線してしまいましたね。
ということで、「NATOバンド」は歴史のあるもので、
また腕時計業界では比較的ポピュラーなものということがわかりました。
おしまい
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なるほどね、ミリタリー系のベルトなのね。
…よくよく考えたらTraverse Alphaも「ミルスペック」の称号を獲得した軍用に近い時計ではないですか!
これは合わないわけがない!
しかもこれだけの歴史があるとなると…欲しくなっちゃいますね!
ということで「NATOバンド」を購入してみました
気になったらすぐに試したくなるタイプの私。
早速購入してみました。
今回は雰囲気を味わいたいのでお手頃価格の「NATOバンド」を購入。
これね、黒・紺・薄緑の三本で900円だったんです。
あまりのお手軽価格にびっくりです!
そしてもう一つ必要になるものが時計左の銀色の工具。
これは「バネ棒外し」と言われている工具です。
現在ついているベルトを外すにはこの工具が必要です。
Amazonはもちろん、ホームセンターにもあるみたいですよ。
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さあ、必要なものはそろいました!
早速「NATOバンド」化してみましょう!
バンド交換に挑戦!
ではバンドを交換してみます。
と言ってもとても簡単です。
以下「SIGMA 15mm F2.8 Fisheye」にて一人称風目線でお送りします。
まずは今ついているバンドを外します。
ここで「バネ棒外し」の登場です。
先端部をを写真の隙間に入れ込みます。
よーく見ると銀色の棒が見えますね。
これがバネ棒です。
名前の通りバネの様に伸縮する機構になっています。
これを縮めた状態にして棒ごとストラップを外します。
※注意!バネのような構造の為、どこかに吹っ飛んでいく可能性があります!
ストラップが取れたらバネ棒だけ引き抜きます。
これを本体に取り付けましょう。
なくさないように注意してくださいね!
終わったら反対側のストラップも同様の作業を行います。
完成した姿がこちら。
今まで見たことのない姿にやや困惑です。
あとは購入した「NATOバンド」を通してあげます。
まずは上側のバネ棒部に「上から下」に向かって通します。
その後、下側のバネ棒部に「下から上に」通しましょう。
最後にこの金具へと通してから引っ張ってあげると…
あっという間に完成です!
簡単!
見てください、これ。
まるで違う時計のようではないですか。
満足度が半端ないです!
ただ通すだけという簡単な機構の為、
気分ですぐにベルトを交換することも可能。
「紺色」はさわやかで優しいイケメンな雰囲気に。
「薄緑」につけかえるだけでほら、このアウトドア感。
気軽に交換できるのでTPOにも合わせやすくなりました!
これは楽しいですね!
他の色も欲しくなってしまうのが難点ですが。
気になる周囲のささくれもこのベルトには見られません。
しかしながらちょっと生地が薄いような気がするので、
今度は山行用に本物のG10を購入してみたいと思います。
いかがでしたか?
ということでNATOバンドの歴史を調べつつ、
Sunnto Traverse Alphaのベルト交換に挑戦してみました。
以前から気になっていた部分だったので、
好みの仕様に交換できてとても嬉しいです!
反面、カスタマイズが楽しくなってしまい、
いろいろと集めだしてしまいそうな恐怖もありますが…。
これも気に入った時計を末永く愛用する手段と考えれば安いものなのかも。
ともあれ気になった皆様、ぜひお試しくださいね!
そして教えてくださいました「savannaRX8」さま、
ありがとうございました!
それでは皆さま、よきSunntoライフを!