登山でのカメラの携行方法というのは隠れた沼の一つなわけですが、
先日何気なく買ってみた「ETSUMI ムーブショルダーM」が
意外とよかったので簡単にご紹介します。
登山時のカメラ携行方法について
登山かつカメラネタです。
登山にカメラ携行する際に迷うのが携行方法です。
これについては当ブログでも過去何回か取り上げておるわけなのですが、
自分にしっくりくる方法が見つかるまでというのはまぁなかなかに時間(とお金)がかかります。
ここで私の携行方法を紹介…するのはまた話長くなるので簡単に説明すると、
2022年の今はこんな感じです。
メイン機(α7RⅣ)→Lowpro製カメラバッグ入れてお腹の前で斜め掛け
サブ機 (α7SⅢ)→ピークデザインのキャプチャーにてザックに取り付け
今のところはこんな風に携行をしています。
なお昨年はα7SⅢがα7Cだったわけなのですが携行方法に変更はありません。
状況と気分によっては今年もα7Cを携行する場合もあるはずですが、
おそらく同様となるかと思います。
メイン機収納してるバッグはこれ。
α7RⅣ & RRS L-Plate +FE24-105㎜ F4G OSSの組み合わせで収納できます。
さらにフード取り付けたままでも行けちゃう。
サイズがこのサイズだったか少し自信がないけどたぶんこれだと思う。
サブ機は有名なこれ。
以前一度壊れてしまったけど永久保証のお陰で復活。
GoPro用にもう一つつけてるので登山時はザックに二つ付いてます。
使い分けの基準はというと「写真メインか動画メイン」かという部分によります。
写真の場合には、
そんなに使用するシーンは多くない&比較的高いレンズつけることが多いので、
速射性よりもプロテクト力強化を。
動画の場合には、
逆にとにかく頻繁に撮影するのですぐに撮れるように速射性を重視、
とまぁこんな感じです。
一昨年α7Cを購入してからほぼこの携行方法にて何度か登山に出かけていますが、
特にトラブルや問題などは発生していません。
ただしアウトドア環境で使うわけですから使う側の配慮も必要ではあります。
もっと気軽にレンズ交換したいなぁ…
で、ここからが本題。
自分に合う携行方法が見つかってよかったね~という感じだった私でしたが、
最近この携行方法もどうかなぁと思うようになっておりました。
理由はレンズ交換。
上のような携行方法の場合、
レンズはおのずとザック内に収納する必要があります。
となるとレンズ交換するために毎度ザックを下ろして交換しなければならないわけですが、
これはまぁ正直面倒ですよね。
ということでもう少しレンズ交換を簡単かつ気軽に出来ないかなぁと考えた結果、
やはりザック内収納ではなくメイン機と同じ空間に収納すべきなんじゃないかな?
…という結論に至りました。
これならザック下ろすことなくササっと交換が出来そうです。
となると必要になるのがカメラとさらにレンズ一本が入るケースなのですが、
これがまぁなかなか見つからないわけです。
そんな先日、
梅田のヨドバシカメラに出かけた際になかなかよさげなものがあったので買ってみました。
価格もそこまで高くはなかったのでまずはお試し。
相変わらず前置きが長いわけですがここからがようやく本題です。
購入した「ETSUMI ムーブショルダーM」をご紹介します。
ETSUMI ムーブショルダーMを買ってみました。
ということでご紹介するのがこちら。
ETSUMI ETSUMI ムーブショルダーMという製品です。
ETSUMIは皆さんご存じ、古くからカメラ用品を扱われている会社です。
この記事を書くために調べてみて知ったのですが会社創業はなんと1955年。
半世紀以上カメラ用品を扱われてるとは…。
先に仕様をお伝えするとこんな感じです。
重量(約) 480g
内寸(約) マチ幅85×横幅260×高さ180mm
中仕切 2枚
寸法見るにやや横長なバックということがお分かりいただけるかと思います。
まずは見た目。
こういったカメラ用品なバッグというのは見た目がどうしてもそれっぽいことが多いのですが、
このバックは意外と普通に見えます(私だけ?)
少なくともそこまで変な感じではないと思います。
アウトドア用と言い切ればそのまま押し通せるような気がします。
中はこんな感じで広々としてます。
間仕切りも一枚付属&マジックテープ式なので好みの幅に調整も可能です。
さすが幅が260㎜もあるので自由度は高いです。
試しにα7RⅣとSEL14F18GMを入れてみました。
余裕は感じられませんがまぁ入るねという感じです。
ちなみにαに着けてるレンズはSEL24105G、
フードは逆付けしてます。
その他のポッケなどはこんな感じ。
前面部をめくりあげるとドラえもんのポッケのような個所が出てきて、
さらにチャックを開けるとまた収納部が出てきます。
更に各所が間仕切りされているのでいろんなものが入ります。
フィルタ―類や予備電池、リモコンなど撮影に必要なものはほとんど入るかと思います。
更にめくりあげる蓋部分にもチャックがあり収納可能。
見た目以上に収納力があり覚えるのが大変です。
気になるのはベルト部分。
付属するものは先端のフック部分がプラ製となっており強度や耐久性にやや不安があります。
私は以前購入したこの金属性の物を付けて使いました。
値段もさほど高くないのでこちらをおススメしておきます。
登山で使ってみての感想
ということで以前に出かけた登山にて使ってきました。
意外と悪くない…という感じです。
良い点としては、
やはりレンズ同梱出来るのはとても運用しやすかったです。
この時は動画をしこたま撮影しなければならなかった為、
やれ広角、やれ望遠と切り替えが必要となりました。
これを登山行程中に行うわけで…ザックに入れていたらこれもう大変です。
頻繁に交換が必要な場合にはこの携行方法は良いかと思います。
また斜め掛けし前にバックが来ているため交換も容易でした。
レンズ交換はどうしてもレンズを置く場所が必要となります。
登山中にそういった場所を見つけるのはなかなか大変&リスクあること多いわけですが、
この製品を使えば自分の体の前にそれを作り出すことが出来ます。
レンズ交換だけでなく、フィルター交換やお手入れなども簡単にこなすことができました。
反面、気になるのは収納力の多さ。
上でご紹介した通りこの製品にはたくさんのポケットがあるので、
用品をしこたま入れることが出来ます。
メリットに聞こえますがあまりにもたくさん入りすぎちゃうんですよね…。
気が付いたらパンパンで重量が…ということになる可能性があるのでご注意を。
また入れれば入れるほど厚み増すので登山時など前が見にくい場面も発生します。
最悪事故にもつながりかねませんのでご注意ください。
なお私がこれを使った時に重量図ったら3kgまで行きました。
くっそ肩こりました。
クォリティは金額相応もしくは少し劣るかな…?という感じです。
細かな部分見ると糸がほつれてたりすることもありました。
強度的にもあまり無茶させるのは不安な作りに思います。
また防水性能はおそらく皆無なので防水性能のあるスタッフバッグなどで対応する必要があります。
それなりだけど意外と悪くない…そんな印象です。
見た目もまぁアウトドアで押し通せる気もするし。
また登山だけでなく散歩がてらの撮影などで使い勝手良いかもしれません。
男性なら荷物も少ないしその他小物もこれに収納できるので、
公共交通機関移動のちょっとした撮影にもよさそうです。
ボディ+レンズが一度に入るバックはなかなかありませんので、
お探しの方は是非一度お試しになられてみてください。