「H&Yの100㎜角形ホルダーをSEL14F18GMで使うと縦構図で使用出来ない問題」が解決した

以前動画でご紹介した「H&Y」製100㎜角形フィルター。
SEL14F18GMで使えばコンパクトに角形を携行出来るアイテムなのですが、
ホルダーの仕様上「縦構図」で使うことが出来ませんでした。
折角携行しやすいのに…何とかならんかなぁ…と思って、
少し弄ったら何とかなったのでご紹介します。





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H&Y製100㎜角形ホルダーを改造する

カメラネタです。
動画ではご紹介したのですが以前フィルターを販売されているH&Yさんから、
100㎜の角形フィルタ―キットをご提供いただきました。

hy-filter-japan.com



youtu.be

フルサイズで14㎜あたりの超広角域のレンズの場合には、
大概150㎜のフィルターを使わなければならなかったわけなのですが、
使用しているSony FE14㎜ F1.8GMの場合には前玉が小さいせいなのか、
100㎜フィルターが使用可能となっています。


小さくなってメッチャ便利…と思っていたのですが、
実は構造上縦構図時に使うことが出来ないという事実が発覚。
これ残念と以来出番が少なくなっていました。
製品はとても使いやすいだけにこの部分が大変に無念…。


それから数か月後…
久々登山に携行しようと再び引っ張りだしてマジマジと観察したところ、
ちょっと弄れば縦構図でも行けんじゃね?ということに気が付いてしまいました。
多少問題もありますが何とか行けそうなので簡単にご紹介します。



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角型フィルター150㎜と100㎜を使ってみて気が付いたこと


触ったことがある方であればお分かりになるかと思いますが、
角型150㎜と100㎜の差というのは大変にデカいです。
たかが50㎜だろとお思いかもしれませんが…
上の写真見ればお分かりになるかと思います。
150㎜デカいですよね。




フィルターがデカいということはそれに伴う周辺機器もデカいわけで…
ケースもデカく(≒ごっつい)なりホルダーもなかなかのデカさとなります。
また物の大きさが大きくなると無論重量も増えてしまいますので、
結果あまりデカくないほうが我々としても受けられる恩恵は大きいわけであります。


これが仮に平地での撮影であれば多少の重さや大きさなど気にしなくてもいいかもしれません。
むしろ「大は小を兼ねる」的に150㎜使ってた方がよいでしょう。
大きければレンズ変えてもホルダーだけ変えればフィルターはそのまま使えることがほとんどです。
高い買い物となるだけになるべく長く使えるものを選んだ方が私はよいとは私も思います。


とはいえ、重量気になる登山となれば話は別です。
多少重くとも持っていこうと思えば持っていけなくもないですが…
やはり重たいのはしんどいです。



更に角形フィルタ―はなかなかに繊細です。
特に150㎜ともなればこれ150㎜×150㎜のガラス板なわけですから手荒にも扱えませんし、
パッキング時する際にもどうしたものかと考えてしまいます。
ケース入れてザックつっこんだらええやん…と思うでしょうがそのケースも問題で、
これだけのガラス板を保護するケースとなるとケースだけで500g以上あってもおかしくない。


ホルダーに複数枚のフィルターさらに三脚にもちろんカメラ本体…
登山にカメラ携行する人とそうでない人とを比べて重量が+数㎏となるのは仕方ないですが、
登山にカメラ携行する人とさらに角形も携行する人とを比べて重量が+数㎏になる場合も無きにしも非ず。
思い返すと角形フィルタ―携行した登山の大半はきつかったなぁという思い出があります。





とはいえ角形があると便利な場面は多いです。
個人的に一番の便利アイテムといえば「ハーフND」。
上下の明暗差激しい時にはとても役立ちます。




私の場合だと夕陽のタイムラプス撮影の時などにはなるべくは使いたいなぁと思っています。
以前一度なしで撮影して大失敗したことがあるんです。
一枚程度の現像であればやる気と時間かければよほどのことがなければなんとかなりますが、
タイムラプスの場合は数百枚単位となるわけで、
この場合にPhotoshopを要する修正などは現実的ではありません。
可能であればなるべく手がかからない簡易的な修正にとどめておきたいところあります。


とまぁこんなことを考えるとやはり撮影段階から出来ることはやっといたほうが楽です。
特にタイムラプスの場合には朝夕などに行うことが多く明暗差激しいシチュエーションが多い…
後処理でどうこうするのも大変なのでハーフNDを使えば楽だし失敗も少なくなります。
実際のところ携行しなかった時には何度も失敗と思ったことがあるので、
やはりなるべくは携行したいアイテムの一つかなと私は思います。


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H&Yの角形フィルタ―ホルダーを縦構図対応化させる

縦構図出来ない原因

そんな訳であると便利な角形フィルタ―、
ご縁あり様々なものを使わせていただいておるわけですが、
大小さまざまをシチュエーションごとに使って行きたいと考えています。



しかし上でご紹介したH&Yのフィルターホルダーには悲しいお知らせが一つありました。
このホルダーをSEL14F18GMで使用する場合には、
「(構造的に)縦構図での使用が出来ない」のでした。





通常の形で取り付けた場合、左右の回転角度に制限があります。
縦構図出来ないのはこのため。
これは裏面にあるアダプターリングの締めネジと、
アダプターリングの水平方向を操作するネジ部分が干渉してしまうためです。


上でタイムラプスが~とは言ってましたが、
どうせ持ってくならそれ以外でも使いたいわけです。
更に縦構図時にハーフND使う場面というは結構多くて、
これが出来ないが為に持ち出す回数はかなり少なくなってしまっていました。





折角装備軽く出来るものがあるのに携行出来ないのは悲しいなぁと、
このホルダーをマジマジ見ていた所でひらめきました。
これもしかしてちょいと改造すれば縦でも使えるのではないか…?
早速試してみた結果がご覧の通り、出来ました。
相変わらず前置きが超長いですが今回は改造した内容をご紹介します。




改造は簡単

改造などとドヤってますがやることは簡単。
「アダプターリングの位置決めしている爪を削り取る」だけです。





SEL14F18GMで使用する場合には、
「Adapter Ring for Sony FE 14mm F1.8 GM (100mm K-Series専用)」というアイテムが必要です。
これをレンズフードに通した後ホルダーに取り付けるという構造となっています。





このアダプターリングをよく見ると4つの爪のようなものがあります。
この部分がフードの谷部分となっている場所に合わさるようになっており、
これで位置決めをしている様子。
また爪のせいでホルダーは横状態でしか取り付けることはできません。


上にも書きましたが左右の回転角度に制限があるわけですが、
だったらこれ「ホルダー自体を90度曲げて取り付けれるようにすれば縦構図でも使えんじゃね?」と、
私は気が付いてしまったわけであります。


ホルダーを90度まげて取り付けるには二か所の爪を削り取る必要があります。
私はペンチでむしり取った後にアイゼン磨く用のやすりでゴリゴリ落とし、
カモ井和紙のテープを張って誤魔化しました。
クォリティともかく5分もあれば出来るかなと思います。





で、こちらが作業後の写真。
ご覧いただいた通り、四か所のうちの対角二か所を削ってあります。
この部分を削ると90度傾けても残る二か所がフードの谷部分に来るため、
難なく取り付けることが可能です。


ただしやはり4箇所固定と比較するとややバランスは悪くなります。
そこまでの支障はなさそうですが急いで取り付ける際などには注意が必要かなと思います。


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とりあえずは縦でも使えます

前置きの長さと比較すると本文があまりにも短いですが、
ひとまずSEL14F18GMでも縦構図にてホルダーが使用できるようになりました。
とはいえやや不安な部分もありますので自己責任にてお願いします。
また作業していて思ったのですが、
もしかしたら一点だけ削り落とせば取り付け出来たかもしれません。



ちなみに他のレンズ用の製品はどうなんだろ?と思い調べてみたのですが、
他の物ははじめから縦でも使うことが出来そうですね。
見る限りレンズフード先端部に取り付ける構造のようで特に干渉などはなさそうでした。
またこのためドロップインフィルターの利用も問題なさそうです。
(SEL14F18GMの場合はレンズフードに干渉するためドロップインフィルター使用不可)


とりあえずはこれで気になっていたことが解決したので大満足です。
今後の登山に合わせて携行などしていきたいと思います。
しかしまぁこういう改造と言いますか、
工夫して自身に合わせていくのは楽しいすね。
同じ内容でお困りの方の参考になれば幸いでございます。



余談ですが…

超余談ですがH&Yのフィルターはゴリラガラスというタフで頑丈な素材を使用しています。
早々なことがない限り傷などつかないと思っていたのですが、
山で落としてしまった時に運悪く石に当たったようで傷ついてしまいました…。
多分一点集中でガツンと行ってしまった模様。
さすがのゴリラガラスもそれにはかなわんですね…端っこなのが幸いです。
皆様もご注意ください。