先日、ふらっと長野へと出かけた帰り道にとある場所へと立ち寄ってきました。
普段は入れないあんなところに入れてしまう…そんな体験が出来てしまう場所が安曇野にあるんです。
鉄道好きな方にもおすすめのスポットです。
- 旧国鉄篠ノ井線廃線跡「漆久保トンネル」で写真を撮ろう!
- アクセス方法
- 唐突に踏切がお出迎え
- 散策開始!
- これが漆久保トンネルだ!
- トンネルの中を歩いてみよう
- トンネル抜けるとそこは…
- 周りには鉄道に関した物がいくつも現存しているよ
- 四季ごとにトンネルのある風景を楽しむのもいいかも
- 今回の使用機材
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旧国鉄篠ノ井線廃線跡「漆久保トンネル」で写真を撮ろう!
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昨年あまり秋に活動しなかったという反省からか、写真を撮りに今年はいろんなところに出かけている私です。
しかしまあ写真を撮るのは難しいですね。
そんなこの日も写真を撮りに長野市近くへと出かけてその帰り道、
丁度以前立ち寄った撮影スポットの近くを通りすぎたのでせっかくだからと寄ってみました。
今回訪れた場所は旧国鉄篠ノ井線廃線跡、その中でも有名な「漆久保トンネル」です。
鉄道好きな方も楽しめるかも?
アクセス方法
まずは今回訪れた漆久保トンネルへのアクセス方法です。
車の方は安曇野ICから一路57号線で東に向かい突き当たった19号線をひたすら北へと進みます。
途中、明科駅を過ぎたあたりに篠ノ井線廃線跡遊歩道の入り口がありますので散策をされる方はこちらをご利用ください。
私の様に漆久保トンネルのみを撮りたい!という方は更に19号線を進み木戸という交差点で403号線へと進みます。
しばらく走っていき、郵便局を過ぎたあたりから右側に注意して進んでいただければ看板が見えてくるはずです。
公共交通機関をご利用の方は上にも出たJR篠ノ井線明科駅から19号線を北へと進み、遊歩道入り口からそのまま歩いて行かれるのが一番いいかと思います。
唐突に踏切がお出迎え
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ということで旧国鉄篠ノ井線廃線跡、漆久保トンネル付近までやってきました。
403号線を右に曲がり山道を少し進むと目の前に突然踏切の姿が。
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これは紛れもない踏切ですね。
ちなみに廃線となっているので踏切の非常停止ボタンも押し放題です。
これだけでもここに来る価値があるというものです。


私のように車で来られた方は一枚目の踏切写真を右側へと進めばすぐに駐車場があるのでこちらに停めることが出来ます。
台数は約10台ほど停められそうな広さでした。
ちなみに料金は無料。さすが安曇野市太っ腹だぜ。
ちなみに簡易トイレもありますが汲み取りのお手洗いの為、事前にどこかで済ませたほうがよさそうです。
散策開始!
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ということで車を停めたら撮影機材を担いでいざ出発!
元線路があったであろう道を進みます。
ちなみに駐車場から目的の漆久保トンネルまでの所要時間は大体3分くらい。
ちょっと歩く程度で着くので全く苦には感じないはず。
そんな距離なので機材忘れてもすぐに車まで取りに行けるので忘れ物しても大丈夫です。
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周りにはいまだに架線柱が一定間隔で残されています。
残念ながらレールは撤去されてしまっていますがそれでも鉄道感は十分感じられると思います。
まるで自分が電車になったような間隔を味わいながら進むと…あっという間に目的のトンネルが見えてきました。
これが漆久保トンネルだ!
for Nikon D850 & Sigma 15㎜ f2.8 Diagnal fisheye (ISO100 F10.0 ±1.0EV×3)
そして目的の漆久保トンネルに到着です。
見てくださいこのレトロ感を。
この漆久保トンネルの特徴はレンガ造りのこの外観です。
トンネルで使われている煉瓦はなんと明科で焼かれたものが使われているそうです。
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そんなトンネル横には廃線跡遊歩道の案内図がありました。
この旧国鉄篠ノ井線は1988年に現在の新線が開通したため廃線となりました。
実はこの旧線、川沿いの地すべり帯を通っていて現役時代は地すべりの影響で度々不通となっていたそう。
それを回避すべく作られたのが現在も使われている新線ということなのだそうです。
とはいえそんな旧線をそのままにしておくのはもったいない!ということでこちらを遊歩道として整備し現在の形となったのだそうです。
この遊歩道は明科駅の先の辺りを起点として約6kmの区間が整備されています。
この間にはトンネルはもちろん、廃線となるまでに使われていた鉄道に関するものがいまだそのままの状態となっていたりしており、
写真撮影はもちろん、鉄道が好きな方やちょっと変わった場所を散歩してみたいなんて方にもおすすめのスポットとなっています。
そんな遊歩道の中でも一番人気なのが今回訪れた漆久保トンネルというわけなのです。
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看板と一緒に張られていた写真。
どうやら廃線前に撮影された写真のようですね。
この写真だけ見ると電車もそんなに古くなさそうなせいか今とあまり変わりないように見えてしまいます。
なんか不思議。
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トンネルの中を歩いてみよう
for Nikon D850 & Sigma 15㎜ f2.8 Diagnal fisheye (ISO100 F10.0 ±1.0EV×3)
廃線かつ遊歩道ということは…もちろんこの漆久保トンネルの中も通れちゃいます。
廃線後のトンネルって崩落などの危険性もあるのであまり入れるところも少ないように感じますよね。
漆久保トンネルも当初は入ることが出来なかったそうなのですが、住民やファンなどの声もあり通れるようになったのだそうです。
早速私も中を歩いて反対側へと出てみることにしました。
外からではわかりませんでしたが、外観だけでなく中もレンガ作りとなっているんですね。
中は少しひんやりとする程度。
本来は赤茶色のレンガだったようですが経年劣化や浸食、また蒸気機関車のすすの影響など様々な理由で色が変わってしまっているようです。
普段こんなところを通る機会もないのでなかなか新線です。
for Nikon D850 & AF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8E ED VR(70㎜ ISO100 F4.0 -2.0EV )
一部ではこのように崩壊している部分もありました。
ってよく見るとこの中にもレンガがあるではないですか…。
一体どのくらいのレンガが使われているのでしょうか。
望遠で寄ってみたのですがなんともよい雰囲気です。
この漆久保トンネルの長さは大体50mくらい。
そこまで長くもなくまた常に出口が見えている状態なので昼間であれば怖さは感じないと思います。
でも夜はちょっと怖そうですね…。
for Nikon D850 & TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(15㎜ ISO100 F10.0 ±1.0EV×3)
決して長くない漆久保トンネルを抜けて反対側へ出てみましょう。
トンネルから外を見てみるとこれまたなかなか良い雰囲気です。
トンネル抜けるとそこは…
for Nikon D850 & TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(15㎜ ISO100 F10.0 ±1.0EV×3)
そんなトンネルの反対側はというと…特に何があるというわけでもありません。
いやいや、この場所はこのトンネルのある風景こそが見どころなのですよ。
ちなみに遊歩道はこれより先も続いています。
この先には旧信号所などもあるらしいのでのんびり散策するのもよさそうです。
周りには鉄道に関した物がいくつも現存しているよ
for Nikon D850 & AF-S NIKKOR 70-200㎜ f/2.8E FL ED VR(160㎜ ISO100 F2.8 -1.0EV )



(中)for Nikon D850 & AF-S NIKKOR 70-200㎜ f/2.8E FL ED VR(200㎜ ISO100 F2.8 -1.0EV )
(右)for Nikon D850 & AF-S NIKKOR 70-200㎜ f/2.8E FL ED VR(200㎜ ISO100 F2.8 -1.0EV )
周りを見渡すと鉄道に関連する標識や表示などを見つけることが出来ます。
多少劣化しているとはいえどれも形や表示が崩れているということもなくきちんと認識することが可能です。
この辺りを入れつつ撮影してみると面白いかもしれませんね。
他にも様々なものがあったので探してみると楽しいかも。
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四季ごとにトンネルのある風景を楽しむのもいいかも
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ということで今回は長野県安曇野市にある旧国鉄篠ノ井線廃線跡の漆久保トンネルに出かけてみました。
きちんと整備されつつもその歴史を感じ取ることのできる貴重な廃線跡はなかなか珍しいのではないでしょうか?
鉄道好きのかたはもちろん、私の様に写真撮影目的の方やお散歩・ハイキングで訪れてみるのもよいかもしれません。
今回は秋にお邪魔しましたが雪降る冬や緑芽吹く春やさわやかな夏など、四季ごとに違った風景を楽しんでみるのも面白いかも。
私も近くを通ることがあったらまたお邪魔してみたいと思います。
これからの時期は寒くなると思いますので防寒対策をしっかりとしておでかけくださいね。
今回の使用機材

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