苦手な物撮りを克服するにあたり最後に必要だったものがスピードライト。
当初は純正品を購入しようと思っていたのですが使用頻度が少ないのにお値段が…
ということでなかなか手を出せずにいました。
そんな時に思い出したのが海外製の安価な製品たち。
とりあえず使ってみるかと思い購入してみたらこれがまぁすごいことすごいこと。
まだスピードライト持っていないという方、今すぐ買うべし。
- 苦手な物撮りを克服しよう
- Neewer スピードライト 750Ⅱを選んだ理由
- 激安だけどチープさはあまり感じられず
- 設定せずともすぐに使えるよ
- スピードライトを使ってみてわかったこと
- 機材の進化で物撮りレベルは上がったのか?
- こんなに便利なら早く買えばよかったと超後悔…
- 今回購入したNeewerから発売されているスピードライト一覧
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苦手な物撮りを克服しよう
久しぶりに撮影機材を購入しました。
今回購入したのはスピードライトです。
スピードライトって言い方するととってもかっこよく聞こえますが要は外付けのフラッシュ。
写真屋さんがカメラの上に着けてるアレのことです。
このブログを長いことお読みくださっている方ならお分かりかと思いますが…
私の物撮り技術というのはどうしようもないへっぽこレベルです。
写真をテーマにしているのにひどい写真ばかり…ということで実は以前からとても気になっていました。
最近では過去の記事を検索してきてくださる方も多く、その羞恥さから「恥ずかしや、ああ恥ずかしや過去の写真」とついつい感情を句にしてしまうようは日々を過ごしておりました。
あっ季語がなかった…。
そんなこともあり今年の2月ごろ密かに撮影ブースを導入しました。
この撮影ブースは折り畳み式で開くと白い背景を用意出来たり、また上にはLED照明が搭載されていて電源を入れれば十分な光量が確保できるという優れもの。
記事にしなかったのはこっそり物撮りレベルを上げてみんなを驚かせよう!と考えていたからです。
…というのは嘘で、私が購入した直後から販売終了となってしまったから。
こちらも非常に良いものだったので是非とも紹介をと思っていただけに残念でした。
ついに撮影ブースも購入し、これさえあれば物撮りもばっちりや!これで苦手な物撮りも克服やで!と思っていたんです。
ところが…
なんだかうまく撮れない。
具体的には被写体がはっきりとしなかったり白い幕の折り目が映ってしまったりはっきりと白色が出なかったりしてしまうんですよね。
どうやらこれは光量が不足してしまっているのが原因らしいんです。
やはり物撮りが上手な方は撮影ブース+スピードライトを使用されていて私も買わなくちゃだめかと半年前から考えておりました。
買うならやはり純正品かなと思っていたのですがネックとなるのがやはり価格です。
私が購入しようと考えていたニコン純正品の中型スピードライトSB-700は新品だと約4万円。
これが山やら外で使うのであれば迷わず購入となるわけなのですが、数か月に何度か自宅で使う程度でこの価格、必要なのはわかるけどちょっと手を出しにくいな…とこんな具合でなかなかあと一歩を踏み出せずにいました。
- 出版社/メーカー: Nikon
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: Camera
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結局そんな状態が約半年間ほど続いたある日、ふと思い出したのが海外製のスピードライト。
なんでもお値段激安なのにとても満足できる一品らしいんですよ。
純正が欲しいけどそこまで評判がよいのならまずはこれを買って試してみるか…ということを決意したのが一昨日、そんなこんなでようやくスピードライトを購入したというわけです。
Neewer スピードライト 750Ⅱを選んだ理由
Amazonで海外製のスピードライトを検索すると出てくるは出てくるは…とにかくたくさんのメーカーからいろんな種類が売られています。
とはいえスピードライト初心者の私。
どれがいいのやらあまりわからずなかなか選ぶのに苦労してしまいました。
とりあえず焦点距離に合わせて明るさを自動調節してくれるTTL自動調光機能を搭載しているもので、室内で撮る分には申し分ない光量のあるやつを探してみた結果、
今回はNeewerというメーカーさんの「スピードライト 750Ⅱ」というものを購入しました。
購入に関しての注意点は同じストロボでもカメラメーカーごとに仕様が異なる場合がある点です。
上に書いたTTL自動調光機能はメーカーごとに仕様が若干異なるようで、一つの商品でもCanon用やNikon用など複数の種類がある場合があります。
ご使用のカメラにあったものかどうかをご確認の上ご購入することをお忘れなく。
ちなみにTTL自動調光機能のないオールマニュアル設定のカメラであればメーカー問わずに使用することが出来るようです。
こちらの場合は更にお値段も安いようなのでシンプルなものが欲しいという方にはこちらがおススメです。
NeewerさんであればTTL自動調光機能なしだと更に1000円くらい安いみたいです。
NEEWER カメラ/一眼レンズカメラ用 TT560 フラッシュ・スピードライト Nikon,Canon,Pentax,Olympusなどに対応 【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: NEEWER
- メディア: エレクトロニクス
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話戻って、今回購入したスピードライトのガイドナンバーは58。
ガイドナンバーというのは簡単に言うとスピードライトの光の強さを表す数字のことで、
ストロボの到達距離(m)×絞り値(F値)で表すことが出来ます。
私の場合は作業部屋での物撮りのみに使用することを考えていたので、室内で使うであろう最大の絞り値をF13.0と仮定しガイドナンバーで割った結果から到達距離を計算してみて、
その距離を実際に計ってみて問題なさそうだなと判断しました。
ガイドナンバーも重要ですがもう一つ決め手となったのがやはり価格。
NIKON対応かつTTL機能を有する商品で一番安かったのがこのNeewerさんのスピードライトでした。
調べるとGODOXというメーカーのスピードライトの評判がよかったのですがお値段は1.5倍くらい。
それならもう少し出してNIKON純正SB-700の中古買おうかなぁ…とまぁこんな具合で当初の目的から段々と脱線しはじめるような考えが浮かんできてしまったので慌ててこれを購入しました。
激安だけどチープさはあまり感じられず
開封してみます。
本体の他に取説・保証書とナイロンケースにスタンドが入っていました。
ちなみに取説は英語と中国語オンリーです。
本体を付属のスタンドに取り付けてみました。
なんかかわいいですね。
赤外線によるリモートコントローラーを行うときに使うみたいです。
背面には三脚用のねじ穴が入っているのでスタンドにも取り付けられるようです。
触った感じはそんなに悪い印象は受けませんでした。
値段が値段なので安っぽいのかな?と思いましたがそんな感じもなくスピードライトってこんな感じだよね?といった具合。
値段が安いから質は悪いということはないです。
上下方向への首振りには45度の位置からから90度まで対応。
スピードライトでよく使われる天井バウンスももちろん使うことが出来ます。
左右方向への首振りは正面を向いた状態で右へ90度、左へ180度の計270度の方向へ回転が可能です。
電源用に単3乾電池4本が別途必要です。
背面カバーを開けて入れてあげます。
これで使用準備は完了です。
カメラへの取り付けはとっても簡単。
カメラ上部のホットシューへとスライドさせて挿入し、再度にスピードライトの丸いギザギザを回してロックしてあげます。
私は普段ホットシューカバーを取り付けてるのですが、これを取り付ける際早くも無くしてしまい焦りました。
皆さんもご注意くださいね。
- 出版社/メーカー: Nikon
- メディア: Camera
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そして完成した姿がこちら。
なんか報道って腕章つけてどこかの記者会見に紛れ込んでも怪しまれなさそうな見た目になりました。
このスピードライトの大きさはかなり大きいほうだと思います。
私の使用しているNIKON D850は比較的大柄なサイズのカメラ。
それと比較してもこの存在感なわけでお世辞にも小さいとは言えません。
外に持ち運ぶ際はレンズ一本分のスペースが必要と考えたほうがよさそうです。
本体が小さいカメラだとスピードライトの存在感が凄そうですね。
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設定せずともすぐに使えるよ
それでは使ってみます。
スピードライト背面には液晶とスイッチ類があります。
右下にある電源ボタンをONにすると使用可能となります。
バックライトは緑色、視認性も良好で特別気になる点もありません。
上にも書いた通りこのNeewer スピードライト 750ⅡはTTL自動調光機能に対応しています。
この機能はスピードライトとカメラが連動しレンズを通った光の量からストロボの発光量を調節するという機能です。
この機能がないものは更に安く手に入れることが出来ますが、初めての私にはこういった便利機能があったほうがいいだろうと思いこれを選びました。
焦点距離や絞り、ISO感度をカメラ側にて変更するとストロボ液晶部の表示も変化し、合わせてスピードライト内でも「ギュギュギュー」といったロボコップみたいな音がして何かが動いているのがわかります。
マニュアルのスピードライトの場合は焦点距離を変えて光量を調節して…といった具合に両方を操作しなければならないそうです。
もちろんカメラ側が対応しているかどうかもあるのですが、使えるのであればTTL自動調光機能付きのほうが楽につかえるんじゃないかなと思いました。
とりあえず使ってみる分にはこれで撮影準備完了です。
難しい設定とか必要なのかなと思っていたのですが意外と簡単で拍子抜けでした。
もちろん、凝ったことをする際には更に設定する必要があると思いますが今回はこれで十分でした。
では撮影です。
スピードライトを使ってみてわかったこと
ということで何枚か撮影してみました。
一枚撮ってみて写真を確認した瞬間…これは!と思ってしまうくらいの変化がそこにはありました!
実際に使用してみて写る絵の違いの他にもいろんなことに気が付いたのでちょっとまとめてみました。
ISOを上げる必要がないため画質が向上
まずはストロボ有と無で同じくらいとなるように設定を変えて撮影してみました。
左側の写真はストロボ発光あり、左側がストロボ発光無しの状態です。
ぱっと見はあまり変化ありませんよね?
一番の違いはISO感度。
左側がISO500に対して右側はなんとISO1600まで上げています。
更に+2EVもの露出補正を行いようやくこの明るさとなりました。
ISO感度を上げるとノイズが発生しやすくなるため画質の低下につながります。
センササイズの大きなフルサイズの場合比較的高感度まで対応できますが、センササイズの小さなAPS-Cやマイクロフォーサーズの場合はそれよりも低い感度でノイズが発生しやすくなるため出来れば上げたくないのが本音です。
スピードライトを使用すれば必要十分な光量を確保することが出来る為ISO感度を上げなくて済む=画質の低下を防ぐことが可能ということがわかりました。
さらに光量十分ということはシャッタースピードを速くすることが出来ます。
これにより手持ちでの撮影ができるようになったのもうれしいポイントの一つでした。
私が物取りするときって撮影ブースを開いて三脚を立てて灯りのコンセントを入れてカメラを出して…といろいろ準備が大変でたまに面倒に感じちゃうんですよね。
でもスピードライトを使えば三脚を取り出さなくても撮ることが出来るので今までよりも気軽に撮ることができるんじゃないかなと思いました。
もちろん、質を考慮すれば三脚の使用はマストだとは思いますけどね。
自然な光を演出することが出来る
撮影ブース外でもその効果を実感することが出来ました。
上の写真は卓上スタンドの下に被写体を状態です。
左側はストロボ発光あり(天井バウンス)、右側がストロボ発光なしの状態です。
当初光が混ざってしまい変な色になるんじゃ…と思ったのですが、うむむ…ストロボを炊いたほうが自然に見えますね。
この使い方は想定しておらず正直驚いてしまいました。
しかもこれISO感度200で手持ち撮影なんだよね、すごいよね。
今回はうしとひつじを撮影しましたがこれが人物などのポートレート撮影の場合であればその効果はかなり大きくなるんでしょうね。
なぜポートレート撮影の方々がスピードライトを重視するのかがなんとなくわかったような気がします。
一眼を持っていてお子さんの写真を撮りたいなんて方も持っていたほうがいいですよ。
室内撮りが多いのであればレンズ買うよりもまずスピードライト買ったほうがきっと満足できるはずです。
機材の進化で物撮りレベルは上がったのか?
ということで最後は今年一年の成果を発表したいと思います。
昨年撮影した商品写真と同じ被写体を使ってどこまでそれっぽく撮れるようになったかを写真を見比べてみます。
これで満足行かなかったらもう腕が悪いとしかいいようがありません。
今回被写体として選んだのは先日も登場したやや超広角レンズことNIKKOR 18-35㎜ f/3.5-4.5Gです。
これを被写体としてブログに掲載すべくそれっぽい写真を撮ってみたいと思います。
Nikon 超広角ズームレンズ AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: Nikon
- 発売日: 2013/03/07
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
ということで、まずは昨年の7月にブログ用に撮影した写真がこちら。
この時は太陽光を光源として撮影したためレンズ左側の方がやや明るめとムラがある状態です。
なんというか特徴もなく普通な感じです。
さてさて、約1年経過した現在撮影した写真はというと…
おおお!なんとなくそれっぽい!
以前の写真と比べると周りもシンプルで商品もきちんと主張していますね。
これならそこまで恥ずかしい思いをしなくともいいんじゃないかなとかなり自己満足感じてます。
今までよりも大分見られるようになったので少し自信が持てました。
道具はそろったのであとは数をこなして納得できる写真が撮れるように練習あるのみ!
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こんなに便利なら早く買えばよかったと超後悔…
ということで今回は海外サードパーティー製の激安スピードライト「Neewer スピードライト 750Ⅱ」をご紹介してみました。
スピードライトは便利だよ!って話はよく聞いていたのですがまさかここまで便利だったとは…
非純正でも十分に満足できる性能でしたのでまだ持っていないよって方はとりあえず一つ買ってみると良いのではないでしょうか?
騙されたと思って購入してみると感動すること間違いなしです。
特におススメしたいのはブログやSNSなどで商品や購入品の紹介をされている方々。
私は以前から商品写真を撮るのが本当に苦手で紹介したいんだけどうまく撮れないから…と諦めたものが何個もありました。
結果、撮影ブースとスピードライトを手に入れてそこそこの写真を撮れるようになりましたがもっと早く購入していればたくさんの商品を紹介できたのかなととても後悔しています。
また予算的に撮影ブースは…という方はとりあえずスピードライトを使ってみるだけでも写真の印象が変わりますよ。
上でご紹介した通り、撮影ブース外でもその効果は十分に実感できますし逆にそのほうが見栄えもよくなる商品なんてのもあるはず。
私の様に機会を逃さす方がこれ以上増えないことを願ってます。
またお子様や人物撮影をされる方も持っておいて損はないと思います。
スピードライトを使えば自然でそれっぽい写真を撮ることが簡単にできるしシャッタースピードを稼ぐことが出来るので三脚もいらず。
簡単に写真が劇的に変化するので感動されること間違いなしです。
唯一気になるのは耐久性ですね。
レビュー見てるとすぐに壊れちゃった!なんて意見もあったりするのでやや気になりますね。
とはいえこのお値段なので壊れてもまた買えばいいかななんて思ってしまいます。
今後も使い続けてみて何かありましたら記事にしたいと思います。
ということでスピードライト、超おススメです。
持ってない方は今すぐ買うべし。
今回購入したNeewerから発売されているスピードライト一覧
今回購入した商品。NIKON用なのでご注意を。
NEEWER カメラ/一眼レンズカメラ用 TT560 フラッシュ・スピードライト Nikon,Canon,Pentax,Olympusなどに対応 【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: NEEWER
- メディア: エレクトロニクス
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