またまた燕岳に登ってきました。
今回の目的は天の川のタイプラプス撮影。
新月期かつ前日までの天気予報も良好。
これまたとないチャンスやろ!
ということで有給発動したわけですが結果は…
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再びの燕岳へ
また燕岳に登ってきました。
前回はいつ登ったっけ?と振り返ると昨年10月に大天井岳行くときに立ち寄ってます。
更にその前に日帰り燕岳しているので約半年間の間に3回登ったことになりますね。
毎回動画やブログにしてますが、
そろそろまとめず黙って登るのもいいのかもしれないなどと思ってます。
話戻って今回の登山について。
またまた燕岳に登ったのには目的がありました。
今回の目的は「α7Cで天の川のタイムラプス」を撮ること。
約二年前の同じ時期に登った時、とても綺麗に天の川を見ることが出来ました。
19/5/10_燕岳#RX100M5A pic.twitter.com/7jobIG5Rp0
— ickw (@memo_1kawa) September 3, 2019
ただし当時サブ機として使っていたのが1インチセンサのSONY RX100M5A、
一見するとこれなかなかいいのではと思いますがやはりよく見ると少々厳しいところもあります。
もちろんこのサイズで撮れることはすごいのですが、
やはりもうちょいいいもの撮りたかったなぁと少し後悔しており、
以前からフルサイズ機でリベンジをしたいと考えておりました。
日頃の散財のおかげで今ではα7RⅣとα7Cの二台体制になり、
さらにそこへ来て今回のこの条件。
これはもう行くしかないやろ…!ということで今回の登山となりました。
天の川リベンジ燕岳登山、始まります。
なお、またまたの燕岳記事なので今回はサラッと書きますね。
今回の行程
中房温泉登山口
↓
第一ベンチ
↓
第二ベンチ
↓
第三ベンチ
↓
富士見ベンチ
↓
合戦小屋
↓
雷鳥は山をきれいにと泣いている看板
↓
燕山荘
↓
燕岳
↓
燕山荘
↓
(帰りは逆順にて)
※お出かけの際は新型コロナウィルス感染対策を施したうえで、
現地最新情報をご確認いただきお出かけください。
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【Day1】
中房温泉→合戦小屋
今回も毎度おなじみの中房温泉からのスタート。
現地にはいつも同様に前日夜から入りました。
0時ごろ到着した際はかなりガラッガラでしたが、
なんやかんやで朝になったらそこそこの台数となっていました。
ただし第一でも多少の空きはあったので、
この時期土日でなければSAにて休憩して朝から来てもいいのかもしれません。
今回の装備。
以前この時期に登った時は燕山荘にお世話になりました。
しかし結局0時ごろからずっと写真を撮り続けてしまい、
少々小屋代がもったいなかったなぁと少し後悔してました。
…ということでよっしゃそれならと今回はテント泊をチョイス。
小屋代も高くなりお財布には優しい選択ではありますが、重量は大分厳しくなりました。
実は今回カメラ関連機材をこれでもかというくらいに持ってきていたこともあり、
なかなかの重量となっています。
なお計ると精神的にやられるかなと思い今回も計ってません。
でも重かったです。
まずは登山道入り口へ。
いざ登ります。
…ここからは毎度の通り、第一・第二・第三・富士見ベンチを通り進みます。
特に何もなくひたすら登るだけなので今回は省略しますね。
雪が出てきたのは第三ベンチからでした。
とりあえず合戦小屋迄であればツボ足orチェーンスパイク程度で行けました。
そういえば雪が少ないせいなのか、富士見以降も夏ルートでしたね。
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合戦小屋→燕山荘
合戦小屋到着。
ここで小休止&12本爪アイゼン装着です。
なお平日だったせいなのか合戦小屋での販売等はありませんでした。
帰り(土曜日)は看板も出ていたのでこの時期は土日だけなのかも。
で、この先はやはり冬ルート。
雷鳥は~の看板までほぼ直登です。
背中の荷物や暖かくなってきたこともあり一歩進むごとに沈みます。
ストックは邪魔になるから嫌いなのですがさすがに今回は持ってくればよかったかと少し後悔。
「雷鳥は山をきれいにと鳴いている」看板に到着。
そんな私は背中の荷物が重たいと泣いていました。


看板を背にし見てみれば槍の姿。
多少曇ってはいるものの姿を見ることが出来ました。
今日は一日雲無く晴れ予報のはずだった気がしますが…?
先へと進みます。
この辺りから燕山荘が見えてくるわけなのですが…見えてからが遠いんですよね。
着きそうでなかなか着かない燕山荘。
すぐにそこに見えるだろ?でもなかなか着かないんだぜ?
小屋を見ると雪を捨ててる真っ最中のようでした。
小屋裏斜面をごろごろと雪が転がり落ちてます。
なかなか楽しそうですが転がり落ちる速度が速くやや驚きました。
直下最後の階段部。
以前もそうでしたがここで下りの方とすれ違うことが多いです。
最後はゆっくり…と思いながらも待ってくださることが多く、
結局ここでいつも120%の力を出しつくし燃え尽きてしまいます。
急がなくてもいいですよと言っていただいているのに急いじゃう…ありますよね。
登り切って小屋方面へ進みます。
段々と見えてくる絶景。
まずは裏銀座がお出迎え本年夏はお世話になる予定です。
楽しみや。
燕山荘を時計回りに進みながら小屋入り口方面へ。
燕岳が見えてきました、何度見ても綺麗です。
燕山荘到着です。
お疲れさまでした。
なお外観撮り忘れ、すんません。
まずはテント場をお借りすべく小屋内へ。
燕山荘は本年も小屋・テント場共に予約が必要です。
テントに関しては急ぐ必要が無くなるのはいいといえばいいのですが、
やはり以前のようなスタイルの方が私は好きです。
果たしてコロナ後はどうなるんだろう?
受付後はテント設営。
今回もテントはmont-bellのステラリッジ1型でフライは夏用のフライを持ってきました。
この色のフライは結構人気なんでしょうか?
テン場での遭遇率高いです。
最後に幕営手形を取り付ければひとまず完成です。
Youtubeのコメントにもありましたが確かにこれかわいいですよね。
キーホルダーとか小型なものをお土産として売り出せば結構売れるんではないでしょうか?


テント張ったらまずは食事。
腹が減ってはなんとやらです。
毎度の楽しみ生ビールと今回はカツカレーをチョイス。
燕の形のチーズが可愛らしいですね。
使わせていただいた部屋には山岳関連の書籍がたくさん。
雨の日も快適に過ごすことが出来そうです、晴れてる方がいいけどね。
ちなみに燕山荘は本年で創業100周年なのだそうです。
大正10年に燕の小屋として営業したことに始まり今に至ります。
以前、信州の百年企業でも取り上げられていたので、
よろしければこちらもご覧ください。
これ見てから燕山荘お邪魔するとより楽しくなるかと思います。
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徘徊、そして撮影
お腹満たされた後はカメラ持って周辺徘徊。
夜どこで天の川を撮るかロケハンがてらのお散歩です。
一路燕岳山頂方面へと進みます。
眼鏡岩あたりから燕山荘方向を望む。
稜線がいい感じですね。
折角だからと山頂にも顔を出しました。
山頂はとても賑わってました。
そんなこんなであっという間に夕方です。
山にいるとホント時間が経つのが早いですね。
天の川の前哨戦…というわけではありませんが、
まずは夕日をタイムラプス撮影してみます。
場所やレンズでかなり迷いましたが、
今回はα7CにSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの組み合わせで挑みました。
本当は小さな三脚で撮ろうと思いましたが場所の都合上メインのLS-324CEXを使わざる終えず、
メイン機での撮影がおざなりになるという事態発生。
また、以前大天井岳では明暗の差が激しすぎてしまったため、
今回はKaniのハーフNDを付けて撮影を行いました。
燕岳に被らないように少々斜めに取り付けてあります。
肝心のタイムラプスはYoutubeチャンネルの動画にてご覧ください。
一応、それっぽくはなってます。
日が落ちたらあとは寝るだけです。
この時点でやや雲多い天気と少々気になりますが、
晴れることを祈り眠りにつきます。
おやすみなさい。
【Day2】
非常に微妙な天候の夜
23時と0時の間頃に起床。
起きると同時にテントから顔を出して外の状況を確認します。
天気は、薄曇り…かろうじて星が望めるという微妙な状況です。
とはいえ今回はタイムラプス撮影が目的。
もしかしたらこの先晴れてくるかもしれませんしそれはそれでドラマティック。
ひとまず支度をして燕岳方面へと進みます。
それにしてもこの日の夜は暖かかったです。
二年前は完全な冬山装備(ハードシェル等)の中にダウン着込んだくらいの寒さでしたが、
今回は化繊のシェル一枚で過ごすことが出来ました。
何ならそれすらもいらなかったかもしれません。
まるで夏、おそらくこの気温が今回の妙な雲発生の原因となったのかもしれません。
撮影場所について迷いましたが、
結局イルカ岩から先のあたりで撮ることにしました。
α7CにFE 20mm F1.8を取り付け、Leofoto LS-223Cに載せて撮影を開始します。
なお三脚の足に石を重し代わりに載せておきました。
あとはひたすら放置、α7Cの無事を祈りつつメイン機で写真を撮ったりして過ごします。
約2時間後に撮影終了。
結局薄雲は完全に晴れず、
まるでフィルターかけたようなもわもわな感じになってしました。
さらに判明したのは安曇野方面からの公害が結構激しいこと。
なかなか思い通りにはいきませんがそれでも星は綺麗だったのでよしです。
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日の出とともに
4時を過ぎ、外は大分明るくなってきました。
燕山荘前は日の出を拝もうとする方々で賑わっています。
雲が多かったけど無事に日の出を見ることができました。
夜中から動いているとやはり緊張しているようで、
朝日見たとたんにホッとしてしまいます。
そして眠くなるんですよねぇ…
この後は速攻テント片付け、7時過ぎに下山を開始しました。
…が、雷鳥は~看板手前にてアイゼンが突然外れてすっころぶ事態が発生。
見てみたところ穴が一段広いほうになってしまっていたようです。
これには大反省、場所によっては事故につながっていた可能性があります。
どうも少々気が緩んでいた様子、気を付けます。
そんなこんなありましたが無事に中房温泉に下山し、今に至ります。
お疲れさまでした。
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写真がダメでも山があるさ
結局今回は昼間も夜も微妙な写真ばかりになってしまいました。
どうも色々持ってきすぎるのもあまりよくないのかもしれません。
やはり動画と写真を両方満足に撮るとなると少々無理があるのかも…?と最近思い始めています。
ここらで一度動画撮らない登山などもやってみたいところです。
…とはいえ、写真がダメでもやはり山の上はいいところです。
普段見られぬ風景やその場所にいるという感覚なんてのは日常で味わうことが出来ないわけで、
これだけでも登る価値があるというものです。
いっそのこと潔く写真や動画諦め山を楽しむ登山なんてのもやってみたいですね。
出来ればの話ですが…
わが県でも再び流行り病の様子が怪しくなってきました。
居住県や訪問先の県の状況見つつ今後活動していきたいと思います。
今回の登山の様子はこちら
今回も動画を作ってみました。
文中のタイムラプスについてはこちらからご確認いただけますので、
こちらもどうぞよろしくお願い致します。
天の川は本当フィルター使ってるっぽくなってます。
ちなみにあえてこういった効果を出したい場合には、
以前ご紹介したKenkoさんのプロソフトンクリアを使うと同じような感じにすることが出来ます。
もしよろしければこちらもご覧ください。