先日あーだこーだ言いながら購入宣言したコンパクトデジカメが届きました。
世間ではRICOH GRⅢの話題で持ち切りですが、
当ブログではそんなの関係なしに購入したカメラについてご紹介させていただきます。
ということで今回ご紹介するのはSony製コンパクトデジタルカメラ「RX100M5A」です。
ご購入をお考えのかたの参考になれば幸いです。
- ハイエンドでコンパクトなカメラが欲しいぞ!
- オールラウンダーなコンデジが欲しい方向け
- Sony「DSC-RX100M5A」を購入しました
- スペックをまとめてみました
- 外観を見てみよう
- 実際に使ってみました
- 思った通りのサブカメラで満足してます
- RX100M5A関連記事
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ハイエンドでコンパクトなカメラが欲しいぞ!
前回、コンパクトカメラが欲しいぞ!っていう心の気持ちをまとめた記事がこちらです。
要約すると「D850が使えない環境でもでスマホ以上の画質が欲しい」、
そして「動画も撮りたい」っていうのが私の要望でした。
というかブログ運営においてカメラ一台体制って無理じゃね?とようやく気付いたということで、
ついにコンパクトなデジカメを購入することにした次第です。
ちなみにその後、このRX100シリーズについてまとめた記事を書いてみました。
よかったらこちらもぜひ一度ご覧ください。
オールラウンダーなコンデジが欲しい方向け
さてさて、そんな今日この頃今一番ホットなカメラといえばそう「RICOH GRⅢ」です。
リコー デジタルカメラ「RICOH GR3」GRIII GR3(RICOH)
- 出版社/メーカー: リコー
- メディア: Camera
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上の記事でもちょこっと取り上げましたが静止画性能のみを考えるととっても気になる機種です。
そもそもの私はこの機種を購入しようと思っていたんですが動画性能を考えるとちょっと心許ない…
というよりもGRⅢはスナップシューターを歌う通り、静止画に力注がれたモデルなので仕方がないですよね。
(一応動画も撮れるよ。)
ということで今回はGRⅢの購入を見送ったというわけなのです。
そんな私が次に目をつけたのが今回ご紹介するSONYの「RX100」シリーズ。
ということで今回はGRⅢに沸く中あえて半年前に発売された「RX100M5A」という機種をご紹介します。
ちなみに今後このカメラなど使ってみて、やっぱり動画は私に向いてないかも…
と判断したらこの「RX100M5A」を売却してGRⅢに乗り換えますのでご安心を。
とにかくやってみてから判断したい人間なんすよ。
Sony「DSC-RX100M5A」を購入しました
ということで改めて今回購入したのはSONY製コンパクトデジタルカメラ「DSC-RX100M5A」です。
ソニー デジタルカメラ「Cyber-shot RX100M5A」 DSC-RX100M5A
- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る
RX100シリーズは昨今の高級コンパクトデジカメの先駆けと言っても過言ではないカメラ。
そんなRXシリーズの初代モデルである「RX100」が発売されたのは今から7年前の2012年のこと。
手のひらサイズのボディの中に有効画素数2090万画素の1インチセンサーを搭載したこのカメラが出たときは衝撃でした…って言っても私はあまり覚えていないんですけどね。
そんなうっすらとした記憶の中にも発売当時は「高くて小さなカメラだなぁ…」と思ったような気がするようなしないような。
そんなRX100シリーズも発売から今年で7年目。
ラインナップも6代目まで発売されるされる人気モデルとなりました。
今回購入したモデルは上の通り「RX100M5A」というモデルです。
実はこの前に「RX100M6」という実質最新機種が発売となっていたのですが、
その後を追うように全モデルM5のマイナーチェンジモデルであるM5Aが発売となりました。
ここからは私がM5Aを選んだ理由とその特徴を実機と共にお伝えしていきたいと思います。
スペックをまとめてみました
ということでまずはこのカメラのスペックを見てみましょう。
一応参考のために先代M5と最新機種M6のスペックも掲載しておきますね。
model | RX100M5A | RX100M5 | RX100M6 |
---|---|---|---|
撮像素子 | 1.0型積層型CMOSセンサー | 1.0型積層型CMOSセンサー | 1.0型積層型CMOSセンサー |
有効画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 |
画像処理エンジン | 向上したVIONZ X&フロントエンドLSI | VIONZ X&フロントエンドLSI | 向上したVIONZ X&フロントエンドLSI |
常用ISO感度 | ISO125-12800 | ISO125-12800 | ISO125-12800 |
焦点距離 | 24-70㎜ | 24-70㎜ | 24-200㎜ |
レンズf値 | f/1.8-2.8 | f/1.8-2.8 | f/2.8-4.5 |
最短撮影距離(ワイド端) | 約5cm | 約5cm | 約8cm |
AF | 315点像面位相差AF/25点コントラストAF | 315点像面位相差AF/25点コントラストAF | 315点像面位相差AF/25点コントラストAF |
連続撮影速度 | AF/AE追従約24コマ/秒 | AF/AE追従約24コマ/秒 | AF/AE追従約24コマ/秒 |
撮影可能動画 | 4K/FullHD | 4K/FullHD | 4K/FullHD |
ハイフレームレート | 960/480/240fps(フルHD) | 960/480/240fps(フルHD) | 960/480/240fps(フルHD) |
電子式NDフィルター | 搭載(3段分) | 搭載(3段分) | 非搭載 |
背面液晶サイズ | 3.0型 | 3.0型 | 3.0型 |
背面液晶ドット数 | 約122.9万ドット | 約122.9万ドット | 約92万ドット |
タッチパネル | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 |
本体サイズ | 101.6*58.1*41.0㎜ | 101.6*58.1*41.0 | 101.6*58.1*42.8㎜ |
重量 | 約299g | 約299g | 約301g |
M5Aというモデルについて超簡単に説明すると「M6のいいところをM5ボディに搭載した」モデルです。
M6で一番目を引くのはレンズの焦点距離の望遠端。
これがなんと200㎜に変更されています。
これはとっても便利な訳なのですが…これに伴い販売価格が過去最高の金額となりました。
望遠端が長いのは確かに魅力的ですが、とはいえ今までの焦点距離で十分という声もあるわけです。
じゃあM6で搭載したレンズ以外で移植できるものをM5に移植して販売しちゃおう!ってことで誕生したのが今回私が購入した「RX100M5A」というわけなのです。
とはいえマイナーチェンジモデルなのでそこまで大きくは変化していません。
この辺りは販売価格などから決めちゃってもいいかもしれませんね。
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外観を見てみよう
手のひらに収まる2010万画素
ということでまずは外観から。
寸法は101.6x58.1x41.0mmです。
例えるとiPhoneXの2/3くらいの大きさで二倍くらいの厚みかな。
バッテリーを含んだ重量は約300gと、とてもかつ軽量コンパクトです。
ちなみにこのRX100シリーズのすごいところはほとんど見た目が変わらないところ。
初代も最新モデルもぱっと見ではほとんど区別付きません。
ボディは凹凸がないためホールド時の安定感にやや不安を感じます。
私はどちらかというと手がでかいほうなのでこのまま使うのはちょっと怖いですね。
Sonyから発売されているグリップが人気のようなので私のように不安感じる方は検討してみるとよさそうです。
電源ボタンがちっちゃい
早速電源を入れてみましょう。
電源は上部にプッシュ式のボタンが用意されています。
しかしボタンがやや小さいので場合によっては苦労するかも。
登山時はたいてい手袋してますからね…。
なんかいろいろ動くよ
このカメラ、コンパクトな筐体にいろんなものが詰め込まれているんです。
まずはEVF。
EVF(Electric Vlew Finder)というのは簡単に言うとデジタル式のファインダーのことです。
一眼レフのファインダーの様にレンズ内の絵を見ながら操作することの出来るものなのですが、
なんとそんなEVFがこのコンパクトな筐体に隠れているんです。
横にある「FINDER」と書かれたレバーを下げると…
このようにEVFがポップアップしてくる仕組みです。
EVFが上がると同時に本体の電源も入るためすぐに撮影に進むことが出来ます。
ちなみにM5A以前のモデルの場合、更に接眼部を引き出すという操作が必要となります。
M6では改善されていて引き出さずそのまま覗いて撮ることが可能な辺りもちょっと異なる部分の一つです。
しかしこのギミックはかっこいいのですが山で使うと砂など入り込んで壊れそうな気がしますね…。
ちなみにEVFポップアップでも電源が入ります。
これは意外と便利かなと思いました。
お次は背面液晶を見てみましょう。
背面液晶はチルト式を採用しています。
上方向180度・下方向45度の傾きに対応しています。
ちなみにM6だと下方向は90度まで傾けられるように改善されているそうです。
この辺りの作りはかなりしっかりと作られてる印象を受けます。
閉じたときもパタンと心地いい音で自然に締まってくれてやや高級感を感じます。
ローアングルでの撮影時に重宝するのでこれはなかなか良いですね。
ちなみに背面液晶にはこちらのガラスフィルムを貼ってます。
二枚入りでお得だったんだよね。
ネットで見てみたらどうもSONY純正が人気みたいです。
値段差大したことないのでこだわる人はこちらのほうがいいかもしれません。
ソニー SONY 液晶保護フィルム モニター保護セミハードシート PCK-LM15
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: Camera
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このカメラが様々なYoutuberに人気の理由の一つがこの自撮りが楽に出来る点。
液晶を180度反転させればモニタにて確認しながらの撮影が可能となります。
ついにソロ登山時にもきれいな画質で自撮りが可能となるわけか…
って思ったけど被写体が被写体だからな。
さらに上部にはなんとストロボまで内蔵しています。
あれば便利といえば便利なのですが私的にはこれはいらないかなと思いました。
だったらホットシュー用意してくれたほうが何倍も便利な気が…。
ちなみに前モデルであるM2はシリーズ唯一ホットシューを装備したモデルです。
何故M2だけ装備しているのか、またそれ以降に搭載されなかった理由が非常に気になります。
というとで可動部をすべて動かしてみた絵がこちら。
なんか男の人だったらちょっと心動く姿じゃないでしょうか?
私もおおお!と思っちゃいました。
ただしやはり可動部が多いというのは故障のリスクが多くなるわけです。
特にコンパクトな機体にあれこれ詰め込まれてるので衝撃含めた耐久性はどうなんだろう?とやや不安に感じます。
また登山時は砂や小石などにもまみれる可能性があるため、そういったものの影響を受けてすぐ壊れないかなと個人的には思います。
まぁこのカメラはアウトドア向けに開発されたモデルではないのであまりそういった環境での使用を期待するのは間違いなのかなとも思いますが…。
とりあえず一番に壊れそうなのは外部フラッシュ周りだと思うのでアウトドア時は使わないようにしようと思います。
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一眼ライクな操作性に心躍る
このカメラを触っていて一番面白かったのはその操作性です。
EVFを除きながらMFにて左手でピントを合わせつつ、右手でダイヤルを回して絞りを操作したりして撮影する…
というなんとも一眼レフライクに撮影することが出来るんです。
私は写真を撮る作業も好きな人間なのでこの操作がこのコンパクトな機体で出来るってことだけでとても魅力を感じてしまいました。
またリング周りのダイヤルには自分の好きな機能を割り当てることが出来ます。
例えばズーム機能を割り当ててあげればより細かな画角調整が可能となるのです。
このあたりのカスタマイズをするのもまた楽しそうです。
ただしメニュー画面は超操作性悪いので私は嫌いです。
この辺りは普段使いなれたNIKONが恋しくなっちゃいます。
ということで外観はこのくらい。
やはりそのコンパクトさに目を奪われてしまいますね。
反面、グリップがない形状の為ホールド時の安定性に不安を感じたり、
可動部が多く耐久性や故障につながらないか心配だったりとやはり多少気になる点もあることはありますね。
とはいえそれ以上にポケットに入れられるコンパクトサイズなのにちゃんと「写真を撮る」ことを楽しみながら操作出来るのは非常に好印象に感じました。
実際に使ってみました
ということで届いた翌日に何枚かを外で撮影してみました。
本当はもう少し使い込みたいのですがとりあえずお試しということで。
あくまで私の印象なのでご参考までに…
画角の違いを見てみよう
今回購入した「RX100M5A」に搭載されているレンズの焦点距離は35㎜換算で24-70㎜です。
奇しくも私が一番多用しているAF-S NIKKOR 24-70㎜ f/2.8E ED VRと同じ焦点距離。
よく使う馴染みの画角だったのでこれなら普段使いも行けそうという判断もありました。
そんな画角の違いについて見てみましょう。
DSC-RX100M5A 24㎜ ISO200 F10 1/160
まずは広角端である24㎜。
DSC-RX100M5A 35㎜ ISO200 F10 1/160
お次は35㎜。
DSC-RX100M5A 70㎜ ISO200 F10 1/160
そして最後は70㎜の望遠端です。
若干周辺減光が確認できますね。
やはり24-70㎜の標準域をカバーしている故、使いやすいことは使いやすいかなと思います。
私の運用ではこのカメラはサブ機という扱いなので丁度よい画角に感じました。
ただしコンデジ一台でなんでも済ませたい!
って方でしたら望遠端200㎜までカバーしているRX100M6が良いのかもしれませんね。
ちなみにこの画角ですが、動画撮影時に手振れ補正を使用するとやや狭くなるようです。
動画を24㎜の画角で撮影したいとなると手振れ補正をオフにしなけらばならないのでぶれやすく、
かといって手振れ補正を入れると今度は画角がやや狭くなるというジレンマに陥るよう。
この影響がどのくらいのものなのか今の私にはわかりませんがちょっと使ってみたうえでまた追記などしてみたいと思います。
画質などなど…
最後に画質についてあれこれ。
こちらもあくまで私個人的な意見なので参考程度に。
私がRAWにて撮影した駄作ををLightroomにて現像しながら細部についてあれこれ見てみました。
とはいえ1インチセンサを搭載したコンパクトカメラと考えるとそこまで贅沢は言えないわけですが…。
一番気になったのはノイズ。
ISO200という比較的低感度での撮影を行いましたがノイズの発生が多いように感じました。
やはり1インチというセンササイズ搭載ということで多少は仕方がないとは思いますが…。
とはいえそれは等倍まで拡大したときのお話なので登山の行動時の写真など、
ブログに上げる程度の写真であればそんなに気にしなくてもよいかもしれません。
また黒がつぶれてるような気もしますがカメラの性能ゆえ許容範囲内かなと思います。
あとは上でも書いた通り、望遠端だと若干周辺減光が気になるかも。
一応上で撮影した駄作をRAWにて現像した写真がこちらです。
Flickrにて拡大も出来ますのでご参考になさってください。
いかんせんまだ撮影枚数が少ないのでこの辺りも使いこんでいって更新などできればと思います。
多少気になる部分もありましたが私的には問題ないかなと思っとります。
そもそも私のような素人のブログであれば十分すぎるレベルです。
あくまで等倍にしたときのお話なのでスマホで見たりちょっとした写真にする程度であれば全く問題ありません。
なにより1インチセンサーを搭載したカメラということを考えると十分です。
また気になったノイズなど細かな部分に関してはRAW現像などで対応も出来るし、D850と違ってJPEGで作りこんで撮影するのも楽しいかもですね。
この辺りは二台持ちの利点を生かしそれぞれがうまく活躍できるような環境で運用していきたいと思います。
これからの活躍期待してるぞ!
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思った通りのサブカメラで満足してます
ということで今回はさらっと「RX100M5A」についてご紹介してみました。
こんなにちっさいのに写りも良くて24-70㎜の焦点距離でさらにf/1.8-2.8という明るいレンズを装備、
さらにEVFや操作系も充実していて撮る楽しみを味わえる非常によきカメラだと私は思いました。
とにかくコンパクトなカメラ一台できれいに写真を撮って楽しみたい!って方にはおススメの機種かと思います。
マニュアルで操作できる項目も多いので結構いろいろな写真が撮れそうですよ。
とはいえいろんなモデルが発売されているのでまずはご自身の使用用途をお考えになられてからご検討されるといいかと思います。
未だ旧モデルが併売されているという利点を生かし自分が必要な機能をはっきりとしておけば、かなりお得にゲットすることもできるかも?
今回はM5A・M5・M6の三モデルしか取り上げませんでしたが気になる方はほかのモデルも調べてみてくださいね。
ちなみにコンパクトだからといって登山に向いているか?と言われるとうーんどうだろうって感じです。
一番気になるのは操作系です。
電源ボタンは小さいしシャッターボタンも手袋していて押しやすいかと言われたら微妙です。
またズーム操作部のレバーも短いため操作する際にストレス感じることもあるんじゃないかなと思いました。
あとは可動部が多いのでそこが起因となっての故障が心配。
私はどこが最初に壊れるかな?と思いながらあれこれ触ってました。
アウトドア環境のみでの使用をとして考えるとやはりオリンパスのTG-5などのカメラがいいのかとは思います。
とはいえ私的には総じて満足のこのカメラ。
そしてどういう形かはわかりませんがゆくゆくは動画にも挑戦してみたいですね。
次回は今回気になった部分をなんとか改善してみたいと思います。
ちなみにそんなあれこれを考えた結果…
現在はこんなお姿になられました。
次回も「RX100M5A」のお話です。