- 一度に八ヶ岳二峰を回るなんかお得な周回コース
- まずは西岳へ!ただひたすらまっすぐ続く登りにうんざり
- 西岳山頂に到着
- 西岳~青年小屋間はまさに「八ヶ岳」な雰囲気
- 遠い飲み屋こと青年小屋は相変わらずいい雰囲気、泊まりたい…
- 編笠山までは岩あり雪あり絶景あり
- 編笠山から山々を望む
- 編笠山南側にある看板には注意しろ
- 八ヶ岳デビュー戦におススメかも?
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【西岳&編笠山周遊ルート】
2018/5/18(土)
天気:晴れ
単独登山
富士見高原リゾート登山者用駐車場
↓
不動清水
↓
林道編笠線
↓
西岳山頂
↓
青年小屋
↓
編笠山山頂
↓
盃流し
↓
富士見高原リゾート登山者用駐車場
走破距離…11,12km
高低差…約1300m
一度に八ヶ岳二峰を回るなんかお得な周回コース
ということで「富士見高原リゾート」までやってきました。
中央道八ヶ岳ICを降りて約15分程度で到着という比較的アクセスも良好です。
場内に入り北へと進んでいくと登山者用の駐車場がありますのでそちらに車を停めます。
ちなみに駐車場代金はなんと無料!ふとっぱらですね!
今回はここを起点として八ヶ岳は「西岳」と「編笠山」に登頂し下山する周回ルートを進みます。
約二年前にも同じルートを進んだことがあるので今回で2度目となります。
それでは行ってきます!
登山口を示す案内看板に従い進んでいくといつもの登山口看板が見えてきました。
登山ポストもこちらにあります。また用紙・筆記用具も用意されていました。
登山時には登山届の提出を忘れずに。
ちなみに最近私はコンパスからの電子申請を利用するようにしています。
どうせ自宅でルートプランニングするんだからそのついでに登山届だしちゃえばいいじゃん!
ということで利用してみたのですが…これがまぁ快適。
ホントに計画を立ててる流れでそのまま登山届出せる感覚です。
また当日もスマートに山へ入れるのでかなりメリットがあるように感じます。
ちなみに下山したら下山完了の処理を行わないと緊急連絡先へと連絡が行く仕組みとなってますのでご注意を!
話それましたがさあ出発しましょう!
まずは西岳へ!ただひたすらまっすぐ続く登りにうんざり
登山口を過ぎるとしばらくは富士見高原リゾート内の森林群を進みます。
西岳へ進む場合はまずこの「不動清水」を目指しましょう。
綺麗な水が湧くこちらは昔の八ヶ岳信仰によって不動妙を奉った場所で、
そこから清水が湧いてきたのでこの名前がつけられたのだそう!
一応飲めます。
不動清水を過ぎればいよいよ登山の始まり。
さあ!進むぞと意気込むも…ここからはただひたすらまっすぐに登っていくことになります。
ここから大体700mくらいは登るのですがとにかく単調で飽きてきてしまいます。
とかなんとか言いながら歩くこと約1時間半で標高も2000mに突入しました。
この辺りから周りの雰囲気もだいぶ変わってきます。
針葉樹とやや苔むした感じがまさに八ヶ岳!といった雰囲気。
私はこの雰囲気が好きなのでだいぶテンションが回復しました!
ふと視界が開けたと思ったらそこには絶景が広がっていました。
目の前の緑生い茂る山がこの後目指す「編笠山」です。
遠くには富士山が見えますね。
右を見れば「鳳凰三山」や「甲斐駒ヶ岳」などの南アルプス群の姿が。
ちなみにこの翌週、私はあの鳳凰三山の山頂におじゃましました。
そのお話はまた次回にでも。
ここまでくれば西岳山頂はもうすぐです。
西岳山頂に到着
出発から約2時間で「西岳(2398m)」山頂に到着しました!
ただ、西岳山頂はそこまで広くなく正直ちょっと寂しいです。
休憩することなく先へと進むことにします。
どなたか電子タバコ落とされてましたよ。
西岳山頂でお預かりしてますのでお心当たりの方は山頂までお越しください。
西岳~青年小屋間はまさに「八ヶ岳」な雰囲気
以前、何かの記事でも「西岳~青年小屋間がめっちゃ好っきやねん」と書いたような気がするのですが、
ここから青年小屋までの道のりが私かなりお気に入りなんです。
その理由がこの雰囲気!どうです?まさに八ヶ岳って感じしませんか?
ただ、以前来たときはもっと幻想的だったんですよね。
その時の写真がこちら。
なるほど、以前は少しガスっていたり光具合が違っていたんですね。
こういう雰囲気をまた撮影できると期待していたのでやや残念でした。
残雪具合についてはここ西岳~青年小屋間はいまだ雪ありの状態でした。
とはいえ軽アイゼン程度で問題ないです。
私は装着せずに進むことが出来ました。
とはいえ雪も古くなっているはずなので踏み抜き等にはご注意ください!
進むこと数十分で見えてくるのが「乙女の水」と呼ばれる水場です。
飲料可能な八ヶ岳の天然水。冷たくてとてもおいしかったです!
これ以降水場はありませんので補給を忘れずに。
ここの水場から数分であの山小屋に到着です。
遠い飲み屋こと青年小屋は相変わらずいい雰囲気、泊まりたい…
そしてやってきたのは皆様ご存知、遠い飲み屋こと「青年小屋」です。
トレードマークであるこの提灯。
今回も入り口付近に吊るされておりました。
時間が早かったせいかテント場にはテントが一張もありませんでした。
相変わらず昭和で時間が止まったような雰囲気がたまりません…!
ここ青年小屋はお酒の種類が豊富なことで有名な山小屋です。
写真の様に日替わりで日本酒が飲めたりするそうでここで一杯やるのを楽しみに来る方もいるそう!
さらにボトルキープまで出来ちゃうそうです。
まさに飲んべえのみなさん必見の山小屋となっています。
私はそこまで飲むほうではありませんが…いつかは泊まってみたいです!
編笠山までは岩あり雪あり絶景あり
休憩後、名残惜しいですが先へと進みます。
青年小屋のあの昭和な雰囲気が本当にいいんですよね…
またおじゃまさせていただきます!
ここから編笠山山頂までは岩場ルート。
慣れぬ方はお気を付けください。
途中浮石などもありますが、基本的にはルートを間違えなければ大丈夫です。
見落とさぬようにしっかりルートを確認して進みます。
左手には富士山の姿も。
10分も進めばあっという間にこの標高。
奥に見える山々の丁度真ん中の山が「権現岳」です。
この西岳・編笠山周回ルートだけでは物足りないよ!という方はこの権現岳にも登頂するとよいかも。
岩場ゾーンを攻略するとまた雪の姿が。
実はこの日、すれ違う方みなさんにこの編笠山雪に気をつけなよと言われました。
私は登りだったのでそこまで苦戦しませんでしたが逆に下りの方々はかなり苦戦していたように感じます。
それ故の注意だったのでしょう。
現在の雪の状況はわかりませんが事前に調べておいたほうがよさそうです。
この雪ゾーンを抜ければ山頂はもう少しです。
編笠山から山々を望む
そして歩くこと数分…「編笠山(2524m)」登頂しました!
西岳山頂とは違いこちらはなかなかの広さです。
この日はとにかく天気が良くて、
東には八ヶ岳の主峰である「赤岳」をはじめ「阿弥陀岳」や「硫黄岳」などの山々の姿が。
そして北にはみんな大好き「北アルプス連峰」の山々が見られました。
ちなみに手前にある緑の山が先ほど登ってきた西岳です。
以前来た時にはガッスガスで何も見えなかったのですが、まさかこんな絶景が広がっていたとは驚きです。
編笠山山頂は西岳よりも広いため多くの人たちがのんびりと思い思いに過ごされていました。
編笠山南側にある看板には注意しろ
写真を撮ったり景色を眺めたりしつつ山頂を楽しんだら下山します。
帰りは青年小屋とは反対側へと降りていきます。
なかなかわかり辛いので案内を確認して進みましょう。
私は下って行ったのですが、岩場ごつごつ&傾斜もありここの登りはなかなか大変そうです。
そんなことを考えてなのかこのあたりにはこんな看板がありました。
まずは中腹付近の看板。
頑張って!と優しく励ましてくれてます。
頑張るよ!って感じですね。
残り3/4くらいになると山頂の姿もちらちら見えてきます。
登山ってあと少しが長かったりするんですよね…
で「もあと少し!」って言われるとなんか頑張れちゃいます。
とまあこんな感じで優しく励ましてくれてる看板なのですが、
山頂付近に最後の一枚があるのです。
この流れで優しい言葉でも書けてくれのかと思いきや…
「最後だダッシュ!」…おいまじかよ。
ここまで登ってきて疲れているところにダッシュ要求とは、なんという鬼畜さ。
しかもそれに反して下には足元に注意しろよというやさしさを醸し出す言葉。
なんてツンデレな看板なんだ。
そんな風に感じた面白い看板でした。
皆様も行かれた際はぜひ見てみてください。
ダッシュの必要はありませんので自分のペースで進みましょう。
ここを超えると再び樹林帯ゾーンに突入します。
眺めがよいのもここまで。
またね、編笠山。
あとはひたすら富士見高原リゾートまで下ります。
この日は終始晴天で青々とした木々がとてもきれいでした。
景色が良くなくてもそれはそれで楽しめますね。
そして無事に下山完了。
お疲れさまでした!
八ヶ岳デビュー戦におススメかも?
ということで今回は西岳~編笠山周回ルートを進んできました。
難所もなく比較的歩きやすいルートです。
しいて言うならばやはり西岳への単調な登りが地味につらい…くらいでしょうか。
よく八ヶ岳デビュー戦だと「天狗岳」に登られる方が多いのですが、
私的にはこちらのルートもおススメかなと思います。
景色もよくまた水場もあるのであれこれ経験出来るので楽しいかも。
ただ山小屋は黒百合ヒュッテのほうが断然お洒落なのでそこはうーん…といったところです。
とはいえ青年小屋のあのノスタルジックな雰囲気はとてもいい雰囲気なので、
是非とも一度は訪れていただきたいです!
走破距離が約12kmとそこそこあるので経験浅の方はご自身の体力とご相談ください。
また残雪状況やきちんとした登山計画を立ててお進みくださいね!
それでは、良き山行を!

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