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【PC】我が家の自作PC最新事情2020

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自作PCに挑戦してから約一年が経過しました。
今回はこのPCを振り返ります。




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久しぶりの写真を撮るときは設定を見直そう

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本来であれば先週の土曜日に数カ月ぶりに写真撮影に出かけた時の話などを書こうと考えていたのですが、
家に帰ってびっくり、なんとJpegのみで記録しているではありませんか。
一体いつの間に設定が変わったのでしょうか?
皆様はこのようなミス犯さぬようにお気を付けください。
このおかげですっかり書く気力を失ってしまったので、
気分を変えて別の話題をお送りします。





自作PCを一年間使ってみて…

メインPCは自作機です

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私が今使用しているPCはWindowsデスクトップ機です。
このPCは昨年のGWごろに作成しました。。
作成した当時の記事はこちら↓

www.for-toru.com

PCを自作した理由


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あの頃は何でもよかった

それまでは別段そこまでのスペックを必要としておらず古いワークステーションを使用していました。
しかしながら凝った写真現像に興味が出てきたことや、動画編集にも挑戦してみたいと思うようになり、
どちらの目的を叶えるにも当時のPCでは力不足だったことから導入を決意した次第です。
ちなみに自作を選んだのは単純に予算。
作るのも楽しそうだし安く良スペックを手に入れれるのなら一石二鳥やん、
とあまり深く考えずに決めた記憶があります。




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とはいえ自作に関する知識は持ち合わせておらず、
また地元のPCショップはあまり品ぞろえがよくなかったため上京。
テクモさんにて手取り足取り教えていただきパーツを選定しました。
送料をケチるために自分で担いで新幹線にのっけて持ち帰ったのも今となってはいい思い出です。


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作成当時のスペック

そんな当時のPCスペックがこちらです。

品名 型式 値段(税抜)
CPU Intel Core i9 9900K(バルク品) 55,980円
マザーボード AORUS Z390 AORUS Elite 16,650円
グラフィックボード NVIDIA Quadro P400 16,481円
メモリ Crucial W4U2666CM-8G(2枚組)×2 17,960円
SSD WD Blue SSD 500GB 6,890円
HDD TOSHIBA 3TB SATA600 7200 6,680円
CPUクーラー Thermalright True Spirit 140 Power 4,480円
電源 Sirver Stone SST-ST75F-GS V3 9,480円
ケース Fractal Design Define R5 9,622円
OS Windows10 Home 15,800円
その他 ツクモ自作前起動診断 2,000円
合計金額 162,023円

見る人が見れば何処が弱いかわかってしまう仕様ですね。
この後数回ほどHDDの増設を行いましたが、
おおむねこの仕様で一年間使用しました。


先ずはそのあたりについて簡単に感想など書いてみます。
この仕様の感想と見るとかなりニッチになってしまいますので、
「CPU Corei9でメモリ32GBかつ2GBのグラボ積んだPCでの一使用例」
というように見ていただけると広く参考にしていただけるのかなと思います。
この分野は聞き手側によってとらえ方がかなり異なるかと思いますので、
あくまでも私が使ってみての感想ととらえていただければ幸いです。


写真現像について


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まずは写真現像について。
私がほとんどの現像に使用しているソフトは「Adobe Lightroom CC Classic」です。


画像サイズと形式についてはどのカメラでもRAWかつ最大サイズで撮影しています。
Nikon D850時代にはRAW サイズL(8256×5504ピクセル)、
SONY α7RⅣからもRAW Lサイズ( 9504×6336 ピクセル)といった感じです。
以降の編集に関する話はこの二つを使用してのお話です。


肝心の使用感ですが「普通に現像」する分には問題はありません。
これまた普通ってのが難しいのですが…
ともかく一枚の写真を現像して書き出す程度であれば特にストレス感じることもない思います。
上記量サイズを書き出しして完了するまでの時間は体感して大体5秒程度でしょうか。
書き出し先はHDDなのこれもSSDにすれば多少早くなるのかも?


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19500×8200のパノラマを拡大するとグレーになる


ただしHDRやパノラマ合成の場合は数十秒待ち時間が発生することもあります。
当初はGPU性能が弱いからか?とも考えましたが、
タスクマネージャーを除いたところCPU可動率100%に対してGPU稼働率は数%程度。
Lightroomは昨年の8月よりGPUの支援を受けることが出来るようになったようなのですが、
正直私はあまり体感できていません。
また一度に沢山のスポット修正を行おうとした場合などにも処理の低下を体感します。


後ほどご紹介しますが、
結局最近グラフィックボードを「MSI GeForce RTX 2070Super」に変更しました。
これにより今までのグラフィック性能より大幅に強化されたためこれは!と期待しましたが、
残念ながら違いを体感できるほどの変化がありませんでした。
あまりにも変化なくてもしかしたら何か間違えてるのかもと不安になるくらいです。


Lightroomの現像に関しては購入時の仕様のままでも問題ないのかなと私は思いました。
よほど無茶苦茶なことをお願いしなければ不便感じることはなさそう、というのが私の感想です。


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動画性能について


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お次は動画性能について。
結果についてはもうわかる人はわかるかと思いますが一応…。
ちなみに動画編集ソフトも同じくAdobeの「Premire Pro」を使用しています。
なお購入当初はフルHD以下のサイズでの編集のみを想定してました。
そのためここではこのサイズで編集したときの感想ととらえていただければと思います。



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上のスペックを見てお分かりの方も多いかと思いますがこのPCはGPU性能がとにかく低いです。
Premire Proの必要システム構成を見るとGPU VRAMは最低2GBで推奨が4GBとあります。
このPCはというと…2GB。
これはもうお分かりになりますよね。


おそらくこのスペックというのは動画経験のある方からすると大変に辛い環境なんだろうなと思います。
なんか微妙な言い方になってしまってますが、
私はこの環境から始めたためこれに慣れてしまっているため、正直判断ができません。


ただし必ずしも編集できないということは全くなく、
実際のところ私が今までYoutubeにアップしている動画のすべてはこの仕様で編集しています。
例えばカットをシークするときやエフェクトを適用したときの処理時間等々、
そういった細かな部分で追従性の悪さを感じてしまうんだろうな…というのが私の想像です。



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書き出し時間についてはとてもかかります。
もちろん形式やサイズにもよりますが概ね実時間の1.5~2倍程度といったところです。
これも最初からこんなもんかと思っていたら諦めはつきますね。
長いときには一時間以上書き出すこともあり、
私は運動や寝る前に書き出してほかのことをするという生活を送ってます。
ミスに気が付き編集しなおして書き出すときとかはつらい。



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ということで2019年使用を使ってみての感想はこんな感じです。
要約すると写真は問題ないけど動画をがっつり編集するならこれは厳しいねといった感じです。
果たしてこの記事がどなたかの参考になるのかは書いてる本人にも全くわからないのですが、
とりあえずの長期使用レポートでした。


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2019→2020仕様からへ

グラフィックボード変更しました

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そんなPCを作成してから約一年後の2020年5月末、
このPCの弱かったグラフィック性能をついに強化することにしました。


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載せ替えるグラフィックボードは悩みましたが、
最終的に「MSI GeForce RTX 2070Super」を選びました。

MSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS GP OC グラフィックスボード VD7205

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  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: Personal Computers


NVIDIA Geforceを選んだ理由

コスパで選ぶならAMD製品の方が良いと言われてはいますが、
Adobe製品との相性が悪いという声がちらほら聞こえてきたり、
また少し興味のある動画編集ソフトもAMDよりもNVIDIAの方が安定かつ高パフォーマンスらしく、
この辺りも考慮した結果こちらを選びました。
ちなみに最初にQuadroを選んだのも安定性を重視したのが理由です。


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またQuadroを選んだ理由に「10bit出力」に対応しているということがありました。
これについて詳しく書くと長くなってしまうので割愛しますが、
要は対応する機器間でより広い色域を表現出来るようになります。


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正直アマチュアのぺーぺーが何を偉そうにと言われたらそれまでなのですが、
私が使用しているカラーマネジメントディスプレイはこの10bitに対応しています。
対応してるのであれば使わないともったいないし、
趣味と言えども出来ることならキチンとした環境で作業をしたいと考えています。


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実は私がPCを作成した当時はNVIDIAだとQuadroしか対応しておらずそれを考慮して選んだのですが、
いかんせんQuadroは高くVRAMの多いモデルを選ぶとこれはもう完全に予算オーバー。
結果的に動画をやるといいながらもVRAMが2GBという最下位のP400しか買えなかったのでした。

ELSA NVIDIA Quadro P400 グラフィックスボード VD6272 EQP400-2GER

ELSA NVIDIA Quadro P400 グラフィックスボード VD6272 EQP400-2GER

  • 発売日: 2017/03/27
  • メディア: Personal Computers


そんな思いで選んだQuadroと手に入れた10bit出力でしたが昨年の夏からGeforceもこれに対応。
今までグラフィック強化するなら高いQuadro買わないとなのかと考えていた私にとってこれは朗報でした。

pc.watch.impress.co.jp


実はこれ対応したの昨年の7月なんですが、私が知ったのは先月末…。
この時期にグラボを購入へ踏み切ったのもそういう理由です。
QuadroGeforceの違いについてはこちらのサイトが詳しく書いてありましたので、
ご興味ある方はご覧ください。

mitani-bp.xsrv.jp



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ということで換装完了。
肝心の変化については…実は編集作業を出来ていない為体感出来ていません。
試しに入れてみたゲームがサクサク動いていたので明らかに性能はアップしている様子。
ただもしかしたら電源は変えないとダメかなと思ってます。
スペック的に850Wくらいにしないと余裕ないかも、そこがやや不安です。

PCに関してはほぼほぼこれで満足が行くのかなと思いますが、
最後にメモリも32GB→64GBにしたいと考えてます。
あとHDDは定期的に増やしてますがこれは仕方ないですね。
そろそろRAID等も検討したほうが良いかもしれません。


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機材を生かす編集環境にも目を向けよう

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カメラのスペックも重要ですがそれを生かすPC性能というのも非常に重要です。
素材を生かすというのもそうですが何よりも自分が挑戦してみたいと思ったのにも関わらず、
環境が対応していない為それが出来ないというのは非常にもったいないですよね。
ついついメイン機材に目が行きがちですがPC含めた周辺環境も見直してみると、
新たな発見や表現を生み出すことが出来るかもしれません。

私は環境がよりよくなったのであとはこれを生かせるように日々精進していきたいと思います。
機材に負けるな、自分。


ということで我が家の自作PC最新事情2020でした。