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【登山】冬の「小遠見山」から北アルプスを撮る!の巻

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約一か月振りに登山へと出かけてきました。
今回は「小遠見山」という標高2007mの山、
低山ながらもとても楽しい登山でした。




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久しぶりに山に登ってきました

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つい最近、年が明けたと思っていたらいつの間にかもう3月も半ば。
最近は休みの日もなかなか思うように動くことが出来ず…
気が付けば前回の登山から一か月以上も経過していました。
今年は雪積る冬山に沢山出かけて経験値を上げようと目論んでいたのに、
結局出かけた回数はなんと3回…。


そんな先日、ようやく自由に動ける日があり、
こりゃチャンスとばかりに久しぶりに登山へと出かけてきました。
今回登ってきたのは「小遠見山(ことおみやま)」
標高は低く行動時間も短いのですが…とても良い山でした。
写真交えてご報告致します。


今回の行程

2020/3/15(日)

天気:曇りのち晴れ
登山人数:1人

とおみ駅(テレキャビン)
   ↓
アルプス平駅(テレキャビン)
   ↓
展望リフト乗り場
   ↓
展望リフト終点
   ↓
 地蔵の頭
   ↓
 見返り坂
   ↓
 一ノ背髪
   ↓
 二ノ背髪
   ↓
小遠見山山頂
   ↓
(帰り逆順)

※下山時展望リフトは使用不可



道路ガラガラ

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深夜12時に自宅をいざ出発。
途中から中央道を使おうと思っていたのですが、
道路が思いのほか空いていてあれよあれよとここまでやってきてしまいました。
とはいえかかった時間は約5時間半と意外と早くこれました。
道中は某Youtubeチャンネルで行われていたコラボ生放送をラジオ代わりに運転、
まさか5時間も続くとは思いませんでした。


サラッと駐車場に車を滑り込ませ周りを見渡すと、
まぁ周りはスノボーやスキーの恰好をした人ばかりではありませんか。
何を隠そうここはエイブル白馬五竜スキー場」の駐車場、
ここからテレキャビンというロープウェイ的な乗り物で上を目指します。
早く到着してもこれに乗らなければならず…
この日の運行開始時間はなんと8:15とまだまだ先。


いつもの登山口とは明らかに違うヤングな雰囲気に戸惑いながらもしばし車内で待機します。
ヤングとかいうあたりもう完全におっさ…(ry





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とはいえすぐに飽きてしまい、
近くにあるエスカルプラザ」という建物へ来てみました。
こちらではスキー用品のレンタルだったり、
またお土産や軽食なんかも済ませることが出来るようです。
二階にSUBWAYがあったよ。


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とおみ駅からテレキャビンに乗る


8時を回ってようやく行動開始。
いそいそと身支度を整えます。


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今回から新しいザック「OSPREY MUTANT 38」を導入してみました。



以前より冬山用の日帰りザックが欲しいと思っており、
ここへきてついに買ってしまいました。
まぁ今年あと何回出番があるかわかりませんが…。
今回はこのザックの試運転もかねて登ってみます。


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駐車場を出て数分で「とおみ駅」に到着。
ここからテレキャビンという乗り物に乗りまずは上のアルプス平を目指します。
チケットは二階で買えるのでそのまま進んでOKです。
料金は大人一人往復で2000円でした。


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こちらが噂のテレキャビン。
不思議な名前です。



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そんなテレキャビンに乗り込みいざ出発です。



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眼下に広がる景色を見渡すとそこは樹氷の森!
見慣れぬ景色に標高と共に上がるテンション。
果たして上はどんな景色が広がっているのだろう?
期待に胸膨らませた私を乗せてキャビンはぐんぐん進んでいきます。


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ガッスガス祭り開幕

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到着した場所は…一面、ただひたすらに白い世界でした。
何も見えない、とにかくガッスガスの状態。
雪に染まった山々を見えると思っていただけに、
テレキャビンで上がったテンションもここで一気にDown。
とはいえとりあえず先へと進みます。


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テレキャビン駅から出て下ったところにあるのが、
「アルプス展望リフト」
これに乗ると登山道入り口まで一気に進むことが出来ます。
お値段は400円なり。
ちなみに別に乗らなくても進むことはできるのですが、
その場合はゲレンデを進んでいくことになります。



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ガスにやる気奪われここはお金で解決…。
リフトは楽しい。



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数分で終点に到着。
こちらも相変わらずガッスガス…。
ここからようやく登山の始まり。
まずは「地蔵の頭」を目指します。


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地蔵の頭

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最初はどこへ進めばよいのかわからず迷いましたが、
先行するグループを見るとリフト前の小さな雪の山を登っていました。
地図を見るとこちらに地蔵の頭がある様子。
いそいそと私も後に続きます。



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「地蔵の頭」に到着。
お地蔵さんの家のようなケルン、
その上にはなぜか鐘がついていて鳴らすことが出来ました。
不思議な建造物です。



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ここから先、一度下った後は登りが続きます。
相変わらずのお天気ですが山を見ると先行する方々の姿が。
アイゼンを装着したのち私も後に続きます。



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途中、写真を撮っていた所後ろから来られた方とお話、
予報では天気が良かったはずなのに…と残念そうでした。
ホントですよね、私も晴れだと思ってたのに。



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もしかしたらこの登りの先は晴れているかも?
なんて期待を抱いて登りきりましたが…
状況は変わらずガッスガス。
Oh my God。




一ノ背髪

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白い景色を見ながら進んでいたら、
いつの間にか「一ノ背髪」までやってきていました。
ここは小遠見山山頂までちょうど半分くらいの位置です。
軽く行動食をつまみつつ遠くに目をやると…



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っつ!晴れてきた!?
遠くにうっすらと五竜岳と武田菱の姿が!
もしかしたらこのまま晴れちゃうんじゃないかしら?
と期待しましたが再びガッスガスの世界へと戻っていきました。
もっと見たかったなー。



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その後も先へと進みます。
直ぐそこあるであろう山々は雲に隠れて見えませんが、
そのおかげで目の前には不思議な風景が広がっていました。
なかなか普段見られない景色、
楽しみながらシャッターを切っていました。



小遠見山山頂

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テレキャビン駅を出発して約2時間くらいで「小遠見山山頂」に到着しました。
最後の方は雪庇が多くルートを誤ると大変な事になりそうです。
トレースがついているならその上を、
ない場合は十分状況を観察して進んでください。



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到着した際、山頂には約10人くらいの方がいらっしゃいました。
景色は相変わらず真っ白な状態…
本来であればここからは北アルプスの山々を見渡すことができるそうなのですが…
残念。


天気はガスガスでしたが風がなかったのはよかったです。
ほぼ丸一日無風といってもいいくらい穏やかなお天気で助かりました。
それもあってだいぶ暖かかったです。
取り合えず山頂で軽く食事を済ませます。



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食後は晴れ間を待ちながらのんびり写真撮影。
なんだかんだいいながらも、
雲かかった景色は幻想的で撮っていて楽しかったです。



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ここで先ほど登っていた時にお会いした方と山頂でお会いできました。
お話し聞くとなんと当ブログをご覧くださっているとのこと!
最近登山ネタ少ないですがうれしい限りでございます。
おまけに秘蔵の行動食の羊羹までいただいてしまい…ありがとうございます。
帰りに美味しく頂きました。



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なんてお話ししていたところ、突然雲が流れ始めました。
突然の出来事に驚きながらも、
カメラの電源を入れ静かにその時を待ちます。
そして…






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晴れました!
なんとまぁ先ほどまでの曇り空がまるで嘘だったかのような青空が広がっています。
山頂からは歓喜の声が上がっていました。


こうなったらもう写真を撮るしかないわけで、
よっしゃ、やったるで!とばかりに私も写真撮影を開始。
相変わらずの腕前で恐縮ですが雰囲気だけでもお楽しみいただけると幸いです。



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鹿島槍ヶ岳がカッコよすぎた件

今回どうにも「鹿島槍ヶ岳」がカッコよくて、
後半のほとんどはこちらを撮影してしまいました。
ということで以下、鹿島槍写真をお送りします。


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大満足だけど唯一の反省点は…


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晴れた日差しの下に広がる北アルプスの山々を間近に拝むことができて大満足でした。
ただし唯一残念だったのが「三脚」。
雪山、しかも日帰りだからまぁ手持ちでしかとらないだろうと考え、
今回は気持ち程度にと「Leofoto LS-223C」という小さい三脚を持ってきたのですが失敗でした。
全伸高約310㎜では余りにも低すぎて思った通りに撮ることができず。
いつものLS-324CEXがあればと何度も思ってしまいました。




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気が付けば山頂に二時間半も滞在してしまいました。
さすがにそろそろ帰らなくてはということで私も下山を開始します。
本当は夕方までいたかったけど、
明日は仕事、帰らなくては…。



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登ってきたときは雲に隠れてわからなかったのですが、
これが結構な高度感がありました。
テレキャビンやリフト等を使ってある程度の標高まで来れますので、
お子様連れや登山経験少ない方にもおすすめかなと思います。
(もちろん冬以外です)


私は今年機会があったらこの先の五竜岳まで登ってみようと思います。
冬と夏、どれだけ登山道が変わるのかを確かめてみたいです。


ここからは来た道を戻るだけ。
唯一の違いは帰りの場合テレキャビン駅まで歩いていかなければならないところくらいです。
ゲレンデを進んでいく形になるので周りには十分注意してください。
ということで今回はここまで。
お疲れさまでした!


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手軽に絶景、でも油断禁物


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以前から気になっていた小遠見山に登ってきました。
噂通りの絶景を満喫することができ本当によかったです。
テレキャビンやリフトを使用することもあり体力的にはかなり楽に感じました。
一見すると難易度も低いような気もします。


…が、道中を振り返ると前半は木々生い茂る箇所を進んだり、
また後半はほぼ雪庇と並行して進んでいくことになります。
天候がさらに悪化した場合等には道を誤り事故につながる可能性も考えられます、
天候には十分ご留意、またルート確認等事前準備をしっかり済ませたうえでお出かけください。
登山的にはやや物足りませんでしたが写真的には大満足な登山でした。
次はどこへ行こうかな。


今回撮影した写真のうち何枚かはFrickrに公開しています。
より大きな画像で見ることができますので、
もしよろしければそちらもご覧ください。




今回の動画

www.youtube.com


www.youtube.com

密かにYoutubeにも動画を上げています。
もしよろしければこちらもご覧ください。