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私が最近犯したミスから学ぶ「写真撮影に慣れてきたときにこそ気をつけたい」3つのこと

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最近撮影後に些細なミスが発覚して(ああやっちまったなぁ…)と思うことが良くあるんですよね。
これが本当に悔しくて毎晩酒におぼれる日々を過ごしている私です。
嘘です。
ということで自分への戒めの意味も込めて、そんな私が最近犯したミスとその改善策についてまとめてみました。
私のように後悔する方が出ないことを願って…



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私が最近犯したミスから学ぶ慣れてきたからこそ気をつけたい3つのこと

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紅葉シーズン真っ只中、行楽地へと向かうときなどにカメラを持っていくことも多いのではないでしょうか?
また私の様にカメラ沼に足突っ込んでる皆さまにおかれましては今度の週末はどこに撮りに行こうか?
と悩む日々を過ごされていることかと思います。


そんな外出先で満足行く写真が撮れたつもりで自宅に戻り、PCで確認するとあれれ?なんかミスってる。
ああやっちまったなぁ…
こんなときってホントに悔しいくてモチベーションも低下してしまいますよね。


写真を撮る瞬間ってもう二度と同じシチュエーションになることは一生ないわけなので、
防げるミスはできるだけ防ぎたいものです。


ということで今回は撮影時に気をつけたい些細なミスと対処法についてご紹介させていただきます。
私の様に家に帰ってきて後悔する方が少しでも減ってくれれば幸いです。





1.連続撮影時ピント確認せずそのまま撮影しちゃう事件

一度ピント合わせたから大丈夫だろうという「だろう撮影」による失態を犯す

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基本中の基本である「ピント合わせ」
皆さんはどうやって操作されていますか?
AFを使う方もいらっしゃればMFにて合わせる方など、シチュエーションや被写体によって使い分けることが多いかと思います。
私の場合、手持ちではAF、三脚を立てる場合にはMFというように使い分けることが多いです。
今回はMFでの操作時のお話です。


三脚を立てて撮影するとき一度撮った後に設定を変えてまた再度取り直すということをよく行います。
撮れた写真を見たうえでもう少し絞ってみようかな?とかもう少し明るくしてみようか?など納得いくまで撮ることが多いです。
そんな時、設定ばかりに目がいってしまうのと、ピントは一度合わせたから大丈夫という自身からピントを確認せずにそのまま撮影してしまうことが何度かありました。
実はこれがいけなかったんです。


ピントリングというのはとてもシビアでして、カメラ操作を行ったりしただけでも少し動いてしまいます。
また時間が経つと若干のズレが発生してしまうんです。
AFを使用しているのであれば撮影後にピントがずれていた場合は再度AFを駆動させてピントを合わせなければシャッターを切ることが出来ないため、ピントが極端にずれるということを防ぐことが可能です。
しかしながらMFの場合はピントが合っていない場合でもそのまま継続してシャッターが切れてしまうため、がっつりとピントが外れている写真を撮ることが出来てしまうのです。


私の場合、絞りをちょっと変えるだけだからピントは大丈夫だろうと思いそのまま撮影してしまったため、この結果微妙にピントが合っていない写真が発生してしまいました。
いつもはきちんと確認するようにしていたのですが甘かったですね…。


解決策…ライブビュー画面を活用しピントズレを防止しよう

対策はとにかく毎度毎度ピントの合焦を確認する!これしかありません、以上。
とはいえ毎回ファインダーを覗いて確認だと僅かな変化に気が付かない場合があります。


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そんな時に活用したいのがライブビューファインダー(LV)
カメラ裏についている液晶画面のことですね。
こんな時これを活用するととても便利です。


LVをファインダーとして利用する機能を使用すればいちいちファインダーを覗かずとも常にレンズに映り込む絵を見ることができます。
ここで明らかにずれている場合などがあれば調整を行えばよいというわけなのです。


またより詳細なピント合わせを行うときにもこのLVを使います。
合わせたい位置で大まかにピントを合わせた後、拡大ボタンを押します。
そうするとその合わせたい位置をどんどん拡大していくことが出来るんです。
この状態でピントを合わせればかなり詳細にピントを合わせることが可能となります。



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最近の機種ではピント合掌点に色を付けて可視化することが出来る「ピーキング」機能が搭載されている機種も多くなってきました。
これはピントがあっている部分に色を付けてくれるという便利な機能。
最近のミラーレスカメラには大体ついているんじゃないでしょうか?ちなみに私の使用しているNIKON D850にも搭載されています。
こういった便利な機能を活用するのも一つの手です。


Leofoto LS-324C+LH40

Leofoto LS-324C+LH40



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2.三脚の足をきちんと固定せず撮影しちゃう事件

焦るあまりしっかり三脚の脚ロックを忘れてしまう失態を犯す

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カメラがブレる要因は様々ですがその中でも気をつけたいのが「三脚ブレ」
おいらは三脚使ってるからブレなんてへっちゃらだい!なんて思ってませんか?
実は三脚を使ってるからと言って安心というわけでもないんです。

まずは三脚を立てる場所。
当たり前ですが安定感のある場所を選ぶことが大事です。
例えば雨上がりの岩場やぬかるんだ地面などの場合、三脚も滑りやすくなってしまいます。
またこれからの季節は霜柱や氷、雪などの滑る要素が増えてくる季節。
設置場所は十分確認することをおススメします。


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私が最近使用している三脚LeofotoLS-324Cは足を伸ばした後ロック部を捻ってロックする「ツイストロック式」という種類の三脚です。
それまで使用していた三脚たちはすべてレバーを倒してロックする「レバーロック式」でした。
ツイストロック式の場合、きちんと力をかけてあげないとうまくロックできないときがあるんです。
設営を焦り急いで三脚を用意したせいかきちんと三脚の足が固定されていない状態で撮影してしまい、
重さで三脚の足がだんだんと短くなってしまった結果見事にブレた写真の完成…ということが最近ありました。



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ツイストロック式は大変だなぁと思ってるレバーロック式の方も注意が必要です。
レバーロック式のほとんどはロック機構の固定方法にねじとナットが使われています。
使い込んでいくうちにこのねじが段々と緩んできてしまい、きちんとロックがかからなくなるようになってきてしまいます。
これだとツイストロック式のロック不足と同じくカメラを載せた際などに重さで下がってきてしまいます。


解決策…ツイストロック式はしっかり捻る、レバーロック式はたまにねじを増し締めしてあげよう!

ということでツイストロック式を使用されている方はロックかかるまできちんと締め上げましょう
これからの季節は寒くなってなかなか大変ですがとにかく頑張ろう。
また手袋をして操作することもあると思うので、事前に練習しておくといいかもしれませんね。


レバーロック式の方は撮影に出かける前にねじのゆるみがないかをこまめに点検するように心がけましょう。
仮に緩んでいた場合はきちんと増し締めしてあげるだけで大丈夫です。
ただしあまり締めすぎてしまうとロックするときにとても固くなってしまい指を痛める原因となりますので注意が必要です。
キチンとロックできるかつほどほどの良い塩梅で調整してみてください。

ちなみにねじを増し締めするにあたり必要な工具はメーカーによって異なります。
ドライバーの場合や六角レンチの場合など三脚によって異なりますので、ご自身の三脚にあった工具をご用意ください。


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ちなみにマンフロットの場合面倒なことに星型のレンチが必要です。
大体の場合、ホームセンターで手に入れられるかと思いますがお値段が1本で1000円くらいするのが難点。
Amazonだとセットが1000円くらいで手に入るのでこちらがお得かもしれませんね。




3.フィルターに水滴ついてるのに気づかずそのまま撮影しちゃう事件

水滴がついたたま撮影した結果、悲しい写真が完成してしまうという失態を犯す


最後は「レンズやフィルターに付着する水滴や汚れ」
これも写真に大きな影響を与える要因の一つです。


この時期の天候はとても不安定。
いきなり雨が降ってくるなんてことも珍しくありません。
そんななかでカメラを構えて撮影しているとフィルターに水滴がついてしまうこともありますよね。
でもこの水滴が撮影に影響を与えるってご存知ですか?



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実は先日、山梨某所に写真を撮りに出かけたんです。
なかなかよさげな場所で写真が撮れたのでルンルンで帰ってLightromに取り込んでみたらなんだか一部だけ異様にボケてる…


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拡大してみるとやっぱりなんかボケてる…
この時何があったんだっけ?と思い思い返してみると丁度その時小雨が降り始めたことを思い出しました。
そう、これは雨粒だったんです。
いやー悲しかったです。


またフィルターカバーを取り外すときに誤ってフィルターに触ってしまった!なんて時にも注意が必要です。
フィルターに触ってしまった時に付着する指紋や汚れ。
これも写真に影響を与えてしまう要因の一つです。



解決策…フィルタークロスを増強配備、撮影前に拭くことを習慣づける

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やはり撮影しているとどうしても汚れや水滴はついてしまいますよね。
どうすればいいのやらと考えたときに出た答えはとてもシンプルでした。
拭く回数を増やしてあげればいいのです。
めんどくさがらずにフィルターカバーを外したときに毎度拭いてあげれば常に綺麗な状態で撮影できる!
なんと単純な答えなのでしょうか。


思えば私、撮影時に携行するフィルタークロスは1枚だけでした。
そのクロスも普段はあまり使わないもの達と一緒にして小さなポーチに入れており撮影時に使うということはほとんどありません。
うーん、フィルター汚れに対してちょっと考えが甘かったのかなと反省してます。
そこで、手軽に拭ける環境を作ろうと考え、使用するフィルタークロスの枚数を大幅に増やしてみることにしました。
撮影時に身近にあればめんどくさがらずに拭くようになるんじゃない?と考えたからです。



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幸いAmazonではフィルタークロスの複数枚セットがかなりお安く売られています。
今回は8枚入り648円という激安クロスセットを購入してみました。
値段も安いことながら、品質も思った以上に良さげなのでなかなかお得感があります。
この8枚をカメラバックレンズ収納部や電池ケースの中など…とにかくいろんなところに配置しておくことにしました。
また撮影時に来ている服のポケットにも入れておこうと思います。
これだけやればこまめに拭くようになるはず…。

Amazonのクロスは値段も安くて気に入ったのでもう少し多めに買っておこうと思います。
そのうち周りがクロスだらけになりそうな予感。



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慣れてくると犯しやすい初歩的なミスに気をつけよう

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というわけで今回は私が犯した過ちをご紹介させていただきました。
正直どれも初歩的なミスばかり…
とはいえ慣れてくれば慣れれ来るほどそういったミスも起きやすいんですよね。
一応対策を見出すこともできたので今後は気をつけていきたいと思います。
皆様も私のような過ちを犯さぬようにお気を付けくださいね!