まるっと北アルプス!
- 今回の工程
- 6/17(土)06:40…三股駐車場
- 6/17(土)08:30…まめうち平着
- 6/17(土)11:00…蝶ヶ岳ヒュッテ着
- 6/17(土)13:00…「蝶槍」に行こう
- 6/17(土)13:30…横尾分岐
- 6/17(土)14:10…蝶槍到着!
- 6/17(土)15:30…蝶ヶ岳ヒュッテテント場!
- 6/17(土)18:00…夕日を撮ろう!
- 6/17(土)22:00…テント場!
- 6/18(日)4:25…テント場!
- 6/18(日)6:40…帰ろう!
- 6/18(日)9:40…三股駐車場!
- おわりに
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6/17-18の二日間を利用して、
北アルプスは蝶ヶ岳(2677m)へ出かけてきました。
今回のメインは写真撮影です!
というのもですね、
ふと最近、山に登ることに夢中になり過ぎてしまい、
きちんと写真を撮っていないことに気が付いたんです。
ブログに乗せれりゃいいやー(カシャッ)とかなーり適当に撮影する始末。
また、平日も仕事やらジムやらでなかなかカメラに触っていませんでした。
いけない!このままではオリンパス時代に逆戻りだ!
それにこんな調子じゃ、いつまで経っても上達しないぞ!
ということで、今回は初心を思い出し「写真を撮る」ことを目的に登ってきました。
この二日間は一枚一枚に集中して、
自分の考えたように撮れるよう常に意識はしていたつもりです。
結果はどうあれ、暖かい目で見てやってください!
6/17(土)06:40…三股駐車場
定時退社後、そのまま安曇野へ車を走らせ、
登山道入り口のある三股駐車場に到着。
そのまま一晩過ごし、翌朝行動開始です。
ふと見上げると目的地らしき山頂の姿が。
と、遠い…
梅雨とは思えぬくらいの快晴。
山頂からの景色に期待が膨らみます。
三股駐車場から約1時間、
なにやら不思議な形の気が…?
こちらがあの蝶ヶ岳名物の「ごじさん」です!
恐竜の形をしている=ゴジラ→ごじさんになったそうで、
今は石などを見に纏、更に恐竜らしくなっています。
そんなごじさんとおろしたての夏服でウキウキな私。
このブログを書いてるのはこんなやつです。
6/17(土)08:30…まめうち平着
最初の休憩地点である「まめうち平」に到着しました。
ここまでは比較的歩きやすい道でした。
標高は約1900m。
山頂は2677mなのであと約700m…
まだまだここから!
周囲の木々から、森林限界を感じるような高さまで来ると…まさかの雪渓が。
以降、山頂までこのような状態でした。
転んでしまったら何処まで落ちるのかわからないくらいの傾斜…
一歩一歩、慎重に進みます。
…ようやく超えたか?
と思ったらまだ続きます。
やってやんよ!
6/17(土)11:00…蝶ヶ岳ヒュッテ着
雪渓に苦戦しつつも、なんとか蝶ヶ岳ヒュッテに無事到着!
ここでまずテントの受付を済ませます。
利用料は一人当たり700円です。
水場はなく、ヒュッテで1リットル200円にて購入できます。
さあ、テント場へ移動します。
サクッと我が家設置!
テント場は40張くらい張れそうな広さ。
地面は大小石多め、ペグは刺さりづらいです。
また穂高側はやや斜面となってますので、
安曇野側に張るのがオススメです。
稜線上ということで、
強風対策としたてロープと石で飛ばないように対策を取りました。
テントに荷物を置いてカメラと共に周辺散策へ向かいます。
まずは蝶ヶ岳山頂へ。
テント場から歩くこと数分で到着しました。
標高は2677m。
気になる眺望はというと?
穂高から槍ヶ岳、更には大天井岳までを一望できる素晴らしい風景が広がります!
先月訪れた上高地はこの麓、
上はこんな絶景が広がっていたのですね。
6/17(土)13:00…「蝶槍」に行こう
蝶ヶ岳にはもう一つ山頂があります。
先ほど訪れたものが新しい山頂で、
少し進んだところに古い山頂があるのです。
当初、
古い方が高いだろうと山頂としたのですが、
後になって測り直したらこっちの方が高いじゃんということで移したらしい。
そんな古い山頂、今は蝶槍という愛称で親しまれています。
そんな蝶槍に向かって絶景を堪能しながらの散歩です。
途中、外国人登山者組とすれ違いました。
こんにちはとあいさつすると、聞きなれない言葉で返してくれました。
言葉は違ってもコミュニケーションとれればOK。
気を付けてね!
流石は北アルプスの稜線上。
素晴らしい風景に見惚れてしまい、
なかなか前に進めません。
6/17(土)13:30…横尾分岐
しばらく進むと分岐点に到着しました。
ここは横尾からの登山道との分岐点。
先月槍見台まで登ったあの登山道はここまで続いています。
こちらのコースはかなり急登なのでご注意ください。
6/17(土)14:10…蝶槍到着!
蝶ヶ岳ヒュッテから約1時間で「蝶槍」に到着。
こちらの標高は2664mです。
名前の通り、槍ヶ岳の目の前に位置しています。
遮るものも何もないので、
槍ヶ岳までの道中もくっきり見ることが出来ます。
あそこには9月に行く予定なのですが、
遠いなぁ…。
槍ヶ岳に挨拶も出来たので戻ります。
帰りも絶景の連続なのでペースは上がらず。
のんびり帰ります。
6/17(土)15:30…蝶ヶ岳ヒュッテテント場!
無事に戻ってきました。
さて、喉も乾いたので絶景を堪能しながら飲みます。
今回は1本だけ持参してきました。
こんな景色をつまみに飲めるとは…
なんと贅沢な。
飲みながらぼーっとして過ごします。
周りではマットを敷いて寝ている方や、
本を読んでる方など皆様満喫している様子。
とてもよい時間でした。
お天気が良くて本当になによりです。
日も傾いてきたのでそろそろ動き出しましょう。
6/17(土)18:00…夕日を撮ろう!
あっという間に夕暮れの時間です。
夕日が沈む姿を撮影すべく、三脚を持って出かけます。
今回から投入のこちら。

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ロワジャパン製レリーズです。
以前から欲しいなと思っていたのですが、
ようやく購入しました。
お値段1980円ととても良心的。
バルブ時間はもちろん、ディレイやインターバルの時間も設定できます。
何より操作が簡単で使いやすいです。
難点は電池を入れたらONになってしまうところ。
スイッチ欲しいっす。
あとちょっと大きい(155x40x19mm)
それ以外はお値段以上で大満足です。
夕日の撮影はというと、
残念ながらこの日は焼けることはありませんでした。
それでも夕方っぽい写真を取るべく粘ります。
…天気のせいではなく腕ですね、これは。
再び蝶ヶ岳山頂に場所を変えて撮影。
夕方感は出てるので良しとしましょう。
もっと勉強します!
この後はテントにて夕食を済ませ、
ゴロゴロしながらヒュッテで購入したワインを飲みながら、
のんびり読書をしました。
気が付くとそのまま寝落ち…
おやすみなさい。
6/17(土)22:00…テント場!
ふと目が覚めてしまいました。
時間は22:00。
テント場はすでにお休みの時間で、
周りもとても静かです。
外はどんなかな?と顔を出すと星空が!
これはチャンスとばかりにカメラを持って飛び出しました。
蝶ヶ岳山頂付近にて北アルプスと星を入れて撮影。
若干雲が出てますがそれでも星を見ることが出来ました!
実際の星はとてもきれいで、今まで見た中で一番の数でした。
やはり標高が高いとそれだけきれいに見えるんですね!
写真を撮りながらもその景色に見とれてしまいました。
ちなみに星が多すぎて星座は全く分かりませんでした。
まあそういう事にしておいてください。
そんな時、ふと山頂付近に目をやると…
見えました!
天の川です!
肉眼でもはっきりと見えるくらいの明るさ。
ちょっと雲で隠れてしまっているのが残念ですがそれでも感動です!
今回のレンズは明るさF3.5スタートだったのでISO感度でカバーしました。
オリンパス時代はISO1600くらいからノイズが気になり始めたのですが、
フルサイズはISO6400くらいまで上げても問題なし。
重いだの、高いだの、わがままばかり呟いてますが、
やっぱりフルサイズにしてよかったなぁと思うときもあるんです。
何枚か撮影したところで、雲がでてきてしまいました。
翌日の天気予報は曇り、このまま雲が増えていくのかもしれません。
天の川を見れたこともあり、
この日はこれで終了しました。
いかんせん明日は今朝の雪渓を下らねばならぬわけで…。
体力を回復しなくては。
それでは、おやすみなさい。
6/18(日)4:25…テント場!
おはようございます!
本日も無事熟睡出来ました。
この日の日の出時刻は4:35。
ぎりぎりセーフな起床時間に、
慌ててテントから飛び出します。
今回も日の出&モルゲンロートを狙います。
槍や穂高が赤く染まる風景が見られるのか!と期待に胸が膨らみます。
まあ、天気的にお察しがつくかと思いますが…
やはり人生思い通りには行かないようで、
この日も太陽が雲に隠れてしまいました。
なかなか稜線上から綺麗な日の出を見ることができない私。
次に期待しましょう!
昨日のお天気が嘘のような空。
風も強く、冬のような寒さです。
雲行きも怪しくなってきましたので早々に下山することにしました。
降りたら200㎞運転しないといけないし、
明日からまた仕事だしね…
最近、本当に長野に移住しようかと真剣に考えてます。
6/18(日)6:40…帰ろう!
我が家も片付け、撤収準備完了!
さよなら北アルプス!
また遊びに来ます!
昨日苦労した雪渓を下ります。
今回の山行でここが一番大変でした。
アイゼンをつけても歩き方が悪いのか止まらず滑ってしまうことがしばしば…
トレッキングポールなし派の私も、
ここを下る時ばかりは欲しいと思ってしまいました。
無事に雪渓を越え下ること数時間…ごじさんに到着。
さよならごじさん、また会う日まで。
おわりに
昨年から登ってみたいと思っていた蝶ヶ岳。
話に聞くように絶景の連続でした。
その道中も、綺麗な川や草木、花などが咲き誇り、
北アルプスを感じながらとても楽しく登ることができました。
今年は雪解けがあまり進んでないようで、標高が高いところはまだ雪が多い状態です。
私が苦労した雪渓でも、その前の二日間で滑落事故が発生していたそうです。
アイゼンやピッケルなどの残雪期装備を用意してお出かけください。
そして写真撮影の件。
やはり一枚一枚丁寧に撮影した方が、
後々見返す時も思い出や反省点をしっかりと思い出すことができていいですね。
今後もこのスタンスを忘れずに撮影していきたいと思います。
今回はほぼロケーションに助けられてしまったので、
いつか結果も追いついて来てくれればいいのですが…。
それでは!