名峰達が一度に!
今回の山は?
2017/4/23(日)
今回は山梨県にある「三つ峠」に登ってきました。
山頂の標高は1793m。
ネット等でもよく見かける人気の山、
これは気になるということで出かけてまいりました。
なにやら登山のアニメ?にも登場したらしいのですが、
あいにくそのあたりの知識は持ち合わせておらず楽しむことができませんでした…。
機会があれば見てみます!
工程
<工程>
【登り】三つ峠グリーンセンター~達磨岩~大曲り~股覗き~馬返し~八十八大師~屏風岩~三つ峠山荘~三つ峠山頂
【下り】三つ峠山頂~三つ峠山荘~屏風岩~八十八大師~馬返し~股覗き~大曲り~達磨岩~三つ峠グリーンセンター
あ、最近「Suunto Traverse」をきちんと使おうと思っていろいろなことを試してます。
今回は撮ったログをGPXにて出力して上のように工程表示してみました。
いろいろできるんですねぇ…これ。
登山開始
先週の乾徳山に続き、今回は同じ山梨県にある三つ峠へ。
この日の天気は晴天。
絶好の登山日和です!
スタートはこちら、「三つ峠グリーンセンター」。
登山道入り口付近も車が止められますが、
確実なこちらからスタートすることにしました。
ちなみにここから登山道入り口までは約2kmです。
途中、山の神を祭る「山祇神社」があります。
道中の安全を祈願してお祈りしていきます。
山祇神社近くの看板。
ここから山頂まで約4.2kmだそうです。
ちなみに高低差は約1200mとそれなりにあります。
へんてこりんな建物を発見。
…なんだこれは?
と思ったらトイレでした。
三つ峠型というのでしょうか…不思議。
しばらく同じような舗装路を進みます。
勾配も大したことなくのんびり散歩気分で進むことができます。
途中には桜がたくさん植えられた公園が。
この日は桜が満開でした。
飽きることなく楽しみながら進むことができました。
舗装路が終わりいよいよ登山道が始まります。
小さな橋を渡り、いざ進みます!
と、いきなり「達磨岩」に到着です。
実は古くから信仰の山と知られている三つ峠。
この達磨岩に刻まれているデザインは、
三つ峠中興の祖とされる空胎上人という方がデザインし、
その後継者である三世安西和尚という方が立てたと云われているそうです。
ちなみに、三つ峠の玄関口ともいえる「三つ峠駅」構内に、
この達磨岩のレプリカがあるそう。
凸凹具合など、かなりそっくりらしいのでお出かけの際は是非チェックしてみてください。
登山道を進みます。
やはり人気の山ということもあり、
登山道整備が行き届いている印象。
とても歩きやすいです。
勾配もきつい箇所なく楽しく登ることができます。
早々に「大曲り」に到着。
あまりにもさっぱりとしているので、
うっかりしてると気付かない可能性大。
三つ峠で有名な「股覗き」に到着。
どうもこの木が足のようになっていて、
そこを除くから股覗きということらしい。
何故ここを除くかというと…?
富士山が見えるんです。
ホントはね。
この時はあいにく雲が出て見えず…。
毎日富士山を見ている静岡県民なのに、
悔しさを感じてしまうのはなぜだろう?
ここから勾配も緩やかになってきました。
周囲の風景を楽しみながらのんびり進みます。
「馬返し」に到着。
これ以降、道が険しくなるので馬で来た人、
馬は引き返して歩いて進んでね。
という意味なんだそうです。
確かにスペース広めに感じます。
そしてこのベンチからも富士山が見えるんです。
ホントはね。
先ほどと違い今度は上の部分に雲がかかってしまってます。
なんか悔しいな…。
ここからまた登りとなります。
次第に岩も多くなってきました。
突然、たくさんのお地蔵様が現れました。
こちら「八十八大師」というそう。
ただ、現在は八十一体のお地蔵さまがが現存されているとのことです。
残念ながら数える時間はありませんでした。
余裕のある方、ぜひ検証してください。
先を進み、「親不知」に到着です。
ここからガレ場となりますのでお気を付けください。
かなり…ガレてます。
ここからはなかなか楽しい道が続きます。
写真のような橋もいくつかかかってますがどれも不安定。
とはいえ、落ち着いていけば全く問題はありません。
「愛宕尊」に到着。
元山小屋っぽい雰囲気が漂います。
しばらく進むと大きな岩場が見えてきました。
そしてなにやらにぎやかな声が聞こえます。
カーブを曲がると突然人だかりが!
どうやら皆様クライミングに挑戦される様子。
突然のこんにちは!の嵐、不意を突かれて噛んじゃったよ。
山で気を抜いては行けませんね。
ここが「屏風岩」です。
写真のようにたくさんのクライマーさんたちがいらっしゃいました。
三つ峠はクライミングのメッカでもあります。
よーく見るとかなり高いところまで登られている方も。
皆さますごい。
クライミング未経験の私はただただ驚くばかりです。
いつか挑戦してみたいけど、ちと怖いかな。
ということで、クライミング技術のない私は己の足を駆使して山頂を目指します。
ここで分岐点が登場。
左に進むと「三つ峠山荘」へ。
右に進むと「四季楽園」へ出ることができます。
四季楽園方面の階段がかなり損傷していたので、
今回は三つ峠山荘方面へ進みました。
山頂を目指しながら屏風岩を望みます。
うーん!これを登るとは…
クライマーさんはすごいっす。
ようやく「三つ峠山荘」に到着!
魚眼レンズのまま撮影してしまったので歪んでます。
三つ峠山荘の先からは…?
出ました!富士山です!
ここ三つ峠山荘前からはとてもきれいに見ることができます。
普段と違う角度から見る富士山は…新鮮です。
がやはり静岡側のほうがしっくりくるな。
ともあれ今日も雄大なお姿ですね。
三つ峠山荘から少し行ったところにてお昼休憩を取ります。
やはり人気の山ということでそれなりに人がいらっしゃいました。
しかし天気がいい!
まさに登山日和ですね。
お天気が良かったので、四方の山々を見渡すことができました。
中央アルプス、南アルプスもばっちり確認。
日本第二位の「北岳」もくっきりでした。
そして「八ヶ岳」。
まだまだ白い山頂、春とはいえど、まだまだ残雪期ですね。
テン泊目的地はどうしよう…。
休憩を取ったら、さあ山頂に向かいましょう。
三つ峠山頂にはとても大きなNHKの電波塔があり、
他の山とはちょっと違う雰囲気が漂っています。
こちらはもう一つの山小屋「四季楽園」。
ちなみに私、登った山のバッジをあつめているのですが、
三つ峠山荘と四季楽園とでは販売しているバッチのデザインが異なります。
私は四季楽園にて購入しました。
四季楽園前のベンチからは屏風岩を望むことができます。
利用料をきちんと払いましょうね。
山頂を目指します。
四季楽園から山頂までは約15分ほど。
そこまで急な箇所もなくのんびり登ることができます。
気になるNHKの施設。
ここは中継基地だそうです。
そして写真のこれ。
看板…?と思いましたが、これは電波反射板というそうです。
なるほど、電波を反射させてまた送るから中継基地というわけですね。
しかし、山頂に大型の人工物があるとちょっとテンション上がりますね。
なんか秘密基地っぽい。
私だけですかね…?
さあ、いよいよまもなく山頂です!
無事到着!
標高は1875mです。
山頂はあまり広くなくこじんまりとした感じでした。
しかし…人が多いです!
岩で作られた山頂の標識。
人が多く皆様写真を撮られるため大人気です。
空くまでだいぶ時間がかかりましたがなんとか収めることに成功。
逆光気味だけど…。
山頂からももちろん富士山が見えま…
あ、でもちょっと見えてますね、セーフ!
山中湖や河口湖、西湖など周辺の湖も見渡すことができます。
絶景ですなー。
今回の同行レンズは
「Sigma 15mm f2.8 DIAGNAL Fisheye」と、
「NIKON AS-F NIKKOR 24-120mm f4/G ED VR」の2本。
Sigmaは今回は登山デビュー戦。
やはり軽くてとてもよいです。
魚眼ということで周囲の湾曲がありますが、
それはそれで山でも使えそうな感じ。
今後も積極的に山に連れて行こうと思います。
そういえば山小屋付近にたくさんのジープがあったんですよね。
走れそうなものもあればダメそうなものもあったり…
ここまでどうやって来たのでしょうか?
気になります。
山頂登頂も済ませ、のんびりとしながらふと時計を見るとなんと14:00!
のんびりしすぎた!
日の入りが遅くなってきてるとはいえ、早めの下山は登山の鉄則!
慌てて下山します。
屏風岩付近ではいまだクライマーの方々が登られてました。
ここまで登ってきて、クライミングして降りられるのでしょうか?
皆さま日ごろきちんと鍛えられてるんでしょうね!
私も見習わなくては!
帰りは早く16:00ごろ、
無事「三つ峠グリーンセンター」に到着しました。
こちらは温泉施設もあったりと、かなり充実しているそうです。
登山道近くにこういう施設があるとうれしいですね!
ともあれ今回も無事に登山終了!
お疲れさまでした!
感想
ネットで「登山」と検索すると必ず出てくる三つ峠。
ちょっと軽めかなと思いきや、そんなことはありませんでした。
そりゃ高低差1200mですから、当たり前ですね。
とはいえ、登山道は整備がきちんと行き届いており(ガレ場以外)、
とても歩きやすくあまり疲労間を感じることもありませんでした。
そして山頂付近からの景色!富士山はもちろん、有名な山々を見渡すことができます。
コース的にも登山始めたての方におススメです!
GWの日帰り登山候補にぜひ!
混みそうだけどね…。
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