先日の三連休を利用して今年の目標の一つである「八ヶ岳縦走」に挑戦してきました。
テントを担いで歩くこと3泊4日、憧れた縦走路はとにかく暑かった…。
スポンサードリンク
今回から数回に分けてその模様についてお送りいたします。
第一回目は#0と題して今回進んだ工程や携行品について簡単にご紹介します。
チャンスは突然に
それは連休4日前の出来事。
会社の同僚との会話で週末が三連休だということにようやく気が付いた私。
特別予定もなかったため急いで山行の計画を立てます。
当初は丁度新しい登山用三脚が来たということもあり、
北アルプス「双六岳」にてのんびりテント泊でもしようかと考えていたのですが、
登山口入り口である新穂高温泉駐車場の争奪戦に勝てる気がせずあっさり却下。
折角の天気のよい3連休だし、仕事の具合的にも+1日くらい有給も取れそう、
それなら普段なかなか挑戦できなかったことをやってみよう…
そうだ…八ヶ岳縦走だ!
ということで突然にやってきたチャンスに急遽八ヶ岳縦走へと挑戦することしたのです。
今回の行程
今回私が進んだルートがこちら。
【2日目】キレット小屋→赤岳→横岳→硫黄岳→夏沢峠→根石岳→東天狗岳→高見石小屋
【3日目】高見石小屋→麦草峠→茶臼山→縞枯山→坪庭→北横岳→双子池ヒュッテ
【4日目】双子池ヒュッテ→双子山→大河原峠→蓼科山荘→蓼科山→蓼科山登山口
日程は7/14(土)~17(火)、三連休に加えさらに有給1日の奪取に成功したため計4日間の日程を確保。
天気予報も良好かつ八ヶ岳はエスケープルートが豊富ということで予備日不要と判断し、3泊4日でスケジュールを組みました。
スタート地点は山梨県北杜市小淵沢町の「観音平」を選択。
ここから編笠山まで登り、
八ヶ岳連峰の稜線上を進み最北端にある「蓼科山」を目指します。
スタート地点に観音平を選択したのは交通の便を考慮したためです。
今回は南北縦走ということで出発地点に停めた車を下山後に回収しなければなりません。
ここ観音平はJR小淵沢駅からも比較的近く、回収しやすいと考えたためこちらに決めました。
八ヶ岳縦走のルートプランニングに関して頭を悩ませたのは「水場」と「テント場」でした。
とにかく水場が少なく、一体どこで補給すべきかかなり迷いました。
最終的に出した結論は、「とにかく山小屋で買いまくる」ということでした。
幸い八ヶ岳は山小屋が多く点在しているためお金さえ出せば何かしらの飲み物が手に入るだろうと考えたのです。
結果はやはりこの時期だと水場で補給しただけでは足りず、かなり山小屋で給水をすることになりました。
また、今回は三連休ということもありテント場で無事にテントを張ることが出来るのかと非常に不安でした。
なるべく長い距離を一日で歩きたいけど、到着が遅くなるとテントを張れるかすらわからない…
三連休の八ヶ岳、しかも晴天確実となるとこればかりは予想もできません。
今回は幸い3泊4日の余裕ある日程だったため、今回は13時前後にテント場に着けるようにルートを考慮しました。
結果、どのテント場にもほぼ予定通りの時間に到着することができ比較的良好な場所にテントを張ることが出来ました。
携行品について
携行品については食料以外は普段のテント泊登山とあまり変わりませんが、丁度良い機会なのでご紹介を。
新しく購入したもの
今回の縦走の為に購入したのがこちら。
BlackDiamondのトレッキングポール「W'sトレイル」です。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ウィメンズ トレイル BD82330
- 出版社/メーカー: BLACKDIAMOND(ブラックダイヤモンド)
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
今までトレッキングポールを持っていなかった私ですが、
大三元レンズ2本を手にしてからというもの装備品重量が20kgを超えることもしばしば。
足への負担を軽減すべく今回こちらを購入しました。
ちなみに「W's」と書いてある通り、こちらの商品は女性用です。
というのもBlackDiamondの男性用トレッキングポールはなぜか赤ばかり。
赤が似合わないと言われる私はどうしても他の色が欲しくてこちらを選択したというわけなのです。
とはいえ最伸高が125cmもあるため身長175cmの私でも全く問題なく使用可能でした。
そもそも最大まで伸ばすこともあまりありませんからね。
ちなみにBlackDiaimondを選んだ理由はネットの評価がかなり高いわりには安くて、なによりかっこよかったのでこれにしました。
アルミ製ですがそれでも445g(ペア)軽いため重量的にも機能的にも全く問題ありませんでした。
そんなこのトレッキングポールが今回は大活躍。
硫黄岳山荘から硫黄岳山頂までのような疲れた体に地味に響く緩やかな登りでは腕を使って足の負担をカバーできたり、
また北八ヶ岳に多い平地部分ではノルディックスキーの如く推進力として使ったりと、
とにかくこのポールに助けられました。
何故もっと早くに買わなかったのか…
携行テント&シュラフ
テント泊ということでもちろんテントも携行します。
今回は「かまぼこ型狭小住宅」こと…
「モンベル ステラリッジテント1型」をチョイス。
狭いんだけどこの狭さが落ち着くんですよね。
トレックライズ2型も手に入れましたが、あれは一人で使うには贅沢すぎます。
なんだかんだでちょっと狭いけどそんな狭さが時々恋しくなるステラリッジ1型はとても気に入っています。
またシュラフは同じくモンベルの「ダウンハガー#1」を携行しました。
さすがに真夏にこのシュラフでは暑すぎでしたが、
そんな時はチャック全開放にして掛布団風にして使用していました。
とはいえこんな使い方するのであればさっさと軽くて小さい夏用の寝袋購入したほうがいいかもしれませんね。
モンベル(mont-bell) 寝袋 アルパイン ダウンハガー800 #1 [最低使用温度-10度] オレンジ 1121300-OG
- 出版社/メーカー: モンベル(mont-bell)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
食料について
食料については軽量かつ手軽なアルファ米とインスタントラーメンを約13食を用意。
飽きるのを防止するためにお昼ご飯はなるべく山小屋にていただこうという考えです。
しかしとにかく暑くて食欲がわかず、結局お昼ご飯を食べたのは一度だけ。
朝夕も疲れているはずなのに全く食欲がなく、食べたくないけど無理やりお腹に入れてました。
行動食はカロリーメイトや塩飴、ビタミンタブレットなどの他、
私の大好きなブラックサンダー柿の種味や駄菓子のカツなどを用意しました。
驚いたのがブラックサンダー。
この暑さの中でも溶けず最終日まで美味しく食べることが出来ました。
また駄菓子のカツはさっと食べれるし、見た目カロリー高そうなので携行してみました。
とはいえ、きちんと食事を取れなかったのは反省点です。
そのおかげなのか下山したら4kgも痩せてました。
- 出版社/メーカー: 有楽
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 菓道
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
水
それよりも道中とにかく欲しかったのが水です。
携行量はというとハイドレーションで約1リットル、
リュック内にナルゲンボトルで1リットルの計2リットル。
しかしながら前述の通りこの暑さでは到底足りるわけがなく、
休憩で寄った山小屋では毎回飲み物を購入していました。
おそらく1日当たり3リットルくらい飲んでいましたね…。
その結果、山で2万円くらい使っちゃったわけですがこればかりは仕方ないです。
また北八ヶ岳に進むにつれ水の確保が難しくなっていった印象があります。
携行した撮影機材
重量を気にする縦走とは言え、
やはりカメラは持っていきたいものです。
とはいえあまり撮る時間もなかったのも事実ですが…
カメラ&レンズ
今回もカメラは「NIKON D850」を持っていきました。
レンズは悩んだ末、最も利用頻度が高い「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」を選択。
重量増を気にした結果、レンズはこれ一本とすることにしました。
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Nikon 標準ズームレンズAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 付属品
- この商品を含むブログを見る
三脚について
また、今回の縦走期間はちょうど新月期。
余裕があれば星でも撮りたいなと思っていたところ、
丁度Df使いのお連れ様からこちらの三脚をお借りしていたので、
許可を得てこちらも連れていくことに。
Leofoto の「LS-223C+LH-25」というカーボンファイバー製ミニ三脚です。
本体重量はなんと約500g、さらに縮めた状態の長さも約20cmととてもコンパクトなのでザックに収納することが可能です。
それでいて耐荷重も約10kg(雲台は6kg)という優れもの。
Leofoto LS-223C+LH-25 カーボン三脚 レンジャーシリーズ
- 出版社/メーカー: Leofoto
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
結局、今回は天候やら疲れやらで星を撮ることが出来なかったのですが、
初日は思ったよりも時間が確保できたのでにコマクサ撮影でがっつりと使用させていただきました。
この三脚がとてもよくてですね、今後レビュー記事など書きたいなと考えてます。
ちなみにかなり気に入ってしまったので自分用にも購入予定です。
やはりLeofotoの三脚はコストパフォーマンス高いです。
そんなこんなで今回の総重量は約18kg。
それでも先日の燕岳登山と比べるとだいぶ軽く感じました。
前回はだいぶ欲張ったからな…
次回から真夏の八ヶ岳縦走編スタート
ということで次回から数回にわたり、
実際の行程を振り返っていく予定です。
真夏の八ヶ岳縦走、始まります!
次の記事へ
www.for-toru.com
- 作者: 昭文社地図編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2018/03/20
- メディア: 地図
- この商品を含むブログを見る