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登山やカメラなどなど

【登山?】テントを持って新緑の「上高地」へ出かけてきました(その4)

緑の上高地
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前回の続きです。
引っ張りに引っ張った上高地編も今回で終了です!

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徳沢キャンプ場にて一夜を過ごした私。
このまま帰るのもなぁということで、
一路「横尾」を目指し進むことにしました。
そして、あの山にご挨拶を。





<5/21(日)04:30>…徳澤園

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おはようございます!
新しい朝がやってきました!
テントでの就寝は2回目ですが、
相変わらずぐっすりと眠ることが出来ました。
慣れるまでは熟睡できないという話をよく聞くのですが…
どうやら、私は何処でも寝れる人間のようですね。
そんな我が家から顔を出すとすでに何名かの方が外にいらっしゃいました。





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皆さまのお目当ては、そう「モルゲンロート」。
モルゲンロートというのは朝日が出る前に山が赤く染まる姿のこと。
日本だと涸沢や千畳敷カールなどが綺麗だと有名ですね。
ここ徳沢キャンプ場は穂高岳を一望できるロケーション。
お天気次第ではテント場からモルゲンロートを見ることが出来るんですよ!
さあ、赤くなってきました!





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…思ったよりもあまり赤くないな。
残念ながらこの日は真っ赤とはいきませんでしたが、
それでも素敵な姿を目にすることが出来ました。

しかし、テント場は芝生できれい、
そして、みちくさ食堂や水場やトイレ等の周辺施設の充実度、
なにより平坦な道のりを二時間歩くだけでこのロケーション…、

すごいぞ徳沢キャンプ場!
テントを買ってとりあえず泊まりたい!
という方にぜひともおススメしたい場所です!
ただし登山要素はほぼ0です!



さてさて、モルゲンロートを堪能したら、
朝食をサクッと済ませて撤収に入ります。
え?朝食の写真?いや…ちょっとミスっちゃって…
そっとしておいてあげてください。




<5/21(日)08:00>…徳澤~横尾登山道

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居心地のよかった徳沢キャンプ場を後にし一路「横尾」を目指します。
徳沢~横尾間も上高地~徳沢と同じく、
勾配少なめな比較的歩きやすい道が続きます。



そして嬉しいことにあまり人の姿がありません。
すがすがしい朝の森林の中を一人歩くことが出来ました!
なんて贅沢なんでしょうか!





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日が差してくると、
左右の新緑がまぶしく輝きだしました。
本当に気持ち良いです。
今日も暑くなりそうです!





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ふと足元を見るとフキノトウが。
あちらこちらで春を感じることが出来ますので、
皆さまきょろきょろしてみてくださいね。
持って帰って天ぷらに…してはいけませんよ!




<5/21(日)09:15>…横尾

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そして横尾に到着。
明神や徳沢とは打って変わり、
観光客の姿はほとんどありませんでした。





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涸沢への入り口となる「横尾大橋」。
そしてその後ろには前穂高岳が聳えたちます。





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ここ「横尾」は穂高・涸沢・槍ヶ岳蝶ヶ岳など各方面への分岐点となっています。
しかしながら穂高槍ヶ岳方面ははいまだ深い雪で覆われた厳しい冬山の時期。
そんな山々に挑む登山者達が集うここ横尾は、
今まで訪れた山小屋とは明らかに違う空気を感じました。
なんともいえぬこの雰囲気…私にはまだ早い。




<5/21(日)09:30>…蝶ヶ岳登山道入り口

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そんな玄人達のオアシス横尾山荘を通り過ぎ、
蝶ヶ岳」登山道入り口にやってきました。
出来ればこのまま蝶ヶ岳へ…と言いたいのですが、
不慣れかつ贅沢テン泊装備&フルサイズカメラとレンズ4本という、
登山とは思えぬ装備でやってきた私。
かつ横尾~蝶ヶ岳ルートはそこそこの急登。

この状況では…と今回ばかりは山頂を目指すことを諦めました。

ただ、せっかくここまできたのだからと、
蝶ヶ岳登山道の途中にある「槍見台」へ寄ってみることにしました。



<5/21(日)10:00>…槍見台

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横尾から歩くこと30分。
槍見台に到着しました。

いやはや…このとんでも装備でこの登りはなかなかしんどい。
何度となく頭の中に「OM-D E-M1 markⅡ」の姿が思い浮かんでしまいました。
いけないっ!まだオリンパスには戻れないっ!
と何度も振り払いましたが、やはり登山に最適ですよねあのサイズは。

蝶ヶ岳までの道のりは樹林帯なので正直あまり展望が良くはないのですが、
この槍見台はというと…?



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なぜかここだけ木々もなく開けているのです!
そしてその名前の通り…中央にはあの山の姿が。






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望遠に付け替えて姿を確認してみましょう。
見えました!槍ヶ岳です!
って名前から分かっちゃいますね。
昨年10月に燕岳から見た以来のお姿。
お久しぶりです。
相変わらずとんがっていますね。
そして辺りは真っ白。
この瞬間も登っている人がいるんでしょうね、きっと。





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今年は槍ヶ岳に登りたいと考えている私。
…思わずつまんじゃいました。
しかし…これだけ小さく見えるということはそれだけ距離があるという訳で…
果たして辿り着くことができるのでしょうか?
ともあれその日が来るまでしばしお別れです!
また会おう!





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槍見台から下山後、そのまま上高地方面へ戻ります。
この日は日曜日、
残念ながら明日から仕事なので帰らなくてはなりません。
いや〜帰りたくない!
ここに住みたいですね、ほんとに!





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日も上がってきたせいか、
行きには閉じていたニリンソウの花が綺麗に開いていました。
この辺りは丁度満開。
小さな花が沢山咲き誇りとても綺麗でした。
穂高のように大きくなれよ!





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徳沢を過ぎると人も多くなり、
再び観光地の姿に戻ってきました。
と、急に目の前に猿が!
上高地の猿はとても人馴れしており、かなり近づいても逃げようとはしません。
何か食べているようで…何食べてるんだ?





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って、なんとニリンソウをバリバリ食べておりました!
…美味しいのでしょうか?
なんでも食べるんですね。
しかし、こうしてみるとかわいいものですね。



<5/21(日)13:00>…河童橋

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そして無事に河童橋に到着。
お疲れ様でした。
山には登ってないのですが、慣れぬテント泊装備にとても疲れてしまいました。
ただでさえ荷物の多いテント泊。
やはり装備品はしっかりと選別しないといけませんね。
身に染みて痛感致しました。
さあ、帰りましょう!



<5/21(日)13:15>…上高地バスターミナル

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帰りは「上高地バスターミナル」からバスにて沢渡駐車場へ向かいます。
しかし、人が多いこと多いこと。
行きとのあまりの違いにびっくりです。
ひっきりなしにバスが来ては人をフルに載せて走っていきます。
上高地の人気さがよくわかりますね。





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無事にバスに乗車。
二日間お世話になった上高地とはここでお別れです。
さよなら!上高地

この後白骨温泉にて汚れを落とし、無事に静岡の我が家へと帰還しました。



<終わりに>

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いいところだと話に聞いておりましたが、
ここまで素敵な場所だとは思いませんでした。
写真を撮る方だと本当になかなか前に進めなくなってしまうくらい、
どこを見ても絶景が広がっていました。
そして季節は春。
私が訪れたときは8分くらいの新緑でしたがそれでもかなり満足できたので、
これからの季節はもっと綺麗になるのだと思います。
次回は撮影に重きを置いて、観光で訪れたいなと思います!


そしてテント泊装備の課題もちらほら。
特に、パッキング技術の向上と重量を考えたレンズ選定は最優先事項かなと思います。
この二つは早急に対応することとしました。


今回はかなり贅沢装備を背負っていったとはいえ、
槍見台までの道での疲れっぷりと言ったら…
はたしてこんな調子で登山できるのか?
とても心配になってしまいました。
さてさて、どうなることやら…。