あれが欲しい!
D850を購入してからかれこれ約1か月半。
その機能や使い勝手には大変満足しています。
しかし…使えば使うほど、「あれ」が欲しくなってしまいます。
アルカスイス互換のL型プレートが欲しい!
D810を使用していた時にアルカスイス互換製品の便利さを知ってしまったが最後、
やはりD850でも同じように使いたいという思いが日に日に強くなってきました。
私の使用している三脚2本はどちらもマンフロット製の為、
専用クイックシューで比較的簡単にカメラをセットすることが可能です。
しかし、問題なのが縦構図にて撮影するとき。
マンフロットのクイックシューで縦構図撮影するときは、
雲台側を90度倒す必要があるため再度水平出しなどの調整が必要になります。
またフルサイズのカメラとなると本体だけで約1kg近く、
これにレンズを合わせると2kg近くになることもしばしば。
自由雲台ではそれを保持することが出来ずいつの間にか首が下がってしまうこともありました。
そこで重宝するのがアルカスイス互換の「L型プレート」です。
これならカメラ側を動かすので水平出しの必要はなく、また雲台側に過度な負荷をかけることもありません。
また簡単に縦横を切り替えることが出来るので気軽に構図を切り替えることが出来ます。
私の三脚はどちらもアルカスイス互換のクランプに改造してあるので、
あとはL型プレートを入手すればすぐに利用できるようになっています。
やはりあの便利さを知ってしまうと…もう元には戻れません。
私もそろそろ購入したいと思ってます。
そこで今回は2017年10月20日現在、
購入することが出来るD850用アルカスイス互換のL型プレートをまとめてみました。
1.Really Right Stuff MODULAR PLATES FOR NIKON D850
米国はカルフォルニアにオフィスを構える、Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)。
各メーカー、機種ごとにぴったりサイズの専用プレートを製造・販売しており、
その精度と使いやすさは世界中のカメラマンから愛されております。
製造から組み立てまですべてをアメリカ国内にて行っていて、
製品からもMade in USAの誇りとこだわりを感じることが出来ます。
ちなみに社名のReally Right」というのは「ぴったり」という意味だそうです。
日本国内では「銀一」が日本代理店となっており、こちらにてRRS製品を購入することが可能です。
www.ginichi.com
そんなRRS製のD850用L型プレートがこちら。
正面のRRSロゴがかっこいいですね!
重さは底面+サイドで139gとなっています。
もちろんバリアングル液晶も問題なく使用することが可能です。
底面は少し短めのサイズ。私的にはボディ端から端までカバーしてくれるとうれしいのですが…。
また、横の部分へとスライドする機構となっているようです。
各種ポートへのアクセスもしやすく、接続する機器もプレートに囚われることなくてよさそう。
さすがはRRS、なかなか考えられていますね。
さて、気になるのはそのお値段です。
ホームページにも記載がありますが、
底面と側面は別売りとなっています。
またバッテリーグリップ対応・未対応品にて値段も変わってくるようです。
値段はこんな感じ。
底面のみ (バッテリーグリップ非対応)…$80.00
底面のみ (バッテリーグリップ対応) …$65.00
底面+サイド(バッテリーグリップ非対応)…$180.00
底面+サイド(バッテリーグリップ対応) …$195.00
大体約2万円くらいと考えておけばよさそうですね。
しかし、どういう基準で値段付けされているのでしょうか…。
また、バッテリーグリップ対応・非対応による違いもHPではわかりませんでした。
また、上記通常版の他にウルトラライトモデルも発売予定のようです。
通常版が139gのところ、UL版はなんと72g。
また底面とサイドは一体型になっているようでこちらもよさそうですね。
お値段は少しだけ安く$140.00。
上記プレートは現在日本代理店の銀一さんで取り扱いがないため、
購入するには個人輸入する必要があります。
メーカーHPから注文後2~3週間ほどで到着するようなので気になる方はメーカーHPをご覧ください。
よいところ …RRSはやっぱり憧れ!
気になるところ…ちょっと高い、送料高い
2.Markins PN-850 ニコン D850 カメラプレート
www.markinsjapan.com
www.markinsjapan.com
続いては韓国ソウルの自由雲台専門メーカーMarkins(マーキンス)から発売されているこちら。
マーキンスの誕生は使っていた雲台がいざ撮影の時に故障。
肝心な時に使えないなんて!なら作っちゃおう!とカメラ仲間たちと立ち上げた会社なのだそう。
現場のことを知っている人たちが作り上げた製品となるとこれはあれこれ考えられてそうですね。
マーキンスも同じく底面プレートとサイドプレートは別売りとなっています。
お値段はそれぞれ、
PN-850 ニコン D850 カメラプレート…9140円
LN-850 ニコン D850 サブプレート …8200円
合計で17340円となっております。
うーん、RRSとそれほど変わらないですね。
見た目もあまり変わらないような…
こちらは日本国内用サイトが用意されているので、日本語にて購入することが出来ます。
しかしながら初回入荷分はすでに完売。
次回入荷は10月末とのことです。
よいところ …RRSよりちょっとお得、購入が簡単
気になるところ…あと少し出せばRRS買えちゃう、競争率高そう
3.Kirk L-bracket for Nikon D850(BL-D850)
米国インディアナ州にあるKIRK Enterprise Solutions社からも発売されています。
Kirkは、プロカメラマンのマイケル・カーク氏により立ち上げられた会社。
この方も市販品に満足できなかったらしく自分で雲台やらプレートを製品化され、かれこれ30年以上の歴史があるそうです。
皆さん市販品に不満があるんですね…。
「本当に自分が使いやすいと思うものを作る」という姿勢で作られた製品は世界中のフォトグラファーに愛されています。
前二つとは違い、こちらは底面と側面が一体となっています。
強度的にはこの形のほうが高そうですね。
私もできれば一体型がいいです。
背面にはL字金具も収納できる構造です。
外出時など取り外す際には活躍しそう。
ただサイド部は各種ポートの利便性を重視してか少し隙間が空くようになっているみたいですね。
私的にはサイドはボディとぴっちりくっついてほしいのでここが少し気になります。
気になるお値段はというと、$145.00。
今まで紹介した中で一番お安いお値段。
日本代理店はスタジオJinさんとのことですがこの商品はまだ取り扱いがないようです。
atelierjin.com
こちらも並行輸入の必要がありますね。
よいところ …他社よりもお安い、一体型
気になるところ…ボディとの隙間が空いてしまう形状
4.汎用品をうまく使う
ということでD850専用品となると現在はこの3種類のみのようです。
また、専用でない汎用のL型プレートも発売されています。

INPON 50mmクイックリリースクランプ+L型クイックリリースプレートセット アルカスイス互換 三脚/ボールヘッド/雲台などに対応
- 出版社/メーカー: INPON
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
とはいえこちらはあくまでも汎用品。
専用品と違いフィッティングもばっちりというわけにもいかない可能性があります。
値段が安いのは魅力的ですが、安物買いの銭失いになりかねない不安も。
私としては万が一の時にカメラに何かあっては困るので、
多少高くても専用品を購入したいと思ってます。
購入される際は自己責任にてお願いいたします。
まだまだ周辺機器は発展途上
D850発売から1か月半。
サードパーティー製品の充実はまだまだこれからかと思います。
今後も目が離せませんね。
ちなみに私はRRS製L型プレートからも目が離せなくなってます。
ただ目を離したくなる値段が難点。
もう少し考えよう…。