ふぉ撮る。

写真を撮りに出かけるがテーマのブログ。フルサイズを担いで山にも登ります。

【登山】結局「富士山」登山ってどうなの?実際に登ってみてわかったこと。

も今も、日本一!

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【2017/9/21】

富士山。
静岡県山梨県の間くらいに位置する標高3776mの山。
皆さまご存知の通り日本一高い山です。
私は静岡県の東側に住んでいるため、
よほど天気が悪くなければ大概毎日その姿を拝んでおります。
静岡県住みで登山が好きなら富士登山の経験はもちろん…あ


いや、ないです。


というのも私が登山にのめりこんだのもつい数年前。
また3776mという未知の標高や夏シーズンの混雑さ、
周りでの登山体験(大体夏登って混んでいて大変だったという苦労話ばかり)を聞いてしまっていたため、
どうも食指が動きませんでした。
「富士山は観光地だよ」なんておっしゃる登山愛好家の方々も結構いらっしゃいますよね。


とはいえ、今までに登った山々からも天気次第でその姿を見ることが出来た富士山。
どこに登ってもついついその姿を探してしまい、自然と私の道しるべ的な存在になっていました。
…ん?これって逆に言えば富士山に登れば今まで登った山々が一度に見えるってこと?
うーん、これは気になります。

さらに来週予定している北アルプス遠征では3000m級に挑戦する予定。
今だ3000mの壁を越えたことのない私にとってはとてもいい予行演習にもなりそう。
幼いころから見上げた富士山は一体どんなものなのか?
富士登山はただひたすら苦労しかないのか?
とにかく行って確かめよう!ということで登ってきました!




【今回のルート】



youtu.be



【往復路】
富士宮口五合目
  ↓
六合目
  ↓
新七合目
  ↓
元祖七合目
  ↓
八合目
  ↓
九合目
  ↓
九合五勺
  ↓
富士宮口頂上
  ↓
剣が峰
  ↓
(お鉢巡り)
  ↓
富士宮口頂上
  ↓
富士宮口五合目



当ブログでは、SUUNTO TRAVERSE ALPHAにて登山時のロギングを行っております。


※注意:2018年7月まで富士山は冬季閉山中です。自信のない方は開山シーズンに登ることをおススメします。。
 また万が一の場合も考え、自己責任での登山をお願いします。
 当ブログは一切の責任を負いません。



【登山開始!】

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夜明け前なのに駐車場はいっぱい!

ということでやってきたのは富士宮ルートの入り口である、
「富士山五合目」
閉山後とはいえ、いまだ登山者が多く駐車場に止められない可能性もある…
という情報を聞いたため前日入りしてました。
朝起きるとその車の数にびっくり!
さすがは日本一の山です。
これからいよいよ3000mに挑戦、さらにあの毎日見ている富士山頂を目指すと考えると、
なんだか緊張してしまいます。
装備品を確認し出発です!




朝日を拝む

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自己責任でお願いします

しばらく進むと六合目に到着。
こちらには雲海荘という山小屋があります。
ここは唯一営業をしていました。

雲海荘の先を山頂方面へ進もうとすると、
閉山を示すバリケードが見えてきます。
書かれている表示をしっかりと確認し、
これ以降は自己責任で進みます。
バリケードより先への進み方は行けばわかるはず。





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右手からは日が昇ってきました!
富士山といえば山頂からのご来光がおなじみですが、
ここからでも十分きれいでした!





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登山道は歩きづらさもなく快適です。
まだ先は長いのでのんびり行きましょう!




七合目は複雑!

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「新七合目」に到着しました。
標高約2790m、前回訪れた燕岳山頂と同じくらいの高さですね。
気温・体調ともに良好。
とはいえ風が吹くとかなり寒いので、
行動着の上からモンベルのストームクルーザーを着込みました。
レインウェアではありますが、
その性能から様々なシチュエーションに使用できるためかなり多用しております。
今回もこれを着るだけでだいぶ寒さが和らぎ助かりました。





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せっせと登り、ふと時計を見ると3000m超え!
いつの間にか「赤岳(2899m)」登頂していた!
高山病の症状も全くなくいたって普通。
まだまだいけます!




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進むにつれ岩が大きくなってきました。
左右に階段状に進む道のりですので、そこまで急な箇所は見受けられません。
おや?次なる山小屋の姿が見えますね。




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「元祖七合目」に到着。
こちらの山小屋は山口山荘というそう。
新、とか元祖とか…七合目は複雑ですね。
そのまま休憩せずに通過します。




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段々と急になってきました。
夏はここが人だらけ…登りずらそうです。
体力的にかなり余裕があるのでこのまま進みます。






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金のなる木!

八合目過ぎたあたりにあるお金が挟まった木。
皆さんお金を隙間に挟み込んでいるみたですね。
私も真似してみました。





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落ちたお金からも感じ取れる世界遺産感。
インターナショナル!




九合五勺!

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九合五勺!五勺ってなんだよ…

「九合五勺」にある胸突山荘に到着!
五勺ってなんだろう。
ここまでくれば山頂まではもう一息!



最後がちょっときつい!

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あの鳥居が見えたらもうすぐ!

いよいよ頂上まであと少し!
しかし標高3600mともなると、
体の反応が少し鈍くなったり頭が回りづらくなったりという変化が訪れました。
そしてちょっと息苦しいような…。
ここからは大幅にペースを落としてすすみました。
さらに頂上までの道は今までよりも急…。
最後の最後にこれだとみんな不満言うだろうなと思いながら先へ進みます。




富士宮口頂上到着!

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「頂上」に到着!でも最高地点ではないよ!

そして約4時間で富士宮口頂上に到着!
高山病の症状もなく無事に登ることが出来ました。
富士宮口頂上には富士宮にある「浅間神社」の奥宮があります。
7・8月の開山中には神職さんがいらっしゃり、各種祈念やお札・お守りの授与、金剛杖・行衣等の御朱印の授与も行っているそう。
また富士山頂郵便局があるのもこの富士宮口です。
今の時期は静かなこの場所も開山時期には賑わうのでしょうね!
まずはお腹がすいたので食事をすることししました。




最高地点へ&お鉢参りをしよう!

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休憩も終えて出発の前にカメラを取り出します。
今回持参したレンズは以下の三本です。
NIKON AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8E ED VR
NIKON AF-S NIKKOR 18-35mm f3.5-4.5G
SIGMA 15mm f2.8 DIAGONAL fisheye

この中で今回主に使おうと考えたレンズが「NIKON AF-S NIKKOR 18-35mm f3.5-4.5G」です。

先日、富士山で超広角を使い素晴らしい写真を量産されていたOM-D&α使いの有名はてなブロガーさまの記事を拝見し、見事に触発された私も超広角をメインにしてみました。

moognyk.hateblo.jp


また、D850と18-35mmの組み合わせで自分が満足できるのかを試す目的もあります。
この組み合わせって数値以上に軽く感じるんですよね。
これで満足できるならいっそほかのレンズを置いていけばだいぶ軽量化につながるはず!
次の登山は重さにもシビアにならなけらばならない為いろいろと試行錯誤を繰り返しております。
しかし、やはり山に24-70mmは重たいんですよね…。
最近売ってしまった24-120mmf4を登山用に買い戻そうかと検討中です。
あと14-24mmもほしいけどそろそろモデルチェンジしそうで手を出しにくい…来年かな。




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と、いうことで18-35mmを取り付け、
いよいよ最高地点である「剣ヶ峰」に向かいます。




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高度感がすごい!
富士宮口から剣ヶ峰へ向かう際に出てくる最後の登り「馬の背」
名前の通り、左右が崖になっていてまるで馬の背中のようになっている道。
ここがまぁ結構急な場所でして、また足元も滑りやすい道なので下りはかなり危険そうです。
その急勾配と眼下に広がる景色が相まって高度感は半端ないです。
高所が好きな私でもちょっとひゅんとしてしまいました。





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馬の背を超えて富士山特別地域気象観測所が見えてきたら最高地点はもう少し!
空の青さが気持ちいいです!





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そしてついに最高地点「剣ヶ峰(3776m)」に登頂!
幼きころから見上げていた富士山頂上にやってきたのだ!と思うと感慨深いものがあります。
かなり静岡県民補正がかかってますね…。
とはいえ日本最高地点!喜びもひとしおです。




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Fisheyeを使用して撮影した噴火口。
想像よりも迫力ある風景にとても感動してしまいました。





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剣ヶ峰を後にし、振り返ると先ほどまでいた剣ヶ峰と富士山特別地域気象観測所の姿が。
まるでRPGのような風景ですね。

ここからは噴火口を一周する「お鉢巡り」をすることにしました。
昔は富士山頂にはる八つのピークを回る「お八巡り」だったものが、いつの間にか火口を鉢に見立てた今のお鉢巡りになってしまったらしいです。
八つあるピークの一部は通行禁止になっているようですし。
一周約1時間半くらいとのことですが、私は写真を撮りながらのんびりしてたら2時間半もかかってしまいました。





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「大沢崩れ」の頂上から望みます。
眼下には朝霧高原が広がります。
右手に見える湖は「本栖湖」、その左側にあるのが思い入れのある「竜ヶ岳」。
今までと逆の見え方はとても新鮮だけど少し不思議なそんな印象でした。
富士山に登っているのに富士山を探してしまう私はボケてるのかもしませんが…。




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周りの風景はまるで異世界に迷い込んだ様でした。
この日は八ヶ岳までは見ることが出来、登頂したことがある山々の一部を見ることが出来ました。
こんなことが出来るのは日本一の高さを誇る富士山ならではですね。




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須山口頂上に鎮座するは「富士山頂上浅間大社奥宮 久須志神社」。
狛犬二匹が出迎えてくれました。




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ここはお土産物屋が立ち並び、夏シーズンはご来光を拝む人々でとても賑わうそう。
今まで何人もの登山客を見送った狛犬達。
来年夏までは静かに過ごすことが出来ることでしょう。





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その後山中湖方面を見下ろしながら高度感を味わいつつ、
我が家の方に目を凝らすも残念ながらガスで見えず…。




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御殿場ルート山頂が見えてきたらお鉢巡りもまもなくゴール。





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そして富士宮口頂上に戻ってきました。
富士山火口は思ったよりも大きかったです…。



メインで18-35mmを使用しようと意気込んでましたが、
それに加えてSIGMA 15mm Fisheyeが大活躍でした。
やはり噴火口という特殊なシチュエーション、
映り込み範囲が広く、適度に一人称視点を表現できるこのレンズは持ってきて大正解でした。
富士登山するなら私は超広角+Fisheyeをおススメします!
…って結局18-35mmで満足できるのか答えが出なかったよ。
もう少し考えてみます。




下山へ!

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富士山を堪能したところで下山します。
富士宮ルートは登りも下りも同じルートなので、
一番わかりやすいです。





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もと来た道をひたすら下ること約1400m…
同じような道が続き正直帰りはちょっと辛かったです。
また、全体的に砂利っぽい道が続くため歩き方を考えないと滑ります。
心配な方はステッキなどあるといいかもしれませんね。
荷物になりそうだから使ってないのだけど、私も買おうかな。




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約2時間半で富士宮口五合目に到着!
お疲れさまでした!





いかがでしたか?

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ということで富士登山がどんなものなのか実際に登ってみた感想としては…



やはり登山に変わりないから楽しかった!



これに尽きます。
確かに静岡県民なので富士山に親しみ感じてるから補正もされてるとは思いますが、
それ以上に満足できたように感じます。

おそらく観光地とおっしゃる皆様は夏山の状況からそんなこと言われてるのかなと考えます。
他の山と比べても明らかに多い山小屋の数、また登山慣れしていない方々が多いとなると、
確かにそんなことをおっしゃる方もいるかなと思いました。
また、登山道もほかの山に比べると面白みがないのも事実。
とはいえこれが富士山なのだからこれはこれでいいんじゃないの?
とにかく割り切って楽しもうよ!というのが私の考えです。

登山は好きだけど富士山って話聞くとつまらなさそうだしーなんて思ってる方、ちょっと待って!
山頂から眺める風景はここでしか見られないので、一度は登ってみる価値は十分にあると思います!
また登山好きの方はそれなりに登った後に富士山に挑戦すると良いかも。
あー!あそこ登ったー!ここもー!と登った山探しするとかなり楽しいですよ!

気になる方は是非挑戦を…する前にまずは一度深呼吸。
自信のない方は夏山シーズンに登ることをおススメします。
自分のスキルを考慮し、最善の装備と時期に楽しく登ってみてくださいね!

それでは!