バッテリー4倍長持ち(当社比)
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結局3Dプリンタ回してます
カメラ(3Dプリンタ)ネタ。
結局のところ、なんやかんやで時間を見つけては3Dプリンタであれこれ制作しています。
よくよく考えると販売に合わせてFusion360を年間契約しましたからね…。
使わないと損なのです。
「既存に無く、より便利に使えるように、自分が欲しいと思うものを作る」
…ってのが一応のコンセプトです。


そんな自分が欲しいと思ったものシリーズの第一弾である、
「SIGMA fp用背面液晶ビューファインダー化ブラケット」については、
先月よりBASEの方で販売開始させていただいております。
お求めいただいた皆様、ありがとうございます。
2月中旬は外出が多くなるので発送までにお時間いただいてしまう場合もあるかと思います。
何卒ご了承の程よろしくお願い致します。
今作ってるものを紹介すっぞ
そんなわけで引き続き自分が欲しいなぁって思ってるものの制作を進めておるわけなのですが今作ってるのはこれです。
「SIGMA fp用バッテリーグリップ(縦グリ風)」
既に動画では紹介してます
今回のネタ、実は動画の方ではすでに紹介済みです。
いろんな角度から見れるのでよろしければ。
どうやって検索したのかわかりませんが海外ニキたちが結構見てくれてるようで驚いてます。
なお今回の写真の殆どは動画切り出しの手抜きとなります。
fpのバッテリーについて
fpを使っていて困ることの一つに「バッテリー容量が少ない」というのがありました。
fpはボディが小型、故に合わせるバッテリーも小さめのものが使用されています。
バッテリーが小さいとなるとその容量も少なくなるわけで、
純正バッテリーの内容量は1200mAhとなってます。
これはαのFZ-100バッテリーのおおよそ半分程度となります。
きちっと図ってるわけではないので感覚的な話になりますが、
αを登山に持ちだした際など、大体一日1本程度バッテリーを使ってた気がします。
ちなみにこれは写真のみの場合、動画はもうちょい使います。
上の感覚をfpに当てはめると大体一日2本。
長時間露光などの場合にはよりバッテリー消費激しくなるため、
余裕見て1日2本+1本くらいに考えておいた方がよさそうです。
となると2日で6本、うーん荷物がどんどん増えていきます。
そんなわけでfp導入時に念のためにバッテリーを10本購入していたのですが持ち出しすぎるといろいろ面倒です。
重量もそうだし管理も大変、特にこのバッテリー小っちゃいからすぐどっか行っちゃうんですよね。
持ち出す本数なるべく少なく、かつ交換頻度も減らすことは出来んかねと以前からもやもやと考えておりました。
ざっくり紹介すっぞ
で、作ったのが先ほどのこれです。
一応まだ試作段階なので細かな点は変わる可能性ありますが簡単に紹介します。


全体はこんな感じ。
底面部は約45㎜の台座のような形、側面部にはデカめグリップが用意されてます。
この二つは2パーツ構成でそれぞれ別のパーツとなってます。
最初は底面部だけ作ってたんですが、それだけだとまた問題が出てしまうため、
どうせ底面部着いたんだったらデカいグリップ付けちゃおう的な感じで拵えました。
グリップ形状も握りやすくかつ全体の見た目にマッチするような感じを心がけてます。

実は私はCanonのR3やR1のような丸っこい縦グリデザインがすごく好きなんですよね。
スペックや用途的に私に全く必要ではないものばかりなので手を出すことはないんですがあの見た目は好き。
なんかそんな風に出来たらなって思って作ったんですが…比べるとそこまで似てないですね。
話戻って今度は底面部。
底面部は気持ち丸みを帯びたデザインにしてみました。
本当はもう少し丸っこくしたいのですがあんまり丸すぎると印刷苦労しそうなので思案しとるとこです。
なんやかんやで多分変えないかも。
あと底面部はアルカスイス風溝切ってます。
クランプ直接接続可能です。
で、この底面部に秘密ありけり。
実は中は妙な形の空洞になっているのです。
ここにですね…
なんとモバイルバッテリーが入ります。
そうなのです、この縦グリ風な異物はバッテリーグリップとして使うことが出来るのです。
ファッションアイテムではないのです。
本体との接続はダミーバッテリーを使用します。
市販されてるUSB-Cタイプのものを使用しこれをバッテリーグリップ内で結線、
ダイレクトに電源供給を行います。
USB端子からの給電も考えましたが確か無印fpはそれが出来なかったような…
見た目もこっちの方がすっきりするからやってみるかということでこれにしました。
なお配線長変更が必要となるためダミーバッテリー側も加工が必要(要はんだ付け)となります。
使用するモバイルバッテリーはAnker製の5000mAhのもの。
単純に計算すると5000/1200=4.16…純正バッテリー約4本分の容量となります。
また重量面でもモバイルバッテリーの方が軽く、
モバイルバッテリーの重量は102gに対しfp純正バッテリーは1本約50g、
つまり同容量を携行するとなると50*4=200gとなります。
おおよそ半分の差、これは結構デカいですよね。
ただまぁ先ほどの外装が付くのでなんやかんやで結局グリップ装着時の方が断然重くはなりますが…
装着は、
①本体にダミーバッテリー装着
②底面部と本体をねじ止め
③モバイルバッテリー挿入&結線
④グリップ部ねじ止め
という感じです。
バッテリー交換やSDカード抜き差ししたいときにいちいち脱着しないといけないとこは難点ですね。
あと撮影時の注意点としては
カメラ側電源とモバイルバッテリー電源供給は連動していないのでそれぞれをONしないと起動しません。
fpの電源スイッチONしてからさらに底面側面に設けた穴っぽこから見えるモバイルバッテリー給電開始SWを押す、これでようやくfp起動って感じです。
この辺りはちょい面倒かもですね。
少しだけ山で使ってみました
丁度たまたま北八ヶ岳エリアでテント泊する予定があったので持ち出してみました。
ボディはSIGMA fp L。
レンズはMC-11経由でSIGMA 24-105㎜ F4 DG HSM | Art、
あとはLマウントのSIGMA 16-28㎜ F2.8 DG DN | Contemporaryです。
バッテリーについて。
今回は2日間で約200枚程度の撮影となりました。
初日は天気悪くまた仕様に慣れていなかったためうまく使えんかったのです。
この程度なのでバッテリーは全く減らずでした。
画面上のバッテリーインジケータの表示がフルの状態から全く変わらずだったので逆にちょっと気持ち悪かったです。
今回は一番寒い時で-15℃くらい、大体平均で-5~-10℃くらいだったかと思いますが動作に支障は一切ありませんでした。
起動しない電源が落ちるなどもなく普通に使えました。
バッテリー収納部は思ったよりも温かいのかななんて思いましたがどうなんでしょうね。
反面、夏場の使用時は暑くなりすぎないかと少々不安にも思いました。
一番気になる電源供給開始の儀式について。
これは正直毎度となるとちょい面倒です。
ただ素手ならばまだ多少許せるかと思いますが、冬山となると自然と手袋やグローブつけてるわけで、
そんな状態でモバイルバッテリーの供給開始ボタン押そうものならハイパーイライラします。
今回この儀式のせいでかなりの撮影機会損失してます。
これの対策としてはもうfpの電源いれっぱにしておくしかないかなという感じです。
電力消費を減らすせめてもの方法としてLCDオフ時間を設定しておけば、
設定時間で液晶画面オフとなるため多少は節電に繋がります。
この状態ならば撮影したくなった時に儀式不要、シャッターボタン押すだけで撮影に復帰できます。
多分そこまで電力消費しないと思うのでこの方法はアリといえばアリなのですが、
あまり長時間となると今度は本体熱持つ可能性もあります。
ある程度連続して撮る可能性がある場合のみ使用し、それ以外は儀式したほうが賢明かもしれません。
まぁ雪山とかだったら寒いから大丈夫かもしれませんが。
SIGMA fpの雪山での使用感について
ついでに雪山でのfpの使用感について。
純正バッテリー未使用のため通常状態での使用可否については不明です。
その他の部分についてさらっと簡単に。
まずボディがメッチャ冷たくなります。
インナーグローブだけで操作しようとしたらキンキンになりすぎて大変に冷たかった。
ちょっと予想外に冷たくてかなり驚きました。
この辺りは何か対策した方が良いかもしれません。
一番気になったのがマウント部分。
実は今回レンズ接続エラー(F値の表示が--になっちゃうやつ)が頻発しました。
最初はMC-11のせいかなと思ってたんですがLマウントの16-28mmでも発生を確認。
何故かと思いよく見てみるとレンズ取り付けた状態でのガタがいつもより多くなっていたような気がします。
MF操作でピントリング回したときなどにこれが発生することが何度かあり少々困りました。
下山後や自宅で同じように操作しても全く発生しないあたり、寒さのせいなのでしょうか?
もしかしたら私の個体だけなのかもしれませんが一応ご報告まで。
もう少し使ってみて調整してみます
ざっくりですが制作しているSIGMA fp用バッテリーグリップについてご紹介しました。
ひとまず自分が気になっていたバッテリー持ちについてはこれで改善できそうな気がしています。
熱の部分は少々心配ではありますが…
場合によってはある程度通気性に配慮した底面すけすけ夏仕様も考えたほうが良いかもしれません。
今後詰めていきある程度よいと思った段階で販売もしたいなぁとは思ってますが、
前回同様、素人作成品ではありますので何卒ご理解の上でご購入いただけますと幸いです。
人によっては軽量コンパクトなfpの良さを生かしていない!なんて思われるかもしれませんが、
これも一つの進化系と温かい目で見ていただければと思います。
ありがたいことに最近は海外の方からのお問合せが大変多くなってます。
海外発送も代行サービス経由にはなりますが承りますのでよろしければ。
また完成したらご報告します。
現在販売しているオリジナルアイテム
raicyo58.base.shop
※納期は商品ページにてちょこちょこ更新してます。