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登山やカメラなどなど

3Dプリンタで作ってみたSIGMA fp用アイテムを紹介します


使ってるよ。




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3Dプリンタ使ってるの?

カメラネタ。

ブラックフライデーセールにて購入した3Dプリンタ


www.for-toru.com
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最近はリアルにお会いする皆さんにもどう?いい感じ?などと聞かれることが多くなりました。

やはり値段的にも注目度は高いみたいです。

ちなみになんやかんやで今も安い。





そんな3Dプリンタ、我が家でも絶賛稼働中です。

前回は正直興味本位8割くらい、

でしたが今回はfpをより快適にしたいという目的があることもあり心意気がちょい違うのです。



そんなわけで今回は作ってみたものを簡単に紹介しちゃおうかなと思います。

どれもまだ完成まで至ってはいないのですがこんなものが作れるんだよ的な紹介ということで。



なお今回の内容は動画の方でも既に公開してます。

デスク汚いけど良かったら見てね。


www.youtube.com





【その①】デカい手に対応したSIGMA fp用グリップ

純正品試したけど…

まずはSIGMA fp用グリップです、現在Ver.4です。

グリップは一番に作りたかったのです。





元々純正のグリップ「HG-01」と「HG-21」をそれぞれを所有しており、用途によって使い分けていました。





しっくり来てたのはデカいほうのHG-21。

グリップ部の握り心地良かったのですが、底面プレートもあるため嫌でも全体サイズがデカくなっちゃいます。

どうせなら底面アルカ互換の溝切って欲しいなぁって思ってしまう点も気になる。

(LVF接続考えると仕方ないんだと思う。)





もうひとつのHG-11に関して。

こちらはHG-11よりもコンパクトにできていて見た目とてもよい感じです。

fpに着けても主張少なくお気に入りでした。





ただ、一点、このハンドルとボディ部の絶妙な隙間がすごく気になる。

なんか指が入りそうなんだけど入らない、うーんなんか気になるって感じ。

これが毎度撮るときに地味に気になってしまってまして、

なかなか意識を持ってかれることが多かったのです。



そんなわけでまぁいろいろ気になるから自分で作りたいなぁと思っており、

まず最初に3Dプリンタで作るならグリップだ!と決めてました。




完成したグリップ達

最初はとにかくデカいグリップを作ってみようと思い出来たのがこれ。

ボディ側から前方に30㎜も出るという通称:馬鹿みたいにデカいグリップです。

確かに握りやすくはなりましたが操作性は最悪でした。

とにかくデカい手に握られるためだけに生まれてきた悲しきモンスター。





その後アップデート重ねて現在の形がこちら。



デカけりゃいいってもんでもないなと反省し、

出の長さもやや抑えつつダイヤルにもアクセスしやすいようにしています。



あとはネジ部分はハンドストラップつけたいので本体に付属するネジストラップ金具を付けれるようにしました。

そのほか、小指ひっかけられるように下部を少しデザイン変えてみたりなんやらかんやらしています。





このグリップで都内散歩などもしてみましたがなかなかよい感じでした。

やっぱ自分に合わせて作ってるからなのかすごく良く感じます。





まだまだ完成までは至ってませんが今のところよい感じで使えてます。

強度面がちょい気になったので素材変更したりと現在も進化中。

あとはデザインや積層痕についてもより詰めたいと思ったりもするのですが、

そればっかやってて外に撮りに行かなくなるのは元も子もないのである程度のところで区切りつけるつもり。

現状でもそこまで悪くはないようなと本人は思ってます。

改善や進展あらばまたどこかでご紹介します。







【その②】日よけ&低予算貧乏LVF(通称:BLVF)

サイズ変更せずに日中で背面液晶を見やすくしたい

グリップひと段落したので次はこちら。

山でfp使って思ったのは背面液晶の見づらさでした。

晴れた日などは日の光などが反射してしまうため背面液晶だけでの撮影はなかなかに辛いものがあります。

この状態で追い込んでの撮影はなかなかにしんどい。





それを改善するために用意されているのがEVFやLVFなどの拡張アイテム。




これらを使えばより使い勝手向上するのだ!

…ってのはわかるんですが、問題なのがサイズ。

これら付けるとサイズが大きく変わるのです。

EVFは横方向に、LVFは縦方向にそれぞれ長くなってしまいます。




これよりもちょいデカくなった

サイズが変わると携行方法にも影響が出てきます。

私の場合はメイン機として使う際にはバッグに携行することがほとんど。

このバッグも取り回しを考慮し出来る限りボディサイズに合うものを選んでいるのですが、

どちらのアイテムもサイズ変わっちゃので、

それぞれに合うものを探さなければなりません。

一時期LVFで行くぞと決めた時、

これに合うバッグを買ったんですがデカすぎて笑いました。

デジタル一眼時代よりもデカかった。





じゃあ必要な時にそれに応じてつければ?ってご意見もあるかもしれません。

でもいちいち登山でそんなことしてるのはホントお手間Mega MAXと思うんですよね。

移動中とかただでさえレンズ交換さえ躊躇する場面あるのに、

「よしじゃあここでEVFつけるかまずザックからEVF出してfp出して接続端子のゴムなくさないようにしまってそれから…」

なんてのは面倒すぎませんか?あと失くしそう。





そんなわけので、

①あまりサイズ感変わらんものがよい

②仮に脱着する場合もスムーズに

こんな感じで運用出来るようにならんかなぁと考えていたのでした。




日よけ&オプションアイテムで解決できそうかも?

どうすっかなぁと考えながら日中背面液晶で撮影したときのことを振り返りました。

周り明るかったり日が照ってるときどうするか…手をかざして眩しさ抑えるよなぁ。

…ってことは庇っぽくしてあげればまだ幾分は見えるのでは?

ということで制作です。




ひとまずfpの背面に合わせた大きさの庇っぽい枠を作ることにしました。




枠は簡単にできるのですが問題なのが装着方法。

あれこれ考えた結果、fpのヒートシンク溝にスライドさせつつ装着させることにしました。





さらにどうせだからと側面部ネジ穴で固定できるようにと考え、

それならいっその事縦撮りでも使えるようにしようと思い横部分は大胆にアルカ風仕上げに。

ネジ穴作成にあたり多少幅が欲しかったのでちょうどよかったです。




これで多少は見やすくなったのですが、

追い込んで撮るときはなどは覗きたいよなぁ…と考えました。

この部分に何かLVF的なものを気軽に接続出来ればより使いやすくなるかも?





で、見つけたのがこれ。

背面液晶用拡大鏡という製品らしい。

覗くと中に虫眼鏡みたいな拡大出来るガラスが入ってて大きく見えるみたいです。

こういった物がAmazonでは意外と多くありその中でも一番安いものを選びました。





計画当初はこのガラス部分を外して使う予定だったのですが、

当てて覗いてみたところ思ったよりもよい感じ。

多少ゆがみますがそれでもLVFつけた時に近いものがありました。

ゴム製で気兼ねなく使えるししかも安価、これは行けるかも。

というわけでこの拡大鏡をマウント出来るように作る方向となりました。





そんなこんなで完成したのがこれ。

庇部分にさらに溝を設けることで拡大鏡をねじ込んで接続出来るようにしています。

溝の深さはとりあえず落ちないようにな深さで作ってます。

ちょいキツキツなのですがその分がっちり止まります。




純正LVFとは違い、ゴム製なの折りたためるのもよいところです。

撮影時は延ばして終わったら仕舞う、これなら移動時にも邪魔になりません。

さらに不要な時は外してしまえるし、閉まった後もゴム製なのでそこまで気を使わなくてよい。

なにより安いので最悪失くしても心への負担も少ないのです。





こちらも持ち出して実際に外撮影で使用していますがよい感じです。

EVFやLVFもよいのですが気軽さがあまりないところが気になってただけに、

この貧乏LVFのユルさがとてもハマってます。







より使いやすくなるよう時間見つけて改善していきたい

3Dプリンタで作成したSIGMA fp用アイテムの紹介でした。

まだまだ改善の余地ありなものばかりですが私的にはfpが使いやすくなりかなり満足しています。

やはり自分に合わせて自由に作れるってのは3Dプリンタのよいところですね。

ただし時間があっという間に過ぎていっちゃうのでこの点は要注意です。

また改善したり新しいものが出来たりしたらご紹介します。