驚きの軽さ。
- HYPERLITE MOUNTAIN GEARのCamera Pod(Large)を購入してみました
- 動画でも紹介してます
- Camera Podを見てみよう
- 物を見てみよう
- カメラを入れてみよう
- カメラもレンズも段々とデカくなってきてる今、バックも少し大きめが出たら嬉しいな
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HYPERLITE MOUNTAIN GEARのCamera Pod(Large)を購入してみました
登山ネタ。
登山時の携行重量を少しでも軽くしてぇなぁと思いましてですね、いまさらながらHYPERLITE MOUNTAIN GEARの「Camera Pod」を買ってみました。重量は脅威の「106g」、軽杉やろ。そんな重量もあってなのかあちこちで評判を聞いており興味があったのです。簡単になんですが製品についてとついでにカメラ入れた様子など紹介します。
Camera Podを見てみよう
ラインナップとサイズ
ブランドについては私よりも皆さんの方がお詳しいかと思いますので割愛します。
先ずはラインナップについて。
この製品は2サイズ・2カラーの展開となってます。
サイズについては通常版となる「レギュラー」サイズとそれよりもちょっと大きめの「ラージ」サイズが用意されてます。カラーについてはホワイトとブラックの2色。両サイズ共に2色から選べます。
それぞれの寸法と重量は下記の通りです。
対応カメラ例も書いてあったので書いときます。
Regular:17.8cm x 14cm x 9.5cm (82g)
対応カメラ例:Sony α6000 series ,Canon EOS M6
Large :24cm x 16.5cm x 10.8cm (106g)
対応カメラ例:Sony a7iii, Nikon Z6 ,Canon EOS R
とりあえず最近のミラーレスカメラなら入れれるよって感じかなぁと思いますが掲載されてる機種がちょい古いような…。ただレンズ交換式の場合、交換するレンズサイズによっては入れられないなんてこともあるかと思うので要注意です。
Camera Podwww.hyperlitemountaingear.com
ラージサイズを買ってみたよ
私が買ったのがこちら。
今回は大きいほうのサイズを購入しました。私としてはこのケースをSIGMA sd Quattro Hの携行に使いたいのです。
入りそうな気もするけど思ってたよりも余裕なさそう。果たして…?
物を見てみよう
米国公式に注文し数日で到着しました。ここからは現物を見てみます。
まず驚いたのがその軽さ、開封前の時点でめちゃんこに軽い。過去使ってきたカメラバッグと比較しても段違いの軽さです。
開封。
本体と明細書、それにステッカーが入ってました。
外観はこんな感じ。とってもシンプルです。
内外共に生地には軽量かつ耐久性のあるDyneema Composite Fabricsが使用されてます。
また外側と内側で使ってるものが違うらしく、外側は厚手ながらも耐摩耗性に優れる「DCH150」を使用。内側は軽量かつ防水性にすぐれた「DCF8」が採用されています。適材適所特性を考えた構成となってます。
一般的なカメラケースの場合はレインカバーなどが同封されてたりどこかに収納されてたりしますがこちらはそんなものいりません。雨が来てもそのままの状態で大丈夫なんだそう。ジッパー部分も止水ジッパーが採用されてます。…とはいえ、試してないからちょっと心配ですが。
部屋についてはメイン気室のみの構成です。
他のポッケなどはありません、あくまでもカメラの携行に特化してます。個人的には小さめポッケなどあったらあったでありがてぇなぁと思いました。ウェスやαのリモコンとか地味に収納場所に苦労するんすよね。
背面にはこのようなカラビナループが用意されています。
コチラを使って自身で様々なアレンジをすることが可能とのこと。ここをうまく使って例えば斜め掛け式にしちゃうとかザックのウエストベルトに取り付けてみたりとか使う人の要望に合わせた携行方法をかなえることが出来ます。とはいえ何か説明書とか案内があるわけではないので自分で考えないといけません。まぁこういうの考えるのも楽しかったりするわけです。
ジッパーはダブル式が採用されてます。
これは助かる、シングルだとどこ行った?みたいにになること多いんですよね。まぁ忘れっぽい私だけかもしれませんが。でも急いでるときにすぐ締められるってのは安心です。
背面部分にはこんな感じで2点カラビナとハンドキャリー用のループが付属します。
ひとまずカラビナが二つ付いてるのでザックによってはそのままショルダーハーネスに取り付けられるかも?私も今回はチェストに取り付けて携行を目論んでおりました。いたんですが…。
カメラを入れてみよう
ということでここからはカメラを入れてみます。
一応どんなカメラが入るか書かれてますがレンズに関して書かれてなかったりするのでちょい気になりますよね。我が家にあるカメラ達を使いながらこの辺見ていきます。
Sony α7シリーズ
まずは一番需要ありそうなSONYのαから。
現在我が家にあるαは「α7SⅢ」と「α7C」の二機種。ひとまずα7SⅢを試してみます。これが入ればCも入るだろうしまたほかのα(無印やR)と比べても大体同じ形なので参考にしていただきやすいかなと思います。
SIGMA 50㎜ F1.4 DG DN | Art
組み合わせるレンズは「SIGMA50㎜ F1.4 DG DN | Art」です。こちらの寸法はφ78.2×111.5㎜(Eマウント)となってます。
選んだ理由はSONY純正レンズの中でも山に持ち出す機会多いであろうレンズにサイズが近かったから。純正の中で最も人気ありそうなSONY 24-105㎜ F4G OSSだとサイズはφ83.4 x 113.3㎜、もう一歩踏み込んでしまった人が使うであろうSONY 24-70㎜ F2.8 GMⅡがφ88.7×119.9㎜となってます、多少の差はありますが大体同じくらいのサイズ感かなと思います。
なお上記寸法は全てマウントからレンズ前面までの距離です。フードは加味されてません。
早速検証です。
まずはフードを逆方向にした状態で入れてみました。この状態ならば問題なく入れることが可能です。余裕も結構あるのでカメラ側にストラップつけてたとしてもさほど影響はないかなぁと思います。
お次はフード正方向付け状態。この状態では蓋を閉じることが出来ませんでした。このレンズの花形フードはやや長め(60㎜くらい)なので影響は結構デカいかなと思います。ただし2470GMⅡは花形フードが大体40㎜とこれより少し短い代わりにレンズ自体が約9㎜長くなってます。これ踏まえると正方向付けで入るかと言われるとすごい微妙かも。
(24/08/28追記)
α7SⅢとSIGMA 50㎜ F1.4 DG DN | Artでフード正方向の組み合わせについて、再度試してみたところ一応チャック占めることが出来ました。しかしながらあまり余裕はありません。ストラップが付いている場合など場合によっては閉まらないかもしれませんのでご注意ください。
SIGMA fpシリーズ
お次はSIGMA fpで試してみます。
fpとなるとコンパクトなボディに合う小さめレンズを使いたくなるかとは思いますが、愛強い方やより本格的に撮りたいという方は比較的大き目なArtレンズを使われたりするかと思います。fpLは6100万画素ですしね。ひとまず両方試してみます。
SIGMA fp + 45㎜ F2.8 DG DN | Contemporary
まずは手始めにfpのキットレンズである45㎜ I-seriesから。
これはもうやるまでもないのですが問題なく入ります。
…さすがに余裕ありすぎて出し入れしづらい。レギュラーサイズで十分そうですね(レギュラーでもデカいかも?)
SIGMA fp L + 24-70㎜ F2.8 DG DN Ⅱ | Art
お次は大三元標準ズームとの組み合わせ。Ⅱ型をまだお借りしておりましたので試させていただきます。こちらが入ればF1.4あたりの単焦点系も(20・24・35・50あたり)も入るような気がします。
まずはフード正方向で入れてみましたが、ずばりジャストサイズです。フードを正方向付けした状態ですっぽりと入れることが出来ます。ただしホントにぴったんこな状態、これ以上となると出し入れしずらさそうな感じなのでホントギリギリかなぁと思います。
ただし↑はあくまでもfpが裸の状態での話です。
fpはシーンや用途に合わせて自由に拡張出来ちゃうのが良いところの一つ。となると場面によって入れたい形というのも異なる場合が考えられます。試しにEVF-11をつけた状態でも入れてみます。
結果、ダメでした。EVF-11は結構に出っ張っておりこの部分が引っ掛かります。
ただし一応フードを逆付けすればEVF-11付けたままでも収納可能です。写真だと閉じなさそうですがこれで閉じられます。
SIGMA sd Quattro H
最後は大本命、SDQHです。
入ってくれたらいいなぁ~!
SIGMA sd Quattro H + 24-105㎜ F4 DG OS HSM | Art
ダメでした。フード正方向では入りません。まぁ何となくはわかってたんですが…。
フード逆方向だと一応は入ります、…がパンパンです。ホントジャストサイズです。
一応この状態で蓋も締めれるっちゃあ締めれるんですが余裕なさ過ぎて出し入れが超しづらいです。Lプレート外せば多少余裕出そうですがさすがに撮影時に支障出ちゃうのでその選択は出来ません。
さすがにこの状態で山に持ち出すと満足に写真を撮ることは難しそうです。出し入れのたびにぎゅうぎゅうするのはちょい辛い、やはり多少余裕があるくらいでないと頻繁に出し入れする際は苦労するかと思うので今回は残念ながらドナドナすることにしました。軽くてかっこよくてよい感じだったんですが…無念。
カメラもレンズも段々とデカくなってきてる今、バックも少し大きめが出たら嬉しいな
ハイパーライトマウンテンギアさんのCamera Podを試してみました。驚きの軽さとかっこよい見た目でなるほど確かに山に持ち出したくなる一品に思います。手持ち機材で活かすことが出来なかったのは無念です。
ただし内部については思いのほか狭いような印象を受けました。形状が先端に行くにつれ狭まっていることもあるかなぁとは思うのですが、それにしても意外と入らなかったような…。
以前よりアウトドアギアメーカーさん製のミラーレス対応カメラバッグはどれも「あと少し大きければなぁ…」と思うことがあったのですが、最近その機会が多くなってる気がします。これはもしかしたら、バック自体が発売から時間が経ったことで最近のカメラ機器には対応できなくなってるからなのかな?などと勝手ながらに考えてます。
ミラーレスと言えど最近のボディは段々と大きくなってきてますし、またサイズ大き目なハイエンドモデルなども次々登場してます。中にはレフ機とさほど変わらんやんってなボディも出てきました。
更に最近は明るいズームレンズが以前よりも普及していたり、また一本で広い範囲を賄えちゃうような万能で便利なズームレンズなど登場したりしています(しかも明るい)。これらは今までよりもサイズ大きめの物も多かったりします。
こんな感じでカメラ・レンズが進化することでサイズも変化しているのにそれに合わせるカメラバッグにはそれらがあまり反映されておらず、結局毎度ここで悩まなければならないような状況が続いているのかなぁ…なんて風に考えておるという感じです。まぁあくまでも私が勝手に妄想してるだけですが。
まぁ私の場合はただ好きなカメラを使いたいだけなので上の話とはちょい違うっちゃあ違うんですが、でもバックではずっと困ってます。
本当はもっと軽いバッグ使いたいのですがよいサイズのが見つからず、結局Lowproなどのカメラ用品メーカー製デジタル一眼レフ時代のケースを使わざるを得ないというのが現状です。これらはレフ機基準で作られてるためなのかサイズに余裕があるんですよね。ただし重たい(約700g)のですが…。今回もばっちり入れば約600gも軽量化出来ちゃうわけでこりゃ試さずにはいられませんでした。
裸で使えば?って意見もあるかもですが使わん時は守っときたいし万が一の天候変化にも対応したいのです。また最近は機材等をお借りする機会が多くなってきました。これらは信用・信頼して貸し出してくださってるわけなので借り手側もなるべくはお借りした状態でお返ししなければならんよなと思ってます。となるとやはりケースは必要、と考えてます。
あと順番妙になっちゃいましたが、フードの件について。
今回やたら気にしてましたが私は登山時フードつける派です。あれあると衝撃とか万が一の際に助かることが多いし、基本的に私はいつもピント操作をMFで行っているため逆付けでフードがピントリングに被ると操作性が悪化してしまうので困る、なのでできれば正方向でフードつけた状態で収納出来る方が助かるのです。
ともあれですね、登山にカメラをもってく人は明らかに以前より増えてますし割とデカめなレンズを山で使ってる人なども以前より多く見るようになってる気がするのでそこそこ需要もあるかもしれません。どこかのメーカーさま職人さま、是非に今にあったカメラバッグ出していただけると大変に嬉しいです。もしくは既存のワンサイズ大き目を…LがあるならLLサイズをご用意いただくとか。
ここまで無い前提で話しちゃってますがもしかしたら私の探し方が悪いだけで実は既にそういうよい感じの製品が出ているかもしれません、もしご存じの方いたら是非に教えてください。ただ単純に私が知らんだけの可能性もある。
ということで長くなりましたが諸々何卒よろしくお願い致します。