myfpLを作っちゃおう
スポンサードリンク
自分仕様のfpLに仕上げよう
カメラネタ。
まもなく迎える夏山シーズンを前にfpLの運用や仕様を見直しています。
fpはみんな自由に拡張して様々な用途につかってね的なカメラ。
逆に言うと工夫や改良しないと苦労する場面も出てきたりするわけです。
シンプル小型な素の状態はスナップなどには適しているのですが、
「風景」となるとなかなかそうにも行きません。
自身に必要・不要を判断し足りないものは自分で補って、
より自分が使いやすく組み立てていく必要があるのかなと感じます。
これが億劫だなって感じる人には合わないカメラなのでしょう。
他のカメラならこんなことしなくてもいいわけです。
そんなわけで登山に合う「My fp L」を完成させるべく、
あれこれとつけた状態で山に連れ出し使い勝手を実際に確認してきました。
この結果からひとまず落ち着ける仕様を考えます。
テストは八ヶ岳「西岳~網笠山」の周回ルート
翌日の天気不安定だったため今回は日帰りで登れるところに行くことにしました。
そんな中、目を付けたのが「南八ヶ岳」。
以前も書いたかもなんだけど、
南八ッの西岳&青年小屋経由で編笠山に登るというルートが結構お気に入り。
行程ボリューム程よくまた途中できれいな樹林帯も眺められ人少なめなのです。
この「登山の塩梅」というがなかなかに重要。
登山ボリューム多すぎると写真撮る時間が少なくなり、
逆に登山が少なすぎると今度は山での撮影という行動の参考にならん、
今回のルートはその辺が丁度良いです。
カメラ試運転や登山撮影と考えるとなかなかに適したルートに思います。
今回のテスト内容
登山ルート等については前にも書いたので割愛。
今回はfp Lの仕様と確認したかった点を書いていきます。
動画もあるぞ
…の前に今回の様子を写した動画があります。
本当は撮るつもりなかったので超手抜きなんすけど、
雰囲気や何してきたかはある程度わかるかも。
もしよかったら見てみてください。
最後に今回撮った写真(ボツ含め)あります。
LVF-11の使用感を確認
まずはビューファインダー周り(以下VF)。
購入時にはEVF-11という外付けEVFがセットになったものを購入しました。
外付けでもEVFあれば全然OK!と思って買ったんですが、
使い込むといくつか気になる点というのが出てきました。
また後述の気になる点を考慮するとこれは適していないのでは?という結論に。
折角なかなかに高い物を買ったのでなるべく活用したかったのですが…。
(単品だと大体5万くらいする)
…とはいえ登山というアクティビティを考えると、
外光降り注ぐ場面が大変多くVFがないのは大変に厳しいわけで。
そうなるともうこれしかありません、SIGMA LVF-11です。
このアイテムは背面液晶をガポッと覆いさらに1.5倍拡大して見れるアイテム。
過去のSIGMA機にも採用されていたある意味伝統的な逸品です。
見やすさも見た目もなかなかのインパクトがあります。
前に刺激強杉や~とかって言ってたあのアイテムです。
このアイテムならば私が気になってる点を全て解決することが一応可能でした。
ただしその分縦方向に長くなったり、
そもそもその使い勝手自体が過去体感したことのないものとなってます。
この辺りの運用はどうなんだ?ということでお試ししてきた次第です。
EVFでの問題点は解決出来たんですが同時に別な問題も出てきたりしてます。
ただ、ひとまず現状だとこれが一番な解かなという気がしています。
L型プレートを考える
次はL型プレート。
三脚使用することが多い風景では必須のアイテムです。
L型があると縦横構図切り替えの際に毎度雲台を操作しなくてよくなります。
過去ずっとL型使ってきたこともあり今更これがない撮影は考えられません。
そんなわけでfp用のL型プレートを探す旅へ。
できれば機種専用設計品がよいなぁと探してみたのですが、
これがまぁ見つからないこと見つからないこと。
全くといっていいほどに情報が出てこない状況、
もしかして過去一度も販売されたことないのかもしれません。
有名メーカーから中国のブランドまで様々なサイト探しましたが一つもなしでした。
というかL型はメーカーさんが純正オプションで出してくれたら嬉しいんですが…
底側面ネジ穴を利用し個別の2枚取り付けの疑似L型なども考えましたが、
側面ポートへのアクセス等で必ず問題が出てきてNG。
三脚座回転タイプも検討するも可動機構はトラブルのリスク高そう、
また普及したてでまだ時期早々な気がしてNG。
なかなか見つからん。
この流れは3Dプリンタ自作か?と思いましたが、
これから忙しくなるのに別に時間を割くというのはなかなかに無理あります。
L型作るのに夢中になってて気が付いたら秋になっとった…とか、
そんなの最悪だし割とありそうです。
仕方なく汎用でしっくり探そうと思った時に目に入ったのがRRSのMC-L。
これ昨年導入したSIGMA sd Quattro Hに取り付けているものでした。
何気なく取り付けたらこれ意外といけそうな雰囲気ありけり。
ということで取り付けて実際に山での使用感を試してみました。
やはりLの恩恵は大きいです。
雲台操作なしで縦横素早く切り替えられるのは大変に助かる。
自然の景色って思ってる以上に変化の速度が速かったりするんですよね。
朝夕の太陽とか雲とか思ってる以上にぎゅんぎゅん変わります。
そんな時に毎度雲台を…なんてのはかなりのタイムロス。
結果撮りたいタイミング逃すのにつながりかねません。
多少重くなったとしてもやはりL型はあったほうが断然によいです。
ただまぁ…万事うまく行ってるというわけではなくですね、
見てお分かりの通りで大問題が発生したりします。
これはさておき、ひとまず肝心な使い勝手は大層に良好でした。
大問題は力業で何とかしようと思います。
グリップをデカくするかどうするか問題
最後はグリップ。
購入時からHG-11という純正外付けグリップを取り付けて使用してました。
小さいレンズや軽いレンズであらばさほど気にはならんかったのですが、
70-200mmF2.8やSAマウントレンズなどの大きめを使うとちょっと心許ない…。
この辺りをどうするかを改めて考えるため、
今回はSAマウントレンズをメインに使用してきました。
SAを使うためにはさらにマウントコンバーターを入れなければなりません。
この組み合わせはそこそこの重量となるため、
グリップ確認にはちょうどよい気がします。
この組み合わせで行けるグリップなら大概行けるのでは…的なね。
感想、やはりHG-11はちょい小さいですね。
私の手がデカいだけかもしれませんが1.5~2倍デカくてもいいくらいです。
重量そこそこのレンズが組み合わせだとそれを痛感します。
手がデカい人ようにHG-11Lとか出してくれたら嬉しいのになぁ。
また内側がスカスカなところも気になる。
これ見た目かっこいいのですが、
今のサイズだと指が入りそうで入らないとかちょい中途半端です。
いっそのことならもっと隙間広くして指入れられる方ががっちり持てるかも。
このクリアランスだと私の場合はいっそのこと隙間なしでもよさそうです。
…とまぁその辺踏まえると別タイプのグリップの方がよいのかもと思ってます。
幸いにしてグリップはいろんなところから様々なものが出てるので、
試せる範囲で試していこうと考えてます。
これ一つ変えるだけで操作性かなり変わりそう。
いろいろ考えないといけないけどそれも楽しみの一つ
とまぁこんな具合であれこれと試行錯誤してます。
この時間も楽しいというか逆に楽しめないとfpとは仲良くなれない気がします。
というかSDQHもそうですね…SIGMAさんのカメラ全般がそうなのかもしれない。
頭で考えていても実際に試すとうーん…ってことは多々ありますので、
とりあえずやってみるってのは大変に大事です。
さらにできれば実際のシチュエーションに近い状況で使いたい。
その場でしか見えないことってのも結構あるもんです。
私も過去何度か試さず持っていった結果後悔したことがありました。
特に登山等となると日常のフィールドとは大分環境違いますし、
また一度山に行くと数日は出ないなんてこともあります。
先に問題点や運用時の注意点把握しとかないと、
トラブル対処できず撮れなかったなんてことにもなりかねません。
新しいこと試すと大抵一度ではうまく行かんもんです。
可能であれば実際に使う場面に近い状況で試してみる、大事です。
今回色々と試験的に使用してみてわかったことが多々ありました。
夏山に向けて自分が使いやすいfpを作れるようにあれこれやっていきたいと思います。
次回もまたfp Lの自分仕様化について書いていきます(多分)