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【撮影機材】可変式ステップリング「H&Y REVOLVING」が大変便利なことに今更気が付いた件

昨年秋ごろに話題となった「H&Y REVOLVING」という製品。
結局届いたのは今年の2月末だったのですがなんやかんやで使えずにおりました。
ようやく落ち着いてここ最近使用し始めたのですが…これは便利です。
今更ですがご紹介します。




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ステップアップリングが増えてきた問題

カメラネタです。
NDやCPLなど効果をもたらすフィルターというのはそれなりにお値段が高いわけで…
まして異なるレンズ径枚にそろえるとなるとこれ結構な出費となりますよね。


そんな時に便利なのがステップ変換リングです。
これレンズとフィルターの間に挟むことにより異径間でも使用することが出来るようになるという代物です。


私の場合、Nikon時代の手持ちレンズの中での最大径が82㎜だったため、
当時よりフィルター購入する際にはこの径にて統一しておりました。
そんな82㎜フィルターを異なる径のレンズに取り付ける際に使用するのがステップアップリングです。
レンズ面側の径さえ変えれば、一枚のフィルター様々なレンズに使用することが出来、
都度都度フィルターを購入しなくていいため経済的。
ただしレンズ径よりもフィルター径が大きくないとけられてしまいますので、
フィルタ―購入時は手持ちレンズ最大径もしくは思い切って大きなものを買うといいかと思います。


そんなステップアップリング、
実は最近これが増えすぎてきたことが少々気になっていました。
私はレンズを購入したらレンズ径→82㎜のステップアップリングを用意するようにしていることもあり、
気が付いたら結構な数になっていました。
実際外に撮りに出かけた時などに取り出す際にどれがどれだかわからなかったり、
そもそも嵩張ったりとなかなか不便…。



余談ですが、ステップアップリング購入の際はケンコー製の物を使われることをおススメします。
これは当方に商品のご提供をいただいているから…というわけではなく素直に使いやすいからです。
Amazonなどで検索すると異なる径の物をまとめてセットにしている商品が販売されていますが、
これネジ切部分の精度が悪かったり、中にはネジ切られていないものなんてのもあったりします。
ケンコー製は一枚約800円程度しますが安心感は一番かと思います。
特段トラブルもなくここまで使ってくることが出来ました。
ご参考までに。


 


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H&Y REVOLVINGを知ってるかい?


…というわけで、
あまりにも増えすぎるステップアップリングがどうにかならんものかと考えていた時に見つけたのが、
今回ご紹介する「H&Y REVOLVING」という製品でした。




H&Yとは?


H&Yというメーカーは2006年創業の香港のフィルターメーカーです。
マグネット機構付きの角形フィルタ―やドロップイン式のCPLフィルター等、
ありそうでなかった製品を多数生み出しており、
近年日本でもその名前を聞くようになってきました。

hy-filters-japan.storeinfo.jp






そんなH&Yが昨年発売したのがこの「REVOLVING」。
上で可変式ステップリングと書きましたがまさにこの通りです。
これはこの製品一つで異なる径のレンズに取り付けることが出来るという代物。
今回はレンズ径「62-82㎜」に取り付けられる製品を購入しました。


以前クラウドファウンディングで出資者募ってたような…と思い調べてみたら、
昨年夏にKickStarterに登場していました。
見事にプロジェクト達成→製品化となったという流れですね。

dc.watch.impress.co.jp



なお、可変となるのはあくまでもレンズ側のみとなります。
フィルター側に関しては固定となり今回購入した製品だと82㎜のフィルターのみ取り付けが可能です。
このほかに、「37ー49㎜」「46-62㎜」「52-72㎜」「82-95㎜」が用意されています。
どの製品も最大径=取り付け可能フィルターサイズとなっています。
今回は可変ステップリングのみの製品を購入しましたが、
ほかに各種効果を生むフィルターがセットになったものがあります。


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内容物


開封してみます。
箱の中には説明書と専用のポーチに包まれた「REVOLVING」が入ってます。
ジャストフィットなこのポーチがなかなかよい感じです。
外で使う際など気を付けなければ失くしそうですが…





気になる本体がこちら。
一見すると縁が異様に厚いリングに見えますね。
ちなみにこちらはフィルターを取り付ける側です。





反対側から見てみます。
レンズ側となるほうにはなにやら突起が。
この部分がレンズのネジ切られた部分に合わさるという仕組みです。
そして同時に可変となる部分がこれ。


実はこのリングは前面部と背面部二枚で構成されています。
前面部のリングを回すことによりこのネジ切られた部分の径が縮んでいく…という代物。
これにより様々なレンズ径に対応できるという仕組みです。





分かりやすいようにgifにしてみました。
これは逆再生なので、実際には手で回す必要がありますが、
構造はなんとなくおわかりいただけるんじゃないかなと思います。
結構かっちょいいです。

 


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使い方

簡単に使い方をご紹介します。


まずは取り付けたいレンズを用意、
REVOLVINGを回してフィルター側の径を小さくします。





そのままの状態でレンズ側に当ててあげます。
回した状態から手を離せば自然と元に戻り始めて、
レンズ径にピッタリとあった状態で止まります。





ここから通常のフィルターのように回してあげれば固定完了。





そして、取り付けたいフィルターを用意します。
今回はケンコー製のND100を取り付けます。
もちろん82㎜径です。





ここからは通常通りなのですが、
REVOLVINGの先端側に普段使うようにくるくる回して取り付けます。





これにて完成。
とても簡単です。





なお、別に順番が決まっているわけではなく、
逆にREVOLVING側にフィルターを取り付けてからでもレンズにつけることは可能です。





こんな感じでフィルター付けたままでも異なる径のレンズに取り付けOK。
ステップアップリングだったらフィルター外してリング付け替えて…とか、
リングにさらにリングつけて…なんて手間がありましたがREVOLVINGなら回すだけ。
いやはや大変に便利になりました。




youtu.be

前回出かけた立山にて実際に使用してみましたが…便利です。
二台体制になりフィルターを使いまわしたいときなども増えてきましたが、
これがあれば簡単に脱着できます。
何よりあのステップアップリング軍団の中から自分が使いたいものを探す手間が省けるのが一番うれしい。
また操作もとても簡単なので夜間などの光量少ない場面でも的確に脱着が出来るかなと思います。
値段は少々高い気もしますがそれでも費用対効果は大きいかなと個人的には感じました。



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フィルターワーク多い方は買い、ただし在庫が…

「H&Y REVOLVING」をご紹介しました。
異なる径のレンズにて丸形フィルターを使用される機会多い方にはぜひともおススメな一品です。
これがあればほとんどの問題が解決されるくらいによい製品かと思います。


ここまでご紹介しておきながら本当に申し上げにくいのですが…
実はこの製品、現在日本だとほとんど在庫がない状況です。
公式及び各取扱店総じてSOLD OUT状態が続いています。


私も昨年の秋に注文したのですが結局手元に届いたのが2月でした。
想定をはるかに超える注文や新型コロナの影響、
また部材の仕入れに関して少々トラブルが発生した…とのことらしいです。


国内では未だ入手までに時間がかかりそうですが、
万が一入荷の文字あれば是非ご注文いただくと撮影が捗るのではないかと思います。
私ももう一つ欲しいのですが…いつになることやら。
ちなみにB&Hでは出荷までに2~4weekとなっています。
もしかしたらこちらの方が早いかもしれませんね。




国内取り扱い店一覧

最後に取り扱われている店舗さんをご紹介します。
2021年5月11日現在、どちらも在庫なしの状態。
ただし予約は受け付けられているようです。

アストロアーツ

www.astroarts.co.jp
星といえばのアストロアーツさん、私はこちらで購入しました。

カメラのさくらや

www.ogisaku.com
老舗さくらやさんでも取り扱いされてます。

H&Y Filter公式サイト

hy-filter-japan.com
もちろん公式でも購入可能です。




www.for-toru.com
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www.for-toru.com
www.for-toru.com