FTR

登山やカメラなどなど

【登山】厳冬期「赤岳」に挑戦、そして撤退。

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310204108j:plain

2月末の土曜日、雪山登山を始めて目標としていた「厳冬期・赤岳」の山頂目指し挑んできました。
結果はともあれ、せっかく出かけてきたので記事にします。




スポンサードリンク


厳冬期赤岳、登れませんでした

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310204207j:plain

先に結論をお伝えしておきますと、今回は山頂まで登ることが出来ませんでした。
文三郎尾根分岐にて撤退ですお疲れさまでした。


なお、今回の記事内写真の殆どは動画からの書き出しになります。
同登山の動画をYoutubeにて公開中なので、
もしよろしければそちらも合わせてご覧ください。

youtu.be





Youtubeも地道に更新しております。
生放送とかもやりたいよね。
www.youtube.com




今回の工程

2021/2/27(土)
天候:晴れ
人数:一人

八ヶ岳山荘
 ↓
やまのこ村・赤岳山荘
 ↓
美濃戸山荘
 ↓
美濃戸登山口
 ↓
行者小屋
 ↓
文三郎尾根分岐
 ↓
美濃戸登山口
 ↓
美濃戸山荘
 ↓
やまのこ村・赤岳山荘
 ↓
八ヶ岳山荘





美濃戸口

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310210053j:plain

朝3時に自宅を出て約2時間、
今回の開始地点である「美濃戸」に到着しました。。
果たして駐車場が空いているだろうかと不安感じながら車を運転してきましたが、
到着時点ではまだ3割程度しか埋まってませんでした。
とりあえず一安心。



f:id:Kyo_Ichikawa:20210310210358j:plain

いそいそと支度を済ませた後、駐車場代金の支払いに向かいます。
今回停めさせていただいた場所は八ヶ岳山荘さんが管理されているみたいだったので、
一路八ヶ岳山荘さんへ。
ちなみにお隣のJ&Nさんの駐車場も停めさせていただくことができるようです。
ご利用になられる駐車場に合わせてお支払いください。


八ヶ岳山荘さんに入りお支払いを済ませるとダッシュボードに掲示するようにと札を渡されました。
この時には気が付きませんでしたが、
実はこれステッカーになっているんですね。
見るとMSNと八ヶ岳コラボというなかなかかっこいいステッカー、
しかもさらに下山後コーヒー一杯無料だそうです。
これで一日の駐車料金は500円とはこれ駐車代金実質無料なのでは?





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310210528j:plain

お支払い終えたらようやく登山開始。
先ずは一路、登山口入口となると赤岳山荘&福ちゃん荘を目指します。
道中車通行可能な林道ということで別段苦も無く歩きやすいです。


毎度赤岳に登っていた時はこの道を車で進み、
福ちゃん荘の駐車場にお世話になっていたのですが、
冬季となるとこの林道は凍結等でコンデイションが非常に悪くなるそう。
私が訪れた日も4WD+スタッドレス+チェーンがないと通行禁止とされていました。
事前にこれを確認、私はチェーンを持っていないため今回は美濃戸から歩こうと決めていました。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310210703j:plain

気になる路面状況ですが、
朝方はもちろん午後等でも凍結している箇所がありました。
おまけにタイヤのわだちが深く溝になっており、
さながらまるでプラレールのレールのようでした。


滑ったらブレーキはおろかハンドルさえも効かずただただそのまま滑り続けそうです。
安易な考えで進むと事故やほかの方に迷惑かかる可能性がありますので、
無理なさらないようにお気を付けください。
また歩行される際は最低でもチェーンスパイクを付けて進まれたほうがよさそうです。
朝方の通行時は何もないと厳しいかなと思います。


スポンサードリンク


赤岳山荘&福ちゃん荘

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211010j:plain

道を進むこと約30分、見慣れた福ちゃん荘の看板が見えてきました。
実際に歩いてみるとそこまでの距離は感じませんでした、


福ちゃん荘を過ぎようとしたあたりで後ろからやってきた車の方から声を掛けられました。
何事?と一瞬焦りましたが、
なんとまぁ私の動画をご覧いただている視聴者さまでした。
お声がけ下さりありがとうございます!


本日は赤岳鉱泉にてテント泊後明日赤岳登頂を目指されるとのことでした。
実は私も同じ工程を考えていたこともあり、
やっぱテントもって来ればよかったなぁと少し後悔。
お互いに無事に下山することを願いつつお別れして先へと進みます。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211109j:plain

赤岳山荘に到着。
昨年秋に来た時とあまり変わっていませんでした。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211131j:plainf:id:Kyo_Ichikawa:20210310211133j:plain

入口にあるマムートのマンモスも相変わらずマスク着用中。
そして気になる飲むあんこ。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211247j:plainf:id:Kyo_Ichikawa:20210310211250j:plain

そのまま通過して先へと進もうと思っていたとき横目に入ってきたのが人口氷壁でした。
木の高さとほぼ同じくらいという高さに驚きながらも、
ここを登るのかと想像するとこれなかなかエキサイティングで楽しそう。
機会があるかはわかりませんが、チャンスあれば挑戦してみたいですね。




北沢・南沢分岐

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211431j:plain

赤岳山荘を通過し数分歩けば美濃戸山荘。
この先に有名な北沢と南沢の分岐点があります。


先のことを考え、
ここで12本アイゼンを装着することにしました。
美濃戸山荘前のベンチを借用して装備変更、座れると楽ですね。
ちなみに冬季でもトイレが利用できるようでした。
(チップ式です)





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211606j:plain

装着したらいざ先へ。
今回もこのまま行者小屋を目指すので南沢ルートを進みます。
ここからようやく、登山の始まりです。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211706j:plain

しばらくは緩やかな登りが続きつつ時折斜面が出てくる程度、
行者小屋までは楽なルートです。
夏山時期であれば八ヶ岳らしいコケや青々とした緑を楽しみながら進むことが出来るかと思います。
赤岳登頂はともかくとして夏時期のテント泊デビューであれば、
行者小屋はいい選択肢の一つかなと個人的に思います。
低山で経験積んだ後、テント泊デビュー&赤岳登頂目指すと楽しいかもしれません。
(私もこんな感じでした。)


割と登山欲は満たされますが反面写真を撮るのはなかなか大変。
とにかく稜線に出なければ始まらないのがつらいとこです。



f:id:Kyo_Ichikawa:20210310211842j:plainf:id:Kyo_Ichikawa:20210310211920j:plain

登りが続いた後、
急にこれが緩やかになれば行者小屋迄あと一息。
この辺り木々がきれいに生えており、八ヶ岳感を味わえる場所です。
夏時期であれば苔や緑のおかげでより楽しめるかなと思います。
そして目の前には横岳・赤岳、さらに木々の間から横に阿弥陀岳の姿がちらちら見えるためテンションも上がります。
さあ、あと一息。




f:id:Kyo_Ichikawa:20210310212307j:plainf:id:Kyo_Ichikawa:20210310212309j:plain

…なんて少し気が抜けた私にかつをいれるかのように突然暴風が吹き荒れました。
どうやら今までは樹林帯を進んでいたためその影響を受けていないかったようで、
開けたこの場所一体では終始強い風が吹き荒れていました。


やんだり吹いたりと目まぐるしく変わる目の前の光景、
さらにこれから進むであろう道を見ると、
激しい風で雪がびゅーびゅーと舞っています。
遠めに見える雪がまるでティッシュで山肌を優しく拭いてるみたいでした。
少し面白かったです。

ともあれ先はここよりも標高が高くなります。
となると、風はさらに強そう。
この先…大丈夫か?


スポンサードリンク


行者小屋

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310212426j:plain

行者小屋に到着。
2020年度は冬季も引き続き小屋は休業中。
ちなみに21年度はGWから営業されるそうです。


小屋前を見ると既に数名の方が到着されており、
これからのアタックに備え準備をされています。


f:id:Kyo_Ichikawa:20210310212712j:plain

しばらく休憩したのち、私も身支度を始めました。
ハードシェル、バラクラバピッケルにアウター手袋にゴーグル等黙々と装備していきます。
いやはや緊張、と思いながら周りを見ると同じように黙々と準備を進められおり、
一体に緊張感を感じました


装備品装着後、さてどうするか?と悩んだのがカメラでした。
ここまでα7RⅣはいつものようにカメラポーチに入れてたすき掛けしていましたが、
α7Cはウエストベルトに入れて行動してきました。
しかしながらこのウェストベルトはあまりよろしくなく、
アウターグローブ付けた状態での操作というのはなかなかに大変です。
とはいえキャプチャーに外付けでは、
早々に凍ってしまい使用できなくなる可能性もあります。
悩んだ末にチャックにやきもきするよりは寒さで凍って撮れなくなった方がかえって諦めつくだろう…と思い、
結局キャプチャーに固定したむき出しスタイルで挑むことにしました。




文三郎尾根分岐迄(前半)

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310213411j:plain

いざ赤岳山頂目指し出発。
行者小屋から赤岳山頂へは「文三郎尾根」と「地蔵尾根」を使う2ルートが一般的です。
地蔵尾根は赤岳北側から出るルートですが、ちょうど分岐点となる稜線上は風がかなり強そうです。
ということでこの日は赤岳南東から回り込むように進む文三郎尾根をチョイス。
ちなみにこの日登られた方のほとんどはこちらを進まれていたようです。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310213642j:plain

阿弥陀岳との分岐を通過。
赤岳に一番最初に登った日の前日、
当時はまだ若く元気一杯だったことからこのルートで阿弥陀岳に登ったのですが、
途中からは残雪多く、
慣れる10本アイゼン履いてひーひー言いながらなんとか稜線上まで出た記憶があります。
この辺りは日もあたりづらいので雪が残りやすいみたいですね。
あれから約5年、
まさかこの時期に来るようになるとは…などと振り返りながら先へと進みます。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310213713j:plain

しばらくは樹林帯の為、風の影響はさほど受けませんでした。
とはいえやはり文三郎尾根、この時点でもなかなかしんどかったです。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310213913j:plain

突然目の前が開け登りが目に入ってきました。
確か幅の広い長い階段があった場所です。
階段はもちろん雪の下、今回はその上を進んでいかなければなりません。
なかなかしんどい…




そんなヘタレそうになる私に喝を入れるかのように襲い掛かる風。
この辺りはまださほど体が影響受けることはありませんでしたが、
それでも実際に体験すると怖いものです。
さらに風が長いこと吹くと地面や近くの雪が舞い視界が妨げられ、
まさに右も左もわからない状態になりました。
風が吹いたら耐風姿勢、風がやんだら先へと進む…
そんなことを繰り返しながら少しづつ進んでいきました。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310214129j:plain

階段があったところを登りきるとさらに強い風が吹き荒れています。
耐風姿勢をとりながら風がやむのを待ちました。
風が落ち着き、ふと顔を上げればそこにあるのは「阿弥陀岳」。
風が強いせいかところどころ雪が剥げていますが、
それでも夏山とは違うその姿を見れたのがうれしかった。
もっと雪が多かったらよりきれいなんでしょうね。





f:id:Kyo_Ichikawa:20210310214213j:plain

相変わらずの風にいよいよ撤退も考え始めました。
風以外の天候は良好、さらに予報ではこの風も時間が経つにつれ落ち着いてくるとのことでした。
また、殆どの風が下から文三郎尾根分岐方面へと吹いていたことから、
文三郎より先、稜線をある程度進み真言寺・権現方面への分岐辺りまで行ければ、
よもや赤岳が壁となって風を防いでくれるかもしれません。

(↑Youtubeでのコメントや下山時にお話しした方からのお話だと本当にそうらしいです。
読みがあっててうれしいです、登れませんでしたが。)



短時間に実に多くのことを頭に巡らせあれこれと考えた結果、
もう少しだけ進んでみることにしました。


スポンサードリンク


分三郎尾根分岐迄(後半)

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310214338j:plain

ようやく見えた文三郎尾根らしい褪せた朱色の階段を使い上へと進みます。
風は相変わらず、吹いたりやんだりという状況。
時間が経つごとに落ち着いていく予報でしたが、
むしろ逆に強くなってきたような気がします。
これは標高が上がったからなのか予報が外れていたのか?
果たして一体どちらなのか私には判断できませんでした。



途中、下られてくる方がいらっしゃったのでお声がけして状況をお伺いしました。
曰く文三郎尾根分岐付近まで進まれたそうですが、
爆風でこりゃかなわんと下山を決意されたそうです。
情報いただけたことにお礼を伝えお互い無事にとそれぞれ先へと進みます。





DSC04865


階段を登り切り、いよいよ大詰め。
マムートエンブレム付き階段(通称:マムちゃん階段)までやってきました。
先を見れば文三郎尾根分岐看板、
あれを過ぎればいよいよ稜線へと出ることが出来ます。


DSC04794


…それを阻止するかのようにこの辺りから風の勢いが急激に強くなりました。
まさに爆風、超エキサイティンです。
私以上に先行されている方々が置かれている状況はひどく、
中には立つことが出来ず尻もちをついていらっしゃるかの姿も。
風がやんだ隙を狙い進み、再び吹いてきたら耐風姿勢で待機、
ゆっくりですがこれを繰り返し先へと進んでいきます。



DSC04388


先行者の方々が文三郎尾根分岐看板までたどり着かれているのが見えました。
同時に吹き荒れる爆風、しばらくした後先行された方々が引き返されてきます。
やはりこの先はかなり危険なようです。



DSC04788

私より前にも数人の方が風がやむのを待たれており、
止むと同時にアタックされていましたが再び吹き荒れる風に戻られていました。
そんな姿を見ながらもカメラを取り出して写真を撮ります。
大げさですが人間と自然との闘いの瞬間を撮っている!と少し興奮してしまいました。
この環境での二台のαの動作状況については最後に書きますね。



殆どの方が撤退されていき、気が付いたら私ともう御一方の二人だけになっています。
この方は先ほど一度分岐看板まで行かれて戻られた方でした。
どうやら風が止むのを待たれている様子です。


先に動かれたのはこちらの方でした。
その方はチャンスをうかがい再び分岐看板へ、
遠めに見てもかなり風に煽られているのがわかりましたが、
それでも耐風姿勢、というよりまるで山に抱き着くように体を低くしながら、
そのまま赤岳方面へと進んでいかれました。すごい…。
そしてその姿が見えなくなり、ついに私一人に。
意を決して、私も文三郎尾根看板へと進みます。




撤退決意

f:id:Kyo_Ichikawa:20210310204207j:plain

ゆっくり、ゆっくりと上へと進んでいき段々と文三郎尾根看板が近くに見えてきました。
相変わらず風は止むことがなく、油断できぬ状況が続きます。
その時突然の爆風、まるで車か何かの耐風試験か?と思ってしまうくらいの風でした。
今まで生きてきた中でこれほどの風を体感したことはなく、初めての経験でした。



なんとか耐風姿勢(のような形)を取りますが、
背負うザックが風に持っていかれそうになります。
どうすることもできず、ただ這いつくばることしかできませんでした。


それでも風がやんだ瞬間を狙い何とか文三郎尾根看板の下の方にタッチ。
その瞬間、先にあるキレット権現岳の姿が見えましたがそれも一瞬、
再びの爆風にしゃがみこみます。
本当に私の命狙いに来てるのでは?と思ってしまうほどピンポイントに吹く風、
動画を撮ろうとα7Cを手にしましたが本気で吹っ飛びそうな勢いです。
ぎゅっとカメラ握り、いざ電源入れるもなんとここでまさかの容量オーバー。
(この後気が付きましたが前回の竜ヶ岳で撮影したタイムラプス用画像を消し忘れてました)
おいこのタイミングでマジかよと少し笑いましたがそれもつかの間、
再び襲い来る爆風に現実へと引き戻されました。



f:id:Kyo_Ichikawa:20210311192424j:plain

相変わらずのこの状況にこれ以上は危険と判断、
撤退を決意しました。


数メートルをなんとか下り、
ようやく多少落ち着くことが出来る場所まで戻り一安心。
とはいえこの場所も風が強い訳なのですが上とは比較になりません。
今だ数メートル先では風が勢いよく吹いています。
後ろ髪惹かれる思いもありましたが、赤岳背にして行者小屋へと戻りました。




無事下山へ

f:id:Kyo_Ichikawa:20210311193838j:plain

再び行者小屋に到着。
とりあえず無事にここまで戻れたことに一安心です。
装備していたものを外しサンドウィッチをむしゃむしゃ食べました。
山専ボトルに入れてきた紅茶がめちゃくちゃおいしかったです。


その後、せっかくだから赤岳鉱泉によってアイスキャンデーでも見ていこうかなと思いましたが、
時計を見ると既に13時半。
おいおい何時間あそこにいたんだと驚きながらも日の入りを考えこのまま下山することに。
元来た南沢ルートを戻りました。


f:id:Kyo_Ichikawa:20210311194042j:plain

その後は特に何もなく赤岳山荘へ。
そこから美濃戸まで進んだわけですが帰りはまぁ正直面倒でした。
恐らく登れなかったこともあるからかもしれませんが、
行き以上に道のりが長く感じます。
やっとこさ美濃戸につくなり自販機でコーラを購入。
ややもやもやした気持ちと一緒にそのまま自宅へと戻りました。





スポンサードリンク






いい経験できたとはいえ…

DSC04761

ということで憧れの厳冬期赤岳に挑むも登れませんでしたという話でした。
そもそもこの時期としては雪も少なく、
厳冬期と呼んでいいのかわかりませんが…


正直、赤岳に登れなかったことに対してははさほど残念とは思ってません。
怪我無く戻れればまたチャンスはありますし、
条件さえよければ登れる気がします。


自身がヤバいと判断して撤退したわけですが、
半面、あの風の中先へと進まれた方もいたことから、
恐怖に打ち勝ち先へと進んだ方が良かったのかとも思ったりもします。
あの先進んでいれば今の自分より成長していたかも…そんな風に考えたりしてしまいます。
まぁ怪我してしまったら元もこうもないわけで、今は自身の判断は正しかったと思うようにしています。


今回の登山は自身にとってとても勉強になる登山でした。
私が今まで経験した登山はまだまだほんの一部だったんだなと身をもって知ることが出来ました。
また状況や自身のスキルを把握し素早い決断を出来るようになれたらと考えています。
ともあれ今回の経験を忘れずに今後の登山に挑みたいと思います。



DSC04398

ちなみに今回もα二台(α7RⅣα7C)共に使ってきましたが特に問題はありませんでした。
トラブルというと…
α7Cメモリーカードが一杯になったことと、
α7RⅣEVFに雪が溜まりまくったことくらい…です。
それ以外は特別問題なく使用することが出来ました。
αは雪に弱いとたまに聞きますが、いまだに撮れなくなったことはありません。
何となくですがα7Ⅲを境に差があるように感じます。


特にα7Cはピークデザインのキャプチャに取り付けた状態での運用でしたが、
終始普通に使用出来たのには驚きました。
気になるバッテリーの減りについても通常とほぼ同じくらい。強いです。
思えばα7Cをがっつり冬山で使うのは初でしたが、
これだけ頑張ってくれるのであれば今後も大丈夫かなと思います。
新レンズまで導入した甲斐がありました。


今後はこの経験を活かし、
より自身を成長させつつ様々なところに出掛けていきたいです。
本年の登山は今までとは少し変わりそうな気がします。
残念ながら厳冬期は終わってしまいましたが、
次こそは赤岳山頂に立てるように精進してまいります。
お疲れさまでした。


今回使用した機材について

メインカメラ(ソフトウェア更新でレンズ交換時シャッター幕下ろせるようにしていただきたいなぁ)


サブカメラ(買ってよかった、今のところ不満なしです)


メインではほとんどこれを使いました

サブ機はほぼこのレンズでした

持っていったけど使わず…


三脚はこれ。らいてふ小屋でも好評販売中です。