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登山やカメラなどなど

「VSGO フルサイズセンサークリーニングキット(DDR-24)」でセルフセンサー清掃に挑戦!


以前よりα7Cのセンサーになかなか取れないセンサーダストがあり、
センターに持ってきたいと思っていたのですがコロナのせいで上京できず。
はてさてどうしたものかと悩む日々を過ごしていました。
そんな時、Amazonにてセルフクリーニングキットを発見。
自身でやれるものかと不安でしたが…意を決して挑戦してみることにしました。




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今後の登山について

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自粛のおかげなのか、
しばらく前から私の住む静岡県では県を跨いだ移動(一部の都府県を除く)の自粛要請が解除されました。
これに伴いそろそろ再び県外への登山も再開しようかと考えています。
もちろん感染予防対策は徹底します。
一応ご報告まで。




センサー汚れが気になる!

コロナ禍以降非常に困っているのがカメラメンテナンス、特にセンサー清掃です。
以前よりセンサーが汚れてしまった際には、
毎度上京ついでにサービスセンターへとお願いをしていました。
思い返せば最後にセンターを利用したのはNikon時代のこと。
大体いつも小田原からロマンスカーで新宿まで出ていたこともあり、
その足で新宿NSビルニコンプラザに向かいお世話になっていました。



なんやかんやで月に2~3回ほどは上京していたこともあり、
Sonyに移行しても同じようにメーカーのメンテナンスを受けようと考えていました。
時間とお金は掛かりますがやはりセンサという超精巧な場所故に、
信頼できる技術と経験をお持ちの方にお任せしたいというのが理由です。
あとは併設するショールームに普段触れぬ新製品や気になるあれこれを使ってみたかったりするわけです。
地方の電気屋はホントに展示数少ないですからね…
こちとら未だに初代αやD610を店頭に展示してるお店もあったりします。
写真印刷用のプリンタ見に行ってもサンプルなかったりとホントに売る気あ…(ry


そんなわけで落ち着いたらセンサクリーニングをお願いしに上京しようとタイミングを伺っていたのですが…
皆さんご存じのコロナ禍に突入。
どうやらまだまだ出かけることは厳しそうです。
そんなわけで何とか我慢しながらも使い続けてきたのですが…



サブ機であるα7Cに極大のゴミを発見してしまいました。
しかもまぁこれが大変にしぶとい。
ブロワー吹くくらいでは全く落ちません。
しかもα7Cは動画機として運用しています。
写真であれば何とかなりますが動画となると話は別、
さすがに毎度毎度処理かけるのは辛すぎます。
これはそろそろなんとかせにゃいかんがセンターへは行けぬ…ということで、
今回ついにセルフでのセンサクリーニングに挑戦してみることにしました。


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「VSGO フルサイズセンサークリーニングキット(DDR-24)」を買ってみました

ということで、センサー清掃に挑戦です。
センサといえば超精巧な部分なわけで本当は自分でなんてやりたくないのですが、
非常事態ということで致し方ありません。
何とか成功率を上げるべく…というよりも絶対に失敗したくないのでネットであれこれと調べます。
するとすぐにAmazonにてセルフクリーニング用のキットを発見しました。
評判見ると割と好反応ばかり、よっしゃこれやったるでということですぐさま購入。




今回私が購入したのは「VSGO」というメーカーのフルサイズセンサー用清掃キット「DDR-24」という製品です。


VSGOというメーカーどこかで聞いたことがあると思い調べてみたところ、
リアル出展が最後となった2019年のCP+にも出店されていたようです。
そういえばCP+の時期なんですよね…今年はオンラインですが来年はリアルで開催出来るといいですね。
VSGOは海外のメーカーの製品ですが、
日本では楽器等の販売で有名なSound Houseさんが正規代理店となっています。
そういえば昔アコギ買ったときにお世話になりました。
結局全然うまくならなかったけど…。

https://www.soundhouse.co.jp/www.soundhouse.co.jp





話戻って中はこんな感じ。
ホテルの使い捨て歯ブラシが入ってそうな細長い袋が左右にそれぞれ4本づつ、
計八本入っています。
真ん中には目薬のような液体。





歯ブラシのようなものを開けると中にはこんな感じのものが入ってました。
もんじゃのへらっぽいですね。
実はこれがセンサ清掃用の道具です。
これをセンサに当てて拭き取り作業をするという感じです。
ちなみにフルサイズ用というのは、
このヘラの横幅がちょうどフルサイズセンサーと同じ長さとなっているため。
APS-C用の場合は同様にAPS-Cセンサ幅と同じ長さです。
APS-C用のレビューにはフルサイズでも使えました!と書いてあるものもありましたが、
私がやってみた限りだときちんと合わせたほうがよいかと思います。





一応、液体もご紹介です。
基本的には上の清掃具で汚れを落とすのですが、
それでも落ちない頑固な汚れがある場合にはこの液体を使用するそうです。



全て英語にはなりますが取説も入ってました。
早速試してみましょう。


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センサクリーニング手順


ここからはクリーニングの手順を簡単にご紹介します。
といってもかなり簡単でした。


①レンズを取り外しブロワーを吹き付ける

まずはレンズを取り外しブロワーでセンサ表面の汚れを吹き飛ばします。
レンズを外したらボディを下向き(センサ面が下に向くように)したあと、
下からブロワーを使ってシュコシュコとエアーを吹きかけてあげます。
これはいつもと一緒ですね。
これで落ちないから困ってるんだよなぁと思ったりもしますが、
ひとまず手順なのでやっておきます。




②道具を使用してまずは乾拭き

ここからがいよいよ本番です。
センサー汚れを拭いていきます。



まずはセンサーむき出し状態でカメラを上に向けます。
この状態で先ほどの歯ブラシ入れから拭き取り用の道具を取り出しスタンバイ。
いや~ドキドキしますね。



心の準備が出来たらいよいよ拭き作業を開始します。
センサー左側から右に向かって拭いていきますが、
その際に拭き取り道具とセンサー面の角度が約60度くらいとなるように拭いていきます。
この時力加減にもご注意を、あまり強く力を加えてしまうとおそらく危険です。
私は優しく拭きました。



60度をキープした状態で右端迄進みます。
その後、再び反対へと戻るのですがここで注意点。
この際に持ち上げることなくそのまま反対側へと再び60度ほどに倒し折り返します。
理由はわかりませんが説明だとそうなっています。
もしかしたら放した拍子にゴミが散るのを防ぐためなのかも…しれません。
また、この時端っこの部分がふき取りづらいかもしれません。
写真のようにカメラを置いた状態でなく手で持って作業したほうがふき取りやすいです。


折り返し、帰りも同様に移動する側に向けて60度をキープしスタート地点へと戻り、
清掃は完了です。
思ったよりも簡単かも…?




③拭き取り道具は使い切り!終わったら捨てよう

なお、この拭き取り道具は使い切りとなっています。
一往復したら捨ててください。
おそらくこれは除去したゴミが再びセンサーについてしまうのを防ぐのが目的、
ゴミ取ったのにまた付いたら二度手間ですし、
何よりそれでセンサー面に傷がついてしまうなんて可能性も考えられなくありません。
ここはケチらずに使い終えたら捨ててしまってください。



④基本は乾拭きで完了!それでも落ちなきゃ液体を!

この状態で再び汚れチェックをしてみて問題なければ作業完了です。
基本的にはから拭き状態で大体の汚れはこれで落ちるそうです。
頑固な汚れがついている場合には、
拭き取り工具の先端に付属する液体をしみこませて拭き取るとのことですが、
これはさらに難易度高そう…
私の場合は二度ほどから拭きしたら汚れが落ちたのでこれをやりませんでした。
液体付けるのはかなり怖いですが…自己責任でお願いします。


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参考にした動画

www.youtube.com

なお、作業に当たりこちらの動画を参考にしました。
作業前にご覧になられると大まかな流れをご理解いただけるかと思います。




気になる汚れは…?


無事に作業が終わったらあとは確認です。
作業前と後で写真を撮ればよかったのですが忘れていました…。
ということで動画で比較します。



左の黒斑山は掃除前、右の竜ヶ岳が掃除後になります。
改めて見返しましたが竜ヶ岳ではゴミはほとんど見えませんでした。
反対に黒斑山は…やばいです、気になります。

下のリンクより当方動画ご確認いただけますのでよろしければご覧ください。

www.youtube.com




…ともあれここ数カ月苦しめられていたやつからようやく解放されました。
ハラハラしましたが試してみてよかったです。
ちなみにこの後メイン機であるα7RⅣも同様に清掃を行いました。
さすがにハラハラしましたが何も起こらず無事に清掃することが出来ました。


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地方でセンサークリーニングをお願いできるお店

今回は意を決してセンサクリーニングを行いましたが、
実は地方でもこれを行ってくれるお店があります。
それがみなさんご存じの「カメラのキタムラ」。
私のような地方にお住まいの方であればよく利用されるかたも多いのではないでしょうか?


今回クリーニングするにあたり調べてみたところ、
全国のカメラのキタムラにある一部店舗ではお店でセンサクリーニングを行ってくれるそうです。
しかも予約不要&最短10分で完了するそう。
気になる料金は一台につき(レンズ一本?)3000円(税別)となっています。
ただし中判以上は店舗での清掃不可で専門業者での実施となるため日数がかかるそうです。
自分で作業するのはちょっと…という方はご利用になられてみてはいかがでしょうか?

sss.kitamura.jp

上のリンクからセンサークリーニング実施店舗を検索できます。
一部といいながらも実施店舗意外と多い気がします。




なかなかメンテナンスに出せない方は挑戦してみる価値があるかも?


ということで簡単ではありますが、
セルフセンサークリーニングに挑戦してみたという話でした。
どうなることやと思いましたが、思ったよりも簡単でした。


注意点は再利用しないという点のみかなと思います。
また、液を使った後はから拭きの必要もあるようなので、
恐らく1パックは使い切ってしまうかもしれません。
ただしから拭きだけでもかなり汚れ落ちますので、
この辺りは各々でご判断頂ければと思います。


今後もまだまだしばらくは上京出来ない日々が続くかなと思います。
センターに赴くまでにひどい汚れがある場合にはこれで凌ごうと考えています。
しかし、α7RⅣやα7Cはセンサむき出しだから仕方ないんですが汚れやすいですよね。
シャッターが下りる機能だけでもα1やα9シリーズが羨ましいです。
この機能が欲しいがためにα1を買おうと思ったり…いや無理だな。