以前よりお伝えしていた例の件です。
先日SONYから発売されたミラーレス一眼「α7C」を私も購入しました。
今回は開封の様子と手にしてみての私の感想などを書いてみます。
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SONY α7C買ったぞ!
発表以来、何度か記事も書いた例の件。
そう、皆様ご存じの「SONY α7C」ですよ。
ソニー 世界最小最軽量フルサイズミラーレス一眼 α7C ボディ シルバー ILCE-7C S
- 発売日: 2020/10/23
- メディア: Camera
先週の金曜日、世間ではiPhone12とProの発売で盛り上がる中、
みんなが気になるこのカメラもめでたく発売となりました。
なおこのα7Cについては賛否両論様々な意見を目にすることが多く注目度も高い様子。
今後しばらくの間使ってみて、その様子を複数回不定期にわたって更新していこうと思っています。
とりあえず今回は開封編をご紹介します。
なお、購入に至るまであれこれと私の意見や想定している使い方などを書いてみました。
今回説明を橋折る部分もありますので、もしよろしければこちらもご覧ください。
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α7Cを見ていこう!
本体だけでなく元箱も小さいぞ!
ということでこちらが開封前のα7Cです。
今回私はレンズなしのボディのみを購入しました。
「コンパクト」がコンセプトのボディに合わせてなのでしょうか?
箱も今までのαより小さいような気がします。
参考までにα7RⅣの箱を横に置いてみました。
小さくなってますね。
そんな小さくなった箱に入っている付属品類(α7C・ボディキット)は下記の通りです。
・SONY α7C本体
・専用バッテリー(NP-FZ100)
・ACアダプター
・ショルダーストラップ
・USB(A)-USB(C)ケーブル
・ボディキャップ
・アクセサリーシューキャップ
メモリーカードは付属しませんのでご注意ください。
またα7Cにはバッテリー急速充電器も同梱されません。
そのため充電する際はボディにUSBケーブルを指す必要があります。
これ、面倒なので早々に充電器を購入されたほうがいいんじゃないかなと私は思います。
ちなみに私はバッテリー複数本で運用しているため、
α7RⅣについてきた純正チャージャーと社外の二本同時に充電出来るやつ両方を使用しています。
二本同時のやつは値段も安いのでとりあえず購入してみるのもいいかもしれません。
今のところ充電できないとかのトラブルはなしです。
なお、使用するバッテリーに関しては高くても純正を使うことをおススメします。
開封
付属品のご紹介は文章のみで終わらせて、いざ本体開封。
じゃーん、これがSONY α7Cです。
今回のα7CはSONYフルサイズミラーレス初の二色展開となっています。
そして選べる色というのが「黒」と「シルバー」…これは悩みますよね。
あれこれ悩んだ私でしたが結局シルバーをチョイスしました。
てっきり純粋なシルバーかと思いきや、
ほんの少しだけゴールド味が掛かったシルバーでした。
とはいえこれ、外光にも影響されるのもしれません。
配色と色味、そして形も相まって少しクラシカルな印象です。
大きさについて
お次は気になる大きさについて。
α7CのCは「Compact(コンパクト)」を指しているそうです。
箱も小さかっただけに果たしてどれだけ小さくなっているのか気になるところです。
そんなサイズ感について。
第一印象は「確かに小さくなってる」と体感できました。
確かに従来のαシリーズにあった軍艦部が無くなったことにより、
フラットとなっていることもあり見た目はかなり小さくなったように思います。
見た目以上に手にするとそのサイズ感が良くわかるのですが…
中には人によっては思ったほど小さくないぞ、と思う方もいるかもしれません。
人って「安い」とか「おいしい」とか聞いた時はさほど期待したりはしないのに、
何故か「小さい」とか「コンパクト」と聞くと期待値上げちゃいやすい傾向にあるような気がします。
あくまで私の個人的な意見ですが…
私の正直な感想をもう少し詳しく書いてみます。
確かに従来のフルサイズα機と比較すると小さくなりました。
購入前は軍艦部を取っ払っただけのα程度にしか思ってませんでしたが、
実は高さ方向もやや低くなっているんですよね。
並べると分かりやすいです。
購入前は縦方向もそこそこ長い…
例えるならば「ラミー」の箱のようなずんぐりとした長方形かと思っていたのですが、
実際には「チョコボール」の箱のようなしゅっとした長方形形状です。
微妙な例えで分かりづらいかもしれませんが、
従来機よりかなりしゅっとコンパクトになったなという風に感じます。
しかし気になるのは重量。
α7Cの重量は424gと数字で見るとかなり軽いです。
しかしながら、実際に持ってみると、
(あれ?意外とずっしりしているな…)
と私は思いました。
コンパクトな見た目から軽いと想像してしまったのでしょうか?
私のように思ったよりもずっしり重いと感じる人もいそうです。
お菓子で例えるなら…ひよ子みたいな感じ。
全体的にコンセプト通りのコンパクトさを実現していると私は思いますが、
小ささの基準って人それぞれの部分もあるのですべての人が小さいと思うかはなかなか難しいような気がします。
私の場合は今回メイン機であるα7RⅣと比較したり、
また過去にNikon D850やD810というそこそこデカいカメラを使っていたという経験があります。
そういった比較対象があれば大きさの違いは体感しやすいのでしょうね。
ちなみにこの製品、メーカーHPでは世界最小・最軽量と歌っているのですがよく見ると…
(※ただし光学式手振れ補正を搭載した…)という注意書きが小さく書いてあります。
大変恐縮ですがこれは…正直あまりよろしくはないかなと思います。
実際ネットではこの部分に対して喝を入れられている方も見受けられました。
うん、お気持ちはわかります。
ここは素直に「フルサイズαシリーズ史上最小・最軽量」あたりで
留めておかれたほうが良かったのではないかなと私は思いました。
それだけでも我々消費者の興味を十分に引くと思いますし、
またこの書き方であれば従来機と比較する方が増えそうです。
結果、よりα7Cのサイズ感が多くの方に伝わりやすくなるかなと思いました。
なんか少しもったいない気がします。
上からですいません。
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操作性について
お次は操作性について見てみます。
まずはグリップ。
初めて持った時はやや浅いなという印象、好みが別れそうです。
ちなみに小指は余ります。
私は手が大きいほうなのでもう少し深い方が良かったかなと思いました。
…とはいえボディが小さくなった分、
全体的なバランスを保つためにはグリップも小さくせざるを得なかったのかもしれません。
確かにこのボディサイズでグリップだけα7RⅣの物と同じだとすごく違和感感じそう。
α7Cに手持ちのレンズを付けてあれこれ確認中。
— ickw (@memo_1kawa) October 27, 2020
写真の使用頻度が高いレンズ達は特に問題なさそう☺#α7C pic.twitter.com/5EjBuzURFD
一応不安だったので、使用頻度が高いレンズを取り付けてカメラを持ってみました。
そこそこの大きさのレンズであれば特別問題はなさそうです。
各レンズを取り付けての感想は近々別記事にまとめる予定です。
ちなみにグリップ部の柄デザインですが、私はこれ嫌いです。
なんか野球のバットの握るところっぽくてスポーティなんですよね。
正直ややクラシカルな見た目とマッチしていません。
更に小さな穴かぷつぷつと規則的に空いているのですが、
こういったところにゴミが挟まりそうです。
グリップ張り替えサービスがあれば迷わずお願いしたいくらいです。
α7Cの背面で一人孤立しているのがMENUボタンです。
従来のαでは左肩に配置されていたものが中央上へと移動しました。
この位置、すごく不思議な位置ですよね…。
はたしてここに配置されていて快適に操作できるのでしょうか?
結論、私は特別問題なく操作することが出来ました。
右手で握りながらその右手親指で難なく押すことが出来ています。
グリップが浅いとはいえそこまで大変というわけではありませんでした。
ただし上にも書いた通り私の手はデカいです。
そのためもしかしたら手の大きさによっては不便を感じることがあるかもしれません。
僕メニュー届きにくいw
— ジェットダイスケ (@jetdaisuke) October 26, 2020
Twitterにてコメントくださったジェットダイスケさんは少し操作しづらいそうです。
私の手って、もしかしたらかなりデカいのかもしれない…。
ただしSONY機はどれもボタンカスタマイズ性が大変豊富。
α7Cはボタン数こそ少なくなりましたがそれでも十分にその恩恵を受けることが出来ます。
これによりどうしてもいやだったら他のボタンにMENUを割り振ってしまうことも可能です。
ちなみに私はマイメニューを十字カーソルに割り振っているため、
ここからメニューに入りそのままお目当ての項目まで突き進んで選択しています。
α7RⅣの時もそうですが、別にMENUボタンがどこにあろうとそこまで苦労したことはありませんでした。
場所はどこでもいい代わりにカスタム設定が割り当てられるようにして頂ければ…といつも思ってます。
確かにカスタム可能なボタンが一つ減ってしまうのは残念ですが自分好みにカスタマイズは可能です。
ボタンカスタマイズについては何度か記事にもしてみました。
α7RⅣでの設定内容ですがもしよろしければこちらもご覧ください。
そのうちα7C版の記事も書いてみます。
そしてα7C一番の注目ポイントといっても過言でないのがこの「バリアングル液晶」です。
現在SONY αシリーズでこの機構が採用されているのは、
先日発売された「α7SⅢ」とこの「α7C」の二機種のみ。
こういったハイエンド機に搭載されているものがエントリークラスに搭載されたのは嬉しいことです。
実際に使ってみると、やはり便利です。
一番恩恵を受けるのはやはり動画、
ローアングルでの撮影や何より自撮りの際にモニタ出来るのはとても便利です。
しかし慣れるまでになかなか時間がかかりそうです。
一度試しに撮影したところモニタばかり見ていて目線がおかしなことになってしまいました。
これは練習を重ねて早く慣れたいと思います。
もちろんこれは写真撮影でも有効です。
ローアングルやハイアングルでも液晶を確認しながら写真を撮ることが出来ます。
また何より液晶を使用しない時には閉じることが出来るというのがとても便利です。
画面保護はもちろんですが、EVFを覗いてじっくりと撮影したり、
また強いてはバッテリー持ちをよくすることにも繋がりそうです。
正直私は写真撮影するのであれば背面液晶はいらないと思ってます。
α7RⅣはEVFの方が画質もよいこともあり背面液晶はほとんど使ってません。
そのためバリアングルで蓋が出来ればなぁといつも思っていました。
α7RⅤでこれが採用されたらこれだけできっと私は買い替えると思います。
最後にEVF(Electric Vlew Finder)について。
EVFはRXシリーズとほぼ同等ということで大丈夫かなと思っていたのですが、
いざ覗いてみたら思ったよりもきれいでした。
解像度はα7Ⅲと同じ約236万ドットですが、
大きさがα7Ⅲのものよりもさらに小さくなっています。
もしかしたらこれにより凝縮されて綺麗に見えているの…かもしれません。
覗いてみた感じは確かに小さいのですがそこまで不便感じることはなさそう、
星やピーキングなんてのも問題なくこなせそうです。
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α7Ⅲの後継機ではなくて派生機だよ
α7Cは最新モデルですが中身は先代のα7Ⅲをベースにしています。
そのため有効画素数等々の内部スペックはほぼほぼα7Cと同じなわけなのですが、
この部分でも賛否両論あるようです。
まぁ確かにα7Ⅲ同様、4K/30pでクロップ入ると聞いた時にはええ…と思ってしまいました。
バリアングル&録画ボタンにシューティンググリップまで宣伝して動画を押してるのに…?と。
…でもこういった部分に手を加えるとなるとよりよい画像処理エンジンを乗せたり、
ソフトウェアの変更があったりと開発コストはかさんでしまいます。
そうなると販売価格も高くなるわけで…となるとまた熱い意見が出てきそうですよね。
とはいえベースとなっているα7Ⅲのスペックって一部を除いてみれば、
2020年の今でもさほど衰えを感じないんですよね。
他社のカメラと比較しても最近発売されたモデルには、
このα7Ⅲとほとんど同等のスペックのものもあったりするわけで、
ある意味α7Ⅲが早く出過ぎてしまったともいえるような気がします。
SONYとしてはまだまだ戦えるこのユニットを使用することで、
コストを抑えながらも新しいユーザー層に向けた製品を開発しようと考えた結果、
α7Cが生まれたのかななどと勝手に推測してしまいました。
正直な話、新製品が旧製品のスペックを超えて発売されなければならない理由はどこにもありません。
確かにこれをα7Ⅲの後継機です!と言われたらおいおいと言いたくはなりますが、
今回のモデルは型番違いの全くの新しいモデル、いわば派生機です。
いくらα7Ⅲがベースとはいえ、外観などをそれと比べるのはナンセンスかなと思います。
ちなみに私は動画クロップについてもそれを理解した上でα7Cを購入しました。
今後は潔く4K/24pで撮影します。
お金はともかく、もし不満出てきたらα7SⅢを買えばいいだけです(キリッ)。
結局、よい製品というのはスペックだけは判断できませんし、
スペックが良ければいい製品というわけではありません。
それ以外の部分に力を入れても愛される製品を生み出すことが出来るわけです。
さらに十分に使えるものを使って新たな製品を生み出すというのもモノづくりにおいては重要なことです。
私も仕事で隙があれば今まで作ったものを使おうと日々考えています。
ともあれα7Ⅲのスペックがあればまだまだ十分にキレイな写真や動画が撮れるわけで、
あまりネガティブに考える必要はないのかなと思います。
もしも自分に必要な機能がなければそれがあるものを買うまでです。
とりあえず見た目気に入った方や、
動画と写真の両方を気軽に撮りたいという方にはいいモデルなのかなと思います。
反対に写真だけをがっつり撮りたい方はα7Ⅲを買ったほうがいいです。
ホールディング性能や、C1・C2ボタン含めたカスタムボタンにセレクター、ダブルスロット…etc。
便利&快適装備盛沢山です(代わりにα7Cよりもやや大きいけどね。)
何より値段もさほど変わらないので、
ご自身がやりたいことを考えた上で選択されるのが良いかと思います。
反対に今α7Ⅲを使用している方はバリアングルやその見た目が気に入らない限り、
乗り換える必要は全くないかと思います。
まだまだ十分に戦えますから後継機であるα7Ⅳを待つか、よりハイエンドなR・Sに移行されたほうがよいかと私は思います。
そんなわけで今回も長くなりましたがSONY α7Cを購入してみての感想など書かせていただきました。
今後不定期でα7Cネタを取り上げていきたいと思います。
今回も長文になってしまいましたが、α7C大変に気に入っています。
ソニー 世界最小最軽量フルサイズミラーレス一眼 α7C ボディ シルバー ILCE-7C S
- 発売日: 2020/10/23
- メディア: Camera
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM4 ボディ ILCE-7RM4
- 発売日: 2019/09/06
- メディア: エレクトロニクス
ソニー フルサイズミラーレス一眼 α7SM3 ボディ ILCE-7SM3
- 発売日: 2020/10/09
- メディア: Camera
ソニー ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3K
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: エレクトロニクス