山々が色めき出す秋に賑わいを見せる場所といえば「北アルプス・涸沢カール」です。
そんな涸沢に今年は神田南口登山部のみんなで出かけてきました。
二泊三日の行程、後半は北穂高岳に挑みます。
今回お送りする前編では一日目、涸沢までの行程をご紹介します。
※PCでの閲覧がおススメです
- 神田南口登山部を知ってるかい?
- 今回の行程
- 撮影時に使用したフィルターについて
- 【Day1】
- 沢渡
- いざ上高地へ
- 上高地バスターミナル
- 明神館前
- 徳澤
- 新村橋
- 登山道入口
- 奥又白谷河原
- 涸沢カール
- 休息
- そして夜
- 後編へと続く
- 今回の使用機材
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神田南口登山部を知ってるかい?
昨年初頭に結成された「神田南口登山部」。
先にこの登山部について簡単にご説明しておきます。

2020年10月現在のメンバーは三名。
隊長のイタガキさん、さわやか担当のジンさん、そして私です。
きっかけは2年前の秋のこと。
当時も今回と同じ時期に涸沢に出かけたのですが、
その際にたまたまYoutubeにて活躍されているイタガキさんとお会いしました。
イタガキさんを知ったのは私が初めて燕岳に登ろうと決意した約4年前の登山一年生の時でした。
当時の私は登山始めたてな人にありがちな妙なやる気とモチベーションに包まれながら、
日々登山のことばかりを考えて過ごしていました。
その年の目標に燕岳登頂を掲げていたこともあり日々雑誌やネットで情報収集。
そんな時、もしかしたらYoutubeで燕岳に関する動画がアップされているかも?と思い検索してみたところ、
一番に出てきたのがイタガキさんの動画でした。
当初は登山の情報収集を目的としていたのですが、
イタガキさんのチャンネルでは登山のみならずカメラにキャンプ、はたまた電気自動車等々…その内容が非常に面白く、
いつの間にか時間があれば見るという、さながらTV番組のように視聴するようになっていました。
そんな涸沢での出会い以降もお付き合いが続き、
いつしか私が上京したときなどに飲みに行くようになっていました。
余談ですが一時期私はとある理由でTwitterを封印されていたのですが、
実はその封印を解いてくれたのもイタガキさんでした。
本日はリスペクトするYoutuberのイタガキさんとジンさんとの飲み会に参加させていただきました!
— ickw (@memo_1kawa) 2019年2月15日
とっても楽しかった! pic.twitter.com/UvoAr29My4
そんなとある日の飲みの席でお会いしたのが皆さんご存知、いつもさわやかな「ジンさん」でした。
お二人はイタガキさんのオフ会で知り合ったそうです。
ジンさんの動画も以前から拝見しておりました。
当時は私もジンさんもNikonのカメラを使っており会う前から勝手に親近感を感じていました。
実際に会うとやはりさわやか、さらに好青年でした。
これが今Youtubeで活躍されるお二方と知り合った経緯です。
お二人ともそうですがまさに動画の通りで裏表なくとても良い方々です。
そんな飲み会の席で、「三人で登山に出掛けよう!」となった結果、
結成されたのがこの「神田南口登山部(隊長命名)」というわけなのです。
ちなみに名前の由来は単純で一番初めに3人で集まって呑んだのが神田南口だったのが理由でした。
神田で飲んだのは静岡県民である私が最終の新幹線ギリギリまで飲めるようにと隊長が計らってくださった為でした。
そんなこんなで結成された神田南口登山部で一番最初に出掛けたのが「丹沢表尾根縦走」です。
この登山で顔出し出演をしたことがきっかけで私もYoutubeを始める覚悟を決め、今に至ります。
(余談ですが二人の影響力はすさまじく、おかげさまで徐々に勤務先にもバレ始めてます。)
丹沢登山は大成功、普段それぞれソロで活動していることもありとても新鮮で楽しかったのを今でも覚えています。
そして年が変わり2020年。
本年も冬季唐松岳登山や丹沢歩荷駅伝等々を計画していたのですが…
皆様ご存じの通り、このコロナ禍の影響で残念ながら中止となってしまいました。
それから数カ月、
秋を前にようやく登山にも出かけられる状況になり再びオンラインにて飲み会作戦会議を行った結果、
今回は紅葉の涸沢カールとさらに北穂高岳登頂を目指すことに決定、今回の登山と相成りました。
相変わらず前置きが長くてすいません。
そんなわけで神田南口登山部二回目の登山が始まります。
三人それぞれのYoutubeチャンネルはこちらです
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
今回の行程
2020/10/4-6
天気:晴れときどき曇り時々雨
登山人数:3人(神田南口登山部)
メンバー:イタガキ・ジン・ickw(私)
【Day1】
沢渡第三駐車場
↓
上高地バスターミナル
↓
河童橋
↓
明神館前
↓
徳沢園
↓
新村橋
↓
登山口入口
↓
奥又白谷河原
↓
屏風のコル
↓
涸沢ヒュッテ
↓
涸沢野営場
(DAY1おしまい)
撮影時に使用したフィルターについて
今回の山行では㈱ケンコー・トキナー様 よりご提供いただいたPLフィルター、
「Kenko ZX サーキュラーPL」を使って撮影を行いました。
新開発の高透過偏光膜でニュートラルなカラーバランスを実現しながらも、
超低反射、片面0.3%以下という高性能なフィルターです。
紅葉をはじめ、風景写真撮影の際には大変効果的なフィルターとなっています。
当記事と後編内の写真のうちα7RⅣにて撮影したものでは全てこれを使用しております。
同写真はFrlckrにアップしているため文中の画像クリック頂きますと大きな写真もご覧いただけますので、
よろしければそちらもご覧ください。

Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL 82mm 高透過偏光膜採用 撥水・撥油コーティング フローティングフレームシステム 542828
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: Camera
【Day1】
2020年10月4日、21:00。
自宅を出て一路集合場所である山梨県某所へと向かいます。
久しぶりの北アルプスでのテント泊ということで、とにかく準備に手間取りました。
おかげで今回もあまり睡眠できず…先行き不安です。
幸いなことに道がかなり空いていたこともあり、
約2時間前に集合場所近くへと到着出来ました。
これはチャンスとばかりにアイマスクを装着して眠りにつきます。
集合時間30分前に起床、いそいそと準備を済ませて車を走らせます。
私が到着したころにイタガキ号も到着、ジンさんはすでにスタンバイ済みでした。
ジンさんは大体いつも仕事が早いです。
そして暗闇でもさわやかでした。
お二人と実際に会うのは昨年末の忘年会以来、もうほぼほぼ一年ぶりです。
…そういえばあの時私結構酔っぱらってたななど余計なことまで思い出してしまいました。
そんな私にイタガキさんがお土産にとカリマーのトートバッグをくれました。
お買い物袋が欲しいと思ってたのが伝わったのでしょうか?ありがたく使わせていただきます。
久しぶりの再会を喜びながらもいそいそとお二方の荷物を私の車に積み込み、いざ出発!
三人を乗せた車は夜の中央道をひた走ります。
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沢渡
車を走らせること約2時間、無事に沢渡までやってきました。。
時刻は03時すぎ、この時期この時間となると満車かもしれない…と、
ドキドキしながらバスターミナル近くの第三駐車場まで車を走らせます。
停められなかったどうしよう…と思いながら窓の外を見るとなんとまぁかなり空きがあるではありませんか。
これには一同拍子抜け、予想外でした。
とりあえず停められてよかったね、ということで時間まで車内で仮眠して過ごします。
いざ上高地へ
4時に準備を開始し、一路バスターミナルへと進みます。
既に始発待ちの列が並んでいましたが、
我々は今回は豪勢にタクシーで上高地へと入ります。
…といっても、タクシーは定額で4600円。
今回は3人での利用となるため一人あたりは約1300円とバスよりも少し高い程度です。
タクシーであれば待つ必要もなく、またバスより早く先へと進むことが出来る為、
3名以上であればこちらの方がよいという判断になりました。
なお今回はジンさんがさわやかに事前に予約してくれました、感謝です!
参考までに予約可能なタクシー会社のリンクを貼っておきます。
営業所の営業時間内しか予約できない場合もあるのでご注意を。
タクシー乗り場に到着すると同時に我々の目の前に白いコンフォートが止まりました。
荷物を載せてそそくさと出発です。
登山部三名と重たい荷物を載せて、コンフォートは早朝の山坂道をぐいぐい登っていきます。
そろそろ釜トンネル…と思いきや、
タクシーは上高地方面には進まずにそのまま道なりに安房峠方面へと進んでいきました。
(まさか…間違えた?)
と思いきやすぐさまUターンして路肩に寄り、そのまま停車。
よく見れば目の前には数台のタクシーが止まっていました。
話を聞くと、釜トンネルは5時にならないと門を開けてもらえず中を通ることが出来ないそう。
そのため開門までの間、タクシーを止めて待つのだそうです。
時刻は4:40、20分は長いな…。
そんな時間を見計らって仮眠を取り始めるジンさん。
一分一秒を無駄にしないその姿勢、見習いたいものです。
車内で待つ間もタクシーがどんどんとやってきて、その列が長くなってきました。
そのうち我々の後ろにも止めることが出来なくなり、
釜トンネルの正面方向(さわんど方向)にも出来上がるタクシーの列。
まさか朝の釜トンネルがこんな駅前ロータリーのようになっていたとは…また一つ新しい発見をしてしまいました。
そんな風に驚いていると急に釜トンネルの門がオープン。
待ってましたとばかりに前に止まっていたタクシーが釜トンネルに吸い込まれていきます。
時間は…まだ5時前。
運転手さん曰く
「タクシーが溜まりすぎると通行の邪魔になるから、時間前でも開けざるを得なくなる」、そう。
我々三人を乗せたコンフォートはまだ暗い梓川沿いを、
まるでラリーにでも参戦しているかのような速度でぐんぐん北上し上高地を目指して進みます。
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上高地バスターミナル
結局、上高地バスターミナルに到着したのは4:50。
この日の沢渡からの始発のバスは5時発ということでかなりの時間を稼ぐことが出来ました。
そのおかげで周りは真っ暗で何も見えず、
こんな早い時間にここに来たのは初めてだねなどとと三人で話しながら支度を済ませます。
今回、登山届は隊長が三名分を一枚に取りまとめてくださいました。
トイレ横にあるポストに投函して準備完了です。
余談ですが、三名ともココヘリ&JROに加入しています。
声を合わせて加入したわけではなく各々が必要に感じて加入しているのわけなのですが、
みんな考え方が似ているようで安心できました。
保険未加入での登山は任意保険に入らないで車を運転するようなものだと思ってます。
ここからいよいよ登山開始、初日の今日は「涸沢カール」が目的地です。
大体の場合で横尾から本谷橋経由で進むのが一般的ですが、
今回の我々はパノラマコースへと進みます。
その名の通り、パノラミックな風景が見られるとのことですが果たして?
期待と不安を胸に、一同は真っ暗な上高地を進みます。
明神館前
余りにも暗すぎる為、
河童橋や小梨平キャンプ場をほぼスルーして明神館前までやってきました。
既に多くの登山客が休んでいます。
明神池に行こうか?などと冗談を言っていた我々の目の前に現れたのが猿の集団でした。
なんとまぁ明神館の前の木の枝を見るとまるでクリスマスツリーの飾りのように猿が何匹も引っ付いています。
朝は人が少なかったからこの辺りにいたのかな?
そんな猿の集団と別れ、我々は先へと進みます。
段々と日が昇ってくるにつれ、上高地の風景を見ることが出来るようになりました。
思えば今年初めての上高地入り、久しぶりに風景はやはり切れない風景でした。
徳澤
おおよそCTと同等の時間にて徳澤までやってきました。
徳沢の名物、芝生のテン場にはたくさん数のテントが張られています。
確か昨年同じ時期に来た時もそのテントの数に驚いた気がします。
涸沢の紅葉の時期には徳沢も混むのか…?
そんな徳澤ではイタガキさんのファンの方とお話しさせていただくことが出来ました。
なんでも昨日、涸沢~北穂~奥穂~涸沢~徳沢と移動されたそう。
すごい…お疲れ様でした!
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新村橋
皆さんと別れた我々の目の前に現れたのが「新村橋」。
普段であれば横尾までの道のりの目印一つであるこの橋ですが、
パノラマコースを進む我々はこの橋を渡る必要があります。
とはいってもこの橋は普通の橋なので問題なく渡れます
さっそうと進むジンさんを一枚。
そしてわたり終える隊長を一枚。
みんな楽しそうです。
ここから再びしばらく林道のような道を進んでいきます。
特に歩きづらいこともなく、いたって普通です。
今回、私や隊長の写真をジンさんが沢山撮ってくれました。
これ以降の記事内でも使わせていただいています。
ジンさんありがとう。
登山道入口
橋を渡り終えて約15分程度でようやく登山開始地点となる「登山道入口」に到着。
いよいよ登山道の登場です。
我々の中で唯一のパノラマコース経験者がジンさんでした。
曰く涸沢からの下山時に使ったことがあるそうで、
逆に登るのは今回が始めてだそうです。
開始早々は比較的緩やかな登りでしたが段々と傾斜がきつくなります。
横を見ると沢のような雰囲気、どうやらしばらくは沢沿いを進む様子。
最初は大したことありませんでしたが…
段々と登り道に…
奥又白谷河原
ようやく分岐点に到着。
いやはや、なかなか骨が折れました…。
遠く目の前には先ほど渡ったであろう「梓川」の姿、
よく見たら徳沢園の赤い屋根も確認できました。
そして正面には蝶ヶ岳の姿。
肉眼でもヒュッテと特徴的な山頂を確認できました。
こちらから見えるとなると、なるほど今いる場所も見たことがあったのかと思い、
思い出そうとしましたが結局わからず。
次に登った際には探してみようと思います。
忘れてるだろうけど。
休憩中の隙にイタガキ隊長の新兵器であるPanasonic Lumix S5をパチリ。
サイズ感すごくよくてなかなかかっこよいカメラでした。
ちなみに隊長は約1週間前にこのカメラを購入したばかり、
今回が登山デビュー戦です。
三人ともやはり機材が大好きです。
カメラやレンズ、アクションカムやら動画編集ソフトまで…
お見返せばこんな話ばかりをしていました。
登りはなかなかしんどいけど、話しているので楽しいです。
(でもしんどいものはやはりしんどい。)
軽く休憩した後、再び先へと進みます。
しかしまぁここからもなかなかの登りでした。
進むにつれだんだんと岩が多くなり、
またその大きさも大きいためなかなか思うようにスピードを上げることが出来ません。
またこの辺りから下山の方々とすれ違うようになりました。
譲り合いながら一歩一歩と進んでいきます。
ようやく道が平たんになり始め、そろそろ屏風岩(裏)かしら?
などと思っていた矢先に見えたのが、なんとその屏風岩(裏)でした。
なんとまぁまだまだ登るではありませんか。
恐る恐る経験者であるジンさんに確認する、とまさにあの岩の横まで登るそう。
こういう先が見える登りって精神的に来るんですよね。
そうはいっても登るしかありません。
目的であるおでんとビールを目指し、我々はひたすら登ります。
そんな時、ふと前方を見るとどこかで見たことのあるかたのお姿が…
あの姿はそう、ヤギチャンネルのヤギさんではありませんか!
ヤギさんは我々より一日前に涸沢入りしこの日に下山されているところでした。
ヤギさんの動画はクォリティ高くて毎回勉強させていただいています。
最近だと槍ヶ岳の動画がシネマティックで思わず見入ってしまいました。
そしてみんなで記念撮影。
ヤギさんありがとうございました。
次はゆっくりお話ししましょう!
この時の様子はヤギチャンネルのこちらの動画でご覧いただけます。
隊長と同じPanasonic LUMIX S5で撮影された涸沢の映像は必見です!
ヤギさんと別れた三人は再び涸沢目指して進んでいきます。
とはいえ段々と近づく屏風岩の裏っ側に一同興奮。
なんやかんやで楽しく登ることが出来ました。
アクアリウムにも精通している我が隊長、
最近はあまり手を付けられていないそうですがそれでもやはり岩を見ると疼くのか、
カッコよい岩を見つけた時などは喜ばれていました。
曇が覆っていた空でしたが、時折晴れ間も見えるようになっていました。
さああと少し!
無事に到着です。
いやはや疲れました。
なかなかしんどい登りを登ったご褒美なのかこの辺りの紅葉がとてもきれいでした。
ナナカマドの色づき具合もちょうどよく、
綺麗な葉を見て疲れも(やや)飛んでいきました。
この先に行けば屏風の頭へと出ることが出来ましたがどうも雲行きが怪しい…。
ゆっくりしたいところですが小休憩の後、装備を整えて先を急ぐことに。
ここから先、涸沢カールまでの道はなかなか危険個所が多いそうなので、
一同はヘルメットを装着してそれに備えます。
全員準備が済んだらいざ出発。
いよいよ目的地である涸沢カールへと進みます。
さあ、おでんとビールはもうすぐそこです。
と先を急ぐ我々の前に広がっていたのが…
この光景でした。
紅葉とそして穂高連峰。
一同おおー!と声を上げ、そして始まる撮影大会。
でもこれは仕方ないよね。
ふと振り返ると歩いてきた道もこれまた綺麗。
今回の登山で一番紅葉がきれいだったのがこの辺りでした。
こんななのでなかなか先へと進めず、とはいえ秋を楽しむことが出来ました。
さてさて、実はこの段階ですでに涸沢を肉眼で捉えれる距離まで来ておりました。
しかしまぁ登山では見えてからが長いというのはよくあること。
実際、この屏風岩からの分岐から涸沢というのも意外と長かったです。
涸沢方面から見ると意外と距離がないように思えるのですが、
実は斜面沿いにトラバースを繰り返しているため歩いてみると距離がありました。
そしてなによりもどの場所も非常に似ている。
まるで狸にでも化かされているのかと思ってしまうくらいに似たような道を歩いていきます。
とはいえ、その道は確かにやや危険な場所もありました。
岩や鎖のある個所、また崩れかけた場所を下ったりと疲れた体にはなかなかな堪えます。
我々と反対方向から進む場合であっても、この部分を通るのであればヘルメットはあったほうがよさそうです。
そして時折強く降り出す雨。
まるで自然に試されているようだと思いつつも耐えながら先へと進みます。
段々とおでんとビール目的地が近づいてきました。
開けたところに出ればゴールはすぐそこ。
写真を数枚撮影したら再び雨が降り出してきました。
慌ててカメラをしまい、先へと進みます。
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涸沢カール
数カ所のエキサイティングな箇所クリアした我々、
本谷橋からのルートと合流すればそこはもう涸沢ヒュッテのすぐ下です。
さあさあ、おでんはもうすぐそこです。
最後の登りを登り切れば…

本日の目的地「涸沢カール」に到着です!
よっしゃ早速一杯…と行きたいところですが、
相変わらずのお天気ということもありまずはテントを設営します。
この日はこんなお天気、
また日曜日ということもあってかこの時期の涸沢としてはややテント数も少なく感じました。
何処に張ろうかということで場所を探した結果、今年も涸沢小屋近くに張ることにしました。
涸沢ヒュッテ側や涸沢野営場受付方面は、トイレや水場に近いという利点があるのですが、
代わりに岩でごつごつとした場所が多くなっています。
しかしながら涸沢小屋方面はそれとは異なり、
比較的小さな石や一部では土の地面が露出しているためそのままテントを張ることが可能。
この辺りにうまく張れればコンパネも不要ということで、
過去すべての涸沢カールテント泊ではこの辺りにテントを張っていました。
今回も三人分のテントが張れそうな場所をGET。
各自それぞれのテントを設営し、無事完成です。
イタガキさんは世界に2つしか存在しない、The Free Spirits Panglin Proを、
ジンさんは…名前失念、シングルウォールのテントを張り終えました。
私はというと、神田南口登山部のスポンサーである㈱帝伸テック様よりご提供いただいた、
MOBI GARDENの「MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 」を使わせていただきました。
あれ?この形どこかで…?とお気づきの方、さすがです。
実はこのテントの色違いである赤色のものを以前権現岳で使わせていただきました。
赤色のものは中国本土仕様、そのためインナーテントがすべてメッシュ生地で構成されています。
確かに通気性よく夏場だったら快適かと思いますが、
日本国内の場合これでは夏時期しか使うことが出来ません。
そこで登場したのがこの紺色のテント。
こちらはインナーテントが透湿素材へと変更され、
快適性が大幅に向上した日本国内向けのモデルとなっています。
その違いが気になった私はさっそくこれを使わせていただきました。
このテントについても記事か動画を作れればと思っていますが…これお世辞抜きでかなり気に入っています。
涸沢で使用してからというものあまりにも気に入ってしまい、
実はこの後に出掛けた下ノ廊下にもこれを持ち出してしまいました。
もしかしたら今後ステラリッジの出番が少なくなるかもしれません。
休息
テント設営が終われば後はのんびりするのみ。
空腹を満たすために涸沢ヒュッテに向かいます。
…さあ、いよいよこの時がやってきました。
あれですよ、あれ。
涸沢の名物「手作りおでん」ですよ。
昨年、一昨年と残念ながらGetすることが出来ませんでした。
「今年こそ手作りおでん」をスローガンに部員一同、ここまで必死に登ってきました。
(※ホントのところ、おでんのことを言っていたのは私だけです)
果たして我々は無事に手作りおでんを食べられたのか?
結果は…?
残念!インスタントでした…
今年も手作りおでんGetできず。
残念…
おでんを撮る私。
丁度上の写真を撮ってるときにジンさんが撮ってくれました。
おなかが空いているとはいえ、やることはきちんとやってます。
インスタントといえど、これを手に入れられただけラッキーです。
イタガキさんは少し遅れて注文したのですが、
その時には残念ながらもう売り切れてしまっていました。
今だ手作りおでんは一番最初の一度しか食べられていません。
これは来年もリベンジするしかな…(ry
ともあれそんなわけで遅いお昼ご飯を頂きます。
動いた後の食事はホント美味しいですね。
なによりビールがとてもうまい。
一見すると普通に食事しているようですが…
我々の反対側はこの有様。
記者会見味溢れる異様なテーブルとなってました。
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そして夜
その後はテントに戻り小休止、
おなかも満たされ、また朝も早かったこともあり私も昼寝をしてしまいました。
いやはや、幸せですね。
ふと気が付いて外を覗くと夜の八時を過ぎたところでした。
辺りは真っ暗、二人とも寝てるかと思いきやイタガキさんが写真を撮られていました。
かなり快適に過ごしてたこともあり、テントから出るのも億劫だな…とも思いましたが、
後で後悔するのも嫌なので私も外へ飛び出し写真を撮り始めました。
とはいえこの日はやはりテントの数が少なく、
昨年やその前の年のようににぎやかな感じの場所が見つかりませんでした。
仕方ないのでテラスの方へと行くか…ということで、
撮影にいそしむ隊長に報告ののちのそのそと三脚を担いで出かけます。
テラスから見える風景はというとやはりテント少な目でやや寂しげでした。
その後、夜の涸沢ヒュッテを回り動画用に数シーンの撮影をすませテントに帰還。
丁度隊長のテントの明かりが消えたところでした。
ジンさんのテントは相変わらず暗いまま、おそらく眠っているのでしょう。
明日はいよいよこの上、北穂高岳まで登ります。
二人の足手まといにならぬようにきちんと体力を回復しなきゃな…と思いながら、
シュラフに潜りそのまま眠りにつきました。
(前編終わり)
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後編へと続く
大変な長文になってしまいましたので今回はここまで。
次回は二日目、涸沢カールを出て北穂高岳にて小屋泊、
翌日下山までの様子をご報告します。
小雨と霧の中、北穂に登る我々が山頂で見たものとは?
後編もご覧いただけますと幸いです。
今回の使用機材

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