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登山やカメラなどなど

【撮影機材】α7R ⅣのL型プレートをSmallrigからRRSのものに変更しました

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三脚使用時に操作性を向上させるアイテムといえば「L型プレート」です。
今までSmallrig製を使用していましたが今回RRSのものを購入しました。
買い替えの理由や使いごこちなどについて簡単にご紹介します。





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RRSのL型Plateに変更しました

今回はカメラの話。
登山はもうちょいお休みしないとダメそうです。

昨年末にα7R Ⅳというミラーレスカメラに買い換えた私。
その際に今まで使っていたカメラ同様に使えるようにと必要となるものはほぼすべて買いそろえました。
その時に購入したものの一つが「L型プレート」というアイテムです。



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L型プレートというのはカメラ底部に付けるアイテム。
ヨコと下部にそれぞれアルカスイス機器に対応するように加工されていて、
同様の互換製品と組み合わせて使用することが可能です。
素早い設営はもちろん、縦横構図の切り替え時などには大変重宝するアイテムとなっています。


α7R Ⅳを購入してから今に至るまで、私は「Smallrig」というメーカーのものを使用していたのですが、
今回RRSというメーカーのものに買い替えました。
今回買い替えに至った経緯やモノについて書いていきます。



SmarllrigのL型プレートから買い替えた理由

「Smallrig L型プレート」、人気の理由は…?


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まずは今回買い替えに至った理由について簡単にご説明していきますね。
上の写真のプレートは今まで私が使用していたSmarllrigのL型プレートです。
このSmarllrigのLプレートはαの世界だとかなりとメジャーな製品で、
ネットで調べてみると大体の方がこちらを使っているようです。





人気の理由は恐らく「価格」。
従来専用設計のL型プレートとなるとそこそこのお値段するものですが、
このSmarllrigのものは他社の半分以下のお値段です。
同額の金額でL型プレートを探すとなると、殆ど名前を聞いたことがないメーカーばかりが出てきます。
お値段お安め、しかも撮影機材関連では有名なSmarllrigの製品ということで人気があるのでは…?
と私は勝手に予想しています。
そんな私もその評判とお値段からこの製品を選択しました。


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使い勝手は問題ないんだけど…

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実際、三脚と合わせて使う分には全くもって問題ありません。
格安アルカスイス互換製品にありがちな精度の悪さや雑な作り感というは全くなく、
特に問題なく使用することが出来ます。
お値段安くきっちり作られるというこの辺りはさすがSmarllrigだなと感じます。
主にLeofotoの雲台等と合わせて約8カ月ほど使用していましたが、特にトラブルもありませんでした。



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しかし、気になったのが三脚と組み合わせずに使った状態での使用感、
一体何処が気になるかというと…この「底面部の厚み」です。


SONY αの気になるポイントとされている中の一つに「小指余り問題」というのがあります。
これはボディがちっちゃすぎるためグリップを握っても小指があまってしまい、
結果ホールディング性能が低下し撮影時に安定してカメラを握ることが出来ない…という問題です。
もちろん使い手の側の手の大きさに影響されたりと必ずも誰しもが感じるというわけではありませんが、
ユーザーの間ではかなり話題となりました。



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そういったことを考慮してなのかはわかりませんが、
このSmarllrigの製品は底面部がかなり厚く作られています。
測ってみたらなんとまぁ17㎜、結構厚いですよね。
小指あまりだけでなく、
もしかしたら同社製品と組み合わせて使うことを考慮したうえで、
あえてこの厚みにしているのかもしれませんが…やはりそれでも結構な厚みです。



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このおかげで確かにグリップ性能も向上するのですが、
もはやαのコンパクトさはほとんど失われてしまっています。
ミラーレスはそのコンパクトさがウリなのに、なんだか微妙ですよね。



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ちなみに私が使用しているα7R Ⅳでは、
グリップ形状を変更することによりこの「小指あまり問題」が解決されています。
しかしながら縦横構図切替の利便性の良さからやはりL型プレートを使用したいと考えています。


αのコンパクトさをそこそこ生かすことが出来るL型プレートはないものか…?
ということであれこれと探していたところ、
TwitterのフォロワーさまがこのRRSのL型プレートを購入されているのを発見。
お写真見るになんだかよさそうだと思い、私もRRSのプレートを購入することにしました。


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久しぶりに「B&H」で購入しました。

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さあ早速注文するぞ!と思い国内代理店を調べてみたところ、
案の定どこも大変良いお値段でこれはなかなか手が出せそうにありません…。
値段なんて気にしない大富豪の皆様の為に、一応リンク貼っときますね。

www.ginichi.com





あまり当ブログでは登場しませんが「RRS」について触れておきます。
「RRS」は米国のカメラ用品メーカー、「Really Right Stuff」の頭文字をとってRRSと呼ばれています。
その意味通り「本当に正確なもの」を提供することをモットーとされている界隈では有名な会社です。
ただし本当に正確なもの=いわゆる精度高いものというのはお値段もお高くてですね…
今回購入したα7R Ⅳの専用L型プレートは国内で購入すると約3.5万円というビックリプライス。


さすがにこれは…ということで以前も使用したことがある「B&H」というサイトを覗いてみました。

www.bhphotovideo.com

B&Hは海外のカメラ関連用品を販売しているサイトです。
カメラ本体から細かなパーツまで様々な商品を取り扱っています。
調べてみたところ、送料含めても約1万円ほどお安く購入できることが判明。
さすがに1万円の差はデカい、ということで今回はB&Hにてオーダーしました。


B&Hについては以前購入方法などをまとめて記事にしてあります。
もしよろしければこちらの記事もご覧ください。
そういえば、この時注文したものはRRSのL型プレート(D850用)でした。

www.for-toru.com


ちなみに、今回は発送先等の入力が面倒だったので以前利用したことがあるB&Hにて注文したのですが、
もちろん米国RRS公式からも購入することが出来ます。
ただしどうもお値段に違いがあるようでB&Hの方がちょっとだけお安いようです。


送料に関して

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注文から到着までどのくらいの時間がかかるのか?皆さん気になるところかと思います。
B&Hでは大体の商品で配送に関するグレードを選ぶことが出来ます。
簡単に言うと「お金を出せば大体の場合早く到着」します。


日本の場合、速達か普通か程度しか選択肢がありませんが、
国際便の場合はかなり多くから選択することが出来ます。
もちろん商品やバイヤーにもよるかと思いますが、
今回購入したRRSのL型プレートの場合、選択できたのは上のような内容でした。


とりあえず夏休み前に入手しておきたいと考えたため、
デフォルトよりも1段グレードの高い「DHL Express」ものを選びました。
(ちなみにデフォルトだと上から二番目のDHL Grobal Mailが選択されています。)
デフォルトとの価格差は約700円…まぁこれくらいならね。


逆に一番安い「DHL saver」との価格差は約10ドルですが、
こちらは最長で約半月もかかるため鼻から視野には入れてません。
お急ぎでない方はこちらをご利用されてみてもいいのかも?





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そんなDHL Expressですが、
金曜日の早朝に注文したところ、二日程度で日本に到着。
その後税関等を抜けて翌週火曜日には配達されていたのですが、
その日は我が家の宅配ボックスが満杯で受け取れず、
結果水曜日に受け取ることが出来ました。
到着までは5日、米国から来たことを考えるとこれって結構早いですよね。


今回届けてくださったDHLさんは専用サイトにてトラッキングの確認はもちろん、
比較的素早く最新現在状況が反映されたり、
さらに日本国内に入って国内宅配会社にバトンタッチした後でもDHLのサイトにてトラッキングが出来たため、楽にかつ安心して状況を見ることが出来ました。
ベーシックなものでも問題はないかと思いますが、
ちょっと急ぎたい方等は選択してみてもよいかもしれません。
ご参考までに。


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RRS「L型Plate」を見ていこう

届いた状態

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ということで今回購入したRRSのL-Plateを見ていきます。
箱を空けると化粧箱などはなく、どでかいプチプチに包まれていました。


寸法とSmallrig製品との比較

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寸法はこんな感じ。
定規での採寸なの少々の誤差はあるかも。



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気になる高さはどれくらいかというと約13㎜でした。
Smallrigとの差は約4㎜です。



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Smarllrigの製品と比較するとこんな感じ。
数字で見ると4㎜は大したことなさそうですが、
実際に比べると結構な差を感じます。



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αに取り付けてみました。
やはり以前のSmarrligの時とは違い、αが大きく感じるという印象はありません。
ミラーレスならではのコンパクトさも生かすことができるちょうどよい大きさに思いました。
プレート自体の重さは138g、本体と合わせると855gとなります。



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我が家にはLeofotoの三脚しかありませんがアルカスイス互換の為、
RRSのL型プレートも問題なく利用できます。


ちなみにLeofotoからもα7R Ⅳ対応のL型プレートが発売されています。
何故Leofotoのプレート買わないのかと言いますと、
Leofotoの製品の場合タテの部分が切れているんですよね。
ケーブルの差し込みを考慮してのことかと思うのですが、
アレが色々と不便そうなので私はあまり好きではありません。
あとは縦位置と横位置をねじ止めしてるところにも不安を感じています。
いっその事カーボンとアルミのハイブリットL型プレートとか出していただけたらなぁ…


手持ちでの使用感について

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話戻って…問題の手持ちでの撮影を想定して握ってみました。
今までよりも薄くはなりましたが、持ちづらいということは全くなく、
逆に丁度良い厚みで持ちやすい印象です。
小指の部分はフィットするようにかちょっとだけくぼみが付けられています。
正直この部分にはまだ慣れておらずちょっと違和感感じますが、
使い込んでいけば便利になりそうです。多分。


もってすぐわかることは製品の質の良さ。
やはりRRS製品はエッジなどの処理も大変丁寧でどこを触ってもとても気持ち良いです。
カメラが触る部分はもちろん、それ以外の細かな部分も作りこまれています。
この辺りからやはりとても丁寧な仕事さやいいものを作ろうというものつくり魂を感じます。
正直値段を見てしまうとお高いのですが、触ってみると納得できるんじゃないかなと思います。


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お値段高いけど満足度高し

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RRSのα7R Ⅳ用L型プレートをご紹介しました。

どうしてもお値段に目が行ってしまいますがやはりさすがRRS製品、
触ってみると納得の出来栄えです。
また細かな部分まで作りこまれているためこの金額の価値は大いにあると思います。
確かに安価なL型プレートでも同じような機能を有してますので後は好みと用途次第にはなりますが、
一度ご検討されてみてもいいかもしれません。
お値段高いけど…あとは買い方で工夫すれば多少はお安くできるかなと思います。


ただし今まで使用していたSmallrig製品も決して悪いわけではありません。
私は手持ち時の底面部の厚みが気になりましたが、
逆に望遠レンズ等の重量のあるレンズの場合であれば逆に、
あの厚みのお陰で撮影が快適になるかもしれませんし、
また同社の様々な機材と組み合わせて使用する場合等に利点があるのかもしれません。
果たしてどのようなものが良いのかは使う人しかわかりません。
導入の際はご自身の使用する環境やよく使うレンズ等からどれを購入するかを考えてみるとよいかと思います。
とりあえず言えることは…
L型プレートは三脚をよく使用する方であれば間違いなくおススメなアイテムです。




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  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: エレクトロニクス