テント泊に挑戦してみたいけど…何をそろえればいいのか?金額はいくらぐらいかかるのか?
そんな疑問を抱いている方が世の中にはいらっしゃるはず。
ということで今回は私がテント泊デビューの際にそろえたものとかかった費用についてまとめてみました。
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久しぶりに登山ネタです。
私が登山を始めてから約5年が経過しました。
近所の低山から始めた私の登山も、
今では北アルプスや八ヶ岳などの名の知れた山を歩けるようになり、
少しは成長したなと自分で思ったりなんかしてます。
とはいえ先輩方を見れば私なんぞまだまだ初心者マーク外れた程度の鼻たれ小僧、
初心忘れずの精神で安全第一の登山を心がけたいと思います。
そんな私の登山を振り返ると、
近年は1泊2日程度の工程で予定を組むことが多くなりました。
何分貧乏性な性格で「せっかく交通費かけて山に来たのだからできる限り山にいて元を取らなくては!」
なんて思ってしまうのも理由の一つなのですが、
写真を撮ったりまた山での時間を堪能するとなると、
どうしても日帰りでは時間が足りないことが多いため、
結果ついつい泊りでの登山を選んでしまいます。
そんな泊りでの登山の際、一番多いのがテントを持参したいわゆる「テント泊」です。
3年前の正月に意を消して購入し始めたテント泊が今では私の登山の主流となりました。
今は日帰りや小屋泊メインの方もいつかは!と思われている方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は私のテント泊を始めた時にそろえたものや必要なものをまとめ、
体験談など交えながらテント泊時にどれぐらいの金額が掛かったのかをご紹介していきたいと思います。
この記事がテント泊デビューを考えている方の参考になれば幸いです。
私のテント泊歴
私が登山を始めたのが2015年、
その2年後の2017年からテント泊を開始しました。
それから約3年、一体どれくらいの山にテントを担いで出かけたかというと…?
・大菩薩嶺 (2017/5/2-3)
・上高地 (2017/5/20-21)
・赤岳 (2017/6/2-3)
・蝶ヶ岳 (2017/6/17-18)
・表銀座縦走 (2017/9/30-10/2)
・涸沢カール (2017/10/5-6)
・雲取山 (2018/4/21-22)
・鳳凰三山 (2018/5/20-21)
・甲斐駒ヶ岳 (2018/6/2-3)
・尾瀬 (2018/6/9-10)
・燕岳 (2018/6/30-7/1)
・八ヶ岳南北縦走(2018/07/14-17)
・鹿島槍ヶ岳 (2018/08/4-5)
・涸沢カール (2018/10/3-4)
・上高地 (2019/3/23-24)
・涸沢カール (2019/5/4-5)
・剱岳 (2019/8/2-4)
・白馬岳 (2019/9/7-8)
・涸沢カール (2019/10/9-10)
・戸隠山 (2019/9/27-28)
・天狗岳 (2020/1/25-26)
計21回のテント泊山行でした。
なんか意外と少ないですね。
こうしてみるとやはりメジャーかつアクセス容易なエリアばかりに集中しています。
今年こそ裏銀座とか東北とかも攻めたいですね。
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テント泊を始めるにあたって購入した装備について
ここからはこんなテント泊歴を持つ私が、
テント泊を始めるにあたって購入したものを紹介していきます。
最後には合計金額も出したので参考にしていただけると幸いです。
テント
まずはテント。
テント泊を始めるにあたり一番初めに購入したのがこの「ステラリッジテント1型」でした。
ステラリッジテントを選んだ理由は「安くて評判がよかった」からです。
購入にあたり色々と調べたのですが、
「テント場で自分のテントを探すのに苦労する」以外の難点を見つけることができませんでした。
これは沢山の方が使用していてまた当時はフライシートの色が黄色一色しか発売されていなかったため。
とはいえ、逆に言えばそれだけ沢山の人が使ってるなら物いいものなのだろう…
ということで迷わずこれをチョイスしました。
ちなみにちょうど私が購入するタイミングでフライシートに4色追加されたため、
その難点も少しだけ改善された…ように思います。
気になるお値段は1型であれば本体+フライシート+グラウンドシート合わせて4万円ちょっと。
決して安くはない金額ですがそれでも他と比べれば安いほう…
いかんせんテント泊デビューでとにかく買うものが多くなるべく安く済ませたい、
ということでもうほとんどモンベル一択という状態でした。
ちなみに以前にも記事にしましたが、
購入時に頭を悩ませたのが「1型と2型どちらを購入するか」ということでした。
当時レジに持っていくまで悩みましたが、
購入当時の私はカメラをフルサイズに買い替えたり、
そもそも自分がどのくらいまでまで担げるのか把握できていなかったことから、
結局少しでも軽い1型を選んだというわけです。
1型は1人用、2型は2人用…となると居住性は2型よりも落ちます。
この後あとお連れ様ともテント泊に行くことになり、
結局アライテントのトレックライズ2型を追加購入する羽目になりました。
あの時2型を買っとけば…と少し思ってしまいました。
とはいえ1型を買って後悔しているかというと全くもってそんなことはなく、
やはり重量は多少なりとも軽いほうが自分への負担も少なくなるわけです。
ちなみに本体重量で比較したときの重量差は約100gです。
たかが100gされど100g…。
一番心配していた居住性に関しては、
ザックを入れたら残るは寝返りも打つのがやっと程の空間しか残りません。
とはいえそれでも住めば都?疲れた体を休めるにはこれで十分です。
なにより張る際のスペースも小さいため場所選びに苦労することも少ないというメリットもあります。
開山祭前夜で盛り上がる八ヶ岳・行者小屋や7月の連休真っ最中のキレット小屋などなど、
人が多く集まる時期や場所でもそのコンパクトさを生かしあまり苦労せずに幕営することができました。
ある程度制限を強いられたり日常にない不自由さ味わうのも登山の楽しみの一つだと私は考えてます。
購入当初は狭いと思ったりしましたが、
逆にこれくらいの方がちょうどよいと感じてます。
最近ではこの狭さがもう大変気に入ってしまいまして、
昼間行動していても夜テントにこもるのが楽しみで仕方ありません。
もちろん人それぞれかと思いますのでご参考までに。
ちなみに私はこれが壊れたら次も1型買うと思います。
トラブルに関してですが、
約3年使用していても特別困ることなどはありませんでした。
さすがにショックコードが伸びたりペグをなくしてしまって追加購入したりという程度のことはありますが、
テント自体は補修や修理などすることなく今でも使っています。
最近ではスノーフライを購入し冬季もテント泊を楽しむようになりました。
おしゃれなテントもいいですが、ベタで質実剛健なテントもいいものですよ。
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シュラフ
テント泊を始めて3年。
夏山・冬山含めて様々な場所でテント泊をしましたが、
シュラフはいつも「モンベル ダウンハガー800 ♯1」を携行しています。
ダウンハガー800♯1はダウン素材を使用した寝袋。
800フィルパワーという高い保湿力を備え、
コンフォート温度は-3℃、リミット温度が-9℃までとなっています。
ここまでお分かりの通り、このシュラフはどちらかというと冬季低山(2000m程度)向け。
一般的にシュラフは耐寒性能が高くなるほど重量が重くなるわけで、
夏場にこのシュラフを使うのは正直良策ではありません。
夏場でもこのシュラフを使用している一番の理由は「寝れなかったら嫌だから」。
標高高い場所だと昼間は暑くとも夜は冷え込むということもあります。
一日歩きっぱなしでようやく体を休めるという時に寒くて眠れず、
翌日その疲れや睡眠不足を引きづったまま行動を開始するというのはなんとしても避けたい…。
私が寒がりというのもありますが保険的な意味合いを含めてややオーバースペックなものを持っていっています。
あとシュラフって高いし場所も取るじゃないですか?
色々考えるとなかなかポンポン買えないんですよね…。
とはいえ山の標高が低かったりすると当たり前ですがこのシュラフだと暑すぎるときもあります。
そんな時はにはチャックを開いて上にかけるいわゆる「掛布団スタイル」で使用していました
寒かったら普通に使い、扱ったら掛布団…こんな感じで気が付けば3年がたってました。
こんな感じに使っていたのですが、実は一度だけシュラフを使わずに寝たことがありました。
それは八ヶ岳縦走の際に立ち寄った双子池ヒュッテのテント場でのこと。
標高低いのとテント場は池の周辺というのが理由なのか、
とにかく湿気がものすごく夜もとても蒸し暑かった…。
さすがにこの時ばかりはシュラフなしで眠りました。
とまぁこんな感じでやってきましたが、
重量も軽くしたいというとでそろそろ夏用寝袋を導入しようかなと考えてます。
また私は当初から秋から冬口までのテント泊を想定してこの寝袋を選びましたが、
夏限定などにしてそれに合う寝袋を選べば重量や予算を抑えることが可能となります。
この辺りはご自身の予算等と相談の上決められることをおススメします。
ちなみに今年の冬時期からシュラフカバーを使うようになりました。
目的は結露等によるシュラフ濡れ防止、確かにその効果出ているように思います。
また気持ちあったかくなったような気がしますがそこまで体感できてないかも。
ただし結露等による濡れは防ぐことが出来るのでやはり買ってよかったです。
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マットレス
テント・シュラフに続いて重要なのがマット。
これがないと地面ダイレクトになるのでめっちゃ痛いです。
私は夏冬共に「サーマレストZライトソル」を使用しています。
当初はザック内に収納できるエアーマットにしようかとも思いましたが、
やはりいざ使う時に穴が開いたり使えなかったり嫌だなと考えこれに至りました。
特にカットなどもせずそのままのサイズを使用、
ちなみに100均で売っていたゴムバンドでまとめています。
携行についてですが取り付け方法によっては十分注意が必要となります。
私の場合、いつもザック下に地面と平行となるように外付けをしていますが、
これでは狭い登山道でのすれ違いや樹林帯などなどかなり周りに気を使わなければならない場面が多々あります。
また高所の岩稜帯等では岩などに接触し思わぬ事故につながる危険性もあるので慣れぬ間は十分注意が必要です。
やっといてアレですがこの携行方法はあまりおススメしません。
使用に関してですが、このマットで苦労したことはほとんどありませんでした。
大体の場所で快適に眠ることができています。
冬季も3月の上高地や5月の涸沢等雪の上でもこれだけで眠ることができました。
ただしやはり寒さは感じますし合わせる寝袋でも変わってくると思いますのであくまでも参考まで。
ただし厳冬期はやはりこれでは心もとない…ということで、
最近では底冷え防止のためにモンベルのアルパインパッドというエアー式マットを購入しました。
これとサーマレストを組み合わせて雪上や雪中にて眠りましたが底冷えも感じず快適です。
あとはダウンパンツを購入すれば厳冬期でもそれなりに快適に過ごすことが出来そうです。
ちなみに写真に移っているZライトソル、実は2代目なんです。
初代は下山後どこかで無くしてしまいました。
あんなでかいものが一体どこに消えたのか…不思議です。
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大容量ザック
テント泊を始めるまで30ℓザックしか持っていませんでしたのでこれも購入。
当初購入したのは「ミレー マーカム スウィッチ 75+15ℓ」というザックでした。
このザック、見た目もかっこよくてかなり気に入っていたのですが、
2019年7月、劔に挑む寸前に試しにパッキングしていたらショルダー部がまさかの破損。
そのため急遽「カリマー クーガー75+15ℓ」を購入。
現在はこちらをメインに使用しています。
ちなみに出そう出そうと思いながらもミレーはまだ修理に出せていません。
というより取れてしまった部分を自分で接着材でつけてしまいましてですね…
この状態で修理出していいのかわかんなくなっちゃったんですよね。
この状態で修理出して引き付けてもらえるんでしょうか、不安。
テント泊時のザック容量に関してですが、
これは人それぞれ何をもっていくかによりだいぶ変わってくるのかなと思います。
例えば私の場合だとフルサイズカメラとさらにレンズ数本をもっていく、
また当時移動する際はカメラをザック内に収納して移動したいと考えていたため、
これらを考慮するとどうしても大型のザックじゃないといけませんでした。
重ね50~60ℓくらいが一般的なようですがあとは人それぞれです。
ザック選定は非常に悩ましい問題ですが、
とりあえずテント泊に必要な大物をそろえてから購入されることをおススメします。
入ると思って先にザック買った後、いざ入れてみたら入らなかった…なんてのは避けたいですからね。
トレッキングシューズ
意外と忘れがちなのが靴。
実は靴もテント泊に合うものを使用しなければなりません。
なんて書くとちょっと語弊がありますが、
要は今までよりも重たいものを背負い斜面や岩場を登ったり下りたりするわけです。
となると支える足もそれに合わせる必要がある…ということです。
車の馬力上げてもそれを支えるタイヤも相応のものじゃないと性能出せないよ的な感じでしょうか?
日帰り用途のトレッキングシューズは、
軽量化などを考慮しやわらかいソールが採用されていることが多いです。
今までよりも重たい重量を担いで岩や木の上を進むことあるわけで、
そうなると足へのダメージというのも大きくなり痛みやけがに発展してしまう可能性もあります。
これは装備や体力を整えてどうにかるというわけでもなくどうすることもできません。
かくいう私は初めてのテント泊で失敗しましてですね、
その時日帰り登山向けのシューズを履いていったのですがとにかく道中滑りまくりました。
あまりにも滑るしこれはおかしいとモンベルにて相談したところ靴の話になりようやく原因が発覚、
対策に「モンベル アルパインクルーザー2500」も購入したというわけです。
ちなみに私の足はいわゆる日本人によくある足型らしく、
海外製のものよりもモンベルのほうが合いやすいようです。
そのためこの時もモンベルで履き比べこの靴を選びました。
当時、やっとテント泊装備がそろいもう買うものはないだろうと思っていただけに、
また出費か…とショックを受けたのを覚えています。
とはいえこの靴は購入して大正解でした。
これ以来、いかなる装備であっても雨含め登山時に転ぶということはほとんどなくなり、
また足への負担も大幅に軽減されました。
結局これ以来、夏山登山時は日帰り・テント泊問わずすべてこの靴を履いています。
表銀座縦走・八ヶ岳縦走に剱岳登頂などなど…履いていたのはこの靴でした。
ちなみに購入して2年目にソール交換をお願いしました。
約6000円(うろ覚え)の料金で2週間程度で再びきれいに仕上げていただくことができました。
履きなれたこともありますがよほどのことがない限り、この靴を履き続けると思います。
日帰り用途のトレッキングシューズしかお持ちでない方は買うものリストに靴も入れてあげてください。
というよりやはり最初からいいものを買っておけばこういう事にもならなかったのかも…?
※購入の際はもちろん自分に合った靴をお選びください。
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アタックザック
アタックザックというのはベースに荷物を置いた状態でピークに挑むときなどに使用する、
折り畳み式の小さなザックのことです。
私はモンベルの「ポケッタブルデイバック20」というのを使ってます…。
ピークハントはもちろんのこと、
例えば山小屋内で食事するときなどに貴重品をいれて携行するときなどにも利用できます。
私の場合はベースから離れたところへと写真を撮りにいく場合などに、
レンズやこまごまとした機材を入れて行動することが多いです。
もちろんここまで背負ってきたザックを使ってもいいのですが、
大型を使用している場合はどうしてもスカスカすぎて使いづらく感じることがあるため、
私はアタックザックを使用しています。
そんな私はmont-bellのアタックザックを使用しています。
これは折りたたむとかなり小さくなるし何より安いのでとても重宝しているのですが…
やはり見た目がちょっとダサいです。
大きさとデザイン的にどうにもキッズ用ザック感が否めません。
正直これはあまり男性にはお勧めできないです。
最近初めてこれを背負う自分の姿を見たのですがまるでランドセル背負うおっさ…(ry
あまりにも衝撃的な姿だったためただいま新たなものを探しています。
アタックザック自体はとても便利なので一つ持っていて損はないはずです。
調理器具等
テントと寝袋があれば休むことができますがこれだけでは生きていけません。
そう、食です。
テント泊をするにあたり欠かせないのがガスバーナー。
マストではありませんが暖かい食べ物や飲み物というのは体だけでなく心休まりますし、
次の日の英気を養うという意味でも多少手がかかってもおいしいものを食べたいものです。
ガスバーナーは新富士バーナーことSOTOの「ウィンドマスター(SOD-310)」を使っています。
ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 キャンプストーブ
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: スポーツ用品
これはテント泊に合わせて購入したわけではなく登山始めた当初に購入しました。
最初誰しもが憧れるであろう山カップラーメンをすぐに経験したかったのが理由でした。
購入し最初の登山の際に山頂でラーメンを食べよう!と思ったのですが、
いざその時になると山頂は人が多くまた皆さんベテランのように感じてなんだか気まずくなってしまい、
結局下山路の人目に付かないところでこっそりお湯を沸かして食べたというエピソードがあります。
懐かしい…。
この製品の特長は炎が出るバーナーヘッド部がすり鉢状の構造になっていること。
これにより防風性能を高め、安定した炎の供給を可能にしています。
この効果は絶大で今まで風防壁などを利用せずとも火を利用することができています。
詳しくは新富士バーナーさんのHPをご覧いただいた方が早いかと思います。
標高に関しても富士山頂や槍ヶ岳山荘テント場などで利用しましたが困ることもありませんでした。
ただしイグナイターは一年くらいでお亡くなりに…まぁこれは仕方がないですね。。
一応メーカーに依頼すれば修理をしてくれるらしいのですが、
どうせまたすぐに使えなくなるだろうということでもう諦めてライターで着火してます。
ちなみに別売りの4本五徳を使うとより安定感を得られますので、
同時に購入されることをおススメします。
ソト(SOTO) ウインドマスター用4本ゴトク フォーフレックス SOD-460
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: スポーツ用品
ウィンドマスターに合わせるのはスノーピーク「トレック900」というアルミ製のコッヘル。
チタンの方が軽量ですが値段的にも高価だし熱ムラも起こりやすい、
なにより私はガシガシ使いたいので丈夫なほうがいいだろうということでアルミを使ってます。
また携行時はガスやヒーター等をすべて入れることが可能、
かなりコンパクトになるので非常に重宝しています。
あとは食べるにあたってお箸とかフォークとか必要ですがここでは省略しますね。
飲みもの一杯程度のお湯を沸かしたい場合には「シェラカップ」が便利。
水を入れて直接火にかければ簡単に適量のお湯を手に入れることができます。
コーヒーや紅茶、スープなど飲む際に利用しています。
スノーピーク(snow peak) トレック 900 SCS-008
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スノーピーク(snow peak) シェラカップ E-103
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: スポーツ用品
調理関係で忘れずに携行したいのがプラティパス。
テント場に水場がある場合、それを利用したほうが背負う重量も軽くすることができるわけです。
ただしペットボトルやナルゲンだと体積をとってしまう…
そんな時にプラティパスの出番です。
プラティパスは畳んでしまえるので非常に重宝しています。
さらにハイドレーションとしても使用することが出来るので登山に合わせた使い方ができる点も利点の一つ。
難点は乾かしづらい…ことでしょうか?
水場利用に関してですが、
枯れていたりまた雨の後だと水が汚れている場合などもありますので、
最新情報をご確認の上お出かけください。
水汚れに関しては念のためにろ過装置を用意しておくといいかもしれません。
一度水質がややハードな水場に遭遇したことがあったのですが、
あいにくろ過装置を持って行かず苦肉の策としてキッチンペーパーでろ過を敢行しました。
石油っぽい匂いはするわなによりラーメン一杯の水確保に一時間以上かかるわで散々でした。
これを機に「ソーヤーミニ」というものを携行するようになりました。
まだ使ったことがありませんが…。
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テント泊デビューにあたりかかる費用
とまぁこんな具合にテント泊で必要となるであろうものを上げてみました。
で、皆さん気になるのは金額ですよね。
果たしてこれだけのものをそろえると一体いくらかかるのか今回も算出してみました。
果たしてその結果は…?
メーカー | 品名 | お値段 |
---|---|---|
mont-bell | ステラリッジテント1型 | 27,500円 |
mont-bell | フライシート(1型用) | 11,500円 |
mont-bell | グラウンドシート(1型用) | 4,000円 |
mont-bell | ダウンハガー800#1 | 45,000円 |
Themalest | Zライトソル | 7,260円 |
Kalimer | クーガー75+95? | 25,280円 |
mont-bell | アルパインクルーザー2500 | 34,800円 |
SOTO | ウィンドマスター(SOD-310) | 6,930円 |
SOTO | ウィンドマスター専用4本五徳 | 1,540円 |
Snowpeak | トレック900 | 2,750円 |
Snowpeak | シェラカップ | 1,045円 |
Platypus | プラティパス2 | 1,540円 |
SOTO | ウィンドマスター(SOD-310) | 6,930円 |
mont-bell | ポケッタブルデイバック20 | 3,300円 |
※価格は2020年2月現在の価格です。
今回紹介したものすべての合計金額は172,445円となりました。
約17万、これを高いと高いとみるか安いとみるか…思ったよりも安い?
ただですよ、これらの装備は一部を除きますがほとんどのものを現在も使っています。
購入から3年…となるとこれ1年間辺りで考えると57,481円です。
さらに1日あたりに直すとなんと157円!
ペットボトル飲料1本分の金額でテント泊できるとなるとどうです?安く感じませんか?
分割ってホント怖いですね。
冗談はさておき、17万円ってやはり高いですよね。
でもここで山小屋泊と比較するとまた見え方が変わってきます。
山小屋泊の場合、大体一人一泊当たり約一万円程度かかるわけで、
つまり17回小屋泊するのであればテント泊装備一式を手に入れることができてしまうんです。
私の場合は3年で約21回(縦走で連泊含めるとそれ以上)となるので、
おおむね2~3年程度で元を取ることはできそうです。
さらにこの装備があれば山に登らずとも似たようなこと…そう、キャンプまでできてしまいます。
最近ではソロキャンプも流行っていたりとこちらも気になる方多いのではないでしょうか?
またキャンプ場に山の仲間とテントを持ち寄って集まり、
山では飲めなかったり食べられないものを持ち寄って宴会なんてのも面白そう。
いつかそういうのもやってみたいですね。
テント泊はいい
私の体験談からテント泊についてあれこれお送りしました。
これからテント泊を始めようとお思いの方の参考になれば幸いです。
費用的な面だけでなく体力も求めらたりとなかなかハードルが高いように感じますが、
それを乗り越えるだけの価値は十分にあると思います。
もちろん日帰り登山や山小屋泊でも感動することが出来ますが、
自分の身一つで達成できたときというのはホントにうれしいものです。
また大きなザックを背負って山々を渡り歩くときは本当に旅をしているよう。
昨今は何かと便利になりすぎてしまっているため、
こういう経験ができることはとても貴重です。
山や自分自身と向き合うことの出来るテント泊って本当に素晴らしい私は思います。
正直2~3回テント担いで山に行けば、
かかった費用なんてのはすぐにどうでもよくなるはず。
まさにプライスレ…(ry
私は登山、そしてテント泊というものを知り、
それを経験することが出来て本当に良かったといつも思っています。
この経験が人生を変えた…なんてのは大げさかもしれませんが、
多少なりとも影響はしているはずです。
この記事を読んでテント泊に興味を持ち挑戦してくださる方がいたらうれしい限りです。
お気をつけてどうぞよき山行を。