悲報です。
一泊二日以上の登山の時に使っていたザック、
ミレーのマーカムスゥイッチが壊れました。
自宅で壊れたのが不幸中幸いでしたが、
梅雨明けたのにこれでは山に出かけられない!
と、いうことで修理に出す間に使うべく新しいザックを購入しました。
今回は新しいザックことカリマー「クーガー75-95」をご紹介します。
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テント泊用ザック、自宅で壊れる
最近の週末は本当天気悪いですよね。
先週末もようやく晴れそうだ!…と思いきやまさかの台風上陸。
一時は天候回復せずこのまま夏山シーズン終了しちゃうんじゃないかと思ってしまいました。
さて、そんなわけで関東地方も念願の梅雨明け。
天気予報を見るといよいよ山にも行けそうな雰囲気、
わたし、ルンルンです。
そんな先週の土曜日。
台風が来るとはわかっていたけど、
もしかしたら天候が急に良くなるかもしれない…
と淡い期待を込めて一応パッキングをしてあったんです。
結論はというとまぁ行けなかったんですけどね…
悲しみに暮れる中、片付ける前にいっちょ背負ってみっかと思いショルダー部に片側の肩を掛けて持ち上げた時、
事件は起こりました。
「バンっ!」
と背中のあたりから響く何やらイヤーな感じの音。
急いで降ろしてザックを確認するとその場所はすぐに見つかりました。
Oh…なんということでしょう。
ショルダー部から肩につながるベルト通しが完全に取れています。
よく見るとこの部分、ザックと背中のフィッティング調整を行う重要な部分でした。
試しにこの状態で背負ってみましたが、
ザックとショルダー部分が離れてしまったことにより荷室の重心が背中とは反対方向にかかりものすごく不安定です。
背負っても背中とは反対を向いてしまいコントロールが出来ません。
ああこのまま背負っての山に行くことは無理だな、とすぐに理解できました。
山に行けず、さらにザックまで壊れるとはホント最悪…
とはいえこのままでは次回晴れても山に行けんぞ!ということですぐさま何とかすることにしました。
DIYで治せるか挑戦するも…
まずは自分で修理が出来るか試してみます。
構造を見るにナイロンベルトの部分とザックを接着剤で固定した後に縫い合わせているような感じでした。
あれ?これなら自分でも直せそうな気がするぞ。
そこで100均にてお裁縫セットを購入。
さっそく針を通してみたのですが…これがまぁ硬いのなんの。
一応、貫通はさせることが出来ましたがかかった時間は約15分。
このままのペースだと一体何時間かかるかわかりません。
…というより手縫いは無理ゲーですね。
また私はミシンなど持ち合わせておらず、
これを直すためだけにミシンを買うのもなんか微妙だし何より裁縫は苦手です。
そもそも自分で直したところで今までと同じように安心して使えるというわけでもありません。
これらのことからDIYは現実的でないと判断し諦めて修理に出すことにしました。
超余談ですが最近ハンディ型ミシンってめっちゃ安いんですね。
Amazon見てたらどれも安くてびっくりしてしまいました。
この値段ならとりあえず持っといてもいいかも。
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修理に出すのを決意するも…
幸いなことにネットで調べるとメーカーにお願いすれば修理は行ってくれるようです。
どのくらいで仕上がるのかな?と思い口コミなどを見てみると概ね2週間程度という意見が多かったです。
ふむ…2週間かぁ…
2週間って早いほうだと思うんですよ。
ただ、ようやく梅雨も明けてこれから夏山!ってときにこれは痛すぎます。
しかも梅雨のせいで7月全然山に行けなかった人間にここからの2週間はさすがに辛すぎ。
そもそも口コミの修理期間なので実際にはどれだけかかるかわからんぞ…?
この時点で修理に出している間に使用する代打ザックを購入を決意、
というより買わないとどうしようもないと判断しました。
ただでさえ短い夏、迷ってたらあっという間に夏が終わっちゃうよ!
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新しいザックを買い増そう
調べて見つかる故障の話
で、新しいザックをどうするか。
当初は壊れたミレーのマーカムスゥイッチをもう一つ買おうと思っていました。
大きな不満もなく使い勝手も悪くないしデザインも気に入っています。
なにより同じ方があれこれ考えなくともいいですからね。
そんなミレーからは昨年マウントシャスタという新しいモデルが発売となりました。
これにより旧製品扱いとなったマーカムスゥイッチ、
在庫があるか不安でしたが幸いなことにアマゾンにはまだ取り扱い店舗がありました。
[ミレー] リュック マーカム スウィッチ 75+15 INK
- 出版社/メーカー: Millet
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こりゃラッキーと注文ボタンを押そうとした時、
ふとレビューを見てみようと思いそのままスクロール。
概ね好評のレビューの中、いくつか気になるものを発見、
それは私と同じ部分が外れてしまったという内容でした。
これを見てしまったが最後、あれもしかしたらこの部分ってこのザックの弱点なんじゃないか?
と気になり出してしまいました。
とはいえこの部分というのは背負うときなどには一番力がかりやすいのも事実です。
ザックのせいというよりも背負い方や使い方のせいのような気もしますが…
でも、こういうのって気になり出したらきりが無いですよね。
ということでこういう時は誰かに相談。
お連れ様に相談してみたところ、
「このザックは修理に出すから戻ってくるわけだし、じゃあ別のザックを買えば?」
というまぁ誰しもこう答えるであろう質問が返ってきました。
早速、最寄りの好日山荘へ出かけて色々と背負わせていただき、
色と在庫の関係で結局アマゾンにて注文し無事に新しいザックとご対面と相成ったというわけです。
買い増しに当たっての候補
ちなみに今回の買い増しにあたって、いいかもと思ったバックは以下の4つです。
・Gregory BALTRO 85
・Millet MOUNT SHASTA 65+10
・OSPRAY Xenith 75
・karrimor Couger 75-95
今回急な買い物とはなりましたが、
以前から機会あればお店で背負っていたこともあり、
ある程度目星がついていたのは幸いでした。
ただまぁ今の時期ということで何処も在庫がなく、
結局実際に背負えたのは今回購入したもののみだったんですけどね。
この時期大容量は売れ筋らしく何処も入荷待ちの状態とのことでした。
また一番上のバルトロは冬季期間限定の発売らしく通年販売はないそうです。
皆さんもいざというときのためにじゃんじゃんウィンドーショッピングしましょうね。
- 出版社/メーカー: グレゴリー
- メディア: スポーツ用品
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[ミレー] リュック MOUNT SHASTA 65+10 EMERALD
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karrimor(カリマー) クーガー 75-95 レジオン(ブルー/FF)
- 出版社/メーカー: カリマー
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カリマー クーガー75-95を買いました
クーガー75-95を見てみよう
ということで今回購入したのがこちら。
見るからに英国っぽいこのロゴ、もうお分かりですね。
結局選んだのは、カリマーの「クーガー75-95」です。
大型ザックとしては割とベターなチョイスですがまぁそれは置いといてください。
お色はくすんだブルーが綺麗なレジオンという色。
この色が欲しくて結局Amazonにて購入しました。
karrimor(カリマー) クーガー 75-95 レジオン(ブルー/FF)
- 出版社/メーカー: カリマー
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このクーガー、実は2017年に改良されています。
一番の改良は生地の厚さの変更。
旧クーガーは500デニールだったのに対し、新クーガーは600デニール。
これにより更に強く丈夫になりました。
ちなみにザック自体の重量は2.8㎏と大容量ザックの中では重めのほうです。
数字だけ見ると重そうに感じますが実際には荷物入れればどうせ重くなるのでそんなに気になりません。
ちなみに数字の75-95というのは大きな部屋は75リットル入って、さらにポケットなどすべての部屋に荷物を入れると最大95リットルまで行けますよ、
って意味です。
壊れてしまったミレーのマーカムスゥイッチと並べてみました。
両者75リットルということでだいたい同じくらいの大きさと高さ。
これなら今までと同じ量を収納できそうなのでとりあえず一安心。
1気室⇔2気室化が容易
このクーガー75-95は2気室のザックです。
上下段の境目は巾着のような形となっていて、1気室として使うことも可能。
私は2気室で使うことが多いのですが、これならいろんなシチュエーションに対応できそうです。
マーカムスゥイッチの場合、上下の敷居にロック機構があったのでやや面倒そうに思いましたが、
この巾着形状は楽そうですね。
下の部屋の開け方がよい感じ
私が気に入ったポイントの一つに下の部屋の開き方ががあります。
このクーガー75-95はチャックを開くとこのように上側に向けて開く仕組みになっています。
マーカムスゥイッチの場合、横にファスナーが付いている関係でまるでジッポーライターの蓋のように開いていました。
これが微妙に不便でして荷物を入れた後にチャックを締める際は一旦ザックを立ててあげないとうまく締めることができませんでした。
クーガー75-95はそんなこともなく寝かせたまま締めることができるので非常に便利だと感じました。
私は下の部屋にテントや寝袋を入れることが多いです。
さっそく試しに下に道具を入れてみました。
今回はテントはmont-bellのステラリッジ1型とフライシート、
寝袋はダウンハガー800 #1を収納。
これでもまだ余裕があるのでダウンや防寒着なども入れることが出来そうです。
(結局この後ズボンやらフリースやらと想像以上にたくさんのものが入りました。)
ちなみに寝袋なんですが、実は夏でもこのダウンハガー800 #1を使ってます。
寒くて寝れない!という事だけは避けたいので通年これを使用、もう3年目になりました。
どうしても暑い場合は横を開いて掛け布団スタイル、
さらに暑い場合は服を脱いだらして温度調整をして過ごしていますが特に不満もありません。
まぁ小さい方が楽なんでしょうが、いかんせん寝袋も高いですからね…。
モンベル(mont-bell) 寝袋 ダウンハガー650 #3 バルサム [最低使用温度-1度] L/ZIP BASM 1121257
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夏場ならこの辺りで十分なんでしょうね、きっと。
って今気が付いたけど思ったよりも安いなおい。
ただ2気室化してしまうとテントポールの収納にやや苦労することが判明しました。
今までのマーカムスゥイッチは2気室にした状態でも左右それぞれに少しずつ隙間があったんです。
そこにぶっさせば部屋関係なしに収納が出来て便利だったのですが、
クーガー75-95は巾着式のためそれをやるには中央に刺さなければなりません。
まぁそこまで影響あるわけではありませんが、
下の部屋を開けてそこからテント道具を一度に出すことが出来ないのはほんの少し不便かもと思いました。
冬山登山時に重宝しそうなフロントポケット
メイン収納の部屋の前にも何やら大きな口を開けた部屋があります。
ここもお気に入りのポイント。
ここにはなんと…
ヘルメットがすっぽり入るんです。
ヘルメットが入ることは後から知ったのですが、私が入れたいのは冬山用のスコップ。
実は今年のGWに出かけた涸沢ではスコップの収納に苦労した経験があり、
クーガー75-95のこの部分さえあればそんなお悩みも解決できると気が付いちゃったんです。
あとはおしりに引く「そり」みたいのも入れられそう。
あれあると下山も早そうなので一度は挑戦してみたいんですよね。
涸沢でおばちゃんに勧められて以来、来年こそはと密かに目論んでます。
楽に三脚収納できる!
わたくし史上最もいいなと思ったのがこのよく使うポケット。
クーガー75-95はこのようにちょっと伸びるようになっています。
マーカムスゥイッチは伸びない機構だったため、
荷物をパンパンに詰め込んで膨らんでしまうとここへのアクセスもしずらかったんです。
また三脚も足が二本しか入らずしかもパンパン。
いつも使ったら無理やり押し込んで携行していました。
それが…
…なんということでしょう。
多少広がる機構を備えた広々としたポケットは、
私が愛用している三脚Leofoto LS-324CEXの足三本すべてを優しく包み込んでくれるではありませんか。
これならザック外に飛び出さず、人が多い場所でもそこまで気にすることなく行動が出来ます。
また雨の日時用三脚用レインカバー(ただの防水スタッフザック)も下までしっかりとかぶせることができるので、
天候気にせず行動が出来ます。
常日頃ガンガン濡らしてますがやはり長時間行動時などはなるべく濡らしたくないものです。
Leofoto 三脚 LS-324CEX レベリング搭載 カーボン レオフォト
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収納したお姿がこちら。
ザック本体に荷物が入っていないのでヒョロヒョロですが、
荷物を入れた時はちょうどよい感じです。
またその状態でも足をきちんと入れることができ、さらに余裕もあります。
これならもっと大きな三脚が背負える、やったね!
もちろん背負い具合調整もできるよ
背負う背面はこんな感じ。
ハーネスやパッド類は人間工学に基づいてデザインされてるのだそうです。
また「Size Adjast」と書いてある通り、腰上から肩にかけての部分は上下に調整することが可能です。
調整は上下のハーネスで簡単に行うことができ、容易に背負う人の体系に合わせることができます。
試しにちょっくら背負ってみましたが、肩および腰のパッドについては結構厚みがありました。
マーカムスゥイッチはこれよりも薄く、
2泊3日程度の登山となると肩や腰が赤くなることもよくありました。
試しに背負ってみましたがソフトなあたり心地がなかなかいい感じです。
荷物を入れてみました
最後にパッキングしたお姿をご紹介です。
今回は2泊3日のテント泊を想定してパッキングを行いました。
なお、マットはつけ忘れました。
カメラはD850とレンズ二本が入ってます。
入れてみた感想ですが、これがまぁかなりたくさん入れられそうです。
というのもこのクーガー、収納部が横に広がるようなそんな印象を受けました。
マーカムスゥイッチの時はどちらかというと縦方向に荷物を重ねていましたが、
クーガーの場合、同じように収納しても左右にスペースが空くため細かなものをたくさん詰め込むことが出来ました。
しかもこれが結構な量だったのが驚きです。
ザックの高さはバランスに繋がりますのでこれはいいかもしれません。
また、各種ポケットも大きくて、今まで以上に小物をたくさん入れれるようになりました。
特にサイドポケットはマチが十分すぎるくらいあるのでとても多くのものを入れることが出来ます。
入れるとまるで頬袋に餌をため込んだハムスターのような見た目になってしまいますが、
たくさん入るのはすごく便利そう。
最近はやたら荷物が増えてきているので私的にこれはうれしかったです。
全体的にマーカムスゥイッチよりもたくさんの荷物を収納できるようなそんな印象です。
またザック自体もさすがカリマー。
しっかりとした作りなのでちょっとやそっとじゃ壊れなさそう。
とはいえ今回の故障の原因には私の使い方も影響があると思いますので、
今後はもう少し労わりながら使っていきたいと思います。
実際に使ってみた感想など、今後もご紹介できればと考えてます。
大型ザックで悩む方の少しでも参考になればうれしいです。
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たくさん運べる良きザックです
今回は急な買い物だったで大丈夫かなと不安でしたがとりあえずは問題もなさそうです。
使い勝手も良好なので、あとは実際に長時間背負ってみてどうなのかが気になります。
ちなみにこのカリマーという名前の由来ってご存知ですか?
実はこれ、「Carry More」という言葉から来ているそうです。
日本語に訳すと、「もっと運べる」。
なるほど確かにその言葉通り今までのザックよりも多くのものを運べそうな気がします。
しばらくはメインとして使ってみてまた感想など書ければと思います。