6月に入り各地で梅雨入りを迎えました。
ここ数日は梅雨らしいお天気が続いておりなかなか外へも出かけることが出来ず…。
そんな中、天気晴れ予報が急変し晴れ予報となった先週の土曜日、
これはチャンスとばかりに写真を撮りに出かけてきました。
今回訪れたのは山梨県北斗市にある「吐竜の滝」。
これからの季節にぴったりな場所でしたのでちょっくらご紹介させていただきます。
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梅雨はつらいよ
あっという間に2019年も梅雨の時期となりました。
この時期というのはは登山にも出かけられずまた外で写真も撮りづらいという非常に微妙な季節。
あ、湿度も高くなりますので皆さん機材のお手入れしっかりしてくださいね。
そんな梅雨の土曜日の深夜、何気なく天気予報を確認したところ、
昼間まで雨を指していた山梨方面のお天気が一変して晴れの予報に変わっていました。
こりゃ…写真撮りに行くしかないっしょ!とに慌てて支度し夜中2時に自宅を飛び出しました。
とはいえそんな具合で突然決めたものだから何を撮ろうかとは全く考えていません。
車を走らせながらはてさてどこに行こうかと一人脳内会議を行った結果、
今回は以前も一度訪れた山梨県北杜市にある、
「吐竜の滝(どりゅうのたき)」に再び出かけてみることにしました。
吐竜の滝とは?
吐竜の滝とは?
今回訪れた「吐竜の滝」は山梨県北杜市にある川俣川渓谷内にあります。
八ヶ岳南側の清里エリアに位置するこの渓谷は、豊かな自然が広がる人気の観光スポットとなっています。
またこの渓谷を中心としたハイキングコースも多数設定されており、
澄んだ水流れる川を望みながらのんびりと散策することも可能です。
ただしどのコースも準登山道扱いのためきちんとした装備をおススメします。
今回訪れた吐竜の滝はそんな川俣川渓谷を代表する滝の一つ。
駐車場から滝自体へのアクセスも比較的容易なので、手軽に訪れることが可能です。
自然が織りなす涼を思う存分味わえるスポットとなると暑くなるこれからの時期にぴったりですね。
近く訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
アクセス方法
吐竜の滝へのアクセス方法は…
車の方は中央自動車道「長坂IC」から清里駅方面へと進むこと約30分くらいで到着します。
清里駅手前辺りに看板があるのでわかるかと思います。
電車の方はJR小海線の「清里駅」から西へと歩いていく形となりますがちょっと距離が遠いかもしれません。
ちなみに他のサイトにはタクシーには断られるという書き込みがありました(信憑性は不明です)。
決して歩けない距離ではないかと思いますが、それなりに歩きやすい恰好でお出かけになることをおススメします。
駐車場について
吐竜の滝入り口までの道はきちんと舗装されている道が続いています。
ただしやはり山を開いて作られた道路なのか道幅はあまり広くはなく、
基本対面通行の一車線道路となりますので注意が必要です。
途中数か所にすれ違いようのスペースがあります。
譲り合いの精神を大切に。
そして到着。
駐車場はそこそこ広く、約10~15台くらいは止められそうです。
朝の5時に到着しましたが私以外誰もいませんでした。
トイレもあるよ
駐車場には一応トイレが用意されています。
私も利用しましたが中は定期的に掃除されているのか思っていたより全然きれいでした。
最近は登山時のトイレが汚くてなんとかかんとかという問題があるらしいですが、
使いたくないと思うのであれば事前に済ますことをおススメします。
私は郷に入れば郷に従えタイプなのでそこまで深くは気にしません。
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いざ、吐竜の滝へ
支度も済ませたらいよいよ吐竜の滝目指して出発です。
道路と並行した道を歩いていきます。
進んでいくと最初に登場するのがこちらの看板。
ざっくりタイプ(左)とじっくりタイプ(右)の二つがお出迎えしてくれます。
じっくりタイプにはいくつかの周回タイプのハイキングコースと所要時間が書かれていますので、
ハイキング目的の方は必ず確認してから進むようになさってください。
ちなみに現在一部のルートは通行できない状態となっているようなのでご注意を。
目指す吐竜の滝は駐車場から約10分程度の場所にあります。
看板もあり、また一本道なので迷うことはほとんどなさそう。
滝までの道はとても歩きやすいです。
多少人の手が入っているのとたくさんの人が通ったことでかなり踏み固められているため、
スニーカーなどでも問題はなさそうです。
常識の範囲で歩きやすい履物であれば大丈夫ではないでしょうか?
※ただしハイキングコースを進まれる方は登山靴を履かれることをおススメします。
途中にはベンチも用意されていました。
ここに座ってのんびりするのも悪くなさそうですね。
進むこと数分で水の流れる音が大きくなってきました。
川辺らしい岩の道が出てきました。
そしてこのコンクリートの柱…これは?
実はこれ、JR小海線の橋脚なんです。
この上を一時間に数本、かわいらしいディーゼルカーがとことこと走っていきます。
…なんて言い方するとほんわかしたのを想像してしまいますが、鉄橋を通過することもあり実際には結構うるさいです。
鉄道を下から除くなんて体験はなかなかできないので結構楽しいわけなんですが、想像以上に大きな音が響くのでちびっ子はびっくりしちゃうかもしれません。
また、足元は小石がごろごろとしてるので上の景色に気を取られて石に躓いたりしないようにご注意ください。
その先にあるのはこれまたみんなのテンションが上がるであろう「橋」が登場。
これを渡って対面に進めば目的の吐竜の滝はもうすぐそこ。
ってちょっと見えちゃってますね。
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吐竜の滝はこんなところ
吐竜の滝に到着しました。
吐竜の滝は「五匹の竜が水を吐いているように見える」ことからその名がつけられたのだそうです。
この滝の一番の特徴がその水。
一般的に滝と言えば川の水が流れているように想像しがちですが、この吐竜の滝を流れる水はなんと「湧水」。
そう、つまりこの流れる水はすべて「湧き水」なのです。
岩の間から絶え間なく湧き水が湧いてそれが滝を形成しているというなんとも珍しい滝となっています。
また滝の落差は約10メートルとなかなかの迫力。
滝と対岸の距離は約5メートルほどありますが、それでも水しぶきとひんやりとした風をしっかりと肌で感じることができました。
私が訪れたときはまだ朝方だったこともあり貸し切りの状態でした。
早起き万歳(午前1時起き)とばかりに早速写真を撮り始めます。
今回使用した機材はこちら。
カメラボディはNIKON D850。
レンズはTamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (A012) とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRの三本を使用しました。
また三脚は今回もLeofotoのレベリングベース付きモデル「LS-324CEX」を、雲台は同じくLeofotoの一脚用雲台「BV-10」にて撮影しています。
こんな組み合わせで使ってる輩は私くらいかと思いますがとても使いやすいんですよ。
ということでしばらくは写真にてお楽しみください。
質はともあれ涼しさが伝われば幸いでございます。
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滝や川を撮影するときにあったら楽しいアイテム
川や滝などで撮影が楽しくなるアイテムと言えば「NDフィルター」ですよね。
NDフィルターは意図した瞬間にシャッタースピードを落とすことが出来、
写真の中でも動きを表現できる便利なアイテム。
まだお持ちでない方はぜひ一度お持ちになって川などを撮影してみてください。
きっと新しい世界が開けますよ。
そんな今回はすべてのレンズでNiSiの角型フィルターを使用しました。
最近登山時にも角型フィルターを携行するようになった私、そうなると問題になるのが荷物の重量です。
角型も持っていって、丸型も持ってとなるとどんどん装備が重たくなってしまうんですよね。
しかも濃度が重複しているとなるとなんかもったいなく感じませんか?
やはりなるべくは荷物を最小限に抑えたいと以前から考えていたんです。
そんな時に見つけたのがNiSiから発売されているこの「アダプターリング」という商品でした。
これは通常の丸型フィルターを取り付けるレンズ(77㎜・82㎜)に角型フィルターホルダーを取り付けることができるようになるという便利なアイテム。
ひそかに人気らしくなかなか手に入れることができなかったのですが先月末にようやく手に入れることができました。
これを使えば角型フィルターを使いまわすことが出来るので荷物を減らすことが出来ます!
しかも角型を使用すれば丸型を複数枚重ねたときに広角端付近で発生するケラれも防ぐことが可能。
複数のレンズで使いまわしもできるしハーフNDも使用することができるのでこりゃ便利です。
今回初めて実際に使ってみたのですが、特に問題もなさそうでした。
ちなみに私は82㎜径を購入しましたが、77㎜にて使用する際は77㎜→82㎜のステップアップリングを噛ませて使用してます。
一応は使えるのですが、なんか思いっきり締めると外れなくなるような…そんな気がしなくもありません。
この辺りは注意しながら使うことをおススメします。
ちなみに私の使用するTamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (A012)の場合、
NIKON 14-24㎜ f/2.8G用を使用すれば取り付けることができます。
角型フィルターってお値段がお高いのでなるべく使用して元を取らないと!って私思っちゃうんですよね。
この変換アダプタを見つけたときはおおお!と思わず声に出してしまいました。
さらにハーフNDも使えるとなると撮影の幅も広がります。
比較的お求めやすいお値段なのでおひとつお持ちになられるといいことあるかも?
結局なんやかんやで約5時間ぐらいずーっと滝を撮影していた私。
その割には満足いくように撮影できなかったのは一体なぜなんだろう…。
滝や川や渓谷を撮るのってすごく難しいですね。
9時ごろになると同じく写真目的の方々や観光で訪れた方々の姿が多く見えるようになりました。
暑くなるこれからの時期はさらに混雑が予想されますのでお出かけの際はトラブルなどにならぬようにご注意ください。