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【撮影記】霧立ち込める秋の「八島ヶ原湿原」はとっても幻想的でした

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三連休の最終日に長野県は霧ケ峰高原にある八島ヶ原湿原に出かけてきました。
秋色に染まる湿原が朝日に輝くところを収めよう!と意気込んでいたのですが結果は…。
とはいえそこにはとても幻想的な風景が広がっていたのでした。


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早朝の霧ケ峰高原「八島ヶ原湿原」へ!

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私事ですが、最近写真を撮るのが楽しくて仕方ありません。
間もなく登山もひと段落するこの季節、このままモチベーションを保ちながら冬に突入し来年の夏山シーズンに向けて撮影技術を向上させたい次第です。
最大の敵は寒さだ!


そんな私が三連休の最終日に向かった先は長野県は諏訪市にある霧ケ峰高原の八島ヶ原湿原でした。
今回の目的は朝日に輝く秋色に染まった湿原の風景をカメラに収めること。
秋色に染まる湿原が朝日に照らされているなんて綺麗そうではありませんか。
これは行くしかない。




アクセス方法


八島ヶ原湿原へのアクセスは中央自動車道諏訪ICから霧ケ峰高原方面へと車で約40分程度で到着します。
公共交通機関ご利用の場合はアルピコ交通のバスが走っているそうです。
ただし運行期間が決まっているようなので事前にお調べの上お出かけください。

www.alpico.co.jp





満点の星空の下、車中泊

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ということで三連休二日目の夜に長野県は霧ケ峰高原までやってきました。
実はこの日、朝に家を出て群馬県と長野県の境にある渋峠まで行こうと車を走らせていたんです。
ところがこの渋峠、近くにある白根山の噴火警戒レベルが引き上げられたせいで通行止め…。
あまり下調べをしていなかった私は現地に到着してその事実を知るという失態を犯しておりました。
渋峠からまだ見ぬ志賀高原まで進み秋の風景を撮ろう!と思っていたのに予定も台無しです。


さてさてどうするか?と思い出したのが八島ヶ原湿原でした。
朝日照らす秋色の湿原の姿はとてもきれいとネットで目にしたことを思い出したのです。
ということで渋峠からしぶしぶ下り、霧ケ峰高原までやってきたというわけです。


夜の九時ごろ到着したためこの日は霧ケ峰高原ドライブイン霧の駅にて車中泊し、翌日に備えます。
駐車場も広く、お手洗いもあるためとりあえず寝ることには困らない場所です。
周りに必ず一人くらい同じような方がいるので安心もできるスポット。
近隣にはコンビニがないため訪れる前に買い物を済ませておくことをおススメします。
ちなみに最寄りのコンビニは白樺湖のほとりのローソンとなかなか遠いです。


車から降りると外は満点の星空、とてもきれいでした。
おやすみなさい。




いざ早朝の八島ヶ原湿原

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朝の4時半に起床しいそいそと身支度を整え八島ヶ原湿原へと向かいます。
霧の駅から八島ヶ原湿原までは車で約10分程と比較的近くです。



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到着すると既に数台の車が止まっていました。
駐車場は50台程度停められそうな広さです。
しかも駐車料金は無料となかなか良心的です。



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駐車場には謎のパトカーの姿が。
これは一体…?



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駐車場近くには八島山荘という小屋がありました。
おみやげの購入や食事の他に宿泊もできるそうです。
車中泊が苦手な方はこちらを利用するのも手かもしれませんね。


いそいそと支度を済ませカメラ片手に散策開始です。
なんか天気があれですが。


注:上記写真は散策を終えた後の8時頃に撮影した写真です。
日の出前はとても暗く、通路には通行の妨げとなる障害物などが可能性があるためライトを携行することをおススメします。




実は天然記念物、しかも文化財

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霧ケ峰高原の北西部に位置しているここ、八島ヶ原湿原の広さは約3000ヘクタール
実はこちら国の天然記念物となっているんです。
なんでも地層の泥炭層が大変発達しておりその厚さが8.05mもあるらしく、これは学術的に貴重なことから1939年に天然記念物に指定されたという歴史があるそう。
更にすごいのは天然記念物への指定だけにはとどまらず、文化財登録もされているとのこと。
一件パッとしないように思えるこの場所は全国的に見てもかなり貴重な場所なのです。
また生息するミズゴケの種類は18種にのぼり八島湿原の約490倍もある日本最大級の釧路湿原とほぼ同じくらい。
広さは全く違うのに釧路湿原と肩を並べるとはすごいぞ八島ヶ原湿原


ちなみにネットで検索すると八島ヶ原湿原八島湿原の二つの呼び方を見かけますがどちらが正しいのでしょうか?
wikiには八島ヶ原湿原と書いてあったのでこの記事内ではこちらの名称を使用しています。



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そんな湿原の周囲はこのように遊歩道が設置されており気軽に歩くことが出来ます。
今回は湿原を反時計回りにてぐるりと一周してみることにしました。
通路は整えられている為、散策程度であればスニーカーで十分です。



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ちなみにこの遊歩道、途中から他のエリアへの分岐点と接続しています。
ここから車山方面へと進むことも可能ですが、その場合はきちんとした登山靴などを履かれることをおススメします。
この日もこの霧の中、散策されている登山者の方がいらっしゃいました。
霧のせいで道に迷われてましたが…。





朝日は見えない代わりに…

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さて、ここまでの写真を見てもう皆さんお分かりになられてるかと思いますが…
この日は日の出を拝むことができませんでした。
それはもちろんこののせい。


霧ケ峰高原に位置するこの八島ヶ原湿原
霧ケ峰という名はもちろん霧が多いことから来ているそうです。
これは諏訪盆地に冷えた空気が朝日に温められ雲となり、上昇してここ霧ケ峰高原に移動してくるからだと考えられています。
そのため朝方はこのように霧のようになることが多いそうです。
ちなみに1944年から1946年頃、なんと1年間に298日霧が出たという記録もあるそう。


この日も例にもれず霧に覆われた八島ヶ原湿原
とにかく辺り一面真っ白け、朝日どころではありませんでした。
しかも進むにつれてどんどんと濃くなります。


とはいえ霧の合間から見える湿原はオレンジ色に染まり、まさに秋の色。
朝日を奪った霧ですが、おかげで逆に幻想的な雰囲気となりました。



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湿原方面を望みます。
視界が遮られている為広さがわからずとてつもなく広いのではないかと錯覚してしまいそうです。



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進めば進むほど見える霧と秋の風景。
晴れよりもいい天気だったのかも?


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望遠レンズで切り取る「霧」の風景

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半周ほど進むとところどころに木が生えているエリアに出ました。
霧の雰囲気相まって何やらいい感じ。



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ここで木に寄ってみようと考え望遠レンズ、NIKKOR 70-200㎜ f/2.8E FL ED VRを使用することにしました。
このレンズで風景を切り取ってみます。



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今回は早朝ということで人も少なく、三脚を立ててのんびりと撮影することが出来ました。
最近、私の中でブレをかなり意識するようになったため、あまり手持ちでの撮影をしなくなりました。
D850はミラーショックが少なくなったとはいえやはりその振動はなかなか気にはなるため、ここぞの時にはサイレント撮影を使うようにしています。
動いている被写体を撮ることは少ない私にはローリングシャッター歪みを気にする必要もないためこの機能は大変重宝しています。
D850を使い始めて一年が経ちようやくいろんな機能に手を出し始めた感じですね。
勉強不足です。



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ここには様々な種類の木々が生えていました。
木の種類が変わるだけで写真の雰囲気も変わりますね。



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縦構図にして更に寄ってみました。
どうも右に寄せるのが私の癖のようです。
もっと勉強しないと…。




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ちなみに湿原というと想像するのは小さな池がぽつぽつとある光景ではないでしょうか?
この八島ヶ原湿原の場合、水がある箇所は約3エリア程度となっています。
そのため写真のような風景を見ることが出来る場所は限られているのでご注意ください。




のんびり歩くこと一時間半程度で回ることが可能

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あっという間に一周を終え元の場所に戻ってきました。
今回は写真を撮りながらちんたらと回ったので2時間半くらいかかりましたが、通常だと一時間半程度で回ることが出来るそうです。
お天気が良くとも悪くとも訪れてみると思わぬ光景に出会えるかもしれません。


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気軽に立ち寄れる散策スポット

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ということで今回は長野県霧ケ峰高原にある八島ヶ原湿原についてお送りしました。
登山とは違い、手軽に訪れることが出来るスポットなのでどなたにもおススメです。
周辺を散策するだけでもいい気分転換が出来ると思います。
スニーカー程度の装備でも十分散策が可能ですし一周も約1時間半程度で回れますので、ドライブの合間に立ち寄るのもよいかもしれませんね。


また写真を撮られる方はとりあえず早朝に出かけてみると私の様に思わぬ発見があるかもしれません。
前日夜は霧ケ峰高原で星を撮り、朝になったら八島ヶ原湿原にて写真撮影なんてわがままプランもいいかも。
あえて霧を狙うと逆に晴れちゃったりしそうですがどちらもその時しか撮れない写真があるので楽しんでください。


どうせ出かけるなら晴れたほうがいい!とついつい思ってしまいますが、天候が悪いときにしか見られない景色もある。
晴ればかりがいいとは限らないからどんどん出かけよう!ということを学んだ撮影となりました。


あ、あと出かける前はちゃんと下調べしようと心に誓いました。