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登山やカメラなどなど

【撮影機材】Leofotoの三脚「LS-324C」を購入して登山などに連れ出してみました

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登山用三脚を買い換えたい…
そんな私が高級三脚を買う寸前で選んだのはLeofotoのLS-324Cという三脚でした。
今回はこの三脚を2か月ほど使ってみた感想など書いてみたいと思います。



 
 


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結局Leofoto「LS-324C」を購入したよ

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昨年以降、登山にもF2.8通しのレンズを持っていくことが多くなった私。
それまで使用していた三脚Manfrotto Befreeをあれこれ思考錯誤しながら使っていましたが、
風の影響を受けやすいなどいろいろと不満を感じるようになってきました。
そこでいよいよ超高級なお三脚を購入するか…と思い米国へ注文しましたがモデルチェンジ後に不具合があったらしくなかなか届きません。
そんな時間に高級な三脚に対してあれこれ考えてしまった貧乏性の私は結局これをキャンセルしてしまいました。
さてどうするか…そんな折に見つけたのがこのLeofotoの三脚だったのです。


先に結論から書いておくと、15万円以上のいわゆる高級三脚でなくとも十分でした。
ちゃんとした三脚が欲しいけどお高い三脚を買う理由が見つからない方、一度ご検討されると幸せになれるかも。


今回はこの三脚を約2か月間使ってみたのであれこれ書いてみたいと思います。




スペックはこちら


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今回は三脚LS-324Cと雲台LH-40がセットになったものを海外より購入しました。
それぞれのスペックはこちらです。

        LS-324C
耐荷重 15㎏
重量 1.38㎏
伸高 1305㎜
折り畳み時長さ 480㎜
段数 4段
材質 カーボン
足の径(上から) 32/28/25/22㎜
        LH-40
ボール径 40㎜
高さ 83㎜
ベース径 57㎜
耐荷重 20kg
取り付けネジ UNC3/8″-16
重量 496g



三脚+雲台の総重量は約1.9kgと登山にしてはやや重ためです。
とはいえフルサイズカメラ+F2.8通し望遠レンズが載せられる安定さが欲しかったので今回はこの三脚を選びました。
登山時の荷物が年々増大していますがなんとかならんものか…。


LS-324Cを見てみよう

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まずは外観から見てみましょう。
LS-324Cは4段式のカーボン三脚です。
Leofotoの三脚については以前ちょこっとまとめてみましたのでよろしければこちらもご覧ください。

www.for-toru.com


この状態での高さは550㎜。
足の段数は四段ですがやはりやや大柄です。





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Leofotoの三脚の特徴である「カーボン」の脚。
製品の材料からこだわるLeofotoは日本の東レから材料を仕入これを加工しています。
良い製品を作るには材料から調節をという辺りにこだわりを伺えます。
このカーボン脚は触り心地がとってもよくて意味もないのにすべすべしてしまいます。
網目もなかなかカッコよいですね。


もちろん足以外からもそのこだわり様を感じることができます。
中国製品だからクォリティは…とお思いの方、まずはぜひ一度触っていただきたいです。
きっと考えも変わると思います。





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足のロック機構はツイストロック式。
視界悪い環境でも直観的に操作が可能です。
操作部も縦に切り込みが入っている為滑ることなく良好です。




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足の開脚部を見てみましょう。
以前ご紹介した、LS-223C同様、各部にアルミ削り出しのパーツを多用しています。
そのため質感は大変良好、高級三脚に引けを取らない作りとなっています。

www.for-toru.com





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ロック部を引き上げて足を開き、またロック部を押し込むスタイルです。
計三段階までの開閉に対応しています。



カーボンやアルミニウム素材を使用している為全体的にサイズほどの重さを感じることなく非常に良好です。
製品の細かな部分もきちんと手が入れており気になるような箇所は全くありませんでした。
強いて言うならば開封当初は足が固くて苦労しました。
この辺りは使い込んでいくうちに良い塩梅になっていくのかと思います。




雲台LH-40はどう?

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次は雲台LH-40を見ていきましょう。






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私が購入した品には別売りのパノラマクランプRH-1Lが付いてきました。
どうも海外ではこの組み合わせが多く発売されており、別に望んではないけどついてきたような感じです。
ちなみに日本正規代理店で購入するとこれだけで約8000円程度。お得です。
重量はクランプ部が変わっている為か公称重量よりもやや重たくなっています。





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正面からの図です。
縦位置調整箇所が2カ所あるのがLH-40の特徴です。





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右側にある大きなダイヤルは締め付けダイヤルです。
直径約30㎜程度と大型の為、操作しやすく印象です。
ただしこのスリットみたいなところのエッジがやや鋭いため固く締めてしまった時などに素手で操作すると指が痛くなることがありました。
代わりに手袋などをはめてるときは回しやすいのかなと思いますが、私はたいてい素手で操作するんですよね。
この辺りはマイナスポイントです。





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反対側です。

クランプ部ダイヤルはクランプ部パニングダイヤル
これを開いていくとクランプ部のみ360度パン方向に回転させることが出来ます。


真ん中がフリクション量調節ダイヤル。
これを回すことによって雲台のボールの滑らかさを調整できます。
ただしそこまでヌメヌメにはならず、クイックかややクイックか固定程度にしか選択することが出来ません。
この辺り精度というか微調節しやすいものを使いたいという方にはあまり向いていないかもしれません。
私はそこまで求めてないのでこれで十分に感じてます。


一番下にあるのが雲台部パニングダイヤルです。
これを開いていくと雲台のパニング部のロックを解除して回転させることが可能です。


全体的に操作系統も簡潔にまとめられている印象です。
ダイヤル数がやや多いですが、少し練習すれば問題なく操作できるのではないかな?と感じます。
質感に関しては三脚同様非常に良好です。
所有する満足感も得られるんじゃないかなと思いました。



外観に関してはこのくらいにしておいて…ここからは実際に使用してみた感想などを書いていきます。
 
 

登山で使ってみた感想

鹿島槍ヶ岳に連れていきました

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まずは今回の目的である「登山時の使用感」について。
今回は北アルプス鹿島槍ヶ岳1泊2日テント泊登山時にこの三脚を携行してみました。

行程に関してはこちらをご覧ください。

www.for-toru.com




携行方法

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このクラスの三脚はザック内に入れることは困難…。
ということでザックのサイドポケットに脚二本を入れてベルトにて固定して携行しました。
以前使っていたManfrottoのBefreeと同じ携行方法です。


やはり足をしまった状態でも550㎜となると大きくてなかなか存在感があります。
雲台に関してはパニングクランプのダイヤルがやや小さめで、岩に当てたときなどがやや不安に感じたためザック内に収納してあります。
また重量バランスを考えると三脚とは反対側となるように雲台を収納するほうが体への負担も多少小さくなりそうです。
登山という環境だとカーボンを使っているとはいえそこまでの軽量さは感じないです。




長時間露光でも安定感あり

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冷池山荘到着後、必要最低限の登山道具と撮影機材とそしてLS-324Cを持って鹿島槍ヶ岳山頂を目指します。
道中、鹿島槍が綺麗に見える箇所を発見。早速ここで撮影をすることにしました。

やはりツイストロック式は設置時など操作が楽に感じます。
ちなみにこの三脚はロック全開放時足は自重で下がっていくタイプです。
ただし最後の方は一度停止するため、完全に伸ばす場合には人の力が必要です。
どうもこの辺りにもこだわりを持っている方がいらっしゃるらしいので一応書いておきますね。





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特に絵になるようなものもなかったのですが、ここでNDフィルターを使用して約2分の長時間露光に挑戦してみました。
使用機材はNIKON D850NIKKOR 24-70㎜ f/2.8E ED VRです。固定はRRSのLプレートを使用しています。

丁度この辺りは左右に切り立った場所。
そのため多少の風もあったのですがそれでもがっちりとカメラを支えてくれました。
以前使っていたBefreeはもうグラングランだったのでこれだけでもうれしいです。
…ってフルサイズ+F2.8通しじゃ仕方ないですね。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D850 ブラック

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  • 発売日: 2017/09/08
  • メディア: エレクトロニクス




山頂から八方キレットを撮る

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やっとこさ鹿島槍ヶ岳山頂に到着しました。



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鹿島槍ヶ岳山頂から先には日本三大キレットの一つ「八峰キレット」を望むことができます。
日本屈指の屈指の難関コースであるこちら。
そんな風景を撮影すべく再び三脚を立てます。



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標準レンズでの撮影だとやや距離が足りないと判断し、レンズをNIKKOR 70-200㎜ f/2.8E FL ED VRに付け替えて撮影しました。
三脚には三脚座にSUNWAYFOTOのアルカスイスプレートDPG-80DR を取り付けて固定してます。
このレンズは重量が1.5kgもあるためLプレート固定だとフロントヘビーとなり前方に倒れてしまう危険性があります。
もちろんこの三脚を使用したときも例外ではありません。
レンズごと重量バランスを確かめたうえでそれぞれの固定方法を覚えておくとよいです。






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夏場の午後ということで雲がとても多く発生しており、思うように撮影できません。
雲の切れ間である一瞬を狙うには三脚があるととても便利です。
重量1.5㎏のレンズをつけた1㎏のカメラを持って同じ体制で待つ…なんてつらいですからね。



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雲の流れが面白そうだということで再びNDフィルターを使用しました。
今回は130㎜程度の焦点距離の望遠域でシャッタースピードは60秒、また山頂ということで先ほどよりも風が強く、
さすがにブレるかな?と思いつつも撮影しましたがそんなことはありませんでした。
カーボン=軽いので風には弱い?と勝手に思い込んでいましたが意外と耐えてくれるようです。


夜間でも操作性良好

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テント場に戻り夜になりました。
この日は雲一つない夜、星の撮影にはうってつけのコンディションでした。
暗闇での撮影準備となりましたが、特に止まることなくスムーズに準備を終えることが出来ました。
操作に関しては困ることはほとんどないんじゃないかな?と思います。



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軽量なやや超広角レンズNIKKOR18-35㎜ f/3.5-4.5Gを使用して天の川撮影に挑戦。
軽量なレンズとの組み合わせだと三脚の安定度も抜群です。
明るい重量級レンズ以上に安心して撮影することが出来ました。



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最近では登山以外にも大活躍中

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そんなLS-324Cですが、最近では登山以外にも大活躍しています。
下界での撮影の場合、登山と違ってそこまで重量を気にする必要がないので好きなものを使えるわけなのですが…ついついこの三脚ばかりを利用してしまっています。
ちなみに先日こちらの「奥大井湖上駅」に出かけてきたのですが、隣で撮影されている方々もLeofoto使いでした。
確実に広まってるようです。





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例えば車を駐車場において歩いて数十分移動するような場合、やはり軽量な三脚は便利ですよね。
電車移動だとちょっと大変かもしれませんが…。





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またこの一本で超ローアングル撮影までも済ませられるところも便利です。
今までは地べたを這いつくばらなければならなかったようなアングルもこれならそれなりに撮影することが出来ます。
これ一本で様々な撮影を行うことが可能なまさにオールラウンダーな三脚。
いつの間にかメインの座にいてもまぁおかしくはないかなと思ってしまいますね。







いい三脚が欲しいけど高級三脚を購入する理由が見つからない方におススメ

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ということで登山時に初めてLS-324Cを携行してみましたが、総じてとても良好でした。
操作性に関しては指が痛くなる以外は気になることもなく引き続き使えるかなと感じています。





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ただしやはりサイズはちょっと大きかったかなと思っています。
私の場合はフルサイズ一眼レフを使っている為このようなサイズを選びましたが、これがミラーレス一眼やAPS-Cなどの場合はもう一回り小さいものを選んだほうがよさそうです。重量も結局約2kgありますからね。
サイズ、重量的に登山時に支障が出かねないレベルなのでそのあたりをやや心配しています。



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また高さがもう少しほしいかなと思いました。
1305㎜の全高はやや物足りず、やはりアイポイントまであったほうが撮影の幅も広がるかなと感じます。
とはいえその場合はセンターポールがなくてはサイズが大きくなってしまいますし安定感も低下するので非常に微妙ですよね。
Leofoto LSシリーズはコンパクトにすべくセンターポールをなくしたモデルなのですが別にセンターポールが売られています。
どうしても必要となったらこれを購入しようかなと思っています。
ちなみに正規日本代理店で購入すると付いてくるみたいなので国内で購入される方はご安心を。




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今回安価にこの安定感かつ良クォリティの製品を得ることが出来たのでとても良い買い物だと思っています。
お高い三脚ももちろんそれに見合う性能・品質があるとは思いますが、私はこのLeofotoの三脚でも十分それを体感できました。
正直こんなにコストパフォーマンス優れる製品があるのにも関わらず何故周りが高級な三脚ばかりに目をやるのか不思議です。
もちろん明確な理由があって高級な三脚を選ばれる方もいると思いますが、みんながみんなそうでしょうか?
おそらく周りがいいといってるからなんとなく選んでる方も中にはいることでしょう。


以前まではこのジャンルの三脚となると高級三脚しかありませんでしたが、時代は変わりました。
今までの概念を捨てて新しい三脚に触れてみると新しい発見があると私は思います。


どんな製品にもそれぞれ良さはあるとは思いますが、それでもブランドや金額以上の価値がLeofotoの三脚にはあると私は考えています。
そして今までの古き三脚の概念を打ち破ってくれたLeofoto、すごくないですか?
例え日本の企業でなくとも、そんな挑戦的なLeofotoを私は陰ながら応援したいと思います。


そろそろいい三脚が欲しいなぁって思っている方にぜひ一度手にしていただきたい、そんな三脚です。




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