気が付いたら9月ももうすぐおしまい、いつの間にか秋の気配感じるようになってきましたね。
周りには秋を感じさせる植物が花を咲かせていたり、またこれからは紅葉が始まったりと撮影機会が満載です。
今日はそんな「秋」を撮影するにあたって私なりに気をつけたり心がけていることをちょっくらご紹介させていただきます。
スポンサードリンク
彼岸花…初めから三脚を使用していろんな「ブレ」に気をつけよう
秋といえば…やはり「彼岸花」ですよね。
この時期になるとSNS上にもたくさんの写真がアップされるため、これを見て秋の訪れを感じる方もいるのではないでしょうか?
私も大好きな被写体のため撮影してきました。
彼岸花のいいところは「意外といろんなところに咲いている」ところ。
私の住んでいるさわやか県某所だとところかまわず咲いており撮影場所に困ることはありません。
さすがに都会だとこういう風にはいかないでしょうけど…。
そんな彼岸花撮影時は「三脚」と「レリーズ」を使うのがおすすめです。
その理由は二点あります。
まず1点は「手振れ」を防ぐため。
地面から生えている彼岸花を撮影する際、どうしても体勢を低くして撮影をする必要が出てきます。
要は中腰ですよね。
さらにこういった被写体の場合、マクロレンズや望遠レンズやレンズの望遠端を使うことが多く、普段以上にブレに対してシビアになります。
こんな体勢でピントを合わせてぶれないように撮影するのは…なかなか大変じゃありませんか?
ということで潔く三脚を使うことをおススメします。
三脚を利用すればカメラを持たなくてよくなるのでブレの原因がなくなるとともに、カメラから解放され撮影時の体制にも多少なりとも余裕が出てきます。
体制にあまり変化なくともカメラを持つ持たないでは大違いなので、ぜひとも挑戦していただきたいです。
今回はAF-S NiKKOR 70‐200mm FL ED VRを利用しました。
本来ならマクロレンズなど使用したいところなのですが、あいにく持ち合わせていないんですよね。
今回使用した望遠レンズ、レンズだけで重量が1.5kgもあり正直これを持った状態で中腰になりさらにブレないように撮影はかなり大変…というか案の定ブレた写真たちを量産してしまいました。
やはり風景やこういった被写体の場合、めんどくさがらずに三脚を使ったほうがよさそうです。
ちなみに最近は強い手振れ補正機能を備えるカメラが多く発売されていますが、それでも三脚を利用すればISO感度を低く出来たり、光少ない場所や早朝夕方などの撮影などが容易になるため、
どちらにしても利用されることをおススメします。
そしてもう1点は「被写体が止まった瞬間を狙う」ため。
え?止まった瞬間って彼岸花って動かないよね?と思われるかと思いますが実は彼岸花って結構動くんですよ。
その理由は「風」です。
彼岸花は頭でっかち故、風に対してとてもシビアに反応します。
実際私が撮影しているときも、ちょっとした風で頭をふらふらと揺らしてしまいなかなかシャッターを切ることが出来ませんでした。
彼岸花の止まった一瞬を撮影するには構図を決めて三脚を立て、止まった一瞬を狙うのが一番確実な方法です。
レリーズを使用するのもこの理由があるためです。
いちいち取り付けるのがめんどくさいと普段は3秒セルフタイマーをよく使う私ですが、これでは止まった瞬間を狙うことができないので今回はレリーズを使用しました。
またレリーズを使うことによりシャッターボタンを押した際のブレも防ぐことが出来ますので一石二鳥ですね。
ということで今回撮影した写真がこちら。
手持ちの望遠レンズにて撮影をしてみましたがそれなりに被写体に寄ることが出来ました。
マクロレンズなら更に寄ったりすることが出来るのでしょうけど望遠でも十分撮影できると思います。
マクロも気にはなるんだよなぁ…。
ちなみに今回初めてHDRに挑戦してみました。
HDRは明るさが異なる三枚の写真を合成して一枚に仕上げる手法。
そのためブレていたりすると被写体が複数重なって見え(ゴースト)てしまうのでこういった被写体で使用するのはなかなか大変なのですが、三脚やレリーズの効果かほとんどズレなく仕上げることができました。
ちなみに上の写真はゴーストの処理をしていません。
タイミングさえ狙えばきちんと止まった状態を撮影することが可能です。
「動きが止まるのをじっくりと待って、その瞬間が来たら逃さず撮影する」これがポイントです。
もちろんこれは彼岸花に限らず他の被写体でも同じことが言えます。
手持ちでうまく撮れない…という方は一度三脚を試してみることをおススメします。
Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
今回使用したレンズ。
手持ちレンズの中でも最もお気に入りの一本。
ただし激重。
Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: Camera
- 購入: 2人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
個人的に気になるレンズ。
そろそろマクロを試してみたいと思いつつ用途が限定される故なかなか手を出せないでいる貧乏性な私。
スポンサードリンク
コスモス…手軽にそれっぽく撮れるからガンガン撮って気分をアゲてこうぜ
続いての被写体は「コスモス」です。
こちらも秋を代表する花ですよね。
このコスモスはとにかく不思議な被写体で、とにかく「それっぽく撮ることができる」んですよね。
ちょっと青空を入れるだけでなんだかまるでうまく撮れたような…そんな撮る側を気持ちよくさせてくれる被写体№1がコスモスだと私は思います。
実際、私が久しぶりにカメラ片手にコスモスを撮影した際は、あまりにもそれっぽく撮れたためにとってもテンションが上がった記憶があります。
まぁそのせいで沼にハマる日々を過ごす今に至っているわけなのですが…。
なのでカメラを購入して間もない方や、なんだかうまく撮れないなぁ…なんてお悩みの方はまずコスモスを撮影してみるといい気分になれるかもしれません。
あえて花の裏側から撮影し、空を大きく撮るといかにもそれっぽく見えるのでなかなかおススメです。
この花びらが透けて見えるのがなんともきれいでついつい裏側からばかり撮影してしまいます。
ちなみにコスモス撮影時の私のおすすめのレンズは「魚眼レンズ」です。
魚眼レンズを使用すると約180度の視野を一枚に収めることが出来ます。
これにより下側から空を入れて撮影するとご覧のようにコスモスと広い秋空を一枚に収めることが可能です。
とはいえあまり多様するとなんだか似たり寄ったりの写真になってしまうのでご注意を。
やはり何事もほどほどが一番です。
また彼岸花同様、コスモス撮影の際も三脚とレリーズがあるととても便利です。
とはいえコスモスの場合、日中のほうが絵になるかと思いますので彼岸花ほど必要性はないかもしれません。
状況に応じて臨機応変に使用の判断されるとよいかと思います。
SIGMA 単焦点魚眼レンズ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE ニコン用 対角線魚眼 フルサイズ対応 476441
- 出版社/メーカー: シグマ
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
今回使用したレンズ。
今でこそNIKONから魚眼レンズが発売されているが、私が購入した当初はこれ一択でした。
ただしF2.8、お値段も5万円程度と対角魚眼のみであればこちらのほうがおススメ。
星もガンガン撮れちゃいます。
難点は古いタイプだと蓋が取れやすいです。
今は上のような新しいタイプの蓋みたいでとっても羨ましい…。
蓋だけつけられないかしら?
Nikon フィッシュアイズームレンズ AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2017/06/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
噂のNIKON純正Fisheyeレンズ。
円周から対角まで切り替えられちゃう超便利レンズ。
とはいえ魚眼自体そんなに使わないし…ネタレンズにしてはちょっと高いかなと個人的には思います。
円周と対角どちらも欲しい欲張りさんにはおススメのレンズです。
明るさはSigmaのほうが明るいですよ。
スポンサードリンク
来る紅葉撮影に備えよう
お出かけついでに紅葉の下見もしてこよう
ここからは来る秋を迎える準備についてです。
これからいよいよ全国的に紅葉のシーズンを迎えます。
いまだ緑が多い山でも一か月もすれば木々は色めくことでしょう。
そんな時を迎える前に、事前に撮影に出かけた際によさそうな撮影スポットを下見しておくのもおススメです。
雑誌やネットではおすすめのスポットが多く紹介されていますがそういったところは大抵混んでいて思うように撮影することができない場合が多いんですよね。
たくさんの人が同じ情報を見ているわけですからそりゃそうですよね。
私も行く前はやる気十分で望むんですが…行ったら人だらけで疲れちゃったなんてこともしばしば。
ということで有名なスポットもいいですが、自分で探しに出かけてみるのも一つの手です。
意外と自分の身近に思わぬ撮影スポットを見つけることができるかもしれませんよ?
紅葉の下見もしてこうよう…なんつって。
紅葉ライトアップに行くなら平日がおススメ
また、ご近所や近場の紅葉ライトアップにお出かけしてみるのもまた一つの手です。
ライトアップにより日中とはまた違う絵を撮ることが出来るはず。
私は毎年紅葉ライトアップに出かけています。
そんな紅葉ライトアップを撮るのであれば「平日の夜」がおススメです。
大体どこのライトアップも週単位で行われていることが多く、平日でも参加することが可能です。
その理由はやはり平日のほうが人が少ないため。
さすがに人がいない…ということはないですがそれでも休日ほど混雑しておらず思う存分撮影することも可能です。
夜間の撮影となるとどうしても三脚を立てなければ撮影が出来ませんので、人が少ない日のほうがトラブル防止の意味でも向いているのではないでしょうか?
ちなみに私は昨年「熱海梅園」の紅葉ライトアップに出かけたようです。
平日に出かけましたが人影まばらでがっつり撮影できた記憶があります。
会社終わり後にふらっと寄ってみるなんてのも一つの手ではないでしょうか?
三脚をお忘れなく!
- 出版社/メーカー: Leofoto
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
山用に購入したつもりがいつの間にか平地でもこの三脚ばかりを使っています。
フルサイズ機+大三元レンズでも問題なく使用出来ています。
お高い三脚を選ぶ理由を見いだせないけどそれなりのカーボン三脚が欲しい…そんなあなたにぜひ一度手にしていただきたい、そんな三脚です。