FTR

登山やカメラなどなど

【撮影機材】マンフロット055に付いてきた「XPRO3ウェイ雲台」もアルカスイス互換化してみたよ!

3Wayもアルカスイス化!
f:id:Kyo_Ichikawa:20180210115151j:plain




スポンサードリンク



以前「Befree」をアルカスイス互換化してみた私です。

www.for-toru.com

その後しばらくこの形で運用してみたのですが、これがまぁ快適。
その後メイン三脚であるマンフロットの「055」についてる、
「XPRO3ウェイ雲台」もアルカスイス互換化。
折角なのでこちらも記事にしてみることにしました。
悩めるアルカスイス教信者の為になれば幸いです。

実はあまり気に入ってない「XPRO3ウェイ雲台」

f:id:Kyo_Ichikawa:20180210105945j:plain

私がメインで使用している三脚は、
マンフロット製の「プロ三脚 055シリーズ MK055XPRO3-3W」というものです。
登山時以外はほぼこれを利用しています。


Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット MK055XPRO3-3W

Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット MK055XPRO3-3W

この三脚には「XPRO3ウェイ雲台」という雲台が付属してきました。
この3Way雲台、パン・チルト方向はレバーにて調整でき、
またフリクション量も調節ダイヤルで動きの固さを自由に調節することができるという便利もの!
…なのですが難点が一つ。


f:id:Kyo_Ichikawa:20180210110004j:plain

それは、普通に使用すると「上向きのチルト量が少ない」こと。
というのもチルトレバーを後ろ側にしたいわゆる通常利用時に上方向にチルトしようとすると、
大体45度くらいまでしかチルトすることが出来ないのです。
私の場合どちらかというと下方向よりも上方向にチルトすることが多いためかなり困ってしまいました。


f:id:Kyo_Ichikawa:20180210110029j:plain

逆に下方向へのチルト量はかなり大きく割り振られているため、
対策としてチルトレバーが前に行くようにカメラを逆にして取り付けてしのいでいます。
これならほぼ90度近くまで傾けることが可能!
操作性は微妙ですが、まぁ仕方ないです。


スポンサードリンク


用意するもの

f:id:Kyo_Ichikawa:20180210110146j:plain

【購入したもの】
SUNWAYFOTO クイックリリースクランDDC-60i
天然ゴム板 100x100mm 厚さ1mm

クリックリリースクランプは前回同様SUNWAYFOTOの「DDC-60i」を使用しました。
アルカスイス互換化アイテムは大抵そこそこのお値段するのですが、SUNWAYFOTO製品はどれもお手頃価格なので今回も採用。
凝りだすとホントにキリがない世界ですからね、沼には注意しなければ…。



ただ、取り付けてわかったのですが「DDC-60i」だとクランプレバーの長さがやや短いため操作しづらく感じることがしばしばありました。
特にチルトレバーが後ろ側に来る「正方向」使用時はかなり厳しいです。
これから購入するのであればクランプ調節レバーが長くなっている「DDC-60L」の購入をおススメします。


正方向ユーザーの方はDDC-60iではクランプ操作レバーが短くやや操作しづらいため、「DDC-60L」のご購入をおススメします。
私的にはやはり自由雲台のほうが操作しやすいため、そのうち雲台だけでも買い換えようかなと考えています。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210110259j:plain

合わせて今回は厚さ1mmのゴム板を使用しました。
私はホームセンターで同サイズを300円くらいで買ってしまいましたが、AMAZONでは同じものがなんと36円!で購入できます。
これから購入するなら間違いなくAMAZONがおススメです。


あとは工具としてマイナスドライバーとはさみを用意します。




作業は簡単!

f:id:Kyo_Ichikawa:20180210102010j:plain

ということで早速作業に取り掛かりましょう!
まずは今まで使用していた「マンフロット クイックリリースプレート」を用意します。
今回はこれも改造に使用します。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210102033j:plain
まずはクイックリリースプレートに最初からついているねじを取り外します。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210102129j:plain

次にDDC-60iに付属しているねじを裏側から差し込みます。
私はそのまま皿ねじを利用しましたが、
リリースプレート背面は皿ってあるはけではないので余力あれば鍋ねじに交換すると良いかもしれません。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210102335j:plain

前面に戻り「DDC-60i」を通したうえで付属のねじ頭を取り付け、六角レンチで締めあげます。
これで完成です!取り付けてみましょう!



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210114705j:plain

あれ?なんか余裕ないような気がするぞ?
分かりづらいですが本体と干渉するかしないかのぎりぎりのライン。
操作すると本体が削れそうです…。




f:id:Kyo_Ichikawa:20180210114822j:plain

「正方向」に取り付けた場合。
完全に干渉しちゃってますね…。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210103648j:plain

ということで用意したのが「ゴムマット」です!
クイックリリースプレートと同じ大きさに切り取り、これを挟んでみることにしました。



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210103836j:plain

ゴムマット取り付け前の姿から…



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210103905j:plain

かさまししたお姿にチェンジ成功!


f:id:Kyo_Ichikawa:20180210103941j:plain

あとは組み上げます。
さて取り付けてみましょう、果たして…



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210114937j:plain

まずは「逆方向」。
やりました!先ほどよりもかなりのクリアランスを稼ぐことが出来ました。
これなら操作もしやすいですね!



f:id:Kyo_Ichikawa:20180210115107j:plain

続いて「正方向」。
なんとかクリアランス稼げてますがその距離数㎜。
やはり正方向利用時は「DDC-60L」などのクランプレバーの長さが長いものを選んだほうがよさそうです。


スポンサードリンク


アルカスイス互換化の恩恵は大きいぞ!

f:id:Kyo_Ichikawa:20180210115244j:plain

ということで055も無事にアルカスイス互換化することが出来ました。
分かっていましたがこれがまぁとっても便利!
気軽に縦構図・横構図の切り替えを行えるようになりました。
また、縦構図時の長時間露光でも頭が下がる心配がないため安心できます。
ちなみにこの改造を行ったのが去年の9月ごろなのですが、それから今までノートラブル。
改造費も約4000円くらいで色々な効率改善が出来たとなると、費用対効果は大きく感じます。

ただし正方向にて利用する方は「DDC-60L」を一度検討してみてください!
DDC-60i」だと操作性悪いです!
同じくマンフロット製品でアルカスイス互換化についてお考えの方の参考になれば幸いです!

それでは!