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【登山道具】結局どうなの?モンベル「ステラリッジテント1型」を1年使ってみて感じたこと

イホームを振り返る!

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今年の正月に念願の山岳テントを手に入れテン泊デビューした私。
そのおかげで今年は様々な山に出かけることが出来ました。
来年は更にいろんな山へ出かけたいですね。

そこで今回は「モンベル ステラリッジテント1型」を約一年間使用した結果、
私なりに感じたことを書いてみたいと思います。
来年こそはテン泊!と考えてる方、
また1型と2型どっちにしようか迷ってる方の参考になれば幸いです。





 

まずはおさらい!


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ステラリッジテント」とはモンベルから発売されている山岳用テントです。
山岳の厳しい環境にも耐えれるよう様々な工夫がされており、
長年多くの登山者に愛されている製品となっています。
どのくらい愛されてるかというと、「必ずどこのテント場でも見かける」レベル。
おそらく山に登られる方であれば一度はあの黄色いテントを目にしたことがあるのではないでしょうか?




モンベルの山岳用テントは大きく分けて二種類!

実はモンベルから発売されている山岳用テントは大きく分けて二種類あります。

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「ダブルウォール」ステラリッジシリーズと、


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「シングルウォール」X-TREK マイティドームシリーズです。


何が違うの?と思われた方の為に超簡単に説明すると、
テント本体の上からさらにシートをかぶせるかかぶせないかの違いです。
「シングル」ならテントを立てて完成、
「ダブル」ならテントを立てた上からさらにシートをかけてあげて完成となります。
両者共々利点がありまして、


シングルウォール構造の特徴としては、
フライシートが不要な分、軽いです。また設営も簡単です。
通気性もダブルウォールよりもよいです。
難点は、フライシートがない分暑さ寒さがダイレクトに伝わってきます。そして結露しやすいです。
また前室と呼ばれるスペースが出来ないため使い勝手も多少落ちてしまいます。
さらにテント本体にフライシート分の性能を持たせている為、高いです。

対するダブルウォールの特徴はというと、
壁が更に一枚ある分、暑さ寒さが伝わりにくく、フライシートのお陰で結露もしにくいです。
また、フライシートをかぶせることで前室が出来るので使い勝手も少し向上します。
難点はフライシートも持たなければならない為、荷物が多少増え、本体の他にフライシートを購入する必要があります。


シングル・ダブルを比較するときりがないのでこのくらいにしておきますが、
初めての方がモンベルの中から選ぶとすると、ダブルウォールの「ステラリッジテント」がおススメです。
上にあれこれ書きましたが結局ダブルウォールでも暑いときは暑いですし、寒いときは寒いです。
またフライシート分設営が難しいかというとそういうわけでもなく、
テント自体の設営が楽なのでそこまで気にする必要はありません。
また、X-TREKマイティドーム1型とステラリッジテント1型の重量差もわずか100gしかないのにかかわらず、
お値段がそれぞれ52,300円と36,500円で約15,000円もの価格差があります。
X-TREKマイティドームシリーズは選ぶべき理由が明確な玄人向けモデルであると言えるかと思います。


そんなダブルウォールを採用しているステラリッジテント。
以前までフライシートは黄色一色だったのですが、流石に増殖しすぎたせいなのか最近ではカラーが4色になりました。
テントとフライシートは別売りになっているのでお好きな色を選ぶことが出来ます。
私が使用している色はピーコックというエメラルドグリーンっぽい色です。
とはいえ、エマージェンシー的な目線で考えるとやはり黄色が目立っていいなと思うのですが…
これだけ増殖しているとなかなか選びずらいんですよね。


また、ステラリッジシリーズには使用人数に合わせた大きさが用意されています。
一人用の「1型」、二人用の「2型」…と六人用まで用意されています。
大きさが大きくなると快適度も上がりますが、その分重量も増えます。
私が購入したのは一番コンパクトな一人用の「1型」です。
室内は一番狭いのですが、その分重量も一番軽いです。
私が1型を買うとき2型にしようかとかなり迷ったのですが、最終的には重量を選択して1型を購入しました。
 
www.for-toru.com

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これから購入しようとしている方の中にはどちらを買おうかと迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここから私が1型を一年間使用してみて感じたことを書いていきます。




1型のいいところ

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「軽い」です。
カタログ値だと本体・フライシート・ポール・ペグなど諸々で約1.43kgとなっています。
ここに別売りで購入必須のグラインドシートを入れても1.5kg以内には収まります。
個人的には数値以上に軽く感じます。
私の場合カメラも持って登山に出掛けるため、他の荷物は少しでも軽くと思いこの1型を選びました。
確かに軽いのはいいことですよ、いいことなんですけど…。


また、軽さの割には非常に「しっかりとした作り」の印象を受けます。
この辺りはさすがモンベルさんと思います。
手順取りに組み立てればピンときれいに貼れてとても気持ちいいです。
暴風の中でテント泊をしたことはありませんが、
そこそこの強風でも問題なく一夜を明かすことができましたので耐久力も問題なさそうです。
個人的に小さいものほど耐久力があるような気がしてしまい、1型が一番強いんじゃないかなと密かに思ってます。


設営時他の大きさよりも「あまり場所を取らない」のも利点かと思います。
1型は横幅が「90cm」とコンパクトな為、まるで隙間のようなところにも張ることが出来ます。
シーズン時期のテン場はとっても混雑して貼る場所に苦労することもしばしば。
そんな時はこのコンパクトさが大きな武器になりそう。
そんなコンパクトな1型ですが人+荷物くらいは置くことが出来ます。
閉所好きにはたまらないかもですね。
コンパクトなのもいいことなんです、いいことなんですけどね…。




1型の気になるところ


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「横に狭い」です。
いや、長所は時として短所になるわけですよ。
私テントを買った後、テント泊用のザックを購入したのですがザックの大きさを考慮するの忘れてました。
お店で実際にテントを見たときは「おおー結構広いじゃん」なんて思ったのですがそりゃそうですよね、荷物ないんですから。
実際の登山時はザックや登山靴なども入れたり、またザック中からすぐに使うものを出しておいて置いたりするため、
人が入るスペースはさらに狭くなってしまいます。
私の場合はぎりぎり寝返りがうてる程度の隙間しか残っておらず、ちょっと狭いなぁといつも思ってます。
正面から見たらまるでかまぼこです。
ホントによくここで寝てるななんていつも思っています。


また「出入りしずらい」です。
横幅が狭いのでそりゃそうですよね。入り口はさらに狭く70cmしかありません。
人の出入りはそこまで困らないのですが、問題はザックを入れるとき。
テント泊時のザックは15~20kgとそれなりに重く、テントを出したとしてもそこまで軽くはなりません。
そのザックをかがんだ状態でテント内に押し込む訳なのですが…これが大変。
いつも入り口に引っかかって大変な目に合ってます。
2型の場合、入り口は95cmもあるそうです。
この時点で1型よりも広いんですね。
こちらならそんな問題はないはず。


そして「前室が思ったよりも機能しない」です。
購入前は前室で食事を作ったりしたいなーなんて思ってたのですが、
実際はフライシートが思ったよりも低い位置に来ている為、火を使うと燃え移りそうで怖いです。
結局、いつもフライシートを開けたまさにシングルウォール状態で食事を作ってます。
これは1型の問題というよりも竪穴式のステラリッジ自体の問題かも。



1型?2型?

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とはいえその分軽いんでしょ?じゃあいいじゃん、なんて思われる方もいらっしゃると思います。
じゃあ1型の上の2型との重量差がどれくらいあるのかというとなんとびっくり約130g
確かに登山時は体への負担を少しでも軽くすべきなのですが…うーんこの重さですか。
300gとかそれ以上となると軽いんだから我慢だ!と思えるんですけど130gかぁ…。





結論

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ということで今年一年間使用してみた結果、私が出した結論は…



初めてのテントでステラリッジ選ぶなら「2型がオススメ」です、はい。



やはり1型は狭いです。
幸い私はどこでもぐーすか寝られる人間なので全く眠れなかったことは一度もありませんが、
気になる方はかなり気になると思います。

確かに登山時の重量はとても重要ですが、
130gなら体力でもカバーやパッキング次第でカバーできる範囲内じゃないかなと思います。
何より、その重量差を払って得られるものが大きすぎます。
テントは一日の疲れを休め、次の日の活力を生み出す大切な場所です。
少しでも快適な空間を手に入れてもいいんじゃないでしょうか?
また2型は二人でも使えるのも利点です。
普段は一人だけどたまに二人でと1型よりも状況に合わせて使うことが出来るのでかなり長く使えるんじゃないかなと感じます。


個人的には「登山友達がテント泊に興味を持った時」とか二人用だったらいいなと思いました。
テント泊装備を揃えるとかなりの額になりますので、まずはお試しで泊めてあげるとかなり参考になりそうです。
購入してからやっぱり無理かも…となるとこれはもったいないですからね。


ということで私的には、やはり1型も明確な目的を見いだせた山経験豊富な方が選ぶべきモデルなのかなと考えました。
実際、テント場で目にするステラリッジはほとんど2型です。
1型は今まであまり見たことがなく、ああ…なるほど…と初めてのテント場で察しました。
後悔はしていませんが満足もしていないのは事実です。


皆さまもじっくりご検討の上、ベストなマイホームを手に入れてください!
少しでも参考になれば幸いです。
それでは!