ふぉ撮る。

写真を撮りに出かけるがテーマのブログ。フルサイズを担いで山にも登ります。

【登山】八ヶ岳最高峰へ!「第63回 八ヶ岳開山祭」に参加して来ました!(その1)

ざ赤岳山頂へ!
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6月になりました!
例年4〜6月ごろは日本全国の山々で「開山祭」が行われます。
開山祭とはいわゆる「山開き」の際に、
登山者の安全を祈願するために行われる神事を中心とした儀式のこと。
私も山ノボラーのはしくれ、
一度は参加してみたいなと前々から思っておりました。

そんな折、八ヶ岳開山祭の情報をネットで入手!
参加すると、
毎年デザインの異なるピンバッジとお札がいただけるらしい!



そして今一番気がかりなこと、
それは「現状のテン泊装備+カメラ」で本当に登山ができるのか?ということ。

未だこの装備できちんと山には登っていない私。
これが出来る出来ないによっては今後の行動もだいぶ変わってきてしまいます。

答えを出すには…やってみるしかない!

ということで今回も1泊2日のテント泊装備で出かけることにしました!



そういえば開山祭会場はどこなんだろう?
…あ、赤岳!?
テン泊登山本番一発目が八ヶ岳最高峰とは…
はたしてどうなることやら?
では、行ってきます!



【行程】(Day1)

やまのこ村駐車場〜赤岳山荘~行者小屋~阿弥陀岳~中岳~文三郎分岐~行者小屋






<6/2(金)17:00>…出発!

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前日の夜に道具一式を車に詰め込んでいたため、定時ダッシュを決め込むと同時にそのまま八ヶ岳へと車を走らせます。

途中精進湖にて小休止。
この日の富士山は雲一つなくとてもすっきりとしたお姿。
明日も晴れそうですね!

この後甲府にて食事や買い物を済ませて22:00頃、
目的地のやまびこ荘駐車場に到着。
しかしながら美濃戸~やまのこ村間は噂通りかなりの悪路。
そして周りは明かりなどない真っ暗な森の中。

悪路で神経すり減らし、夜の森に恐怖を感じと一気にテンションダウン…。
目的地のやまのこ村駐車場に到着後すぐに車の中で寝てしまいました。





<6/3(土)5:00>…やまのこ村駐車場!

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眼が覚めるとすっかり朝。
相変わらず何処でもぐっすり眠れる私。
やはり朝早く家を出てそのまま登山よりも、
車中泊したほうが体も楽ですね。

まずは建物に向かいご主人に駐車料金をお支払いします。
料金は1台1日1000円となっています。
二日間よろしくお願いします!




<6/3(土)6:30>…赤岳山荘!

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装備を整え、赤岳山荘前にやってきました。
登山計画書のポストはこちらの前にありますので、
きちんと提出しましょう。
ボールペンも用意されていましたがインクが切れていました。
山あるあるですね。
ボールペン一本でもよいのでザックに忍ばせておくとよいですね。

さあ!まずは行者小屋を目指します。





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しばらく進むとネットでよく見るこの看板が出てきました。
ここは北沢と南沢の分岐点。
北沢へ進むと赤岳鉱泉へ、
南沢へ進むと行者小屋へと進むことが出来ます。

(赤岳鉱泉の夕飯のステーキ、おいしそうなんだよなぁ…)

と一瞬北沢に足を踏み入れてしまいましたが、
我に返り南沢を進みます。

そのうち食べに行きます!






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南沢ルート入り口付近といえば、こちらの「ホテイラン」が有名です。
とても貴重な花で絶滅危惧種なのだそうです。
そのためか、咲いているところにはテープで進入禁止かつ注意看板が立っていました。
鮮やかな紫色が大変きれいな花でした。
この花だけを撮りに来る人もいるらしく、
この辺りは少し賑わっていました。
皆様、ルールを守って撮影しましょうね。






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さて、登山道はというとまさに「八ヶ岳」といった感じの登山道。
土と岩が混ざった道の左右にはこのような針葉樹が伸び、
また苔などが鮮やかに色づいています。
所々急な登りもありますが、
行者小屋までは危険ルートもなく八ヶ岳を堪能しながらのんびりと歩くことが出来ます。
しかしこの「八ヶ岳感」がとても気持ちいい!
好きです!八ヶ岳




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登山道が元・河川のような雰囲気になってきたらまもなく行者小屋です。
あれが…赤岳?思ったよりも高いですね…。




<6/3(土)9:00>…行者小屋着!

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出発して約二時間ちょっとで目的地の「行者小屋」に到着しました。
赤岳、阿弥陀岳の真下にあるこちらの山小屋。
各方面への分岐点となっており大勢の人で賑わっておりました。
しかし…マムラーの姿が多いこと多いこと。
他の山の3割り増しくらい多いような気がします。





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まずはテントを張らせていただくため山小屋へ。
中で受付を済ませます。
料金は1棟あたり1日1000円。
水場とトイレは小屋横にあります。
小屋で食事することも可能で、
酒類(生ビール、ワイン、チューハイ)なども充実していました。





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早速テント場へ移動します。
全体的にテント場はかなり岩がゴロゴロとしている感じ。
そしてあまり平坦なところがありません。
日によっては到着が遅くなると斜面に設営となってしまうと思いますのでご注意ください。

この時間に到着してもすでにたくさんのテントが…。
山小屋へのアクセスがよさげな平地はほぼ取られてしまっていました。
仕方なく隅のほうへ向かうと…
運のよいことになかなかよさげな平地を見つけることが出来ました!
ここに我が家を立てよう!





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さくっと設営完了!
なかなかよさげな場所に張れたので大変満足です!
しかし、毎回ペグの本数を数えているのに、
いつの間にか減っているこの現象は何なんだろう。


荷物を整理したりとしばらくテント内で休憩です。



ツイッターで知ったのですが、
最近行者小屋テント場にて盗難事件が多発しているそうです。
同じ山仲間の犯行などと考えたくありませんが、
貴重品類の取り扱いには十分ご注意ください。





<6/3(土)10:00>…阿弥陀岳へ!


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当初、この日は行者小屋でテントを張ってあとはダラダラしようかと思っていたのですが、
まだ10:00。
さすがにそれはもったいない…
ということで、急遽「阿弥陀岳(2805m)」に登ることにしました。
写真一番右側のポコッとした山が阿弥陀岳です。
シュラフなどの不要なものをテントにおいて多少軽量化を図り、
さあ!阿弥陀岳を目指します!





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行者小屋から南に進み、文三郎尾根との分岐点までやってきました。
本日はここから中岳のコルを目指すルートを進みます。
ここまで多少の残雪はあるものの、アイゼンは使用せずに来れました。
ここまではね…。




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阿弥陀岳方面に進みだした途端、
雪が現れました。
時間が遅いせいかサクサクとした雪でした。
が、ちょっと外れると下まで踏み抜いてしまうような箇所もあり少し緊張です。

その後進むにつれどんどん勾配がきつくなってきました。
思わず10本爪アイゼンを装着。
それでも勾配はきつくなります。
この辺りから引き返そうかと何度も考えました。
しかしここまで勾配がきついものなのか?
トレースがあるとはいえ何かおかしいぞ?

そう、この時の私はルートを間違えて進んでいたのです。
私が登山道だと思って進んでいたのは、
実は「中岳沢」の雪渓でした。
アイゼンがあったとはいえ、かなりの勾配。
滑落したら無傷では済まなかったと思われます。

トレースでのみルートを判断してしまったこと、
おかしいと思いながらもそのまま進んでしまったこと、
一歩間違えば大変なことになっていたかもと思うと恐怖を感じるとともに、
自分の軽率な判断をとても反省しました。
ソロは自分で判断しなければならないわけですこら、
きちんと行動しないといけませんね。





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反省しながらもなんとか登山道に出ました。
ここを超えると…




<6/3(土)11:30>…中岳のコル!

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中岳のコルに到着です。
ここは阿弥陀岳方面と赤岳方面への分岐点となっております。





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遠くを見ると「富士山」の姿が。
そして右側には「権現岳」そして「編笠山」と「西岳」が広がります。
さらにその奥には「南アルプス」の山々…。
山頂でなくともこのボリューム。
一体山頂からは何が見えるのでしょうか?
いやはや胸が高鳴りますね。






<6/3(土)11:45>…阿弥陀岳へ!

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休憩後、いよいよ「阿弥陀岳」を目指します。
しかしこの阿弥陀岳までのルートというのが、
まぁエキサイティングでして…





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スタートして早々にはしごが登場したり…





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みんなの大好きな鎖場が登場したり…





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最後は岩をつかんで登ったりとまぁエキサイティング。
かなりガレているので落石させぬようにご注意ください。
危険個所多数ありです。




<6/3(土)12:00>…阿弥陀岳(2805m)登頂!

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行者小屋を出発して約2時間、
なんとか阿弥陀岳山頂に到着しました!
八ヶ岳の中で3番目に高い山となっております。
やったね!






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山の名前は山岳宗教に由来しており、
山頂にはこのような石像などがありました。
後ろに見える山が、明日登る「赤岳」です。





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阿弥陀岳から見る赤岳。
明日は赤岳から阿弥陀岳を見れるわけですね。
楽しみです。






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私が登頂したころから雲が出てきてしまいました。
しかしながら、
それでも富士山・南アルプス中央アルプス北アルプス諏訪湖を一望できました。
晴れてたらすごそうです!

そして山頂は寒い!早々に下山開始します。

下りももちろんエキサイティング!
岩場を降り、鎖を下り、はしごを降りて無事中岳のコルに到着。
先ほどの恐怖もあり、行きと同じルートで戻る気になれず…。
このまま中岳を通り、文三郎尾根にて行者小屋を目指すことにしました。





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左の山が「阿弥陀岳」です。
ここから左の「中岳」を目指します。
中岳までのルートはとても安全でした。
ここまでくるとお天気も回復。
赤岳やさらに奥の横岳、硫黄岳など八ヶ岳の山々を堪能することが出来ました。




<6/3(土)13:00>…中岳(2705m)登頂!

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そして中岳山頂に到着!
とてもシンプルな山頂でした。
後ろには「権現岳」と「編笠山」が見えますね。

編笠山にはすでに登頂済みです。
www.for-toru.com




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そして来た道を振り返ると…「阿弥陀岳」の壮大な姿が。
ちょっと前まであの山頂にいたとは。
そしてそこまでのルートのエキサイティングな全貌も見ることが出来ました。






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そして進行方向には「赤岳」が。
遠いなぁ…。
でも歩けばいつかは到着するわけで、
先へ進みましょう!






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中岳を降りたあたりで再度「赤岳」を望みます。
丁度、ほかの登山者の方が進んでいたので撮影。
人と山を比べることが出来るので大きさがわか…らないかな?
今回お気に入りの一枚です。
しかしこのくねくね道はつらい…。



<6/3(土)13:40>…文三郎尾根分岐着!

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ひーひー言いながらくねくね道を進むこと約30分。
文三郎尾根との分岐に到着しました。
明日はさらに赤岳方面へと進みますが今日はここまで。
文三郎尾根を行者小屋方面へと下ります。





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しかし、この文三郎尾根がなかなかの急登な訳です。
下りでも階段の段差は高かったり足元はガレてたりと歩きづらいです。
何より明日はここをテント泊装備で上がるのか…と思うと足がどんどん重くなってきてしまいます。

いかんいかん!
この調子ではこの先何処も行けないぞ!
ネガティブを振り切り先へ進みます!






<6/3(土)14:30>…行者小屋!

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そして無事に行者小屋に到着!
お疲れさまでした!
色々とありましたが…
とりあえず無事に戻ってこれてよかったです。





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テントに戻りお昼ご飯を済ませしばし休憩します。
実はこの時から頭痛がするようになってました。
まさか…高山病?
疲れもあったのでしばらく昼寝をすることにしました。



<6/3(土)18:30>…行者小屋にて

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気が付くともう夕方になっていました。
相変わらず頭痛がひどくこのまま寝ていたい気分。
しかし、水も汲みたかったので行者小屋方面に向かいます。

6月とはいえやはり山の上。
この時間になると気温は一桁台まで下がっており、冬のような寒さでした。





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夕日に照らされた山々を見れるかな?と思いましたが、
残念ながら山頂には雲が…。
しかしながらそれでもこの姿は素晴らしかったでした。




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そして日も暮れ、世界は夜に入ります。
今夜は明日に備えて早めに休みます。
この体調ではたして赤岳に臨めるのでしょうか?


次回へつづく。


…Result

※設定ミスにより実際の標高と誤差が生じています。